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就活生が語る

スタートの遅れを高速で巻き返した京大生が伊藤忠商事の内定を獲得するまで

中高一貫の私立を卒業し、京都大学法学部に入学したOさん(21歳)。就活は部活を引退してからと割り切り、部活とアルバイトに全力を注ぐ日々を過ごしていた。そして大学3年生の12月から始めた就活で、見事希望していた伊藤忠商事の内定を獲得。スタートが遅くても希望する企業からの内定を得るため、Oさんがやっていたことや就活の軸とは。短期集中の就活を成功させたその裏側に迫る。

<プロフィール>
T.O.  男性
京都大学法学部
就職予定先:伊藤忠商事株式会社
インターン参加社数:1dayインターンのみ
OB/OG訪問人数:12名
ES提出社数:20社
面接社数:8社
内定社数:7社

スタートの遅れを取り戻すため、スケジュールを凝縮して進めた就活

――就活始めたての頃は準備が足りなかったということですが、始めてみてどうでしたか?

最初の頃は「社会人ってかっこいいな」という印象が強かったです。説明会などでお話を聞いて、今までの人生であまり見ることのなかった世界を知ることができた気がしました。ただ、徐々に自分の中でかっこいいと思える人と思えない人がいることも分かってきました。

――どんな人がかっこよく感じて、どんな人がそう思えなかったのですか?

かっこいいと思える人は、身だしなみをきちんとして自分の仕事を楽しんでいるタイプの方です。きっちりスーツを着こなして髪型も整えて、自分の仕事についてとても楽しそうに語る姿に憧れました。自分も社会人になったらこういう人になりたいなと思っていました。逆に、そう思えない人は2つのタイプがありまして、身だしなみなど外見がしっかりしていない人、そして、斜に構えたシニカルな印象のある人でした。

――そういうことも見えてきて、就活の軸みたいなものは定まっていきましたか?

最初の頃は軸という軸も特になく、良い待遇の業界はどこかなとかお給料の良い企業はどこかなとか、正直そういう部分でしか見ることができていなかったですね。比較的規模の大きい企業を検討しながら、大まかに業界や業種について自分の知見を深めていこうと思っていました。業界や企業も絞ることはせず、幅広くエントリーすることを意識していました。

――業界や企業をあえて絞らなかったのはどのような理由からですか?

もったいないと思ったからです。例えば、金融やコンサルティングという業界を思い浮かべても、漠然としたイメージはできるものの具体的にどのような仕事をやっているか分からなかったんです。そんな段階で業界や企業を絞ってしまっては、狭い知識で自分の可能性を狭めてしまうことにもなりうるかなと思いました。また、幅広い業界を見ておけば、志望している企業の選考において「色々見てきた結果、ここがいいと思いました」という説得力のある動機にもつなげられるかなと考えました。自分の動機の裏付けのため、という面もあります。

――最終的に総合商社の内定を獲得されていますが、業界を絞らずに就活を進めて最終的に伊藤忠商事への入社を決めた理由は何ですか?

商社に決めた理由は2つありまして、多くの人と関わることができるという点と、海外勤務が現実的にイメージできたという点です。僕は就職したら転職はできるかぎりしたくないと思っていて、そうなると40年以上一つの会社に勤める可能性があります。その中で、一つの業界の人とだけ関わっていくというのは世界が狭くなってしまうと考えたので、幅広い人と接することのできる環境にいたいと思いました。かつ、海外勤務の可能性も残しておきたかったので、自分が見てきた中では商社がいいという結論になりました。限られた世界や限られた業務に特出するのではなく、幅広く世の中と関わりたいという想いがあって、そういった想いが徐々に僕の就活の軸になっていきましたね。

――自己分析やエントリーシートなどでは苦労されましたか?

エントリーシートは比較的スラスラ書けたのですが、そのための素材集めの自己分析には非常に苦労しました。こればっかりは時間をかけて自分一人でやるしかないと思っていたので、全部一人で黙々とやっていました。僕が就活の中で一番苦労したのは自己分析だったと思います。

――自己分析以外だとどんな点での苦労がありましたか?

あとはやはり、部活の引退後に就活を始めたことでスタートが遅くなってしまった点ですかね。徐々にこれが苦になってきまして、スケジュールも予定でいっぱいになっていきました。遅れを取り戻そうと思って説明会の予約などをとにかく詰め込んだので、物理的に時間が足りないなと常に思っていました。

――スケジュール調整が大変だったということですか?

特に3月は本当に忙しくて、説明会やセミナーなど、合計で21回行きました。ほかにも商社系のOB/OG訪問に10回行っているので、予定がない日がゼロでした。僕が就活で苦労した点は自己分析とスケジュール調整ですね。とはいえ、やらないと就活は進まないので、とにかく必死に頑張ろうと食らいつく日々でした。

――そういった大変な日々の中で、どんなことを考えながら就活をしていましたか?

ひたすら将来のことを考えていました。先ほどもお話した通り、僕は自分のキャリアで転職という手段は今のところ考えていなくて、約40年間勤める企業を、今探しているということになります。今までの人生の倍以上の時間を過ごす先を探しているのに、今手を抜いてどうするという思いでした。

――就活全体を通して学んだことや気付いたことはありましたか?

社会は学歴だけではないなということを実感として学びました。僕は中高と私立の学校を卒業して京大に入学しているので、社会からは、高学歴と思われる部類だと思っています。自分の周りも同様の人間が多いですが、就活においては、あまり学歴は関係ないと実感しました。仮に、高学歴にあぐらをかいて何も就活の準備をしていない学生と、学歴が高くなくてもしっかり就活の準備をしている学生の二人がいるとしたら、どこの企業でもほとんど後者の学生が通るのではないでしょうか。そういう意味で、就活に学歴という要素はあまり重要でないと感じています。

――就活においては学歴だけではなく行動が評価されるということでしょうか?

少なくとも僕はそう思いました。たしかに学歴が、ある程度重視される業界や企業もあるかもしれませんが、学歴よりもしっかりと自己分析を行い、論理的な志望動機でエントリーしている就活生の方が絶対に有利です。そこにもつながる話ですが、色々な業界を見ておいた方が良いと僕は思います。一つの業界しか見ずに志望するのと、色々見てから志望するのでは全ての説得力に差が出てくると思うので。僕が業界を絞らずに就活をスタートしたのはまさにそこでした。どこの業界や企業が本命であるにしても、自分の志望動機の裏付けのための行動として、幅広く色々な業界を見ることは適切だと思います。面接でも「色々な業界を見た結果、ここだと思ったので志望しました」というように説得力のある発言ができますよね。それにもしかしたら、思ってもみなかった業界が自分に合っていた、ということもあるかもしれません。時間と手間はかかりますが、就活の初期段階でやる価値は十分あると思います。

――色々な業界を見ることは自己分析にもつながりますね。

面接でちょっといじわるな質問をされたとき、行動による裏付けがあれば上手な返答はできなくても動機の証明はできますよね。もう面接官は数多くの就活生を見てきているので、こちらの手の内を全部知っていて、小手先のトークスキルなどは通用しないと思っています。ではどうしたらいいのかというと、行動で裏付けをする必要があるわけです。だからこれから就活をされる方には、始めのうちに幅広く業界を見ておくことをお勧めしたいです。

――最後に、これから就活を始める学生にアドバイスやメッセージをお願いします。

早く就活をスタートさせられれば有利なのは当然ですが、僕のように多少遅れてスタートしても巻き返しはできると思うので、焦らないで頑張ってください。いつからでもやるべきことをきっちりやれば間に合います。たとえ話ですが、就活を成功させるために100の作業が必要としたら、いつ始めても100という作業数は変わらないので、開始が遅れたら凝縮してこなしていけば問題ないです。あと、面接に関していうと「運」という要素も大きく絡むと思っていて、面接官との相性や巡り合わせもあります。自分が完璧に準備してきても面接官との相性が悪くてうまくいかないこともあると思うので、どうすれば良いかというとひたすら数をこなしてみると良いと思います。挑戦の回数を増やせば、その分成功する可能性も上がっていくので、一度面接でうまくいかないことがあっても即座に気持ちを切り替えて次に向けて頑張ってください。

――ありがとうございました!

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(前編)部活に捧げた学生時代。12月から始めた就活で第一志望内定までの道のり

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