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選考対策

【2】業界分析のススメ ~自分にある選択肢を知る~

前回の記事では、就活の意義とそこで必要になる2つの分析についてお伝えしました。そこで今回はまず、企業をより大きなカテゴリで統合した業界をテーマに、その分析をする意味と方法についてお伝えしようと思います。

こんにちは。ビズリーチ・キャンパス 学生アンバサダーチーム(通称:アンバサ)です。
今回は就活の第一歩とされる「業界分析」についてお伝えします。

業界・企業分析≒「お店のリストアップ」

画像  就活セミナーの広告を見ると、「企業分析」「業界分析」という単語がよく躍っています。何となく重要そうに見えるこれらの「分析」は、就活においてどんな意味があるのでしょうか。一度就活を離れて簡単な例で考えてみましょう。皆さんがこれからランチに行くとします。その際にどのようにお店を決めるでしょうか。まず周辺のお店をリストアップして、その中から自分の好みに合わせて行き先を決めるのが効率的ですよね。就活における業界分析は、この 「お店のリストアップ」 に非常に似ています。近くにどんなお店があって、その違いが何なのかを知ることは、就活においては、世の中にどんな業界があって、その違いが何なのかを知ることにあたります。つまり業界分析は、 どのような選択肢が自分にあり、それぞれがどんなものなのかを知るため に行うのです。

業界の違いの本質は、生んでいる付加価値の違い

画像  しかし業界の違いと言っても、具体的に何を見ればいいのかがが分からないというのは就活におけるよくある悩みの1つです。たしかに、業界の規模や動向、商材の違いなど、数限りない切り口が存在しています。そこで、このような見方をしてみると、案外シンプルに見えてきます。それは、その業界の企業が どのようにどんな価値を生んでいるか 、という見方です。景気や流行などで業績や動向などの指標は大きく左右されますが、そもそもその業界の企業がどのように利益をあげているのか、またどんな付加価値を社会に還元しているのか、といったような、いわゆる ビジネスモデルはそう簡単には大きく変化しません 。この本質的な部分を自分なりに解釈することができていれば、入社後にイメージと大きく離れていた、というような齟齬は起きにくいでしょう。以下では、実際に例を挙げてビジネスモデルの解釈を実践してみたいと思います。(詳細についてはリンクから他記事をご覧ください)

「不明瞭」な人気業界を分析する

 ワンキャリアによると、20卒の3月時点での東大生・京大生の就活人気ランキングの上位は、コンサル、投資銀行、商社の3業界の寡占状態にあります。これらの業界にはグローバル展開する大企業も多いため、就活を本格的に始めていなくても聞いたことのある名前はあると思います。しかし、食品や日用品などの身近な商材を持つ業界とは違い、これらが実際に何をしている会社なのかはよくわからないという人も多いはずです。まず今回は一例として、これらの「不明瞭」な人気業界を、先ほどの価値という観点から切っていきたいと思います。

①商社(例:三菱商事、三井物産、伊藤忠商事など)

(詳細:https://br-campus.jp/articles/report/127) 画像  旧財閥の名を冠したこれらの企業の知名度は、日本国内でもトップクラスでしょう。しかし、実際に何をやっている会社なのかを正確に捉えるのは困難です。それもそのはず、商社は一言で言うと 「会社の複合体」 に近い存在なのです。そもそも商社の起源は貿易でした。これは今でも「トレーディング」という大きな収益源となっていて、資源や食料など、私たちの生活にかかわる多くの物に欠かせない物資の取引を包括的に行っています。しかし、資源ビジネスの先細りが予見されるなかで、多くの会社が「事業投資」に重点を移行し始めています。商社が会社に投資をし、経営に参画して利益を生むことで、さらなるビジネスの多角化を目指しているのです。実際に商社は、三菱商事のローソン、伊藤忠商事のファミリーマートのような身近な会社から、B to Bの裏から私たちの生活を支えている会社まで、数多くの企業を保有しています。こうした、 世の中のビジネスの大部分に自ら参画している 、という点で、まさに商社は会社の複合体と言えるのです。

②投資銀行(例:ゴールドマンサックス、モルガンスタンレー、野村証券など)

(詳細:https://br-campus.jp/articles/report/704) 画像  「銀行」というと、まず思いつくのは普段預貯金や送金を行う都市銀行だと思いますが、投資銀行の業務はそれとは少し違います。様々な業務を行う投資銀行内でも、特に就職活動生からの人気が高い投資銀行部門(通称IBD)は、株・債券による資金調達やM&Aに関するプロフェッショナル集団として、その提案と実行を担います。つまり一言で言えば、 会社の資金繰り を担うことによって、その会社を支えているのです。投資銀行のサポートする案件は、数千億・数兆円という規模になることも多く、会社の運命を左右する重要な一手ですが、複雑で専門的な知識と経験が必要となるため、どんな大企業であっても社内に対応できる人材を抱えていない場合が多いというのが実情です。そのため、企業はプロである投資銀行にその実行を任せるのです。このように投資銀行は、 様々な会社の大規模な案件に、金銭面のサポートという方法で参画し、彼らの成長や発展を支えるという付加価値を生んでいる のです。

③コンサル(例:マッキンゼー、ボストンコンサルティング、野村総合研究所など)

(詳細:https://br-campus.jp/articles/report/689) 画像  コンサルの主な業務は、”consultation”という単語の意味する通り、相手会社の経営に関する課題の 「相談」に乗る ことです。会社経営には多くの難関があります。多くの場合は会社内部でそうした問題は解決されますが、投資銀行と同様、専門性の高い知見や業界横断的な経験が必要になる場合など、自社のみでは解決できない時にコンサルに依頼が来るのです。もちろん、単に相談に乗るだけではクライアントの要望に答えることはできないため、課題に対しての有益な 戦略の提案 や、その 実行支援等 までを行い、その対価として報酬を得ます。ごくシンプルな例として「純利益の落ち込むクライアントの新規経営計画の立案と実行のサポート」を挙げれば理解していただけるかと思います。このように、コンサルは他業界のように自ら資金を投じてビジネスを動かすという機会は少ないものの、代わりに 課題解決のサポートという方法で様々な業界に参画し、彼らの付加価値の向上させる、という価値を社会に還元している といえます。
 ここまで、非常にざっくりとですが、商社、投資銀行、コンサルという近年の人気3業界を、付加価値の生み方、あり方という観点で比較してみました。これをさらに簡単にいかにまとめなおすと、このようになります。

◆商社…世の中の多くの ビジネスに自ら参画 し、様々な付加価値を生む
◆投資銀行…ビジネスを行う会社に対し、融資やM&Aを行い、 会社を財務面で支える ことで付加価値を生む
◆コンサル…ビジネスを行う会社に対し、アドバイスや実行支援を行い、 会社を経営面で支える ことで付加価値を生む

 同じ人気業界でも、この点から見るとこれほどまで明確な違いがあります。しかしこの違いに優劣はありません。自分なりにこうした違いを理解したうえで、どういった価値に共感するのかを徐々に知っていくことが大事です。

変わりゆく会社の根本の部分をよく見てみよう

 今回はいわゆる人気業界に絞って「どんな価値を生んでいるのか」という観点から分析してみました。もちろんこの方法は他業界や会社ごとの分析にも転用可能です。最初にも述べましたが、業界の見方は無数にあります。多くの特徴は時間とともに変遷しますが、根本的な 「企業の提供する価値」はそう変わることはありません 。自分なりに業界や会社がどういう仕組みでビジネスをしているのかを解釈したうえで、最も魅力を感じるものを選択できれば、大きなミスマッチは防げます。

 さて、本編では世の中の業界について知る方法と考え方の一例をご紹介しました。しかしランチの例で言うと、まだ周辺にあるお店について理解した段階です。この後は自分の好みを明確にして、どのお店に行きたいかを決められるようにならなくてはいけません。そこで次回は、自分なりの判断軸を作り、選択肢を絞り込んでいく作業にあたる「自己分析」の方法についてご紹介したいと思います。

自分だけの正解を。

【1】就活のススメはこちら
【3】自己分析編はこちら
【4】実践編はこちら

この記事を読んで、内容についてさらに深く知りたいと思った方や、就活の相談をしたいと思った方は、下記リンクからぜひお気軽に内定者訪問をご依頼ください。私たちアンバサを中心に、キャンパスに登録した内定者が皆さんの就活をサポートさせていただきます。