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就活生が語る

早めの準備を心がけ、部活と就活を両立。しかし、参加したインターンは厳しかった ~就活開始編~

野球部の活動を大学生活の中心とし、自分にとって新しいポジションであるピッチャーとしても活躍していたMさん(22歳)。マンガ「銀のアンカー」に触発され、就活の準備も早めに進めていた。業界は絞っていなかったので、メーカーや金融のインターンに参加。しかし、そこで他の学生との議論についていけず悩むことに……。

<プロフィール>
M.K. 男性
大阪大学 経済学部
就職予定先:メーカー
インターン参加社数:8社
OB/OG訪問人数:5名
ES提出社数:18社
面接社数:10社
内定社数:2社

大学生活の中心だった部活

――まず、学生時代に頑張っていた、いわゆる「ガクチカ」について教えてください。

部活でやっていた野球です。野球自体は小学校からやっていました。しかし、大学に入ってからピッチャーになったんです。他のピッチャーは子どもの頃からやっていた人たちばかりで、そういうライバルとなる学生たちと、最初の頃は実力に大きな差がありました。その差を4年間で縮めていって、最後にはチームの中心として活躍することができたので、面接などではそこに至る経緯を話していました。

――競争は激しかったですか?

大学のリーグ戦だと先発は2人です。部にピッチャーは10人ぐらいいるので、2人の枠を巡った競争は激しかったと思います。自分は、最初は下の方でしたが、最後にはトップ2に入りました。

――そうなったのには何か秘訣があったんですか?

まず自分のチームのエースのような、目標とするピッチャーと、自分の実力を比較して、自分が改善する部分を意識しました。そして、優先順位をつけて、順位の高いものから克服していくというように自分なりに工夫しました。それで、人よりも成長のスピードが速かったのではないかと思いますし、それが下の方からレギュラーになれた秘訣かと思います。

――部活以外に頑張ったことは?

正直なところ、部活が時間と意識の7~8割を占めていました。あとは学業とアルバイトですが、面接などで自分から話すのは部活のことがメインでした。他のことは質問に答えられるように整理はしていましたが、自分から話すことはなかったです。

――学業についてお聞きしたいんですが、ゼミには入っていますか?

行動経済学を主に研究するゼミに入っています。一年に一つのことを研究して論文をまとめるんですが、去年やった研究は「監視」についてです。人による監視や監視カメラのようなものによる監視はもちろん、目のイラストなどを使って監視されている感覚なども人間の行動に影響を及ぼすか、というものでした。卒論は別のテーマを設定しています。

――部活と就活で忙しかったと思いますが、時間のマネジメントは?

練習を休みすぎるのはいけないと思ったので、バランスが難しかったです。僕にとって一番大事だったのは、3年生の3月に行われる最後のリーグ戦の時に、就活の日程に縛られることなく全力で試合に挑むということでした。それを軸にしてその時期に忙しくならないように就活を進め、練習を休まないように日程を調整していました。

「銀のアンカー」を読んで、就活を意識

――それでは、就活についてお聞きします。就活のマンガを読んで、就活を意識するようになったということですね。

たまたま、2年生の終わり頃に「銀のアンカー」という就活マンガを読んだんです。それを読んで就活の始まりから内定まで、大まかな流れが理解できました。また、それ以上に、自分の将来は自分でしっかり考えて、自分でつかみ取る必要があるということを学びました。それまでは皆と同じ時期に就活を始めて、同じような会社に行って、という程度の意識だったんです。このマンガは、就活期間は今後の人生を決める大事な期間なのだから、そのためにもっと自分のことを真剣に考えようと思うきっかけになりました。

――このマンガを知っている人はまわりにいましたか?

あまりいなくて、何人かに勧めました。高校の時の友人は、僕のように部活ばかりやっていてあまり就活のことを考えていなかったんですが、これを読んでやる気になったみたいでした。

――就活を始めた時期はいつ頃でしたか?

大学3年の5月頃、インターン解禁の6月に合わせて就活を始めました。最初に意識していたことは2つあります。まず、業界がまったく絞れていなかったので、業界を幅広く見て自分に向いたところを絞り込もうということ。もう一つは、部活のリーグ戦が就活と重なる時期は、就活のことは最低限ですむように、準備を早めにやっておこうということです。

――イベントでは、学内の合同説明会に参加されたということですね。

イベントにはほとんど行っていません。就活の最初の方で、「合同説明会は企業を広く浅く知るためのものなので、行くなら学内だけでいい」と聞きました。それで、学内の合同説明会だけ行きました。

――就活中に友人の方と一緒に行動したり、面接の練習をしたりはしませんでしたか?

特にしませんでしたが、部活で一緒の友人や高校の友達などとは情報交換したり進捗状況を確認したりしていました。面接はインターンなどで練習できたつもりでした。

――志望業界についてですが、日系のメーカーを選んだ理由は?

最初は絞らずにいろいろな業界を見ていて、その中で金融系のインターンに多めに行きました。しかし、聞いた話によると、金融商品は似たようなものが多く、お客さまが購入を決めるのはそれを扱う人によるということでした。つまり人で勝負ということですが、インターンでもなんとなくそういう風に感じました。自分としては、同じような商品をある人が扱っているから買って、ある人からは買わないというのは、しっくりこなかったんです。それよりは、しっかりした製品があって、いい製品だという判断でお客さまが買い、よくないと判断したら買わないという方が気持ちがいい。それで、メーカーという選択をしたんです。

――インターンに参加して、何か気づいたことはありましたか?

一番大きいのは、インターンに数多く参加して、毎回のようにチームでワークがあったんですが、同じような境遇の学生が集まって議論していく中で、自分が活躍できなかったり、議論で一歩遅れたりすることが多いと気づいたことでした。それが就活中、一番悩んだ部分でした。原因を考えると、自分は敷かれたレールの上で頑張るのは得意で、野球もガッツで頑張ってきたけれど、自由にやってみろと言われると、どういうプロセスで考えればいいかがわからないのではないかと思いました。何もない状態からゴールに進むということができなかったので、議論にうまく入れなかったり、理解できなかったりすることがあると、インターンに参加して気づきました。

(後編)夢中になれる何かがあるか? 就活を左右するのは意外とそういうことかもしれない ~内定獲得編~

https://br-campus.jp/articles/report/768