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就活生が語る

16社のインターンに参加し徹底分析。理系男子が外資系コンサルティング会社を選んだ理由

7社のコンサルティング会社から内定をもらったYさん(22歳)。地方の中学校から慶應義塾大学の付属高校に入学し、慶應義塾大学に進学。大学ではマイナーだった合唱団を実力、規模ともに学内最大組織に変革させた経験を持つ。就活では数学好きの分析力を活かし、業界や自分自身を分析。また、「努力すればできないことはない」という信念を貫き、第1志望の企業から内定を獲得する。「絶対に後悔しない」納得のいく就活法とはどんなものか。

<プロフィール>
Y.Y. 男性
慶應義塾大学理工学部
就職予定先:外資系コンサルティング会社
インターン参加社数:16社
ES提出社数:10社
面接社数:7社
内定社数:7社

反感を買いながら組織を変革、マイナー合唱団を学内最大規模に

――まずは就活に入る前の大学生活のお話から伺わせてください。何か力を入れていたことはありますか?

高校2年生から合唱をやっていて、付属高校に通っていたので、大学でもそのまま混声合唱団のサークルに入っていました。

――どういう役割やモチベーションで続けていたのですか?

高校のときは強豪校だったのに対して、大学ではマイナーな合唱団に入りました。強豪校にいた自分の技術や実力を体系化しようと、より良い練習メニューや練習システムを研究して、みんなの技術の向上を目指すことがモチベーションになっていました。また、新しい組織の枠組みをつくることにも取り組んでいました。

――それは一人でやっていたのですか、それとも仲間とやっていたのですか?

僕の同期は経験者が多かったので、共感する同期3人ぐらいとやっていて、1年生から僕がリーダーをしていました。今までの流れを汲まず、特設組織をつくるということで、最初は先輩たちにあまりいいイメージを持たれていませんでした。そこから、メンバーとプレゼンをしたり、議論を繰り返したりして納得していただき、途中から先輩や後輩も加わって、最終的に10名ぐらいになりました。

――何か目に見える結果は出たのでしょうか?

500名ぐらいの6大学の合唱団連盟があって、毎年6人のソロが選ばれるのですが、僕らの合唱団からは毎年1人も選ばれず、技術的に低いと見られていました。ところが、新しい練習メニューを導入して1年後にはソロの半数を勝ち取り、僕が卒業した翌年には総取りしたんです。合唱団としては史上初の結果を得ることができました。

もう一つ嬉しい結果が出て、毎年入団員数が75%ずつ増えていきました。初心者でも取り組めるように練習メニューを体系化すると、入団員数が増えていき、僕の代は20人ぐらいだったんですが、今は100人を超える大学を代表する合唱団に。メジャーの合唱団よりも人数が上回り、学内最大規模になりました。オリエンテーションの委員長もしていたので、うまく勧誘につなげられた一因もありましたが。

――オリエンテーション委員会にも参加していたんですね。ほかに「ガクチカ」で話していたことはありますか。

これも合唱関係なんですけど、1年生の途中に日本選抜の合唱団のメンバーに招集され、世界大会に参加し、いくつかの国を回りました。

――そうなんですね。話は変わりますが、理工学部ですが、専攻は何を選ばれているんですか。

数学の中の統計学。今、研究室でやっているのは最適化アルゴリズム。「巡回セールスマン問題」で有名なんですけど、AIの中の根本的なアルゴリズムをやっています。

――研究ではどういう瞬間が一番楽しいですか。

僕が発表することに対して、教授がつっこんでくるんですけど、教授とぶつかるときが楽しいですね。これは就活を通して、改めて気づいたんですけど、僕はもともと、全然違う考え方とぶつかった瞬間がたまらなく好きなんです。就活で凝り固まった自分の考え方と、学問を極めた教授の考え方は全然違っていて、そのときの自分自身を最大限にぶつけていました。そして、自分に足りない部分をどんどん見つけ出して、補完していく。それで成長していくと思っています。

12社のサマーインターンに参加、そこから専攻する統計学を活かせる業界を分析

――就活を意識し始めたのは、いつ頃でしたか?

就活を意識した時期は2回あって、1度目は2年生の終わり。このときはインターンに挑戦しました。2度目は、僕は1年間休学して、アメリカに留学をしていたんですが、留学中に留学生のためのキャリアフォーラムに参加したときです。現地の留学生がみんな参加していたので、それにつられて参加しました。

――留学前、留学中、留学後と就活されていますが、留学を経て変わったこと、影響を受けたことなどはありましたか?

僕の留学先はアメリカでも田舎の方で、思い描いていたアメリカの先進国とかけ離れ、「結構、貧困だな」と思いました。そういうところで、ボランティア、地域の組合や運動に参加して、「世界にはこういう人たちがいるんだ」と思い、自分の中の当たり前がいい意味で打ち崩されました。就活に直結しているかどうかはわからないんですけど、自分が見ているものが、「本当にそれだけなのか」と考え続け、より高い視座を持ちたいと思いました。

――3年生の5月に復学し、そこから就活を始められたそうですが、理工学部では大学院に進学する人も多いと思うんですが、どのように考えられたんですか?

大多数が大学院に行く中で、自分で考えた結果、学んでいる統計学、数学を研究ではなくて、それをツールとして、ビジネスで活かしたいなと思い、就職を選びました。

――統計学をツールに使うといっても幅が広いと思うんですが、そこからどのようにコンサルティング会社、IT、商社と絞り込んでいったんですか?

特定の業界は絞れていなかったので、夏のインターンですべての業界のインターンに参加しました。50社以上を受けて、毎日インターン、もしくはイベントに参加して、夏休みは一日もありませんでした。その中で自分に合う業界の選考を受けていきました。

――秋冬インターンになると、コンサルティング会社に絞っていた印象ですが、夏インターンを通して業界を絞ることができたのでしょうか?

そうですね。いろんな業界を見て、ここは面白いなと思う一方で、原点に立ち返ると、僕は「万物共通」といった、共通項を見つけて一つの課題を解決するところに興味を感じていました。それを体現できるのが、いろんな業界に携われるコンサルティング会社か、商社ではないかと思いました。

――夏冬のインターンでは内定企業は出てきていないので、その後に、コンサルティング会社の内定が出たんですね。

そうです。2、3月でコンサルティング会社の内定をもらいだして、そのときにITと商社は転職でいけるんじゃないかという気持ちがありました。志望順でいうと1位がコンサルティング会社で、2位が商社。5位ぐらいにITでしたね。商社に関しては、インターンが全滅。全部最終面接までいったのに全滅しました。これは僕の予想なんですけど、最後は人間性、人間味みたいなところを見ていて、それで落とされたと感じました。きっと合っていなかったんですね。もしくは、就活でコンサルティング会社を回っていたときは、性格がすごく尖っていたので、多分そこを見抜かれたんだと思います。

――そういう意味では、コンサルティング会社は合っていると思いましたか?

コンサルティング会社は選考を通じていくうちに、集まっている学生が優秀だと感じました。社員さんも優秀で、頭が良い以外にも視座が高いと思いました。そういう人は人としてもすごく尊敬でき、心が惹かれていきました。商社の社員さんは、ピッときた直感力、「これはどうか」みたいなセンスに長けていましたね。自分は商社に合わない以上に、そこまで到達できていないとも感じました。

――なるほど。コンサルティング会社は、どのように絞っていかれたんですか?

最初は、総合コンサルティング会社を中心に見ていました。できるだけ実行支援まで一緒にやれた方が、成長感が得られると思ったので、面白いと感じていました。
その一方で、就活をしていて、“新卒で入る意味”を考えるようになって、コンサルティング会社に入るのであれば、「よりコンサル的」なピュアな戦略部分だけに携わってもいいのかなと思い、戦略の方に寄っていきました。

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(後編)コンサル企業7社内定。その裏にあった苦労と特技を活かした就活戦略。

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