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就活生が語る

夢中になれる何かがあるか? 就活を左右するのは意外とそういうことかもしれない ~内定獲得編~

野球部の活動を大学生活の中心とし、自分にとって新しいポジションであるピッチャーとしても活躍していたMさん(22歳)。マンガ「銀のアンカー」に触発され、就活の準備も早めに進めていた。業界は絞っていなかったので、メーカーや金融のインターンに参加。しかし、そこで他の学生との議論についていけず悩むことに……。

<プロフィール>
M.K. 男性
大阪大学 経済学部
就職予定先:メーカー
インターン参加社数:8社
OB/OG訪問人数:5名
ES提出社数:18社
面接社数:10社
内定社数:2社

(前編)早めの準備を心がけ、部活と就活を両立。しかし、参加したインターンは厳しかった ~就活開始編~

https://br-campus.jp/articles/report/767


就活後にスウェーデンへ

――インターンで議論にうまく参加できなかったことで、何か対策を立てましたか?

対策ではないんですが、それを克服するために、何の助けも得られない海外に行ってみれば、自分で考えて問題を解決できるのではないかと考え、就活が終わってから3カ月間スウェーデンに行ってみました。それまで海外に行こうなどとはまったく考えていなかったんですが、これもインターンで苦しんだ経験があったからこそで、就活の前と後で自分の行動が変わった部分だと思います。

――3カ月とは思い切りましたね。悩んだのは、具体的にどの業界だったのですか?

ほぼ毎回メチャクチャ落ち込んだんですけど、冬のインターンに参加したあるメーカーのような、優秀な学生が集まりやすい名の通った企業などで、特に自分の思考力の弱さを痛感しました。

――現在は解消、または追いつけたと思いますか?

それはわかりませんが、自覚してなんらかの行動に移したということはよかったと思います。気づけて改善しようと動けたことで、一歩前に進めました。

――参加したインターンは大手のメーカーが多いですね。

一つの業界を背負って立つような企業に入りたいと思っていました。そのくらい影響力があるところに行きたかったです。

――車部品のメーカーのインターンにも参加していますね。

はい。この企業の場合は、インターンに参加して製品に対する興味が大事な要素だと感じました。小さい頃から車が好きな人が大勢入社すると思いますが、僕はそれほど車好きというわけではなかったので、この企業の選考には進みませんでした。

――メーカーの経営企画を希望した理由は?

あるメーカーのOB/OG訪問をした時に、営業とそれ以外の職種の違いなどの話になりました。その時に営業は設定した遠くの大きな目標に向かって進んでいくのに対して、経営企画は主に1日1日の管理が大切だと聞きました。求められているのは計画的にできる人で、自分は向いているのではないかと思いました。

――最終的に入社予定のメーカーに決められたのは、どんな理由からですか?

もともと、社会に広く大きく影響を与えられる企業の中で、自分を採用していただけるところに行こうと考えていました。一つの業界を背負って立つようなところに行きたいと思っていて、そういう視点で見ていた一つが内定先の企業でした。また、農業機械の場合は車部品などと違って、同期のスタートラインが同じではないかと思い、それも重視していました。

――内定した2社で、どちらに入社するか悩まれましたか?

ほぼ同時期に内々定をもらいましたが、決め手は配属先でした。電機メーカーの方は、入社後に研修や配属面談が終わってから職種や配属部署が決まるということでした。しかし、入社予定先の企業は希望の経営企画で採用されたので職種が決まっていました。配属リスクがないというところが決め手となりました。

――就活を通して良かったのはどういう点ですか?

OB/OG訪問などを含めて目上の方と話すのがいい経験になりました。特にOB/OG訪問は一対一で緊張するし、目上の方に失礼のないように動くとか、中身のある質問をしないといけないというプレッシャーもあります。その中で大人と向き合うという経験は、社会人になる前にできて有益でした。また、OB/OG訪問をセッティングしたりメールを打ったりという事前の準備や、終わった後にお礼のメールを送るなど、そういうことは普段しないのでいい社会勉強になりました。

――野球部ではそのあたりも厳しそうですが。

上下関係はありますが、そんなにピリピリしてはいないので、OB/OG訪問とはまったく違います。

大学時代に打ち込んだものがあるかどうか

――ご自分の就活を振り返って、どういう風に思いますか?

就活を始めるときに、野球がしっかりできるように早めに準備をして、忙しい時でも部活と就活を悔いなくできるようにしたいという目標を掲げていました。それが思い通りにいったので、それには満足しています。

――両立できたという点に関して、どのように分析していますか?

後から振り返ると、就活は一年ほど通してやっていましたが、この時期がしんどかったというのはありません。インターンで落ち込むことはありましたが、全体を通して就活をやめたいなどと思ったことはなかったです。でも、まわりにはうまくいかなくてつらそうな人もいました。自分なりに考えると、大学時代に一生懸命何かをやったことがある人とない人とでは、就活への熱意ややりやすさなどが変わってくるのではないかと思います。僕は部活を大学生活の中心に置いていたので、エントリーシートを書いたり面接を受けるのも自信を持ってできました。逆にそういうのがない人はやりにくいのではないかというのが、後々振り返って思ったことです。大学時代に一つ打ち込んだことがあったというのは、自分にとってとてもよかったことだと思います。

――後輩に就活のことを聞かれたり相談に乗ったりすることはありますか?

部活の後輩に聞かれることが多いですが、自分としてアドバイスしたいことは、部活の大事な時期と就活の時期が重なるので、そうなっても両方全力で頑張れるように、早いうちから計画的に戦略を練って、自分なりにできれば大丈夫だということです。また、人が頑張っているのをみると自分の刺激になるので、情報共有のためにも就活の最中に友達と話したりするのはいいと思います。

――入社してからのキャリアプランのようなものは描かれていますか?

文系の学部から入る場合、営業に配属されることが多いと思っているのですが、1年目から経営企画という部署で働く機会を与えられたので、専門性を磨いて能力を発揮したいと思います。また、この先どのような状況に直面しても自分の足で立てる人材になりたいと思っています。

――実際にそういうキャリアプランは就活していく中で形成されていったのでしょうか?

就活をしている間は、具体的なキャリアプランというのはなくて、誰からも信頼される人になりたいという大きな人間像みたいなものを考えているだけでした。しかし、入社したら経営企画という職種に決まると意識しだしたあたりから、自分のキャリアプランを具体的に考えるようになりました。

――それでは最後に、2021年卒業予定の就活生に向けて、メッセージをお願いします。

就活を始めると、イベントやインターンなどがたくさんあり、どれに参加しようか悩むこともあると思います。そういう時、自分なりに「このイベントやインターンに参加すればわかることは何だろうか」と考え、意図を持って行動すれば、無駄になることはないと思います。なんの目的もなしに、皆が行くから行くのではなく、自分で考えて行動することで意味のある活動になります。自分なりに考えて、たくさん動いてください。僕はいろんなインターンなどに参加し、行動したことによって得られたものが多かったと感じているので、それは大切だと思います。