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就活生が語る

【私の就活体験記】視野を広げて見えた自分のやりたいこと

私が大手外資系ITベンダーに内定承諾するまで

<プロフィール>
S.Yさん 男性
北海道大学大学院
情報科学院
情報科学専攻
マイナーサークル
就職予定先    :総合コンサルティングファーム
応募したインターン:20社
内定社数     :12社(外資系大手ITベンダー、大手SIer、メガバンク、ITコンサル)


就職活動のスタート期


修士1年の6月から就職活動を開始。
元々エンタメ色の強い就職活動をテーマにしたYoutubeチャンネルを見ていたので、なんとなく、この時期ぐらいから始めるものだとは思っていた。
実際、研究室の同期や学部時代の友人から「そろそろ就活始めたよ」みたいな話を聞いて、自分も始めるかと思い立った。
研究は好きだったが、元々博士課程に進学するほどのモチベーションはなかったので、すんなり就職活動を始められた。

最初に取った行動は、WEBサイトやYouTubeなどでの就活の基礎知識や業界に関する情報の収集。
あとは、先輩に話を聞いたり、友人に薦められて登録したエンカレッジのメンターさんに相談したり。
最初は右も左もわからなかったので、先輩に話を聞いたりして、全体像を掴むことが有意義だったが、大枠の解像度が上がってくると、自分の志望業界と先輩が詳しい業界のアンマッチなどにより、自分で調べる時間の方が長くなっていった。

まずは、自分の研究領域と親和性のあるIT企業、特に大手のSIerを見出した。

――スタート期の心境
将来に対する漠然とした不安を感じていた。
自分がどのぐらい就活市場で評価されるかも分からない、不確定な未来に対する不安。
どこにも就職できなかったらどうしようみたいな。
正直イケるでしょとは思いつつも、やっぱり不安が勝っていた。
(〇〇大学でもxx%しか大手にいけないなどの煽りコンテンツを見て不安になったりもした)

――何に困りどう解決したか
困ったこと: 何をどう始めたらいいかわからなかったこと
解決方法: 就活の全体像や流れを先輩に聞いたり、エンカレのメンターに相談して解決した

――スタート期の情報収集・使用してたサービス
リクナビ、マイナビに登録
最初は夏インターンのエントリーや企業を調べるのに利用していたが、ほぼ使わなくなっていった


サマーインターンシップ期

この時点は、大企業の方がいいという、なんとなくの固定観念があり、一定以上の規模の会社を見たいと思って、就活偏差値や大手一覧などのGoogle検索。
「SIer大手10社」などのキーワードで調べて、エントリーしていった。

夏のインターンでは20社に応募。結果、10社以上通った。
先輩から夏のインターンはかなり落ちると聞いていたので、拍子抜けした。
大手SIerやITコンサルをメインに応募。
夏だけではなく、秋冬も通じてにはなるが、1dayのインターンに13社、複数daysのインターンに9社参加した。

夏のインターンシップに向けてES作成・WEBテスト受験・面接を行なった。
加えてES作成に関しては、エンカレッジのメンターによる添削を受けてブラッシュアップしていった。

ESが一番しんどかった。
ESはとにかくエンカレのメンターの方に見てもらって修正をひたすら繰り返した。
期限ギリギリまでブラッシュアップを行い、提出した。
若干不安だったが、結果、通ったので、このクオリティで通るのかと、自分の中に1つの基準みたいなものができた。

Webテストについては、最初は不安だったが、結果的にほとんど落ちなかった。
おそらく中学受験してたのが大きかったかもと思っている。問題の構造が中学受験の問題に近い。
特別な対策はしておらず、回数重ねて実践で感覚を掴んだ。

面接については、最初はふわふわだったが、受けてみたら意外にいけた。
序盤にコンサルのベンチャーを受けて落とされたのがきっかけでブラッシュアップできた。
このとき、自分なりに手応えはあったが、落とされたので、納得がいかずメールをして、落選理由を聞いた。
そこで丁寧にFBをくださった。
指摘内容は、結論ファーストで話すこと・端的に話すこと。
そこまで、いっぱいしゃべればいい・人当たりがよさそうであればいいのだろうと思っていたので、目からうろこだった。


――志望度が高かった業界
大手SIer
夏インターンにおける企業探し・企業理解の過程において、システム開発の上流工程に興味を持ったため。
自分自身はプログラミングスキルで突き抜けるより、ビジネスとブリッジすることの方が得意と感じていた。

――サマー期の心境
夏ISの選考を通り始めてからは、最初に抱いてた不安は払拭された。


――何に困りどう解決したか
困ったこと: ES作成にあたって、エピソードの選定や効果的に伝えるための構成や言語化
解決策: とにかくエンカレのメンターさんに壁打ちに付き合ってもらった
友人の話を聞いていると、クオリティにばらつきがあると思ったが、自分はいいメンターさんに巡り会えたと思った。
必ず答えまでは教えてくれず、示唆をくれる。
結果自分で考えるから、整理されていくし、自分の言葉になっていく。
これ自体は面接にも活きたと感じている。

――サマーインターンシップに参加した結果
実際の業務内容を体験させてもらって、やはり上流工程はおもしろいなと感じた。
チームでシステムの構成を作るワークだったが、リアルで楽しかった。
結果としてよりSIerへの思いが強まった。

志望度の高い数社から早期選考の案内をもらった。
一部は早期選考の中でも、優秀者枠をいただいた。
優秀者枠は、いきなり最終面接。

一方で、インターンに参加しすぎたと反省している。
結果として、研究と秋冬のインターンの準備が疎かになっていた。

――情報収集・使用してたサービス
ワンキャリアを利用していた。
すべての企業のHPや財務諸表を見る時間はないので、ESから会社の強みとかを見出すために利用していた。
あとは、ワンキャリアに掲載されている通過したESがことごとく、エンカレのメンターさんに教えてもらったESの書き方を見て、教わったことの信憑性も確認できた。


秋冬インターンシップ期

一定、夏のインターンで自信もつき、余裕が出てきたので、Sler・ITコンサルも見るようになった。
実際に、メーカー、金融など、業界の幅を広げて見てみて、インターンにも参加。

結果、メーカーの志望度が下がり、金融の志望度が上がった。
メーカーはインターンに出られている社員さんを見ても心が動かなかった。
インターンに出てこられる社員さんはエース級のはず。でも動かなかったということは、気が合わないんだろうなと。
一方で、金融は、インターンを通じて、無形商材の魅力を感じた。
何をやりたいかがそこまで定まっていなかったので、キャリアの柔軟性がある無形商材に魅力を感じたのだと思う。
この後、M&Aやトレードの部門にも興味を持ち出して見出した。

就活最終期(本選考)

本選考は、SIer、ITコンサル、金融業界の大手企業に応募した。

選考については、夏インターンの延長でいけると思い、臨んだ。
基本順調だったが、本選考の二次面接で落とされることが何回か続いた。
自分で録音した音声を聞きかえして、振り返り。
一定、原因の仮説は立ったが、確信は持てなかった。
とどめはとある総合コンサルの2次面接。
この企業様はFBをもらえるが、そこでも自分の仮説と同じ点を指摘されて落ちた。
原因は「志望動機の粗さ」
以降は、ちゃんとIRを読んで企業を理解し、自分と企業との接点を見つける、言語化する、差別化するを繰り返した。

合計12社から内定をいただいた。



――最終的に内定承諾の決め手は何か
最終的には、外資系の大手ITベンダーとメガバンクのトレード部門で悩んだ。
エクセルに評価軸を書き出して、、評価軸に重要度をつけて判断した。
メガバンクはグローバルな領域で業務で、将来的なアップサイドも見込める。
一方で、外資系ITは、働きやすい環境(リモートなど)、自分の強みを活かせる業務内容が魅力的だった。
最後は、外資系の大手ITベンダーに決めた。
決め手は、
・働きやすい環境(リモートなど)
・自分の強みを活かせる業務内容
・陳腐化しづらい専門性を身につけられる(対人折衝を伴う業務なので、AIに代替されづらいと思った)
・新卒の育成環境も整ってた
・企業がグローバルマーケットのリーダー
・納得のいく給与水準