<プロフィール>
K・B 男性
慶應義塾大学経済学部経済学科
就職予定先:通信・IT業界
インターン参加社数:7社
OB/OG訪問人数:5名
ES提出社数:40社
面接社数:20社
内定社数:3社
学業よりもバンド! サークルに熱中した学生時代
――まずは就活に入る前の大学生活のお話から伺わせてください。
バンドサークルの活動に熱中していました。担当はボーカルとギターです。もともと、音楽が好きでビートルズなどイギリスの音楽を聴いていたんです。カバー曲を演奏することが多かったのですが、自分が作曲したオリジナル曲を披露したときはすごく楽しかったです。自分の唯一無二の作品を仲間が演奏してくれて、お客さんが聴いてくれる。自分のオリジナリティを出せるっていいなと思いました。
――すてきですね! 大学入学前からバンドをされていたんですか。
いえ、中高はバスケ部でした。何か新しいことを始めたくて、音楽好きなこともあってバンドを始めました。バンドもバスケも、一人でコツコツ練習したことを、チームのために生かして活動できるのが、自分に合っていると思います。
――学業の方はどうでしたか。
正直、勉強はあまりしていませんでした。試験結果が良くなくて、ゼミにも入りませんでしたし……。うちの学部はゼミが必須ではないので、3分の1くらいの人はゼミに入っていないんです。学生生活はもっぱら、サークルとアルバイトをしていました。
――アルバイトは何をされていましたか。大変だったことなどあれば教えてください。
靴の販売店で働いていました。バックヤードに在庫が山積みになっている状態で、商品を探すのがめちゃくちゃ大変でした。PCで管理した方が楽なのに……ってずっと思っていました。効率悪いことが嫌いなんです。
1年目の就活は軸が定まらないまま過ぎていった
――1年目の就活はいつ頃始められましたか。
スタートは、大学2年の冬。新卒採用の対象の学生向けのDMや広告が送られてきて、「来年には就活が本格的に始まるから早く準備しなきゃ」という気持ちになりました。初めは就活支援サービスのプログラムで就業体験にいくつか参加することからスタートし、インターンも行きました。正直に言えば「いけるでしょ」と思っていて、あまり自己分析や対策はしませんでした。
――どの業界を志望していたのでしょうか。
かっこいいイメージがあって、憧れていた広告系を志望しました。広告系に興味を持ったきっかけは、幼少の時サッカーの試合に出ている広告看板を見て、「こんな大きな看板を出せるということは、それだけ大きなお金を動かせるんだろうな」と思ったことです。
――自己分析やエントリーシートなどは、どのような対策をされていましたか。
ちょっと就活をなめていたところがあって、あまり自己分析や対策はやっていませんでした。広告業界の有名な企業を中心に、夏インターンに行って、選考を受けて。大手の最終面接まで行けたのですが、結局落ちてしまったんです。もうちょっと、面接で上手くできれば良かったのですが……。「大学時代に頑張ったこと」を聞かれても、サークルとアルバイトの話しかできませんでした。なかなか内定をもらえなくて、だんだん焦り始めて……。7月にはそれまで志望していなかった証券会社を受けるなど、自分でも何がしたいのか、分からなくなってしまいました。
――就職留年を決めた理由は?
結局、1社も内定をいただけなかったからです。もともとは楽観的な性格なのですが、このときばかりは、「社会に出るのに向いていないのでは……」とさえ悩みました。希望する会社はすでに全て受け終えてしまって、頑張ろうと思っても希望しない業界しか残っていない。じっくり考えて、半年休学して、1年目の反省を活かしつつ、しっかり就活をしようと決めました。
(後編)長期インターンで手に入れた、自分だけの強み。2度目の就活で内定を勝ち取れた理由に迫る
この記事を読んで、内容についてさらに深く知りたいと思った方や、就活の相談をしたいと思った方は、下記リンクからぜひお気軽に内定者訪問をご依頼ください。私たちキャンパスに登録した内定者が皆さんの就活をサポートさせていただきます。