<プロフィール>
Sさん/女性
北海道大学/学卒
法学部
ガクチカ:部活動, ボランティア
就活開始:学部2年生(10月〜3月)
初内定 :学部3年生(4月)
OB/OG訪問:0人
内定取得先:地方銀行, 証券, クレジットカード, 生命保険, その他(金融)
入社予定先:金融(その他(金融))
#政府系金融#文系学部卒#金融就活
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部2年生の8月から。
部活の大きな遠征が終わったタイミングだったこと、後輩に「就活やってるんですか?」と聞かれて「何もやってないよ〜」と答えるのが情けなくなったことがきっかけ。
周りは8月には準備万端(夏のインターンシップの応募先など、就活の目標・方向性が決まっていた)の状態で、「みんなが始めていたので自分もしなけらばならない」と急かされて始めた。
せっかく頑張って行きたい大学に入ったので、それを活かして自分が喜べるような企業に入りたいという思いがあった。
初任給がしっかりもらえる、WLB(ワーク・ライフ・バランス)を保った上で働き続ける、満足いく給料を得て働き続けられるという条件面を重視していた。
この時期は自己分析・業界研究が中心。
ーー何からスタート・準備したか?
とにかくマイナビで見た企業のマイページを開設した。
業界は絞らず、元々知っている企業にとりあえず登録。
就活の全体像も見えず何から始めれば良いかわからなかったので、手当たり次第で取り組んだ。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融業界。
同じ業界の中でもいろんな業務をする企業があると思ったため。
また、年収が高く伸びていくイメージがあったため。フィーリングで選んだ。
また、自分の性格上、物事を細部まで追求すること、整理しながら着実に物事を進めることが得意なので、「きっちりしている」イメージがある金融業界が合うと思った。
就職四季報・業界地図で業界や企業の情報を得ていた。
冒頭にあるまとめのページ(業界ごとの特徴・初任給と生涯年収のグラフ・今後の展望など)をよく見ていた。
業界地図で業界全体の概観を掴んでから、気になる業界をピックアップ。その後四季報で企業別に細かく調べた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
頻出のテーマについて整理していた。
ESを書きやすくするため。ESや面接で必ず聞かれる自己紹介・ガクチカを一言でまとめていた。
ワンキャリアなどでよくあるテーマを調べて考えておいた。
ーー応募までに困っていたことは?
ESの精度が上がらないこと。
人に見せる機会が足りなかった。
先輩とミーティングで相談したりしていたが、整理が足りていない+人にすべてを見せることに抵抗があった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安。
圧倒的に準備不足だったため。
何を準備すればよいかも分からない状態だった。今振り返ると、全体像の把握やWEBテスト対策などをこの時期にしておくべきだった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
人と比べて気にしすぎない心を育てる、自分に自信を持つ。
精神的な面はすぐに形成できるものではないため。
学生生活、部活に全力を注ぐのも大事。
早く就活を始めればいいというものでもない。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
就活の全体像を把握すること。
一生懸命目の前のことに取り組んでいても、全体像が見えていなければその努力が徒労に終わる可能性もあるため。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の4月から応募企業の選定。
5~6月に応募、7〜9月に参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融をメインに、メーカーや教育、人材など広く見ていた。
まだ絞るタイミングではないと考えていたため。
マイナビやエンカレッジの合同説明会に参加し、教育や人材に興味を持った。
塾でのアルバイト経験から「人に教える」ことが得意だった。
自分にとって身近なメーカーは化学系メーカーが中心。
金融は地方銀行、政府系金融、メガバンクなど。
ーー何社に応募したか?
8社くらい。
半分以上は金融。
全力で取り組んでできたのがこの数だった。
どのくらい出すべきか分からなかった。
本選考と違って気楽に受けられる時期だからこそ、もっと幅広く沢山応募してもよかった。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
正直この時点ではなにも考えず、やらなきゃいけなさそうだからという理由で応募していた。
他の学生と関わって刺激をもらった。
実際の業務に対する理解が深まった。
知識を増やす期間だった。グループワーク形式ではなく、説明会寄り。
自分で何かに取り組むというよりかは受動的。
本気で取り組めていなかった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
とにかくマイページを開いてその会社に申し込むということを繰り返した。
たくさんの企業に応募する中で情報を整理する方法を考えて実行した。
また、就活用のメアド作成、IDとパスワードなどログイン情報を整理した。加えて締切管理、選考の進捗管理用のスプレッドシート、ES下書き、面接対策用のドキュメントなど就活の作業する場を統一した。
自分史のスプレッドシート(自作)も作成。メンターからのアドバイスを参考にしながら整理していた。ES、WEBテストは実際に受けながらレベルを上げていった。問題集を解かなかった。
ーー当時困っていたことは?
インターンシップの通過率の悪さ、ESを書くも納得できるクオリティのものが書けなかったこと。
具体的にゴールのイメージができていなかったこと、全体像を把握できていなかったことが原因。
秋冬インターンシップに参加することで気持ちを入れ替えた。
実際に会ってみると他の学生は自分よりもよく考えていて、良い刺激を受けた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
憂鬱。
世間の就活生と自分の姿のギャップに苦しんでいた。
インターンシップに参加して満足だったが、社員に積極的に関わろうとしたり解像度が高い質問をしたりする他の学生の姿を見て「自分は現実を見れていない、何も考えていないな」と痛感した。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
相談相手を見つけること。
2人のメンターについてもらった。エンカレッジのメンターに加え、ほかの就活支援団体で活動する友人と知り合った。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
もっと真剣に取り組んでESや面接の準備をしておけばよかった。
時間があって余裕をもって準備できる格好のタイミングであるため。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10~11月に応募、12月ごろに参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融(政府系金融・カードなど)、人材。
金融は、夏インターンシップへの参加を経て最も業務をイメージできていた。
政府系金融は、「人のために奉仕する」、国のために働く志に魅力を感じた。
カード会社は、全国転勤が少ないなど条件面に惹かれた。
人材は、就活支援団体からの紹介。
ーー何社に応募したか?
5社くらい。
夏よりはガッツを失っていたので数は減った。
インターンシップ参加前までは、ESを書いても納得できない、本選考ではないのでやる気が出ないなど中弛みしていた。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
関東の学生と関わって、世の就活生が自分の比にならないくらい本気で取り組んでいることを実感した。
内容への理解度の深さ、熱意(発表での質疑応答)、自分の就活に生かそうとするための行動を見てのんびりした地方学生との違いを感じた。
自分の周りは「やらなければいけないからやっている」義務感で就活をしていたが、関東の学生たちは自分の意見を持って積極的に発言していて刺激を受けた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
結構何もしていなかった。
燃え尽き症候群みたいになっていた。
12月で「もう遅いよな、夏に何をしていたんだろう」というネガティブ思考になってしまっていた。
ーー当時困っていたことは?
自分の志望業界、志望企業を絞れなかった。
何かへの強い思いがなかった。
逆に思いにこだわらず、自分が求める条件や働き方に特化して探してみた。
給料、WLB(休みを取れる環境)を1番よく見ていた。当時は転勤、女性の働き方はそこまで気にしていない。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
焦燥感。
もう出遅れているように感じて、何もできなかった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
WEBテスト対策。
本選考が始まったらそこの対策をする時間はないため。
WEBテスト対策をあまりしていなかったのが就活を通しての反省。
テストの全体像の把握し、解き方や求められる能力を知っておけばよかった。
行き当たりばったりで計算をこなす、文章を読む感じだった。
心積もりがあれば余裕を持って解けたはず。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部4年生の3月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融、人材。
ーー何社に応募したか?
60社くらい。
金融、ベンチャー企業の早期選考に参加した。
数出すことが大事だと思っていたため。
ゼミの先生から「常に選考に参加しているのは大事。1個落ちたら1個増やす。心の安定剤にもなる。」とアドバイスを受けていた。
今まで圧倒的に応募企業数が足りなかったと実感。
1日5社ずつ応募。通過し始めたら都度調整。
一旦20社くらい⇒10社は選考中になるように調整していた。
最後まで受け切った企業は内定を得たのは6社。
本当に内定がほしい企業に絞っていた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
焦りながらとにかくESを書き続けた。
常に締め切りに追われていたから。
ーー当時困っていたことは?
相変わらずESに満足いかなかったこと、書類で落ちることがあったこと。
準備不足。
ESが通ったら面接で自分の良さを伝えられるように準備した。15社ほど面接を経験たことで、対面面接でもかしこまりすぎずに話すことができた。
面接の前にはスプレッドシートを印刷(面接用のファイル、会社の事業内容+予想質問と回答)、予想質問に対するキーワードを複数覚えて、話す練習していた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安、絶望感。
もう全て手遅れでできることは何もないと思っていたため。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
準備が粗くはあったが低いなりに数は確保し続けた。
手持ちの企業が無くなったら終わりだと思っていたため。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
早く出すことも大事だが、もっと内容を精査してESを書くべきだった。
書くよりも話す方が得意な自分にとっては、書類で落ちるのはもったいなかった。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の4月〜5月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
6社。
政府系金融(5月)、生命保険(4月)、カード2社(4月)、証券(4月)、地銀(2月)。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
なぜがうまく進んでびっくりしていた。
ESと面接の通過率がかなり違ったため。
面接のほうが得意だった。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
政府系金融とカード。
転勤の有無と業務内容の違いを比べて迷っていた。
仕事の内容、条件で悩んだ。
政府系金融は仕事内容が楽しそうだが、転勤がネック。
カードは転勤がなく基本東京で働き続けられるが、仕事の幅が狭い。転職を視野に入れていなかったので、ずっと楽しく働き続けられるか不安。
給料、福利厚生はどちらも満足していた。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
業務内容に対する興味や志を優先した。
長く働く上で機会的な条件より気持ちが大切だと考えたため。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
決まった正解を探すのでなく、自分で選んだことを正解にするという責任の重さにびびっていた。
選んですぐ正解か不正解かわからないので、決めたつもりでもいつまでも迷うことができるため。選ぶ理由を言語化していろんな人に伝えてみた。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
もっと全体像を把握して効率よく取り組むこと、ESやWEBテストなど準備できるものは前もって準備して心の余裕をもった状態で取り組むこと。
もっと心穏やかに就活をする方法があったはずだと考えることがよくあるため。
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