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就活生が語る

内定獲得に向けて。就活の秘訣はこだわりの条件を譲らないこと

自分にとって理想の働き方は何か。企業選びで譲れない条件は何だろう。これらにじっくり向き合って志望業界や企業を絞り込んだYさん。就活を進める上での土台をしっかり築けたことで、志望する会社からの内定を見事獲得することができた。何を思い、どのように就活を進めていったのか、詳しく伺った。

<プロフィール>
D・Yさん 男性
大阪大学外国語学部
就職予定先:シンクタンク
参加したインターン:3社
OB/OG訪問人数:2名
ES提出企業数:15社
面接社数:10社
内定社数:2社

(前編)どんな風に働きたい?自分に合った志望業界の定め方

https://br-campus.jp/articles/report/805

面接の質問対策は徹底的に準備、本番は自然に話す

―面接対策も進めていましたか?

結構していましたね。多くの企業でよく聞かれるテンプレート的な質問は可能な限りリストアップして、何を答えるか予め全部考えていました。また、就活サイトで、過去の面接で実際にされた質問を見つけたらそれに対しても答えを用意していました。 ESを踏まえて面接でも聞かれることが多いと考えていたので、各企業ごとにESの設問とそれに関連する質問をWordに打って回答を作成。同じような質問があっても企業ごとに分けていました。対策した文量でいうと、合計で2万字くらいになります。

―各質問に対する答えは、どのくらい具体的なものだったのでしょうか。

実際に自分が話すような文章で書いていました。まずは自分が喋っている気持ちでWordにバーッと打ち込んで、見直しながら削っていくプロセスで作っていく。なので、書き言葉よりも自然な話し言葉に近いですね。

―インプットはどうしていましたか?

全部丸暗記することはしませんでした。ある程度流れを作って書いて読んでおくと、本番の面接でも自然と話せました。また、どのシンクタンクでも面接で聞かれることは共通していることが多く、前に受けたシンクタンクと7割方質問が重複するということもありました。だから、以前に答えたことをそのまま話せることもあり、必死に覚えたという感じではありませんでした。

同業他社の特色の比較は、自身の企業選びの軸とリンク

―シンクタンクの各企業の違いや特色などは分析していましたか?

そこは一番力を入れてやっていました。どの会社も似たような事業をしている分、そこだけはしっかり話せるように覚えていきましたね。例えば、ビジネスモデルの違いです。シンクタンクのビジネスモデルは内販と外販に大きく分けられます。グループ内でビジネスをするのが内販、それ以外の企業と行うのが外販です。その比重がどうなっているのかに企業の特色が現れるんです。また、海外に出て働けるかどうかも違います。海外に行って働くチャンスのある会社と、国内でのみビジネスを展開している企業があったので、その違いも押さえていました。

―その違いを理解した上で、志望動機はどんな風に伝えていたのですか?

僕がよくアピールしていたのは好奇心や海外経験・語学力だと先ほどお話ししましたが、やっぱり内販だけ、国内だけというよりも選択肢が多い方を希望していました。だから、「選択肢の多さ」というのは内定先の面接でも強調していましたね。就職予定の会社は業界内で最も選択肢の多いところだったので、その点を強い志望理由として伝えるように心がけました。

―選択肢の幅広さが判断軸になっていたんですね。ほかに企業選びをする上で軸になっていたものはありますか?

僕は全国転勤がすごく嫌でした。シンクタンクではないのですが、インターンがすごく楽しくて働きたいなと思った会社があったのですが、全国転勤があることから、最終的には志望しませんでした。それくらい、全国転勤がないことは僕の中では大切な判断基準でしたね。逆にシンクタンクはほとんどが都内のみなので、それも志望した理由になります。 また、就活を終えて振り返ってみると、自分は「この会社の社員と一緒に働きたいと思えるかどうか」を重視していたんだと気づきました。社員さんの就活生への対応が各社で結構違っていて、中には面接をしてあげているという態度が伝わってくることも。僕がいまの就職先に決めたのは、人事の人だけでなく社員さん全体が就活生と同じ立場にいてくれている感覚があったからです。採用活動をさせてもらっている、というような雰囲気が2次面接以降のベテランの社員さんにもあって、僕もすごく話しやすかったです。あと、面接に関する電話をしているとき、僕の声だけで人事の方に名前を当てられたことがあったんですよ。そんなところからも、就活生のことを一人ひとりよく見てくれているんだと感じました。シンクタンクは、どこも事業内容が近いので、選択するとしたら社員の人柄なのかな、と。

―社員との相性というお話がありましたが、周りの学生の雰囲気は自分と合っていると感じましたか?

僕はコンサルも数社受けたのですが、グループディスカッションなど初期選考で落ちてしまったんです。コンサルとシンクタンクでは参加している学生の雰囲気が全く違っていて、シンクタンクの方が自分と相性が良さそうだなと感じていました。冷静で温和な人が多く、周囲を尊重しながら自分の意見を述べるようなタイプの人が多いですかね。

自分のこだわり条件を理解し、譲らないことが就活の秘訣

―最終的に、今の内定先はどのような経緯で決断したのですか?

就職先の内定が出たのは4月末でしたが、就活自体は6月まで続けました。会社の方からも就活は続けていいと言われていたので、まだ選考が始まったばかりだった他の企業も何社か受けていました。その結果が出そろった6月に、就職する企業を決めました。

―納得いく就活ができた成功要因を挙げるとしたら何だと思いますか?

誰しも会社を選ぶうえで譲れないポイントはあるはずです。僕にとっては選択肢の多さ、自分の能力を生かして海外で働けるチャンス、転勤がないことの3つです。もちろんどの会社にも良い面とそうでない面がありますが、取捨選択する中で自分が譲れない条件を捨てなかったことが成功要因かなと思います。

―逆に就活で困難だったことはありますか?

気持ちの維持ですね。ESを出した時の不安や、面接で失敗したかもしれないと思ったり、就活サイトを開いて他の人は内定通知が来ているのに…と落ち込んだりします。だから、メンタルを維持するために、絶対にここに行きたいという第一志望はあえて決めないようにしていました。その企業から悪い結果が来たら、それ以外の企業の選考は妥協みたいになりそうな不安があって。選考を受ける企業それぞれのポジティブな面を捉えて、どの企業に行くことになっても、自分のやりたいことは実現できると考えるようにしていました。本当の意味で会社の良し悪しを調べていたのは内定が出てからやっていましたね。

―今後の目標を教えてください。

内定者全員がとらないといけない資格があるので、それを勉強するつもりです。また、英語は僕にとっての武器なのでしっかり磨いていけたらなと思います。

―今まさに就活をしている学生に伝えたいことはありますか?

自分がどの業界に行きたいかは僕もなかなか決まらなかったですが、そこを曖昧にしたまま就活を進めると後戻りできずに後悔する可能性もあると思います。だから、就活の土台を作る時期は、すごく大切です。いろんなものを見て、聞いて、触れてみてください。

――ありがとうございました!選考に受かるためだけでなく、入社した後納得して働けるために重要なポイントが詰まっていました!

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