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企業研究

【リクルート】企業研究「社風をあらわすコトバ『お前はどうしたいの?』」

1つの会社を徹底的に研究していく企業研究シリーズ「リクルート」編。今回は、「お前はどうしたいの?」というキーワードからリクルートの企業文化についてご紹介いたします。

こんにちは。ビズリーチ・キャンパス編集部です。
1社に対して徹底的に研究していく、企業研究シリーズ「リクルート」。就活の企業選びにおいて「企業文化と自分がマッチしているか」は重要な視点です。今回はリクルートの独特な企業文化について見ていきましょう。

「お前はどうしたいの?」

これはリクルート社内で、口癖のようにやり取りされている言葉です。この言葉こそ、リクルートの企業文化を表しているものなのです。
今回はこの「お前はどうしたいの?」というキーワードを軸に、リクルートの企業文化をご紹介いたします。

圧倒的当事者意識

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リクルートといえば、この言葉です。リクルートは「当事者意識」を非常に大事にしています。
なぜなら、リクルートの使命は「イノベーションによって、社会の”不”を解決すること」だからです。
社会の不とは、社会課題のことです。その中でもリクルートは、顕在化されている課題ではなく、もっと深層にある課題を発見し解決することを目指しています。

ケース:スタディサプリ

一つの例として、「スタディサプリ」というサービスをご紹介いたします。
スタディサプリとは、株式会社リクルートマーケティングパートナーズが提供している、小学生~高校生向けのオンライン学習がメインのサービスです。

スタディサプリが解決しようとしていた課題は「都心と地方では、学習機会に不均等が起きてしまっている」というものでした。
その課題への解決策として、オンラインの学習サービスを提供していました。
しかし、リクルートはそれだけではなく、本質的な目的である「誰でも良質な教育を受けられる環境を提供すること」を目指し、学校の教員サイドにも生徒の学習を管理・効率化させるサービスを提供していったのです。
最初こそ、学校から理解を得るのは困難でしたが、実際に学校へ導入してみると、生徒は自身の苦手克服を通じて学ぶ楽しさを覚え、教員はイキイキと学んでいる生徒を見て、本来的に自分がやりたかった教えることの楽しさを思い出すなど、「学力の向上」という定量的な価値に留まらず、「イキイキとした人を増やす」という定性的な価値も世の中に与えることができているのです。

なぜリクルートはこのような社会の不を発見し解決できるのでしょうか?
それは、「あの人達はどう思っているのだろうか」という相手の立場に立った想像力と「自分だったらこうしたい」という主体性が合わさった、圧倒的な当事者意識を持つことがリクルートの文化となっているからなのです。

「お前はどうしたいの?」
これは、相手の立場に立ったうえで、あなたならどうしたいと考えているのか、を常に考えてほしいという文化からの言葉なのです。

起業家精神

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「リクルート出身の起業家は多い」そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
それは、リクルートが起業家精神を大事にしている文化であることと関係がありそうです。

創業時より、創業者の江副氏は「社員皆経営者主義」を掲げていました。そのため、リクルートではリクルートを退社し、独立することを奨励する文化が出来上がっているのです。

例えば、就活の面接で「3年で退社して起業します」と言う学生も、優秀であれば喜んで採用し、その人の意志が叶うよう、応援するのです。
普通であれば、短期間で辞められてしまうことは会社としてはデメリットが大きいです。それも、優秀であれば尚更に。
しかし、リクルートは退職することを「卒業」と呼称し、若いうちから破格の退職金を用意する制度も整え、会社として応援する文化ができているのです。
また、独立を考えている人以外にも、若いうちから大きな仕事の機会を与え、成長させようという文化があります。

「お前はどうしたいの?」
これは、本当に意志があることなら応援する、若いうちから成長する機会を与えようという文化からの言葉なのです。

個の可能性に期待し合う場

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リクルートは、個々人の可能性に期待し、その可能性を最大化させようとする文化があります。

例えば、「Will Can Mustマネジメント」というのをリクルートは行なっています。
半期に一度、個々人の成長を促すために、上長との面談があります。そこでは、あなたが仕事を通じて何を成し遂げたいのか(Will)を明確化し、その実現のために今のあなたが何を強みにできるのか、どのようなことをできるようになる必要性があるのか(Can)を確認し、これから何をすべきか(Must)を考えるのです。
その他にも、社内の成功事例や新たな試みを紹介し、讃える「FORUM」「ARINA」といった社内イベントがあります。これにより、個々人のモチベートとナレッジの共有を図っています。

「お前はどうしたいの?」
これは、一人ひとりが内に秘めている可能性に期待し、引き出そうとする文化からの言葉なのです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
リクルートがどのような企業文化を持った会社なのか、イメージを持っていただけたのなら幸いです。
「お前はどうしたいの?」
ビズリーチ・キャンパスには、リクルートグループに在籍されているOBOGの方が多数在籍されています。
実際に社員さんに会ってみて、社員さん個々人の「お前はどうしたいの?」への答えを聞いてみるのもいいかもしれません!

また次回以降も、リクルートについて研究を進めていきますのでご期待ください!

参考:リクルートホールディングス 企業情報(2017/07/31) http://www.recruit.jp/company/about/involvement/uniqueness/detail.html

前回までの記事はこちら

【リクルート】企業研究「創業時は、○○○○の広告代理店だった!?」

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