<プロフィール>
Hさん/女性
慶應義塾大学/院卒
理工学研究科
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, アルバイト, 学生団体幹部
内定取得先:ITコンサル, SIer, 通信・キャリア, 教育, 石油
入社予定先:エネルギー(石油)
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の6月。
研究室の同期が夏インターンシップに申し込み始めていたから。自分と同じ境遇で既に就活を始めている人がいるということが焦りに繋がった。博士課程に行く人はおらず、みんなこのタイミングで始めていた。研究職も考えているが、練習の意味を兼ねて選考が早いコンサルを見ている、という人が多かった。
ーー何からスタート・準備したか?
①就活サービスへの登録
何から手をつけていいのかわからなかったから。
<Labbase>
主に使っていた。学部4年生の3月くらいに先輩からの状態で登録。アマゾンギフトがもらえたため、研究室のみんなで登録した。研究内容を見た企業からスカウトが来るほか、理系院生が興味を持つ企業を集めたイベントを開催していた。
<マイナビ>
スカウトをもらう。面白そうなオンラインの説明会があれば覗いてみる。
<ビズリーチ・キャンパス>
企業にマイページ登録をする中で「ビズリーチ・キャンパスでOB/OG訪問ができる」と見て知った。実際に訪問したくて登録。
<ワンキャリア>
情報収集用。友達が「面接の前はワンキャリアを見るといいよ」と言っていたので登録。面接体験談が1番詳しかったため、面接前に受ける企業の過去の面接を見て対策していた。
②興味のある企業のマイページ登録
マイページ登録をして企業の情報を入手しないことには始まらないと思ったから。Labbase・マイナビでスカウトきた企業を登録することが多かった。基本的には名前を知っている企業。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
化学メーカー。研究開発はそんなに行く気がなかった。
化学系の研究室に所属しており、研究を生かした仕事がしたかったから。技術営業という仕事があることは知っていたので、化学メーカーで研究開発以外の仕事ができたらいいなと漠然と思っていた。
普段研究をしていて、楽しいが仕事にするのは無理かもしれないと思った。研究に対してややマイナスな気持ちになってしまっていた。研究や就活サイトを通して情報を得ていた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
特になし。
研究が忙しく、それどころではなかったから。また、何をしたらいいのかわからなかったから。基本的に平日は毎日研究しており、学会参加や論文執筆にも積極的な研究室だったので研究のタスクをこなすので精一杯だった。自分の研究テーマ的に6月~7月が山場でめちゃくちゃ忙しかったため、同期よりやや遅れてのスタートになってしまった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
漠然とした焦りはあるが、切迫感はなくフワフワしていた。
まわりの友達はがっつり就活を始めている人もいたが、先輩からは焦る必要は全くないと言われていたから。「修士1年生の3月には学校推薦の選考もあるので、研究が忙しければ今は無理して就活しなくてもいい」と聞いていたが、本当にそれでいいのかとやや不安を抱いていた。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
自分と近い境遇の先輩の話を聞いて、就活の流れを把握する(どの時期に何をすべきか)。
研究にちゃんと取り組んだ。無駄に焦らずに済むから。
研究の話は面接で触れられることも多いので、そこで熱量を持って話せることが理系職にとっては絶対にプラスに繋がると思うから。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
特になし。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の7月。9月ごろまで参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
就活スタート期と同様。
ーー何社に応募したか?
選考があるものは4社。
研究室の先輩が行っていたものに応募して参加。
1個上の先輩がインターンシップに参加して楽しかったと言っていたので、とりあえず行っておこうと応募。
マイページや就活サイトで情報収集。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
文系の営業職は無理。SIerも楽しそう。
具体的には以下2点。
①技術営業職を考えていたので普通の営業職も見ていたが、文系のノリと若さに付いていけないと思ったから。
②SIerのシステムエンジニアはプログラミングもするが、顧客と関わる機会も多いということを知り、コミュニケーション能力と理系のバックグラウンドを生かしたいという思いに合致していると感じたから。研究でプログラミングもかじっていたのでそれが生かせると思った。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
興味のない企業でも、なんとなくでもいいので説明会や1dayイベントに参加してみる。
メーカー以外の説明会もとりあえず参加していた。
機械学習を研究で使っていたため、LabbaseでSIerなどからスカウトがきた。
企業を知らない状態で、志望するも何もないと思ったから。
知っている企業・興味のある企業をとりあえずマイページ登録した。
複数の企業が参加している就活サイトのイベントに参加した。
6〜7月はほぼ0。8〜9月は週3程度でどこかしらの企業の説明会やイベントに参加していた。
ES、面接は手探り状態。万全の対策はできていなかった。
ワンキャリアを見て、去年の面接で聞かれたことをチェックしてなんとなく答える内容を想像していたくらい。
ESは添削してもらうのが恥ずかしく結局頼めず。
「相談してくれたらいつでも見るよ」と先輩が言ってくれていたが、通らなくなったら見せようと思っていた。
秋以降はガクチカが固まって楽だったが、この時期は毎回1から文章を考えていたので面倒であった。
WEBテストは過去問を見て形式を把握していた。
時間内に全然解き終わらなかったが、選考に通ったのでまあいっかとなった。最後まで特に対策せず...。
ーー当時困っていたことは?
研究室の同期と比べて就活が進んでいない気がした。
同期にはコンサルの5daysに2~3社参加する人もいた。毎年就活頑張る人が多い研究室だった。
自分は夏前に研究に追われすぎていたため、夏休みが暇になってしまった。
しかし、研究室の歴代の先輩の残していった体験記を読み、今の時期にそこまで焦る必要はないと気づいた。
体験談は研究室のOB/OGが代々書き残したもので、何月に何をしていたか、どんな企業を見ていたか、などが詳細に書かれていた。
研究室の外に持ち出してはいけないルールがあったため、本音ベースで愚痴なども含めて書かれており信用できる情報源であった。
所属していた研究室はコアタイム制ではなく出来高制で、融通すれば時間を捻出することはできなくもないが大変だった。
就活のために研究を後回しにしたり、教授とのディスカッションの日程を変更をしたりすることは許されなかった。
繫忙期は朝から晩まで研究室にいた。10時~やっているときは21時、24時までいることも...。
忙しかったが、研究が後々の面接で生きた。
SIerの面接で話すときは「研究の面白さ」だけを伝えるように意識し、研究内容を簡単な言葉でデフォルメしていた。
一方で、化学メーカーで話すときは、聞いている側も専門性が高いので矛盾がないように論理的に正確に説明することを意識していた。
学会では、化学を専攻しているが自分の研究分野に疎い人、逆に専門性が自分と同じくらいの人など幅広い人がいる中で発表する経験を積んでいたので、どんな相手に対しても分かるように相手に伝える感覚が身についていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活スタート期と比べると就活とはどういうものかが少し見えてきたが、まだ「フワフワした感覚」があった。
本選考に繋がるような就活をしていなかったから。いろいろな企業を見て、少し社会を知った気になって「就活って楽しいかも」と思っていたから。
ーーこの期間の内定は?
なし。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
業界や企業を絞らず、いろいろな説明会やオンラインイベントに参加してみる。
話を聞くことで選択肢が広がったから。広く話を聞くことで業界に対する理解が深まったと感じた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
内定に直結するようなインターンシップ等に参加しておけばよかった。
一応早期選考に繋がるものもあったが、年明け以降のものばかりだった。コンサル就活をしていた同期は10月、11月に内定を取っていたので、1社くらい早期内定の機会を掴めたらよかったと思う。心の安定に繋がる。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生の10月から応募。1月まで参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
①化学メーカー(素材系)
自分の研究を生かせるから。材料化学研究室に所属しており、「素材」の魅力・おもしろさに触れる機会が多く、就活の中でもそれを感じたから。
②SIer
システムエンジニアという職種に魅力を感じたから。研究でプログラミングに触れており、抵抗がなかったから。
ーー何社に応募したか?
5社。3社に通過(メーカー2社、SIer1社)。
志望業界や職種が定まってきたので、本選考を考えていた企業を中心に応募したから。就活サイト、同期との会話で情報収集。研究所見学、事業内容の説明を聞いたり、座談会参加など。
最終的になんでこの企業に決めたのか?を座談会で聞くようにしていた。
この頃はメーカーの方が志望度は上。コンサルやSIerの人の取り方と全然ちがう。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
志望企業がかなり定まった。
インターンシップやその他対面イベントなどを通して、企業の雰囲気や強みを知ることができたから。
「まったりした印象」の化学メーカーが多い中、自分は裁量権を持って楽しくガツガツ働ける企業がいいと思うようになった。
また、勤務地を重視するようになった。東京じゃなくても関東、地方都市ならいい。絶対に車がないと生きていけない地域に飛ばされる不確定さが怖かった。そして、SIerは外資より日系のほうが人を大切にするイメージがなんとなくあったので、日系大手に絞った。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
志望業界を中心に、後悔のないように興味のある企業はとりあえず説明会や1dayイベントに参加した。
業界が定まってきた中で、企業を絞っていく必要があると感じたから。マイページや就活サイトで情報収集。週4程度参加。夏と比べたら研究も落ち着いていたので、1日あたり3時間くらいは就活に時間を使えた。
ーー当時困っていたことは?
第1志望群は化学メーカーの技術営業職になったが、コンサルやSIerと比較したときの門の狭さを感じ不安になった。
化学メーカーは勤務地にこだわった瞬間に選択肢が激減すると気づいたから。SIerも楽しそうという気持ちはあったので、SIerの本選考も出した。自分の理想とする条件(勤務地・雰囲気・業界内での立ち位置)を満たす化学メーカーの採用人数は1桁くらいだった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活を楽しみつつも、徐々に内定を持っている同期も出始めて少し焦った。
内定を持っていなかったから。
ーーこの期間の内定は?
なし。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
各企業の職種や勤務地についてちゃんと調べたこと。
事業内容や社員の雰囲気がどれだけ魅力的でも、自分の理想とする働き方ができない企業には就職できないと思ったから。やっぱり都市部に居続けたいと思ったから。採用HPを見てもわからない企業に関しては、説明会に参加したときに「勤務地の割合」「職種ごとの勤務地」「その後の転勤は?」などを聞くようにしていた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
OB/OG訪問。
本選考期に限られた企業しかやらなかったが、人と話すのは好きなのでもっとやっておけばよかったと思う。志望理由など、面接で話すネタにもなる。
毎回聞いていたのは、なぜその会社に決めたのか、入社したあと実際どうだったか、職種、勤務地希望がどのくらい通るか、裁量権や雰囲気。企業理解に繋がる上に、いろんな社会人の話を無料で聞けるまたとない機会なので、どんどん活用するべきだった。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の2月から4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
秋冬インターンシップ期と同様。
ーー何社に応募したか?
6社。
うち第1志望群は3社。すべて書類通過。
学校推薦にない・志望度の高い企業に出したから。
学校推薦を考えていたSIerや選考時期の遅い化学メーカーは結局出さず仕舞いだった。
学校推薦は2月末から3月にかけて出し始めたが、その前に志望度が高いところに決まったので辞退。
学校推薦は何社でも出せるし、基本的に選考プロセスが1~2段階減る。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
面接で自信を持って話すマインドづくり、研究室の同期と壁打ち。
結局ずっと緊張していた。ESやWEBテストはインターンシップ等での経験から自信をつけていたが、面接は何度やってもそれなりに緊張するため。
また、笑顔ではきはき喋るようにしていたら「会話力・雑談力があるね」と褒めていただいた。研究内容については、自信をもってはきはき喋ること、論理が破綻しないように意識。内定先企業から「論理的に話せていた」「地頭の良さを感じた」というフィードバックが得られ、嬉しかった。
ーー当時困っていたことは?
対面の面接で、ノックの仕方やカバンの置き方などの所作が上手くできるか不安だった。
オンライン面接はインターンシップ等で何度かやったが、対面の面接は本選考が初めてだったから。ネットで調べたり、経験者の友達に聞いたりして、シミュレーションした。身だしなみ、所作など、要らないところの減点(面接官のノイズになり得るもの)を防ぎたい。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
学校推薦も後に控えているので、どこかしらの内定はもらえるだろうとは思っていたが、「本当に行きたい企業」がいくつかあったので、そこに「引っかかる」ことができるか不安で仕方なかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
本選考にエントリーする企業数をかなり絞った。
多くエントリーしすぎることで、1つ1つに真摯に取り組む余裕がなくなったら、本末転倒だと思ったから。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
修士2年生の4月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
4社。
エネルギー、教育、通信、SIer。教育(SE職)はたまたま参加した1dayイベントのグループワークで早期選考の案内を受け、「1月中に決まる」というスピードに惹かれて受けた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
意思決定をするときにはもう心の余裕があった。
第1志望群の内定を持っていた(結局そこに行くことにした)から。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
食品メーカー(2次面接落ち)に通過していたらエネルギー会社と迷った。
2daysワークショップで魅力を知り、業務内容や勤務地などの観点からエネルギー会社と同じくらい志望度が高かったから。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
①自分が希望する職種・勤務地であることが確定していた。就活初期から志望していた技術営業職で東京勤務。
理系のバックグラウンドとコミュニケーション能力を生かすのに最適な職種は技術営業だとずっと思っていたから。勤務地が僻地あるいは不確定なのはやっぱり嫌だと思ったから。
②志望度が高めの食品メーカーに落ちた。
もともと落ちたらエネルギー会社に行こうと心を決めていたから。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
①企業の将来性
カーボンニュートラルが叫ばれる中、石油業界への風当たりは強く、需要も縮小しているから。また、ちょうどトップが不祥事で解任されるなどの出来事もあったから。面接は謝罪からスタートした。LINEのオプチャでも先行きの不透明さが話題になっており不安になった。どの業界・企業に行っても絶対安定なんてない、いつ何が起こるか・10年後にどうなっているかは誰にもわからないと割り切った。
②求められるレベルの高さ(採用人数の少なさ)
面接では堂々と自信を持って話すことを意識したが、いざその企業で働くとなると本当に期待に応えられるのか不安になったから。技術営業職の採用数はわずか6人。研究室の同期と話して、気持ちを共有した。メーカーは基本的に採用人数が少ない。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
研究は大事にした方がいい。
どの企業でも研究を話す機会がある。熱量持って話すことが大事。
論文、学会の業績があればESに書ける。自分は実績をフル活用していた。また、緊張感を持って頑張るのは本選考からでもいい。情報収集は早いうちからすべき。そういう意味ではインターンシップに参加することも大切。
また、「理系院卒」がアドバンテージになる。周りの同期には「どこにも通過しない...」という人はいなかったし、通過率高めであった。本選考から就活を始めていた人も一定数いたが、推薦を使って大手から内定をもらえる人が多い。理系院卒の就活は、「アドバンテージ×それを生かすための行動量」。
(PR)人気大手企業就活ならビズリーチ・キャンパス!
ビズリーチ・キャンパスは三井物産、JR東日本、三井不動産、三井住友銀行、ソニー、NTTデータ、サントリーなど様々な業界の大手企業がを利用しており、人気大手企業就活を目指す学生にとって必需品と言えるサービスです。
・誰もが知る人気大手企業から、特別座談会・選考免除・特別選考ルートなどのスカウトが届く
・人気大手企業によるビズリーチ・キャンパス限定のインターンシップ
・人気大手企業による各業界特化型の限定イベント
・難関企業内定者による就活対策講座を毎日開催
・先輩が『いつ・何をして・何に悩んだのか』を綴った就活体験記。就活全体像や時期別の悩みの具体的な解消方法がわかる
ぜひビズリーチ・キャンパスご活用し皆様にとって最適なキャリア選択を実現してください。
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