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OB/OGが語る

【慶應生が行く】三菱重工のエンジニアリングという仕事の魅力を先輩に聞いてきた!

現役慶應義塾大学大学院生の萩原くんが、同じ大学出身である三菱重工の先輩に、"エンジニアリング"という仕事について、会社についての魅力を伺ってきました!

◆書いた人:萩原くん
慶應義塾大学大学院1年
学部時代はバレーボールサークルに所属し代表を務める
現在は慶応義塾女子高等学校バレーボール部のコーチ

はじめまして。慶應義塾大学大学院1年の萩原と申します!
ビズリーチ・キャンパスを利用し、理系学生として、憧れの会社の先輩方にお話をお伺いしてきました!お二方とも僕と同じ慶應義塾大学大学院出身ということもあって、とても気さくにお話をしてくださいました。

◆訪問した先輩:山本さん
慶應義塾大学大学院出身 2008年卒業 社会人9年目
三菱重工業株式会社 エンジニアリング本部
エンジニアリング総括部 機械・機器エンジニアリング部
化学プラントファーネス設計グループ所属

◆訪問した先輩:小田さん
慶應義塾大学大学院出身 2016年卒業 社会人1年目
三菱重工業株式会社 エンジニアリング本部
エンジニアリング総括部 機械・機器エンジニアリング部
化学プラントファーネス設計グループ所属

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まずは記念撮影。1階のメインエントランスでお出迎えしてくださいました!
右が山本さん、左が小田さん/真ん中が萩原


①まずは挨拶と自己紹介から…具体的な仕事内容を教えてください!!

萩原くん「はじめまして。本日はお忙しい中お時間を頂き、本当にありがとうございます!みなとみらいのきれいなオフィスで、憧れの会社の先輩にお会いできるということでとても緊張しておりますが、本日はよろしくお願い致します!」

山本さん「はじめまして。本日はよろしくお願いします。そう言われてしまうと、こちらも緊張してしまいますね。(笑) わざわざお越し頂きありがとうございます。あまり肩肘張らずに色々なことを質問してください!」

萩原くん「ありがとうございます!早速ですが、お二方の具体的な仕事内容を教えてください!」

小田さん「私たちは、化学プラントを設計し、様々な国に化学プラントを建設する仕事をしています。例えば、天然ガスからアンモニアや肥料などを取り出すプラントなどを建設しています。」

山本さん「仕事は基本的には、プロジェクト単位で進んでいきます。まず、プラントがどれくらいの費用を必要とするのかという見積もり。お客様からのご要望をもとに、三菱重工業であればこういった仕様で、こういった金額での建設ができますというご提案をします。続いて、各メーカーからの資材や部品の購入。国内だけでなく、海外のメーカーからも調達します。こちらの設計どおりに、工程を守ってモノを製作してもらうために、メーカーに出向いて指導や確認もします。そして、現地で建設から試運転まで行い、お客様に引き渡すというのがプロジェクトの一連の流れです。もちろん、建設中や試運転時には現地に行きます。」

※図-業務の大まかなながれ
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萩原くん「なるほど。プラント建設と聞くと他にも様々な企業が思い浮かぶのですが、他企業との違いは何かあるのでしょうか。」

山本さん「プラントを建設することにおいて、やっていることは他の企業と比べても基本的には同じなのではないかな、と個人的には考えています。ただ、会社によって色や文化は異なると思っています。
 過去のプロジェクトを踏まえて思うのは、弊社にはプラント内の構成機器部品を作っている部署もあります。社内に製造技術を持った方々がいることは会社にとって非常に価値があると思っており、何かトラブルが起きてしまったときに、その技術に基づいてアドバイスがもらえるというのは非常に助かります。そこが弊社の強みでもあるかな、と考えています。」

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②今のお仕事、そして配属されている部署の魅力は??

萩原くん「ところで、三菱重工業さんといえば、ロケットや航空機なども頭に浮かびますが、お二人が今のお仕事や部署を選ばれたのはなぜですか?」

小田さん「僕は、会社ではなく、業種を軸に考えていて、就職活動時からプラントエンジニアリングという業種を第一志望にしていました。プラントは多くの部品や技術を使ってできています。そして、お客様の要求には様々なものがあり、お客様が納得するものを建設しなければなりません。エンジニアリングとは、プラントをただ単に作るのではなく、お客様の満足、使用環境や社会への影響など、すべてをバランスよく配分し建設まで進めていく仕事なのです。プロジェクト単位の仕事になるので、そのプロジェクトが終わるととても達成感がある事がこの仕事の魅力ですね!」

山本さん「私は、大学院での研究を通じて”研究を仕事にすることは向いていないな”と感じていました。また、営業職などにも魅力を感じませんでした。そんな時に出会ったのが、このエンジニアリングという仕事でした。僕たちは直接モノをつくるということはありませんが、お客様や技術者の方々、外注先の方々などを巻き込みながら仕事をすることで、広い視野を持ちながら仕事をすることができるこの仕事に魅力を感じています。私も、会社ではなく、エンジニアリングという仕事で就職先を決めました。」

萩原くん「お二方とも、エンジニアリングという業種に魅了されて、今のお仕事に就かれているのですね。エンジニアリングという仕事に向いている人、向いていない人などの違いは何かありますか?」

山本さん「”エンジニアリングという仕事にはこういう特性を持った人が向いている”ということは特にないと思います。部署内に似たような人は全くおらず、その多様性をもった環境はこの会社の強みだと考えています。どんな仕事にも言えると思うのですが、”ここで頑張れる”と思うことができれば向いていると言え、頑張れなければ向いていないんでしょうね。(笑)」

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③プラント建設のほとんどは海外。途上国で働くことの魅力って?

萩原くん「お仕事柄、海外に行くことが多いと思うのですが、英語などはどうやって身につけていかれたのですか?」

山本さん「最初、TOEICの点数はかなり悪かったです。特別に英語を勉強したというよりは、実際の業務に取り組みながら学んでいったという感じです。外国人と仕事していると、トラブルが起きたときは興奮してきて早口になるので、私の拙い英語ではコミュニケーションがとれないこともしばしば…。英語をもっと勉強しろ!と怒られた時もありましたけどね。(笑) 1年くらい海外にいると、TOEICの点数などは勝手に上がっていきますよ。」

萩原くん「なるほど…。ちなみに、今までに行かれた国を教えていただいても良いですか?」

山本さん「ブルネイ、タタルスタン、ロシアなどですね。入社2年間から1年半くらいブルネイに長期で滞在しました。若いうちから、海外に行く機会は多いです。最近はエンジニアのグローバル化も進み、現地に長期でいるのは外国人エンジニアで、日本人は試運転などのポイント毎に行くケースが増えています。プロジェクトがだいたい3年くらいのスパンなので、3年に1ケ国くらいとイメージしてください!」

萩原くん「どちらかというと、発展途上国のイメージが強いですね。何か海外で働く上で、苦労したことや良かったことなどはありましたか?」

山本さん「やはり、文化が違うので性格の差などは顕著にありますね。現地の方は、日本人と比べてゆったりしているので、トラブルが発生したときも、現地の方はあまり焦りません。そんな方々と接していたので、僕の性格も引きずられてゆったりしてしまいました。(笑) また、海外で仕事をしていると予期せぬトラブルが本当に多いです。外国人だと休憩時間はきちんと休むというイメージがありましたが、現地でトラブルが起きたときには、外国人も休憩時間返上で助けてくれました。納期を守るために、トラブルがあっても日本人外国人問わずみんな力を合わせて頑張ることができる。チームで仕事をしていて目標達成できると、チームワークによる達成感を感じ、涙が出るほど感動しますよ!」

小田さん「仕事を選ぶ上で、海外で働いてみたいといった願望などがあるのですか??」

萩原くん「イメージとしては、日本に地に足つけながら、海外で働くといった働き方が良いかな?と考えております。」

山本さん「なるほど。私の場合だと、最近は大体3年間のうち、のべ1年間海外滞在といったペースで、海外で仕事をしているという感じですね。」


④就活生である僕にアドバイスをお願いします!

萩原くん「色々とお話ししていただきありがとうございました!最後に、絶賛就職活動中である僕に、何かアドバイスをいただけますか?」

小田さん「自分の感性や感覚を大事にしてください。枠を広げて、様々な業界を見ることが将来の成功への近道となるはずです。様々な会社と触れる機会は就職活動中しかありませんし、何よりも社会勉強になると思います!」

山本さん「就職活動は自分と向き合うことができるよい機会だと思っています。自分自身に素直になってください。友人などを見ていると、自分のやりたいことに嘘をついて、無理して有名なほうに行ってしまったりするケースがあります。嘘をついて就職しても良いことはきっと待っていません。しっかり納得したうえで会社を決めることで、入社してからのモチベーションにつながりますよ!」

萩原くん「本日は貴重なお時間とお言葉をいただきありがとうございました!プラントエンジニアリングというお仕事の魅力を感じることができました!今後の就職活動の参考にさせていただきます。」

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学生の皆さんのキャリア選択を応援します!

ビズリーチ・キャンパスでは、早期から将来を意識し、キャリア選択に前向きな学生の皆さんを応援します! 対策や企業研究よりも前にやるべきことがある…それは「どんな生き方をしたいか?」を考えること。その方法はネットで検索することでも、内定者の先輩に聞くことでもありません。実際に働く社会人の先輩たちに聞くことです。