名前 男性T
大学 京都大学大学院生命科学研究科
部活・サークル バトミントンサークル、フットサルサークル
IS応募数(夏) 30社:IT2社、教育1社、人材2社、メーカー(食品、製薬)3社ほか
IS参加数(夏) 4~5社:IT、教育、人材
IS応募数(秋・冬) 20社:食品・飲料・製薬・化学メーカー。研究職中心。
IS参加数(秋・冬) 1社:製薬メーカー
本選考参加数 25社:食品・飲料・製薬・化学メーカー。研究職
内定取得企業 3社:食品メーカー(研究職)、製薬メーカー(研究職)、IT
入社予定企業 食品メーカー(研究職)
就職活動のスタート期
4月に入ると、研究室の周囲が就活を始め出したので、自分自身もつられるように、4月に就活を開始。
まずはググって情報収集。キーワード:「就職」「就活」
そのほかにも、大学院で研究をしていた人のブログを読みはじめた。
就活アプリ、就活サイトに片っ端から登録。自己分析の方法やスケジュールを調べ始めた。
また、研究室の同期がエンカレッジに登録し、すでに就活を始めていたため、自分自身もエンカレッジにも登録し、メンターを決めていただいた。
▼登録サービス
マイナビ、リクナビ、オープンワーク、ユニスタイル、ワンキャリア
外資就活、キミスカ、ビズリーチ・キャンパス
―――就活を開始し始めた頃の心境
ググると、やることが多すぎて何から手をつければいいのかわからず、順番を立てるのが重要だと感じた。
また、どのサイトを見ても、自己分析と書いているが、わからないことが多すぎて、自分の偏見だけだと怖いな。
5月から、エンカレッジのメンターと共に自己分析。
自己分析シートをもらい、それに記入していった。
・人生における年表、どこでどう考えたか。
・それを受けて将来何をしたいか。
・自分はどこで喜びを感じるか、など。
↓
そういったものを、Zoom MTGで画面共有しながら、メンターに見てもらっていた。
また、エンカレッジのzoomセミナーに週1参加。
社会人の方が2人登壇されて、就活進めるにあたってのhowto
3ヶ月のプログラム
・今週は自己分析、
・来週はXXXのような
――この時期に困ったこと
自己分析、セミナー、授業、研究…と忙しかった。
また、SPIなどのテスト対策は困った。セミナー等を受けるわけでなく、自分でやらないといけない。優先度が下がってしまった。
ペースが掴めず、手をつけずに進んでしまったらどうしよう。
参考書を買うのは億劫、面倒だった。
サマーインターンシップ期
進学か就職かで悩むも、父親やエンカレッジのメンターと話し、就職をすることに決めた。
―――悩み
進学について、研究はとても楽しいし、研究を辞める理由もなかった。
ただ、進学後のことを考えると、金銭やその先の就職が不安だった。
就職については、不安定になることはない。父親からはやりたいことをやればいいと言われた。
進学をするということは専門性が高くなる。
そこからアカデミアではなく、就職となると求められることは高くなる。研究と合致していないと採用されない。門戸は狭くなるというアドバイスを父親からもらった。
エンカレッジのメンターとも月1回程度、会話していた。職種について話していた。
メンターの方も京大、農学部。食品の研究職ばかり見ていた。最終的に就職活動を終える際に、総合商社に行くことになった。流通側にいきたいと思った。漠然と研究しているから研究を選ぶ、というより、よく考えてみてとアドバイスをもらった。
その方は、外資系メーカーの生産技術の内定を得ていたが、最終的には総合商社商社に行く方だった。
同じ悩みをもった研究室の友人とも会話していた。
正直、かなり悩んだ。
このタイミングで将来を決めるのは酷だなと思った。
大学院生としての授業、研究の生活もあり、なかなかしんどかった。
博士課程に進むなら研究で結果を残さないといけない、
就職するなら就職の準備をしないといけない。
この決まっていない状況ではどちらもすすめないといけないため、
時間がなく、とんでもなく忙しく苦しさがあった。
授業もある、研究もある、就活もある、という板挟み。
結局、自分自身は、今の研究の楽しさと将来の不安定さを天秤にかけて、就職するということを決めた。研究室の友人は、研究の道に進むことを決めた。
―――サマーインターンシップ参加
サマーインターンシップは5社程度に応募。
IT、教育、人材。この時期に、メーカー研究職の募集がなかった。
4社のインターンシップに参加。うち、1社から内々定を頂いた。
内定が出て嬉しかった。もともと志望度が高いわけではなかったとはいえ、社風が合いそうだった。
社員の人柄、自由な雰囲気はいいなと思っていた。
自分に合うなと思ったところは内定が出るんだなと思った。
―――サマーインターンシップ期に頻繁に利用したサービス
リクナビ、マイナビ、ワンキャリアIS応募
ワンキャリア(ES):ES閲覧
エンカレッジ:週1回の面談
特にリクナビ、マイナビでいつどんなセミナーがあるか、チェックしていた。
8月、9月以降に始まるメーカーのインターン情報がないか、週1回程度チェックしていた。
秋冬インターンシップ期
9月〜
秋冬インターンシップは、食品、飲料、製薬メーカー5社程度に応募。
また、練習のために、ベンチャー企業に1社応募。
メーカーの研究職に行きたいという想いを持っていた。
メーカーの説明会などを聞く。
後の選考に向けた練習。
10月〜
インターンシップ10社程度に応募。食品、飲料、製薬、化学メーカー。
メーカーの説明会にも参加。面接も始まった。
―――メーカー研究職の志望理由
・自身の経歴から、最もイメージしやすく、かつ、やりたい仕事だと考えたから。そもそも研究が楽しい。
・転職して就くことが難しいと考えたから。
・自身の成果で世の中を大きく変えることが出来る可能性に期待を覚えたから。
※基礎研究がしたいと思っており、その基礎研究には資金が必要なため、結果的に大企業が志望先の中心になった。
―――この時期に困っていたこと
ESの内容が薄いのでは、と感じ始めた。
自分として頑張っていることは研究。
ただ、はじめに書いたESは、サークルの役職について書いていた。
就活に慣れてきたので、もともと書いていた内容がありきたりだと思い始めた。
ただ、新たにESを書き始めるのは大変なため手をつけるのに時間がかかった。
―――この時期に頻繁に利用したサービス
リクナビ、マイナビ:メーカーのISに応募。
自身の志望する研究が基礎研究よりだったので、「基礎研究 メーカー 食品 研究」などでググって探すこともあった。
ビズリーチ・キャンパス:セミナー
ワンキャリア:ES、面接の質問内容
就活会議:面接の質問内容
就活コミュニティ:ただの元人事、面接練習。
discord内でX日XX時から面接練習しませんか?というポストをして相手を探す。
第一回目はセミナーが開かれる。
ESが通って面接の直前には使っていた。
面接練習でググってたまたまたどり着いた。周りの同期も使っていた。
(サービスではないが)内定先メンター:9月以降毎月1回面談していた。
就活の相談の時間になっていた。ESの添削などもしてくれていた。
――インターンシップへの参加
インターンシップ参加は製薬会社1社のみだった。
プログラム自体は面白かった。製薬メーカーの中で自分に雰囲気があっていると思った。
実力のある人が発言して、正しければ通る、そういう風土。
研究から出てきたものを大切にする、という考え方。
そのまま早期選考に乗るも、合格できず。
前半にインターンシップの成果を部長に発表し、
後半に自分の研究内容や志望動機についての面接、という選考。
――心境
志望度の高い2社のうちの1社だったのでショックだった。
目の前に転がってきたチャンスを逃した、という感覚。
就活最終期(本選考)
2月〜
どういう企業があるのか、調べる。
やることと締切をまとめる。
SPIの本を買って本選考に向けてテスト準備を行う。
3月に学会での発表を控えていたので早めに動く必要もあった。
2〜4月で、
10社程度の企業の説明会にひたすら参加、本選考のES提出。
食品・飲料・製薬・化学メーカーの研究職。
――この時期に困っていたこと
研究概要書、ESなど提出するにつれて改善されて行った。
ただ、ES出す企業が多いことは不安だった。
夏を経て研究職でメーカーはなかなか通らない、という認識。そのためいっぱい出す必要がある。
ただし、1社あたりにかけられる時間が少なくなるので、通る確率は下がるのでは。
応募は多いが、通るのか不安。
ESを手直しすることに着手した。
自信を持って頑張ったと言えることにガクチカを変えた。
面接に参加すると、同じこと聞かれることもあり、そういうことが知りたいんだな、
と気づくことができ、改善につながった。
――3月〜の活動
10社程度の企業の説明会にひたすら参加し、本選考のES提出。
ESが通った企業の選考を進める。
落ちてしまうことに悩んだ。
企業ではなく研究に興味があり、それでは志望度が伝わらない、と感じた。
選考に進んでいる企業には、幅広く出していることを伝えていた。
最終的に落ちるのは、これが原因ではないか、と考えた。
――4月〜の活動
5社程度の本選考のES提出。
ESが通った企業の選考を進める。
食品メーカー研究職から内々定をいただいた。
最終的には、スタンスは変えず、幅広く受けていることを伝えた。
本心でないことを伝えて対応しようとしても、自分自身に違和感があった。
――5月〜の活動
ESが通った企業の選考を進める。
製薬メーカー研究職から内々定をいただく。
――最終意思決定
最終的な内定先3社(IT、食品メーカー、製薬メーカー)から、食品メーカーに決定した。
研究職か、研究職じゃないかがまずは大きな分岐であり、研究職を選んだ。
そして、自分が内定を得た食品メーカー、製薬メーカーでは、最終的に研究の規模で選んだ。
就活を振り返ってみて
いつ、何をするか、ちゃんと把握して計画を立てる。
3月の本選考、とかという大雑把な計画ではなく、何月何日というレベルで把握しておく。
そうすると、日々、何を優先するかの判断ができる。
ES、面接の内容は早めに固めておくのが大事。
本選考の前にESを直して良くなった。
もっと早くからやっておけば、ある程度自信のあるESを持って、秋冬インターンシップに臨めていた。
すると結果も変わったと思う。納得のいくESにしておく。
面接自体にも効いてくる。文章化することは大変な作業だが、ESを固める過程でいろんなことを考える。
その蓄積が面接の質問への返答に効いてくる。
自己分析、進路の選択はしっかり。根拠を持って選ぶべき。
何度も立ち返ってしまったので、根拠を持って決められていれば、時間の使い方が変わったと思う。