企業紹介
1957年、「日本不動産銀行」として設立。
その後、「日本債券信用銀行」の時代を経て、2001年に「あおぞら銀行」に行名を変更。個人のお客さまに専門的なコンサルティングとサービスを提供するリテール業務、企業の経営課題に応える事業法人業務のほか、不動産・事業再生ファイナンス、環境ファイナンス、インターナショナルファイナンスなど、ユニークで専門性の高い金融サービスを提供。メガバンクでもない地域金融機関でもない独自のポジションを築く銀行として、成長を続けている。
人物紹介
株式会社あおぞら銀行
営業第二部営業第二課
小川 瑞貴(写真:左)
2022年4月新卒入行。1年目は法人営業統括部人材育成グループで、新入行員に向けた法人部門研修の企画・運営に携わる。2024年1月より営業部に異動し、大企業向けの投融資提案営業に従事する。
株式会社あおぞら銀行
新宿支店コンサルティング営業課
小林 萌百(写真:右)
2022年4月新卒入行。初配属はデジタル企画部で、行内の業務効率化やDX推進に携わる。2023年7月より、新宿支店にて個人のお客さまに向けた総合コンサルティング営業を担う。
成長したいという思いで、営業部へ異動
――まずはご自身がどんな就職活動をしていたか、聞かせていただけますか?
小川:私は決まった商品を売るのではなく、お客さまに合う商品やサービスを自ら提案できる仕事がしたかったので、無形商材を扱っている会社という軸で就職活動をしていました。初めは広告業界をメインで見ていたのですが、銀行のインターンシップに参加したことがきっかけで金融業界も面白そうだと感じ、興味の幅を広げていきました。
小林:私は学生時代に所属していたダンスサークルで、クラウドファンディングによって資金を集めチーム運営をしていた経験から、お金で夢を実現する仕事に興味を持っていました。そのため、希望していたのは金融業界。中でも、商品の良し悪しではなく自分の人間力で勝負ができる銀行の仕事にやりがいを感じ、第一志望として就職活動をしていました。
――最終的にあおぞら銀行に決めたポイントは、どんなところだったのでしょうか?
小川:あおぞら銀行は少数精鋭だからこそ、若いうちから裁量権を持って大きな仕事を任せてもらえる環境だと聞き、どこよりも成長が速いだろうと感じられたのが決め手でした。面接で会う方々も本当に良い人ばかりで雰囲気も良く、他の銀行と比較して迷うようなこともなかったです。
小林:銀行業界ではメガバンクも受けていました。たくさんのお客さまを相手にするのではなく、お客さま一人ひとりとの時間を大切にできることがあおぞら銀行の魅力だと思います。メガバンクだとソリューションによっては子会社につないでしまうケースもありますが、あおぞら銀行は少数精鋭だからこそ、自分一人でできる提案の幅も広い。面接でも威圧的な雰囲気はなく、相互理解の場であるということが感じられたのも好印象でした。
――では、入行してからこれまでのキャリアについて聞かせてください。
小林:最初に配属されたのはデジタル企画部で、デジタル人材を育成する研修や行内の業務効率化に携わっていました。1年目から本部配属となり、金融知識がないままでいる自分にもどかしさを感じて、営業がやりたいと上司に相談。行内制度も利用して異動の希望を叶えました。2年目から現在の部署で個人のお客さま向け営業を担当しています。
小川:私は法人営業統括部人材育成グループで、法人部門配属になる新人行員向けの研修を担当していました。そこでは2年目ながらに研修講義を行う経験をさせていただきました。他者に講義をすることで、自身の勉強にも繋がるため、営業職になる前に大変良い経験・知識の習得ができました。その後は、だいたい2年目の後半で他の部署に移ることが通例になっている部署だったので、その流れで異動したかたちです。現在は入行当時からやりたいと思っていた、事業法人営業に携わっています。
営業1年目から売上規模の大きな企業を担当
―――お二人とも、違う部署から営業への異動を希望されていたんですね。では、法人営業の小川さまにお聞きします。現在担当されている仕事の内容を教えてください。
小川:営業第二部の取引先は、主に大手企業です。その中でも私が担当しているのは、建設業界のお客さまです。これまで取引のある既存のお客さまには貸出の更新やM&A案件など幅広い情報のご紹介をしているほか、新規企業への営業にも対応しています。
―――実際に営業として仕事をはじめてみて、イメージとのギャップなどはありましたか?
小川:営業職としてはまだ1年目にも関わらず、売上何兆円という規模の会社を担当させてもらえることに驚きました。そうしたお客さまと対等に話ができるというのは、これからの銀行員生活においてすごくいい経験になりますし、確実に成長させてもらえる環境だなと実感しています。
―――成長できたなと思えた瞬間はどんなことでしたか?印象に残っているエピソードを聞かせてください。
小川:初めて主担当として任せてもらった仕事が特に印象深いです。複数の金融機関と連携して融資を行うシンジケートローンで、とあるお客さまが船を建造するという特殊な案件でした。当行にも知見が多くなく、私は右も左もわからない状態で初めての稟議書を作成することになったんです。ほぼ毎日先方に電話をして確認を取りながら、一つずつ理解して、行内に説明する…という繰り返しが初めはとても大変で。もちろん上司のサポートをもらいながらではありましたが、最後までやり切った時には大きな達成感がありましたね。
―――初めから特殊なケースの大型案件とは、すごい経験ですね。この時、上司の方からはどんなアドバイスをもらったのでしょうか?
小川:上司からは、たとえば稟議書に何をどう書けばいいか悩んだ時、誰が読むのかを考えて、相手が知りたいと思うことを書くのが大事だ、ということを教えてもらいました。読む人が「これは何だ?」と疑問に感じるだろうポイントを、先回りしてある状態がベストだと。このことは稟議書を作るだけでなく、営業スタンスそのものにもつながっているなと感じます。
お客さまにとって一番の銀行にならなければできない仕事
――個人向け営業を担当されている小林さまは、どんな仕事をされているのでしょうか。
小林:当行に普通預金口座をお持ちの個人のお客さまに対して、預金以外の提案をするのが仕事です。たとえば、投資信託や保険商品のような金融商品を販売する以外にも、不動産仲介や遺言信託のような非金融商品サービスも扱っています。
―――特に印象に残っているエピソードを聞かせていただけますか?
小林:初めて遺言信託を任せてもらえた時のことは、かなり印象に残っています。遺言信託とは、本人のご意志に沿うよう遺言書作成のアドバイスを行い、その遺言書を保管、相続が発生した際に執行の手続きを行うというサービスです。基本的に遺言書は一つしか作らないものですし、そのお客さまのメインバンクとして信用していただけないと担当させてもらえないものなので、本当に嬉しかったですね。配属されて1年足らずで、自分が0からニーズを引き出し、決めてもらえた時はやりがいが感じられました。
―――ニーズを引き出すだけでもかなり難易度が高そうですね。何か気を付けていることなどがあれば教えてください。
小林:個人の資産の話や家族背景にまで踏み込むことになるので、難しい部分も多いですね。あまり営業だと感じ取られないようには気を付けています。資産運用も任せていただいているお客さまだったので、報告が何もなくてもこまめに連絡を取るようにしていました。最近体調どうですか?というような、たわいもない雑談の中から情報を聞き出し、関係性を構築するように心がけています。
―――仕事を通じて学んだことや、大切にしていることは何ですか?
小林:お客さまだけでなく、行内での信頼関係も大切にしています。自分は営業経験もまだまだ浅く、一人ではできないことも多い。いざという時に助けてもらえるよう、普段から人間関係を築くことが自分の武器にもなりますから。たとえば、先ほどの遺言信託の契約場面では最終的に行内の専門のファイナンシャルプランナーに協力してもらうので、密なコミュニケーションが重要です。業務上のサポートだけでなく、私自身へのアドバイスや忌憚のないご指摘もくださるので、本当にありがたいです。
長く働けるから、理想のキャリアを実現できる
―――法人と個人、それぞれ違う部署で活躍されているお二人ですが、改めて「あおぞら銀行で働く魅力」について聞かせていただけますか?
小林:やはり1年目から経験できるレベルが高い気がします。個人営業に関して言えば、当行は富裕層に特化したコンサルティングサービスを提供していることもあり、若いうちから大口のお客さまを担当させてもらえるので、成長スピードの速いあおぞら銀行ならではの魅力があると思います。
小川:それは本当にそうですね。他行から転職して来られた上司からも、「本当に小川さんは環境がいい。こんなに大きい会社を営業1年目で任せてもらえることは他ではないから、この環境を生かして頑張ってほしい」と言っていただき、この恵まれた環境はあおぞら銀行だからこそなんだ、と改めて実感しました。
――今後のキャリアプランについて、今お考えのことがあれば聞かせてください。
小林:もっと金融知識を深めるため、しばらくは銀行の第一線でお客さまのニーズを汲み取る仕事をしていきたいです。その後はより専門性の高い部署でキャリアを積んでいけたらと思っています。それこそ、ファイナンシャルプランナーのような非金融領域に特化した人材を目指すのもいいなと思っています。遺言信託などの相続関係のことは、誰にでも話してもらえる内容ではないですし、その人にとって一番の銀行にならないと頼ってもらえない仕事でもあるので、やりがいがあります。数年後には挑戦できたらいいですね。
小川:私も同じように、まだ営業になって1年目なので、まずは一人前になるために数年は事業法人営業を続けたいなと思います。その後のことは、正直まだ想像がついていません。事業法人営業をやっていく中で、もし専門的な分野を目指したいなと感じたら、そうした勉強も頑張りたいです。いろんな企業と向き合いながら経験を積んで、営業スキルもどんどんレベルアップしていければと思います。
―――女性ならではの働きやすさという点ではいかがでしょうか?
小林:長く働けるかどうかも、企業を選ぶ上で重視するポイントでした。支店内には、時短で働きながら営業成績トップクラスの女性の先輩もいますし、自分のロールモデルになるような方々がたくさんいます。悩んでいることがあれば相談に乗ってもらえる女性行員も多いので、私も結婚や出産があっても仕事は続けたいです。自分のライフプランが充実できるようにキャリアを積んでいきたいと思っています。
小川:法人部門にも、仕事と子育てを両立させながらバリバリ働いていらっしゃる女性がたくさんいます。やるべきことをやっていれば働き方は柔軟に選べますし、福利厚生も含めて制度は整っている会社なので、私もそうしたライフイベントがあっても働き続けることが理想です。
―――では最後に、学生の皆さんに向けて就職活動のアドバイスやメッセージをお願いします!
小林:インターネットで情報収集するのも大事ですが、実際に会って話を聞くことで理解が深まることも多くあります。いろんなイベントに参加して、生の情報を集めてみてください。自分のやりたいキャリアが実現できる会社なのか、たとえば転職するとなった時に自分の武器になるスキルが得られるかどうか、ということもしっかりと見ながら企業を選んでほしいなと思います。
小川:小林さんが言う通り、直接会話をすることを大事にしてほしいです。興味のある会社や希望する部署の社員と会って話すことで、より具体的にリアルな姿がイメージできると思います。それから、あまり業界を絞りすぎずにいろんな会社を見た方がいいですね。私自身もそうでしたが、就職活動をしながらいろんな情報に触れていると、自分の考えが変わったり、新しい発見があったりもします。そうした感覚も大事にしながら、徐々に絞って決めることをおすすめしたいです。
―――自分自身の成長や理想のキャリアが実現できる、あおぞら銀行ならではの魅力がよくわかりました。本日はお忙しいところ、ありがとうございました!