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就活生が語る

「課題解決がしたい」「海外で働けるチャンスがほしい」を軸に、コンサルティング企業の内定を獲得するまで

海外インターンで2か国に渡った経験を活かし、スロースタートだった就活で見事大手グローバルコンサルティングファームへの内定を勝ち取ったNさん(22歳)。順風満帆に見えるその裏側では、数々の苦悩と努力が成功への土台となっていました。志望業界を絞り切れずに試行錯誤した日々や、就活で苦労したことや頑張ったことについて、赤裸々に語っていただきました。グローバルな視点で海外に羽ばたくNさんの、就活成功の秘訣に迫ります。

<プロフィール>
S・N 女性
大阪大学 人間科学部
就職予定先:コンサルティング会社
内定社数:4社

志望業界で悩み、ひたすらエントリーし続けた試行錯誤の日々

――じゃあ、海外インターンから帰国して、休学が明けて本格的に就活がスタートしたという流れですか。

そうです。帰国してすぐの頃はインターンでの経験を振り返りながら比較的ゆっくり過ごしていたんですが、1~2月くらいから本格的に就活をスタートさせました。インターン期間を就活ととらえるかどうかという部分もありますが、だから私は遅めの就活スタートでした。

――遅めのスタートでの就活ですが、どんなことに苦労されましたか?

一番大変だったのはスケジュールの調整や管理についてですね。3月上旬にまだ志望業界を絞り切れていなくて……メーカー、システムインテグレーターやIT系、コンサルタント系と漠然と3つくらいに絞っていたんですが、その3つの中でずっと迷っていました。結局全部の業界を受けることにしました。そのため、エントリーシートだけで30社分くらい出したので、受けた数が非常に多くなりました。

――業界が絞り切れていなかった分、受けた企業数も多くなってしまったと。

3月の上旬は会社の合同説明会でスケジュールがいっぱいになっていました。どうしようと思いながら色々見たり聞いたりしたものの、あっという間に3月下旬になってしまって。3月下旬にエントリーシートの締め切りがものすごく重なっていたので、ほんとに締め切り直前まで作っていたことを覚えています。時には寝ないで作成してギリギリになんとか間に合うなんてこともあり、ひやひやすることが多かったです。ですから、業界を絞り切れずに迷ったまま就活に突入してしまったことが原因だったなと思いますね。もう少し早い段階できちんと業界を絞っていれば、スケジュールの調整や管理であんなに苦労することもなかったなと今になって思います。

――志望業界が1つでも大変なのに3つくらいあると……という感じですね。

エントリーするにしても、本当にこの業界で自分に合っているのかと迷いつつ行っていたこともあり。もやもやしたままエントリーシートを作成していたので、そういうメンタル的な部分も負荷の多い時期でした。

――最終的にコンサルティング業界に絞られて、コンサルティング系企業の内定を獲得されていらっしゃいますよね。コンサルティング業界に決められた理由はどのようなことでしたか。

志望業界を迷っているうちに、「課題解決がしたい」「海外で働けるチャンスがある」という2つの志望動機の軸が自分の中で定まっていったんです。その2つの志望動機を満たせる可能性が高いとなると、迷っている業界の中ではコンサルティング業界かなという結論になり、コンサルティング業界を志望するようになっていきました。

――その2つの軸はどういう背景があり定まっていったのですか。

海外インターンの経験を振り返っていく中で定まっていきました。バングラディシュのIT企業インターンのときに要件定義や設計などのディレクション業務をやっていて、その時にお客様の要望を満たす提案ができた瞬間が一番うれしかったんですね。「こういう課題があってこういうことに悩んでいるのであれば、こういうことをしてみたらいかがですか」のような提案を、お客様が喜んで「そうしてみましょう!」となってくれることにすごくやりがいを感じられたんです。その経験を思い出して、自分が働く上で何が好きなのかということをじっくり考えた結果、営業で商品を売る仕事よりも、課題解決のために頭を使う仕事が自分に向いているなと思うようになったんです。

――海外インターンの経験からご自身の適性が見えてきたんですね。

あとは「海外で働くこと」の現実を知った上でも、やはり海外で働くことへの可能性を残したかったんですね。となると、その2つの志望動機を満たせる可能性が高い業界はコンサルティング業界だなと。そういう理由から業界を絞っていくことができました。

――業界が絞り切れなかったことやスケジュールで苦労されたものの、ご自身の経験を振り返り、考えていったことで解決することができたと。

就活しながら自己分析も同時にしたみたいな状態ですね。業界が絞り切れずに悩まれる方は多いと思いますが、過去の自分の経験を振り返って「どんなときにテンションがあがったか」などを考えるといいかもしれません。必ずそういうポイントを発揮できる業界はあると思うので、早いうちにそこを考えておくと、私のように業界が絞り切れずにスケジュールで苦労したりしなくてすむと思います。

アピールポイントの目的意識をきちんと認識することが重要


――就活を進めていく中で気付いたことはありますか?

意外だったことは、気後れせずにお願いしてみると社員の方に会わせてもらえるということですね。私の場合就活の開始が遅かったこともあり、積極的に自分で情報を取りにいかなきゃという意識があったので、なるべく志望企業で働いている社員の方に直接話が聞きたいという想いがありました。合同説明会などで人事の方に「すごく御社が気になっているのでOB/OG訪問させてください」とお願いして名刺をいただいたりしていました。

――それは企業が用意したオフィシャルな場以外で機会をもらえたということですか?

そうですね。社員座談会のような公式の場へ参加することもありましたが、「こういう業務を担当されている社員の方に会わせてほしいのですがチャンスをいただけないでしょうか」とお願いしてみると実現できることが多かったです。私のように「やってみないと分からない」という方って意外と多くいらっしゃると思うんですが、そういう方には特に、早めの段階で社員さんに会わせてもらってお話の機会をいただくことをオススメしたいです。お願いしてみることで、本当にスカイプ面談などを組んでくださったりしたので、すごくイメージが湧きましたし、気になってる企業の雰囲気を知ることができました。

――会社の雰囲気を知るために実際働いてる社員さんとお話できるのは大きいですね。

私は、気になっていた業界の社員さんにはほぼ会わせていただくことができました。合同説明会などで気になった会社があったら、その後に残って人事の方に話しかけてみるといいと思います。業界や企業選びで迷っている方は特に、型にはまらずそういう風にチャンスをつかみにいってみてはいかがでしょうか。

――就活を進めていく上で大切だなと思うことは何ですか?

私のように「海外インターンに行きました」のような経験について、何のためにそれをやったのかということをしっかり考えておくと良いと思います。集団面接などで、海外経験がありますというアピールをされる方は結構多くいらっしゃったんですが、何のためかと聞かれると詰まってしまうケースも多く見てきました。ですので、これから留学や海外インターンなどを考えている方は、目的意識をしっかり持った上で行く方がいいですね。「海外留学」「海外経験」などをキラーワードのようにアピールしても、そこに目的がなければ何の意味もありません。かっこつけた大きなことを言おうとしなくて良いので、自分がやったことを、論理的に目的も含めて説明できるようにすることが大切だと思います。

――ありがとうございます。それでは最後に、これから就活を始める方にメッセージをいただけますか?

就活はやっている間はすごく長く感じますが、終わってみると一瞬のことです。今までやりなれていない自己分析や色々な準備など、大変なこともたくさんありますが、自分の人生についてしっかり考えられるとても良いチャンスだと思います。もし分からないことがあったら、実際に足を動かしてみてください。私は積極的にアピールして社員さんに会わせていただく機会がもらえたことで、就活を進めることができました。もしスランプ気味になっても、立ち止まらずに頑張ってください。

――今日はありがとうございました!

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