<プロフィール>
Yさん/男性
名古屋大学/院卒
情報学研究科複雑系科学専攻
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, アルバイト, 体育会, 部活動, 部長・副部長, 資格取得
内定取得先:総合コンサル, ITコンサル, SIer
入社予定先:コンサル・シンクタンク・士業(総合コンサル)
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部4年生の2月の終わり。
エンカレッジという就活団体に声をかけられて、部活の同期(同期は知り合いから)から紹介され、同期みんなで登録。
速めに始めておいたほうが有利だと考えていた、他の就活団体では募集していなかった。
ーー何からスタート・準備したか?
エンカレッジのイベント参加。
毎週参加するものだったため6回ほど就活対策講座に参加した。一括エントリー(短いESを書いて、20社分を1つのESでエントリーできる制度、3月終わりから4月にかけてエントリーした)。
それしかやることがなかったから。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
SIer。
情報学を使えるところがよかった、研究科の就活実績でもSIerは多く、おのずと意識していた。
他の業界はみていなかったが、IT系全般は見ていた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
特別なことはしていない、エンカレッジのイベント参加や、GD(グループディスカッション)対策のためにエンカレッジの対策講座に参加した。面接やGDがぶっつけ本番にならないようにしていた。
面接はメンターと少し模擬面接をした。研究をないがしろにしていた節はある。大学院に入って授業を前期にとりきる人は多い。それが最優先であり、その次に就活、最後に研究をするという流れは崩すべきでない。
ーー応募までに困っていたことは?
何をしたらいいかが分からない。
講座で話を聞いていても本番を経験していないと緊張するし、本番の緊張感をなくすためには本番の選考を受けるしかない。正解がわからずぼんやりしていた。
夏インターンシップにエントリーしていく中でだんだん解決していった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
大学の授業とその課題、その中でESや研究しなきゃいけない、部活にも顔を出さなきゃいけない状況だった。
いわゆる「カツカツ」で、研究や部活をないがしろにしながら就活を進める感じだった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
①夏インターンシップに出したこと。
②課題やどういう部分が評価されるかわかったこと。
ESが思ったより落ちた。原因は添削なしでギリギリに提出していたからだと思う。そのため、夏後半以後はメンターに添削してもらうようになった。
メンターから、どういうところに気を付けて書けばいいか、求める人物像に照らし合わせるなど、夏インターンシップ序盤で落ちたことから学び、夏後半、秋冬では通過率があがった。
忙しくてもやることはやれていた。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
もっと広い業界を見ておけばよかった。
夏休み終わってから新しい業界見るのは大変なため、この時期からみたほうがいい。
今学んでいることにとらわれてしまっていたため、最初からITを受けていたというイメージだった。しかし、本当に興味のある業界はほかにあったのかもしれない。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の6月から。9月まで参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
SIer。
ーー何社に応募したか?
15社くらい。
聞いたことある企を中心に出していった結果15社で、添削もしてもらった。6月初めは企業〆切が集中しており、6月下旬から締め切りの余裕が出てきて添削してもらった。
3社通過、2社参加。5日間、3週間のワークに参加した。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
研究職への興味の減少。
研究職に興味があったというよりどんなものだろう?という感じだったが、自分にあまり合わないと思った。1日目でも言われたが10年後に世に出るものを研究している。
どういう風に活用されるかが明確でないため、なんのためにやるんだろうと思った。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
ひたすらインターンシップに参加。
3週間(対面とオンライン選べる)は横浜に出向き、途中からオンライン参加した。
5日間インターンシップ(オンライン)の初日の午前に学会発表(東京)があった。
ワークは全体的に大変だったが、実際の働き方がわかって新鮮で楽しかった。
ーー当時困っていたことは?
インターンシップの日程が重複する可能性がある中でエントリーしなければいけないこと。
簡単に受かるものでないと思っていたが、実際受かって重複してしまった。参加企業は、オンラインより対面の方がいいと思っていたため、対面かどうか、日程は長いかどうかで判断していた。
企業のことをよく知れるため長い日程に参加したいと考えた。優遇についてはあまり考えていなかった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
ESで落とされることが多く、精神的にきつかった。
夏に複数日程のインターンシップに行けないんじゃないかと思った。3週間の方はスカウトES免除で面接2回選考があり、選考期間が長かった。
5日間は1つめの部署で落ちてもう1つで受かった。2回目のESは添削してもらった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
インターンシップへの参加。
研究職については参加して合わないことがわかった。自分が考えていなかった職種をみて知れたのはよかった。
スカウトで来て対面参加したのが研究職。有償のインターンシップだった。もう一方はSE職だった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
オンラインのSE職5日間インターンシップが研究職の3週間インターンシップの合間だった。
プログラミングの開発のインターンシップで、環境設定などに戸惑った。SEのインターンシップに2日間は参加できず、実質3日でアプリを作らなきゃいけない状況だった。そのためあまりいい発表ができず、優遇がもらえなかった。
忙しいながらも準備しておけばよかった。バイトでWEBアプリ開発はしているが、フロントエンドを作っているがバックエンドはしていなかった。その点、インターンシップではバックエンドもするため、慣れていない作業に戸惑った。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生の9月から応募を始めた。
2月まで参加した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
SIer。
加えてこのぐらいの時期からコンサルの本選考を受けた。
ーー何社に応募したか?
5社応募、2社通過参加。
5日間と2週間、応募段階で複数日程かつ対面インターンシップを探していた結果、秋冬応募があまりなかったため。
本選考も受けていたから、あえて数を絞ったという認識ではない。
情報収集として、インターネット、OpenWorkの情報を見ていた。夏は前期に授業を一緒に受けている人に情報を聞いていたが、後期は授業が取り終わって友人と就活について話すことが減った。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
2月に2週間インターンシップに参加した際、担当者がかなり高圧的だった。
上司に恵まれないと仕事はこれほどつらいのかと絶望した。入社予定先の内定時期が1月で、内定をもらった上で行ってみた。
終わってみたらいい経験だとは思ったが、最中は帰りた異様な気持ちになることも。インターンシップ用のパソコンも貸与されていたため、やり切るしかないと思った。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
研究室の教授が研究しなさいという感じ。
ずっと研究をないがしろにしていたが、秋冬に参加し出す中で、本選考に行く企業を絞って研究に力を入れれるようにしていた。
メンターに受ける企業を話して面接対策をしたことはあったが、熱心にしていたわけではない。就活はESの型もできていて面接でも緊張せず望めていた。
ーー当時困っていたことは?
本選考とインターンシップと研究の兼ね合い、部活は就活も佳境ということで行かなかった。
後はがんばるのみで、インターンシップ→研究のサイクルで頑張った。
1月頃にコンサルの内定をもらい、秋冬に参加したSIerがある中で行きたい企業がどこかわからなくなった。もっと広く業界みればよかったとこの時点で後悔した。
SIerもコンサルも同じようなことをしていて差はない上に、悪くないし内定はありがたいと思った。しかし、1社に絞る中でどうしても行きたい企業があるか、と思うと疑問だった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
色んな企業を出していく中で型が決まったことはよかった。
質問されたときに答える回答が定まり、面接中の態度や、緊張しないこともできていてよかった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
就活軸をもっとはやく決めればよかった。
軸が途中で変わることはあるが夏が終わった頃には仮でも決めればよかった。冬インターンシップ選考を受ける中で、内定をいただいて、どうやって入社先を決めるのか聞かれた。その際、実際どうやって決めるのかわからなかった。
判断する際には、フィーリングで決めるより軸があったほうがいいと思う。面接でも答えられるし、決定の理由付けにもなるため。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の10月からコンサルの本選考に参加した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
SIer、 コンサル。
より上流工程に携わってみたくなった。
ITを使って仕事をするということは変わらないが、SE職インターンシップに参加して技術者になるより、要件定義などの上流工程をやってみたくなった。
コンサルのIT部門の仕事をこの時期に知った。自分がしたい仕事に近かった。
ーー何社に応募したか?
8社程度。
コンサル3社、SIerの方が多い。主に情報はネット検索、たまたま部活の先輩で総合コンサルの人がいて訪問した。コンサルに良い悪い部分があると思っていたが、当該総合コンサルはよいところが多い。
新卒を大切にしてくれる、当該コンサルは他と比べると勤続年数が長いと知り、日系のコンサルをみていた。SIerの5社はインターンシップ経由で面接確約、コンサルは全通過だった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
特別なことはしていない。
コンサルはケース面接など、特殊な選考があり、個人的にはネックだった。遅い時期に初めて大丈夫かなと思ったが、心持ちとしてはずっとケース面接していた人はいないため、自信をもって勉強した。
自分で問題を解いて練習し、面接するごとに自信もついていった。この時期はあまり対策せず、面接決まったらネットでどういうことを聞かれるか調べる程度だった。
ーー当時困っていたことは?
研究との兼ね合い。
留学生が多い研究室で、留学生は学校推薦で内定が決まる人が多い。そのため教授が就活スケジュールを把握おらず、いつ終わるのか聞かれるため、きつかった。
研究したくないわけではないけど、就活しなきゃいけない、発表もしなきゃいけないため、内定決まったら本選考絞ってと言われていた。
インターンシップで全く参加したことがない企業は有名企業でも出さなかった。会社の雰囲気を知らずに本選考から受けても、雰囲気がわからず行きたいと思えないと思ったため。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
入社する企業はどこがよいのか。
序盤は内定先が有名企業でいいなと思っていたが、実際に企業の内情がわかっていくとどれがいいのか決めるのが難しかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
OB/OG訪問。
10月頃に総合コンサルに訪問した。人事でない人を訪問して、率直な意見をしていただけた。いいところも悪いところも話していただけたため、ギャップが少なく、自分の選択に責任をもって働けると思った。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
①全体を通しては序盤に幅広く業界を見ておくこと。
②夏終わりに就活の軸を仮にでも置くこと。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
修士1年の1月から3月にかけて検討した。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
4社。SIer2社、コンサル2社。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
自分が受けている企業でどこに行きたいのか自分でもわからなくなる。
総合コンサルとSIerで、内定した業界が違うため、コンサルの働き方についていけるのか不安だった。SIerも対面インターンシップに参加して楽しかったが、SIerはプライベート優先で仕事が二の次という感じだった。
自分は仕事でやりがいがあった方がいいと思った。プライベート優先は魅力的だが、1社目に入る企業では社会人としての土台ができる。
求められるものは高いと思うけど、今後のキャリアを考えたら自分の市場価値を高めた方がいいと思い、総合コンサルを選んだ。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
OB/OG訪問で聞いた話。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
妥協した部分はないが、就活の軸は理想を反映していた。
実際仕事が上手くできるか、つらいと感じるかも人によって違うため、意思決定で思い切りがつくかどうかが課題だった。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
もっと広い業界を見ておけばよかった。
情報学を専攻していることで情報系、理系だから理系職と絞った。しかし、コンサルをもっと早く知っていれば対策を深くできたし、他のコンサルも知って選択の幅が広がったのではないかと思う。
インターンシップは参加できるならした方がいい。優遇の有無もあるけど、実際に職場に出て職場や人の雰囲気を知って企業や職種が合うかを知れる。
この経験は今しかできないため、今たくさん参加して自分に合う企業を見つければいいと思う。
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