こんにちは!ビズリーチ・キャンパス編集部です。
今回も「リクルート」について企業研究を進めていきましょう。
あなたは「リクルートのビジネスモデルは、”リボンモデル”なんだよ」と言われて、答えられますか?
わからない方は、記事を読んで、さくっと理解しましょう。
そもそも ビジネスモデル とは?
まずは、「ビジネスモデル」について理解しておきましょう。
ビジネスモデルとは、ビジネスとして売上・利益を継続的に生み出す仕組みのことです。
何か難しいことのように聞こえますが、あなたの家の近くにある「ラーメン屋」だってビジネスモデルに基づいて運営されています。
ラーメン屋のビジネスモデルは「物販モデル」と呼ばれているものです。店主が、商品(ラーメン)を企画・開発・製造(調理)し、そのラーメンをお客さんに食べてもらい、対価としてお金をいただくモデルです。
飲食店は基本的に、この物販モデルだと考えられますね。
このように、どんなビジネスであれ、ビジネスモデルとして仕組化されているのです。
リクルートのビジネスモデル「リボンモデル」とは? リクナビを例に解説!
ビジネスモデルについてご理解いただけたら、この記事の本命 リクルートの「リボンモデル」について見ていきましょう。
まず、リボンモデルをひと言で伝えるならば、
カスタマー(個人や一般の消費者) とクライアント(企業や事業者)のベストマッチングを生み出す仕組みのこと、となります。
カスタマーとクライアントを大量に集め、アクティブなユーザーになるように働きかけ、両者を結びつけてあげるのです。
「?」が浮かんだ、そこのあなた。焦らず、下の図と解説に進みましょう。
リボンモデルには、3Stepがあります。
リクルートキャリアが運営している『リクナビ』を例に解説していきます。
Step1:より多くのカスタマーとクライアントを「集める」
どんなサービスもまずはここから。
サービスを使ってくれるカスタマーとクライアントを獲得しましょう。
< 例:リクナビ >
リクナビのカスタマーとクライアントは以下のように定義できます。
カスタマー:就職先を探している学生(= 就活生)
クライアント:新卒学生を雇いたい企業
以降<リクナビ:>内では、カスタマーを「就活生」、クライアントを「企業」と表します。
就活生と企業に、リクナビを導入してもらうことが「集める」というです。
就活生には、リクナビに会員登録してもらうこと。
企業には、リクナビに求人広告を掲載してもらうこと、という具合ですね。
Step2:集めたカスタマーとクライアントを「動かす」
ただサービスに会員登録してもらっただけでは、まだリクルートの価値を提供できていません。積極的にサービスを使ってもらう(= サービス内で動いてもらう)必要があります。
< 例:リクナビ >
今度は、一生懸命集めた就活生と企業に、積極的にリクナビを使用してもらうことが必要です。
就活生には、リクナビ内で企業検索をたくさんしてもらう、リクナビで告知されているイベントに来てもらう などと「ベストな就職先の企業を見つけるために」積極的なユーザーとなってもらうのです。
企業には、リクナビ内で学生に認知してもらうために、リクナビのトップ画面に企業広告を打ち出したり、リクナビの合同説明会にブース出したり、と「ベストな学生と会うために」積極的なユーザーになってもらいます。
このように、リクルートが介在することで、就活生と企業が徐々に動いていくのです。
Step3:カスタマーとクライアントを「結ぶ」
最後に、カスタマーとクライアントを結びつけてあげましょう。
つまり、マッチングということです。
カスタマーとクライアントの両者が満足するマッチングをさせることこそ、リクルートの価値なのです。
< 例:リクナビ >
最後に、就活生と企業を結びつけます。
具体的には、就活生と企業が相互に納得した「内定承諾」を増やします。
就活生は、リクナビを通じて出会った企業に入社したいと思い、選考に進みます。
企業は、リクナビを通じてエントリーしてくれた就活生を選考し、「この人こそ自社が求めていた人材だ」という就活生に内定を出します。
その内定を、就活生を承諾することで、マッチングができました。
つまりは、リボンが結ばれた、ということになるのです。
お気付きの方も多いと思いますが、リボンモデルの図はリボンの形です。
リボンの結び目(= マッチング数)を如何に大きく(マッチング量を多く)、綺麗(質が良いマッチング)なものにできるかについて、リクルートは日々考え続けているのです。
最後に
明日から「リクルートのビジネスモデルは”リボンモデル”なんだよ」と周りの友人に話せるようになったでしょうか?
今回はリクナビを例に出しましたが、その他リクルートが手がける事業「じゃらん」「ゼクシィ」「タウンワーク」などもリボンモデルに当てはめることができます。ご自身が興味あるリクルートの事業についても、リボンモデルとして考えてみてください!
過去のリクルートについての記事もぜひご覧になってくださいね。
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