BizReach Campus

App Storeから無料ダウンロード

ダウンロード
close
選考対策

就活で使えるエピソードがない?自己PRの見つけ方と理由から考える強みの作り方 | ビズリーチ・キャンパス

「自己PRで何を書けばいいのかわからない」「使えるエピソードが思い浮かばない」そんな悩みを抱える就活生は少なくありません。しかし、特別な経験がなくても大丈夫です。大切なのは“何をしたか”よりも、“なぜそうしたのか”という”行動の理由や背景”に目を向けることなのです。 本記事では、身近な経験から自己PRの材料を見つける方法や、エピソードの掘り下げ方を解説します。

目次

就活で自己PRに使えるエピソードがないと感じる理由とは?

「自己PRに使えるようなエピソードがない」と感じている就活生は実はとても多いものです。その背景には、次のような心理的な要因が潜んでいます。

・自分の経験を過小評価している
・他の就活生と比較してしまう
・特別な実績が必要だと思い込んでいる

しかし、企業が注目しているのは「すごい実績」よりも、そこに至るまでの思考や行動のプロセスです。どんな経験でも、実は視点を変えれば立派な自己PRにつながるのです。

自分の経験を過小評価している
「自己PRに使えるような経験なんて、自分にはない」と感じる背景には、自分の経験を過小評価してしまう心理があります。例えば「ただのアルバイト」「ゼミで発表しただけ」「友達の相談に乗っただけ」など。こうした日常の行動を「大したことではない」と片付けてしまう人は少なくありません。
しかし、企業が見ているのは「どれだけ目立つ成果を出したか」ではなく、「どんな考えで動き、どう工夫したか」という部分です。例えば、コンビニのアルバイトでも、忙しい時間帯に効率的なレジ対応を考えた工夫や、常連客との接し方に気を配った経験は、立派なエピソードになります。
特別な肩書きや大きな成果がなくても、日々の中で積み重ねた工夫や気づきには、あなたらしい価値がしっかりと宿っているのです。

他の就活生と比較してしまう
周囲の就活生と自分を比べて、「自分にはアピールできるような経験がない…」と感じてしまうのは、多くの人が陥る落とし穴です。SNSでは「学生団体の代表を務めた」「海外インターンに参加した」など、華やかな経歴ばかりが目につき、自分の経験が見劣りして思えることもあります。
しかし、それはあくまで“他人のハイライト”であり、比較しても意味がありません。大切なのは、あなた自身の経験の中にある“あなただけの気づき”や“努力のプロセス”なのです。他人と比べて不安になったときは、「自分が何を大切にしてきたか」に立ち返ってみましょう。誰かと同じような経験をする必要はなく、自分らしい視点こそが、企業にとって魅力的なアピール材料になるでしょう。

特別な実績が必要だと思い込んでいる
就活では「何か目立つ実績がないと評価されない」と思い込んでしまう人が多いですが、それは大きな誤解です。たしかに起業経験やコンテスト受賞など、派手な経歴は目を引きます。しかし、企業が本当に知りたいのは、「どんな姿勢で取り組んだか」「困難をどう乗り越えたか」といった“人となり”の部分です。
例えば、居酒屋のホールスタッフとして「忙しい時間帯にチームで連携し、回転率を改善した」といった経験でも、そこに工夫や学びがあれば十分に伝える価値があります。成功体験の“規模”ではなく、そこに至るまでの“背景や思考”こそが自己PRの核になるのです。実績の派手さに惑わされず、自分の行動や成長に目を向けることが大切なのです。

就活で使えるエピソードを見つける方法はある?

「特別な経験がなくても自己PRはできる」とは言われても、いざ何を話せばいいのか分からない…そんな悩みを抱えている人は多いはず。しかし実は、身近な体験の中にも自己PRに使えるエピソードのヒントは隠れています。少し視点を変えるだけで、自分でも気づかなかった強みに出会えるかもしれないのです。

日常生活を見直してみる
「就活で使えるエピソード」と聞くと、特別な体験を思い浮かべがちですが、実は日常生活の中にもヒントはたくさんあります。例えば、コンビニや飲食店のアルバイトで「常連のお客様の好みを覚えて接客した」「混雑時でも落ち着いて対応するための工夫をした」といったエピソードも、十分に自己PRの材料になるのです。
また、サークルやゼミでの役割、家族や友人との関係性の中にも、自分らしさが表れる瞬間があります。遅刻せずに毎回出席していた、地道に資料づくりを手伝っていた、困っている人を自然とサポートしていた。そうした行動は、責任感や気配り、継続力といった強みにつながります。
自分の“当たり前”を見直してみることが、意外なアピールポイントの発見につながるのです。まずは、自分が普段どんなことを大切にして行動しているかを振り返ってみましょう。

友人や家族に聞いてみる
自分のことは意外と自分では分かりにくいもの。そんなときは、友人や家族など身近な人に聞いてみるのもひとつの手です。長く付き合っている相手ほど、あなたの自然な行動や考え方に気づいてくれていることがあります。
例えば「私ってどんなときに頼りになると思う?」「一緒にいて助かったことってある?」といった質問を投げかけてみましょう。効果的な質問の例としては、

・私の長所ってどんなところ?
・これまでで印象に残っている私の行動ってある?
・困っているとき、私にどんなことを期待してる?
・私ってどんなときに一番生き生きしてると思う?

こうした問いを通して、思いがけない強みやエピソードの種が見えてくることがあります。他者の視点から得た気づきは、自己PRを客観的に深めるヒントにもなります。恥ずかしがらずに、まずは気軽に聞いてみるとよいでしょう。

失敗経験を掘り下げる
就活では「成功体験ばかり話さなきゃ」と思いがちですが、実は失敗経験も立派な自己PRの材料になります。大切なのは、失敗そのものではなく、そこから「何を学び」「どう行動を変えたか」という点なのです。
例えば、サークルのイベントでリーダーを務めたものの、準備不足で当日トラブルが発生したとします。大切なのはその後、「なぜうまくいかなかったのかを分析し、次回は綿密なスケジュールを立てて改善した」などの行動があったかどうか。企業は、失敗しても前向きに取り組める姿勢や成長意欲を評価します。
失敗を単なる「マイナスの出来事」として捉えるのではなく、自分を成長させた経験として整理することで、説得力あるエピソードに変わります。過去のつまずきを振り返ることが、自分らしい強みを掘り起こすカギになるのです。

アルバイト経験を分析する
アルバイト経験は、就活で使えるエピソードの宝庫です。ただ「接客をしていた」「レジを担当していた」と表面的に語るのではなく、その中で自分がどんな工夫や意識を持っていたかを深掘りしてみましょう。
例えば、飲食店でのアルバイトなら「忙しい時間帯にどう効率よく動いたか」「新人教育で心がけたこと」「クレーム対応で意識した姿勢」など、自分なりに工夫した場面があったはずです。
分析のポイントは、「なぜその行動をとったのか」「どんな結果につながったのか」「その経験から何を学んだか」の3点。単なる作業の繰り返しのように思える日々でも、自分の行動に理由や意図があれば、それは立派な自己PRにつながります。普段のバイトを“振り返る”視点で見直してみると、思いがけない強みが見つかるかもしれません。

企業がエピソードを求める本当の意図

自己PRやガクチカで「具体的なエピソードを交えて話してください」とよく言われますが、「なぜ企業はそこまでエピソードにこだわるのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?実は、企業が知りたいのは「すごい経験があるかどうか」ではなく、あなたがどんな価値観を持ち、どう考えて行動する人なのかという“人柄”や“思考プロセス”です。エピソードはそれを知るための「材料」にすぎません。つまり、内容の派手さよりも、その経験をどう捉え、どう言語化しているかが重要なのです。
ここでは、企業がエピソードを通じて本当に見ようとしているポイントについて、もう少し深く掘り下げてみましょう。

人柄や価値観を知りたい
企業がエピソードを通じて見ているのは、あなたの人柄や価値観です。どんな経験をしてきたか以上に、「そのとき何を大切に考え、どう行動したか」に注目しているのです。なぜなら、スキルや知識は入社後に学べても、人となりや価値観は簡単には変えられないからです。
例えば、「アルバイトでミスをして落ち込んだが、自分から先輩にアドバイスを求め、改善に取り組んだ」というエピソードがあったとします。ここで伝えたいのは“責任感”や“素直に学ぶ姿勢”といった内面。単なる事実の羅列ではなく、「どう感じたか」「なぜそう考えたか」をしっかり言葉にすることで、あなたらしい価値観が伝わるでしょう。
自分の性格や行動の背景にある想いを丁寧に振り返り、エピソードににじませることが、人柄を自然に伝える近道です。企業は、そんなあなたの本質を知りたがっているのです。

論理的思考力を見ている
「論理的思考力」という点も、企業がエピソードを求める理由のひとつです。ただ経験を語るのではなく、「どんな状況で、なぜそう考え、どう行動し、その結果どうなったのか」を順序立てて説明できるかが重要になります。これは、入社後に課題解決や報告・相談を行う上でも欠かせないスキルだからです。
例えば、「アルバイトで売上が落ちたとき、原因を探るために時間帯別のデータを分析し、ポップの配置を変更して改善した」といった話では、問題発見→仮説→行動→結果という筋道が見えます。このように、自分の思考の流れを整理して説明できれば、単なる体験談が“課題解決力の証拠”に変わるのです。
論理的に話す練習は、自己PRだけでなく面接全体にも活きてきます。自分の思考過程を言語化する力は、どんな職種でも求められる力として評価されるでしょう。

自己分析力を評価している
「自己分析ができているか」という点も、企業がエピソードを求める理由のひとつです。自分の強みや弱みを客観的に理解している人は、入社後も周囲と協力しながら柔軟に成長できると期待されるからです。逆に、自分を過大評価していたり、他責傾向が強い人は、トラブル時に対応が難しくなることもあるでしょう。
エピソードを話す際には、経験の中で「自分の課題をどう認識し、どう改善したか」「強みがどう発揮されたか」まで言語化できると、自己分析ができている印象になります。例えば、「人前で話すのが苦手だったが、プレゼンを任されたことを機に毎回録画して振り返るようにした」という内容であれば、課題意識と行動力、成長への意欲が伝わります。
ただの出来事紹介ではなく、「自分をどう見つめ直したか」にフォーカスすると、自己分析力の高さが自然と伝わるでしょう。

入社後の活躍を予測したい
「この人が入社後に活躍できそうか」という点も、企業がエピソードを求める理由のひとつです。過去の行動には、その人の価値観や行動パターンが色濃く表れます。つまり、これまでどんな場面でどう動いてきたかを見ることで、将来の仕事ぶりをある程度イメージできるのです。
例えば、困難な状況でも周囲と協力してやりきった経験があれば、「チームで課題に取り組めるタイプ」と判断されるかもしれません。目標に向かってコツコツ努力したエピソードがあれば、「継続力のある人材」と評価される可能性もあるでしょう。
企業は、あなたの人柄や強みが自社の風土に合い、長く活躍してくれるかを見たいと考えています。だからこそ、エピソードでは「どんな考えで動き、何を学んだか」まで丁寧に伝えることが大切。未来の可能性を感じさせる内容こそ、採用担当の心に響くのです。

自己PRで使えるエピソードを考えるときのポイント

自己PRで使えるエピソードを考えるとき、「なんとなく良さそうな話」を選んでしまう人も多いかもしれません。でも、それだけでは相手の印象には残りづらく、アピールしたいことが伝わらない可能性もあります。大切なのは、“どのエピソードを選ぶか”よりも、“何を伝えたいか”を明確にしたうえで、その内容に合った経験を選ぶことなのです。
自己PRは、自分の強みや価値観を具体的に示す場です。だからこそ、どんな点を意識してエピソードを組み立てるかが、伝わり方に大きく影響してきます。

具体的な事実を基にする
自己PRでは「協調性があります」「努力家です」といった抽象的な表現だけでは、相手に具体的なイメージが伝わりません。大事なのは、それを裏付ける“具体的な事実”を一緒に語ることです。実際の場面や数字を盛り込むことで、話にリアリティと説得力が生まれるのです。
例えば「接客のアルバイトで、1日平均50人以上のお客様に対応し、月間アンケートで『丁寧な接客』と記名されることが最も多かった」というように、数字や状況を明確に伝えることで、あなたの姿がよりはっきりと浮かび上がります。
また、エピソードの中で「いつ・どこで・誰と・何を・どうしたか」を意識すると、内容が整理されて伝わりやすくなります。抽象的な強みを“具体的な体験”で支えることで、企業の印象にも残りやすくなるでしょう。

自分の強みが伝わる内容にする
自己PRで大切なのは、エピソードの“華やかさ”ではなく、「自分の強みがしっかり伝わっているかどうか」です。まずは自己分析を通して、自分の強みを一言で表すと何かを考えてみましょう。例えば「調整力」や「継続力」「傾聴力」など、自分らしさを言語化するところから始まります。
その上でエピソードを構成する際は、「課題→行動→結果→学び」という流れを意識すると、強みが自然に伝わりやすくなります。例えば「周囲の意見が対立する中で、双方の立場を理解しながら意見を整理し、全員が納得する案にまとめた」など、強みが行動にどう表れたかを具体的に描写すると効果的です。
エピソードの中に、自分の強みが“どう活かされたか”が見えると、面接官にとっても印象に残る自己PRになります。強みをただ言うのではなく、「その強みをどう使ったか」を伝えることがポイントでしょう。

企業の求める人物像と結びつける
自己PRでは「自分らしさ」を大切にすることも重要ですが、同時に「その企業がどんな人材を求めているか」を意識することも欠かせません。企業が掲げているミッションや社員の声、採用ページなどから、求める人物像をリサーチし、それに自分の強みや経験がどう重なるかを考えてみましょう。
例えば、チームでの連携が重視されるメーカーなら「協調性」や「周囲と一緒に課題を解決した経験」、変化の激しいIT業界なら「柔軟性」や「自ら課題を見つけて動いた経験」が効果的です。営業職であれば「傾聴力」や「粘り強さ」なども評価されやすいポイントです。
エピソードを語る際は、自分の強みが企業の方向性とどう重なるのかをさりげなく盛り込むことで、「この人はうちで活躍しそうだ」と感じてもらいやすくなるでしょう。
自分視点だけでなく、相手目線でアピールを組み立てることが、選ばれる自己PRへの近道なのです。

PREP法で構成する
自己PRをわかりやすく伝えるために役立つのが、PREP法という話し方のフレームです。
PREPとは「Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(再び結論)」の順に話を組み立てる方法で、面接やエントリーシートでも非常に使いやすい構成です。
例えば、「私の強みは責任感の強さです(Point)。なぜなら、どんな役割でも最後までやり遂げることを大切にしてきたからです(Reason)。実際に、ゼミで発表資料の担当者が直前に抜けた際、私が引き継いで当日までに全体を仕上げ、無事に発表を成功させました(Example)。このように、周囲の状況に関わらず、自分の役割をしっかり果たせるのが私の強みです(Point)」という形になります。
PREP法を使うと、話に無駄がなくなり、相手にとっても理解しやすくなります。特に面接では、緊張して話がまとまらなくなることもありますが、この構成を意識するだけで、伝える内容が整理され、自信を持って話すことができるようになるでしょう。
伝える内容がまとまりづらいと感じたら、まずはPREPの順に話を組み立ててみると、整理された自己PRが作れるはずです。

まとめ

「就活で使えるエピソードがない」と感じてしまうのは、特別な実績が求められていると思い込んでいたり、自分の経験を過小評価していることが多くの原因です。しかし、企業が見ているのは、経験の派手さよりも「そのとき何を考え、どう行動したか」という姿勢や価値観なのです。
アルバイト、失敗体験、日常のちょっとした行動。それらも、視点を変えることで自己PRの材料になるのです。大切なのは、自分らしさが伝わるエピソードを丁寧に掘り下げ、自分の強みとして言語化することです。悩んだ時は自分の学生時代を振り返り、違った視点から眺めてみてください。

よくある質問

自己PRのエピソードがない時はどうしたらいい?
自己PRのエピソードがないと感じるときは、まず「特別な経験が必要」という思い込みを手放しましょう。大切なのは経験の規模ではなく、そこから何を学び、どう考えて行動したかです。アルバイトやサークル、日常の小さな出来事でも、自分らしさが表れていれば立派な自己PRになります。また、友人や家族に自分の長所を聞いてみると、意外な強みに気づけることも。過去の経験を振り返りながら、自分の価値観や行動の背景を掘り下げてみることが第一歩です。

就活で全落ちしてしまう人の特徴とは?
就活で全落ちしてしまう人に多い特徴のひとつは、自己分析や企業研究が不十分なまま応募しているケースです。また、志望動機や自己PRがどの企業にも共通の内容で、個別性や熱意が伝わりにくいこともあります。加えて、面接で自信がなさそうに見えたり、受け答えが曖昧だったりすると、評価が下がってしまうことも。大切なのは、自分の強みを深く理解し、それを企業の求める人物像と結びつけて伝える工夫です。改善点を見つけて丁寧に見直すことが突破口になります。

人気大手企業就活ならビズリーチ・キャンパス!

ビズリーチ・キャンパスは三井物産、JR東日本、三井不動産、三井住友銀行、ソニー、NTTデータ、サントリーなど様々な業界の大手企業が利用しており、人気大手企業就活を目指す学生にとって必需品と言えるサービスです。
・誰もが知る人気大手企業から、特別座談会・選考免除・特別選考ルートなどのスカウトが届く
・人気大手企業によるビズリーチ・キャンパス限定のインターンシップ
・人気大手企業による各業界特化型の限定イベント
・難関企業内定者による就活対策講座を毎日開催
・先輩が『いつ・何をして・何に悩んだのか』を綴った就活体験記。就活全体像や時期別の悩みの具体的な解消方法がわかる

ぜひビズリーチ・キャンパスご活用し皆様にとって最適なキャリア選択を実現してください。

登録はこちら

https://br-campus.jp/register/campus