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企業研究

【リクルート】企業研究「創業時は、○○○○の広告代理店だった!?」

一つの会社を徹底的に研究していく企業研究シリーズ。今回より「リクルート」についてご紹介していきます。リクルートの創業秘話と現在の基本情報をまとめてみました!

こんにちは!ビズリーチ・キャンパス編集部です。
「リクルートって色んなことをしていてよくわからない……。」という方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたのために、今回より企業研究シリーズとして「リクルート」についてあらゆる角度から研究していこうと思います。
本日は、初回ということで「リクルートという会社がどのようにして誕生したのか」といったルーツと現在のリクルートの基本情報をご紹介いたします!

リクルートのルーツ

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それでは、「リクルート」という会社がどのようにしてこの世に生まれたのか?
そのルーツに迫っていきます。

リクルート創業年・創業者

リクルートの創業は、1960年(設立 1963年)で2017年現在、創立57年の会社です。
創業者は、江副浩正氏です。

東京大学在学中に取り組んだ、大学新聞の求人広告

就活の仕組みは今とは全く違い、
大学からの推薦や、親族のコネクションで入社を決めることが主流の時代。

1955年に江副氏は東京大学に入学し、翌年「東京大学学生新聞会」に入ります。
江副氏は、学生新聞の広告枠を売る営業マンをやっていました。
その当時は、企業の求人広告などは一切載っていない状況でした。

そんなある日、江副氏はあるものを目にします。
それは学内の掲示板に貼ってあった、ある企業の就職説明会の広告だったのです。
それを見た江副氏は「これは、学生新聞に載せたら効果があるに違いない」と、
すぐに学内掲示板に貼ってあった企業の人事課を訪ね、広告を取ってきたのです。

それがリクルートの原点とも言える、
1958年6月18日号に載った就職説明会の広告だったのです。

「大学新聞広告社」の創業、リクナビの原型『企業への招待』発刊

その後大学新聞の求人広告は、飛ぶ鳥を落とす勢いで売上を伸ばし、
江副氏の収入は、大学初任給が月1万円程度の時代に、就職シーズンには月20万円、年に60万円近くも得ていたようです。

江副氏は「お金」と「自由」が欲しいと思い、就職をせずに「株式会社大学広告」という大学新聞広告代理店業の会社を創業したのです。
これが現在のリクルートとなる会社です。

ちなみに、社名は「大学広告」→「日本リクルートメントセンター」→「日本リクルートセンター」→「リクルート」といった具合に変わっていきました。
「日本リクルートメントセンター」は、お客様から「長すぎる」と不評だったため、4ヵ月ほどで社名変更をしたそうです。

それでは、どのようなことがきっかけで新聞広告から求人紹介に特化したメディアへと変貌を遂げたのでしょうか?

それは、大学時代の先輩である芝浦順氏が留学先のアメリカから送ってきたものがきっかけでした。
就職情報ガイドブック『キャリア誌』です。
その本には、履歴書の書き方、面接の受け方といった就活指南の記事があり、
その後に企業の求人広告が1社あたり2ページと大きなスペースで紹介されていました。
しかも、200社程度といった多数の企業が掲載されていました。

江副氏はこの『キャリア誌』を見たときに「これだ!」と思ったそうです。

そのインスピレーションを頼りに、新聞広告ではなく自社で情報誌を発刊しようと、
試行錯誤を繰り返して完成したのが『企業への招待』という求人情報誌だったのです。

これにより、「就職先を自分の意思で選ぶ」という新たな価値観を提案していったのです。

参考:
かもめが翔んだ日 (著)江副 浩正/(出)角川書店 (2007/3/1)
リクルートのDNA 起業家精神とは何か (著)江副 浩正/(出)朝日新聞社 (2003/10/30)
東大新聞オンライン(2017/07/26):http://www.todaishimbun.org/amano1102/


現在のリクルート 基本情報

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リクルートのルーツについて理解したところで、
現在のリクルートについての基本情報を見ていきましょう。

リクルートグループ従業員数・全体売上・利益

リクルートグループ従業員数は、45,688名(連結) とかなりの大所帯です。
リクルートグループ全体売上は、18,399億円(2016年度)です。
その内営業利益は、1,272 億円です。
売り上げは、右肩上がりに伸び続けています。

従業員数 参考:ロイター
http://jp.reuters.com/investing/quotes/companyProfile?symbol=6098.T

売り上げ・営業利益 参考:リクルートホールディングス 投資家情報
http://www.recruit.jp/ir/result/


リクルートグループ各社について

ここではリクルートグループがどういった構造になっているのか?
各グループ会社の事業内容・従業員数・売上といった基本情報をご紹介いたします。

リクルートグループは、大きく3種類に分けることができます。

① 人材系
② 販促系
③ 横断機能

それぞれ見ていきましょう。

人材系
人材募集、人材派遣、人材・組織開発といった「人」に関するサービスを展開しています。
カスタマー自らが働きたい環境を得られるように、クライアント企業が欲しい人材を獲得できるようなマッチングビジネスから、個人や組織のレベルアップを目指した人材・組織開発の事業があります。

<< 就職・転職支援  >>
株式会社リクルートキャリア
主要サービス:就職・転職市場での正社員募集サービス(リクナビ、リクナビNEXT、リクルートエージェント 等)

株式会社リクルートジョブズ
主要サービス:アルバイトなどの人材募集サービス(タウンワーク、フロム・エー・ナビ 等)

<< 人材派遣  >>
株式会社リクルートスタッフィング
主要サービス:人材派遣サービス(キャリアウィンク、アビリティスタッフィング 等)

株式会社スタッフサービス・ホールディングス
主要サービス:人材派遣サービス(オー人事.net、スタッフサービス・エンジニアリング 等)

<< 人材・組織開発  >>
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
主要サービス:人材開発、組織開発、制度構築

販促系
主にメディアを通じての販売促進を行なっています。
下記の2種類の領域に分け、ニーズに合ったものを探しているカスタマーと、価値提供をしたいクライアント企業のマッチングビジネスが主となっています。

ライフスタイル領域:日常的に利用する領域(飲食店や美容院など)のこと
ライフイベント領域:一般的に、人生で一度か二度ほどしか経験しない領域(結婚や家の購入など)のこと

<< ライフスタイル  >>
株式会社リクルートライフスタイル
主要サービス:ライフスタイル領域の販促メディア(HOT PEPPER、じゃらん 等)

<< ライフイベント  >>
株式会社リクルート住まいカンパニー
主要サービス:住まい関連の販促サービス(SUUMO、SUUMOカウンター 等)

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
主要サービス:ライフイベント領域の販促メディア(ゼクシィ、カーセンサー、スタディサプリ 等)

横断機能
バックオフィスやIT・ネットマーケティング、クリエイティブといった、
それぞれの分野で高い専門性を持ち、リクルートグループ横断的に経営・事業を推進していきます。

<< 経営推進  >>
株式会社リクルートホールディングス
主要サービス:リクルートグループの本社機能。グループ全体の戦略を考えてみたり、新規事業の開発をする部署があります。

株式会社リクルートアドミニストレーションズ
主要サービス:事業経営支援サービス。人事・財務・会計・法律等の領域から、グループ横断的に経営に関わる戦略立案と推進業務をしています。

<< 事業推進 >>
株式会社リクルートコミュニケーションズ
主要サービス:すべてのグループ会社における制作・マーケティングコミュニケーションを担当しています。

株式会社リクルートテクノロジーズ
主要サービス:グループ横断的に、IT・ネットマーケティング基盤をビジネスに実装していくことを担当しています。


おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回はリクルートのルーツと、現在の主要グループ会社についてご紹介いたしました!
今では、多くの事業・多くの従業員を抱えているリクルートですが、
創業時は、江副氏含む数人の若者により創り上げられた一冊の求人情報誌だったのです。

ビズリーチ・キャンパスには、リクルートグループに在籍されているOBOGの方が多数在籍されています。
ぜひ、ビズリーチ・キャンパスを使ってOBOGに会ってみましょう!
リクルートの現在について、より深く理解できるはずです。

次回以降も、リクルートについてどんどん研究していきますので、ぜひチェックしてみてください!

一次情報を得て、自分の未来を見つけに行こう

採用ホームページやニュースなどのメディアを読んで、業界・企業研究に励むことはとても大事なことです。 しかし、それらの多くは二次情報に過ぎません。何かしらのバイアスがかかっており、正しい情報であるかどうかは自身で選択していかなければなりません。

情報収集で重要なことは、「どれだけ新鮮な一次情報」を得られるか、ということ。 そしてその一次情報を得る手段としては、「とにかく人と出会う」ことが重要になります。

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