企業紹介
野村グループは、30を超える国と地域でビジネスを展開するグローバル金融サービス・グループ。証券業界のリーディングカンパニーである野村證券は、グループの中核企業。盤石なリテールの基盤を持つ「営業部門」と、インベストメント・バンキング、グローバル・マーケッツ、リサーチから構成される「ホールセール部門」が両輪となった一体運営が強み。さらに、2021年にアセット・マネジメント・ビジネスを担う「インベストメント・マネジメント部門」が新設。3つの部門によって、国内外のお客様に付加価値の高い総合金融サービスを提供する。
インターンシップ概要
野村證券営業部門の夏のインターンシップは、グループワークを中心とした4日間のオンライン形式。金融ビジネスを広く深く学ぶとともに、野村證券のグローバルでダイナミックなビジネスを体験する。事業支援・事業承継というテーマで野村證券のソリューションを活用し、課題解決のためのソリューション提案をおこなう。
人物紹介
H.Iさん
早稲田大学 政治経済学部 3年生
ダンスサークルの活動に力を注ぐ学生生活を過ごす。就職活動では、自己成長と他者貢献ができる仕事であることを軸に、金融業界を志望する。
Y.Wさん
京都大学 農学研究科 修士1年
地方創生に関わる中小企業を支える仕事がしたいという想いで、就職活動をおこなう。夏のインターンシップは、金融・コンサル・IT業界を中心に参加。
K.Sさん
中央大学 法学部 3年生
弁論部での経験を通して、人を支える側の喜びを知る。他者の成長に資する仕事がしたいという想いで、金融とコンサル業界を中心に就職活動をおこなう。
圧倒的成長の背景にあるのは、学生と真剣に向き合う社員の厚いフォロー
―――野村證券のインターンシップに参加した理由を教えてください。
H.I:経済学部だったこともあり、もともと金融業界に興味を持っていました。サークル活動が忙しくて本格的に就活がはじめられなかった中、たまたま参加した合同説明会で野村證券に出会ったのがきっかけです。インターンシップの概要説明を聞き、圧倒的成長ができるという点に惹かれて応募しました。
Y.W:私は登録していた就職支援サイトのスカウトで知りました。金融業界に詳しくなかったこともあり、証券会社ってどういうことをしているのか、純粋な興味も大きかったです。
K.S:金融業界を志望する中で、証券に関しては正直まったくわからなくて。最終的にどんな会社を受けるにしても、なぜ証券会社じゃないのかという理由付けをしっかりしておかなくてはいけないと感じていて。実際に体感して答えを得たいと思い、業界第1位である野村證券のインターンシップに参加しました。
―――3人はインターンシップで同じチームになり、優勝されたとお聞きしました。参加した感想はいかがでしたか?
K.S:金融業界における証券会社の位置づけは、明確に理解することができたように思います。それまで証券会社は、有価証券などの金融商品を個人のお客様に販売するイメージを持っていたのですが、今回のインターンで体験したグループワークはテーマが法人向けの提案。自分が思っていた以上に業務も幅広く、多くの金融商品・ソリューションがあることを知りました。
Y.W:私は勝手に、商品の販売実績にこだわりがあるイメージを持っていたんです。今回のインターンシップを通じて、第一にお客様を見て提案しているんだということを知りました。ワークのテーマが「社長の夢をかなえよう」というものであったことからも、人の想いに寄り添っていきたいという想いが伝わります。また、グループ体制であることの強みや、一丸となってお客様を支えていきたいという想いの強さも感じることができました。
H.I:インターンシップのグループワークは、新規事業立案と事業承継の2つがテーマ。特に事業承継は僕にとって未知の領域で、情報のキャッチアップや数字の試算にもすごく時間がかかって大変でした。この3人でうまく強みを生かし合って協力できたからこそ、成し遂げられたのかな、と。最終提案が終わった後は、すごく充実感がありました。
―――インターンに参加する前と後で、野村證券の印象は変わりましたか?
H.I:正直なところ、はじめは厳しくてスパルタなイメージを持っていました。参加してわかったのは、自分たち学生に対してすごく真摯に向き合ってくれていること。だからこそ、真剣にアドバイスをくださっているのを経験でき、悪い印象はまったくなかったです。参加学生の成長に向き合ってくれる手厚いフォローに、野村證券の人材育成方針を感じることができました。
Y.W:私も、野心的な方が多いのかなというイメージが大きかったです。忙しく働いている人がたくさんいて、少し怖いのかなと。インターンシップに参加した後で思うのは、それは怖さや厳しさではなく、そういう人たちだからこそ惹きつけられる部分がある。人の魅力が、お客様から寄せられる信頼や会社の実績につながっているんだということを感じ、印象が変わりました。
K.S:バリバリの体育会系の方が多いのかなと思っていたのですが、そうではない人もたくさんいて、身近に感じることができました。また、ただ無機質に結果を追い求めるのではなく、結果を出した後にそのお客様が日本社会に何をもたらすのか。そこまでしっかりと踏まえて提案する、人の温かみを感じました。その姿勢は、今までネットで検索して見ていた印象とは、まったく違っていたなと思います。
顧客視点で提案をするために必要なプロセスが学べる
―――インターンに参加して一番の学びになった部分は、どんなところでしょうか。
K.S:提案をするためのプロセス、考え方が一番学びになったと思っています。途中で中間発表があるのですが、そこで「その提案は面白みがない」と言われてしまって。はじめはその理由がわからなかったのですが、サポートをしてくれた社員の方が丁寧にアドバイスをくださり、そういう考え方があるのかという新しい発見がありました。顧客に対する姿勢については、すごく勉強になったと思います。
Y.W:ほとんど同じなんですが、お客様が何を本当に求めているのか、イメージを膨らませることが大事だと思いました。資産運用や相続など提案できる金融商品がたくさんある中で、お客様が一番に求めていたのは事業承継。ここに重点を置いて提案をした方がいいというご指摘をいただき、すごく参考になりました。それを踏まえた資料を作成して提案した結果、優勝につなげることができたんだと思います。
H.I:顧客第一で考え、その想いをどうやって自分たちの提案に反映させていくのかという点は学びが多かったです。サポートしてくださる社員の方も一人ではなく、各部署方々が来てくださり、真摯に向き合ってくださったことで理解を深めることができました。ワークは本当に大変でしたが、その中にも証券ならではの面白みがあり、充実した内容だったなと思います。
Y.W:事前学習として資料をいただくのですが、自分たちの知識だけではわからないような内容もあったんです。相続税だけでも2パターンぐらいあり、このお客様のケースはどちらに当てはまるのかなど、自分たちだけで考えるのも難しくて。社員の方にどんどん質問をさせてもらって、すべて積極的に受け止めてもらえたこともすごくよかったです。
―――他社インターンシップとの違いを感じたことがあれば、聞かせてください。
Y.W: インターンシップのグループワークは、答えがないものに対して考えて提案するという内容が多いのですが、そうだとわかっていても、答えを出す以上は指標となる解答例がほしくなります。他社では最終的に答えを提示してもらえない場合もあり、納得感がないこともありました。野村證券では、最後に「自分たちだったらこういう提案をします」という形をはっきりと示してくれたことがよかったです。自分たちがどれだけ実際の業務に近づけていたのか確認でき、身になるインターンだったなと思います。
K.S:金融業界だと新規事業立案というテーマが多いのですが、野村證券では新規事業立案と事業承継という証券にフォーカスした内容だったことがよかったなと思いました。僕はどちらかというと新規事業立案がしたいというよりも、業界の知識や雰囲気を知ることが目的。その点でも、より就活生目線になっている内容だったなと思います。また、現場の社員の方の惜しみないサポートも感じました。途中で、「あの社員さんにもう一度話が聞きたい」というお願いをしたところ、その方は外出先だったにも関わらず電話対応をしてくれたんです。そうした社員の方の想いも、本当に有難いなと思います。
成長したいという想いに、真剣に向き合ってくれる会社
―――野村證券のインターンシップは、どんな人に向いていると思いますか?
H.I:やる気があって、成長意欲が高い人には適しているのではないでしょうか。そうした想いに対して真剣に向き合ってくれる会社だなと感じられたので、きっと得られるものも大きいと思います。
K.S:いろんな知識のインプットが必要になるので、知らないことを新しく知るということに抵抗がない、というのは大事かもしれません。知らない情報を自分でつかみに行くという姿勢がある人には向いていると思います。それから、途中で投げ出さないこと。僕たち3人も全員、きついなと思った瞬間はもちろんあったんですけど(笑)、その中でもしっかりと投げ出さずにやり切れたというのは自信につながりました。
―――今後の就活について教えてください。
K.S:夏を経て、いろんな企業を見てきましたが、やっぱりまだ決められないなと思っています。変わらずに金融とコンサル業界を中心にしながら、まだ見ていない企業にも広げていきたいです。
H.I:これからサークル活動でのイベントも控えているので、就活に時間を割くことが難しいんですが、金融だけでなく他の業界にも幅を広げながら効率的に見ていけたらいいなと思っています。
Y.W:私は証券も選択肢の一つにして志望しています。お客様に近い距離で話ができるコンサルや営業に興味があるので、そこを中心に就職活動をしていく予定です。
―――最後に今後の就活で大事にしていきたいこと、同じく就活をしているみなさんへのアドバイスやメッセージがあればいただけますか?
Y.W:オンラインが主流の今、ただ座っているだけの内容やわからないままに終わってしまうものもあるので、その時間をどれだけ自分のものにできるかが大事だと思っています。
H.I:この夏はサークル活動に打ち込みすぎてしまい、就活面では興味のある分野を広げられませんでした。たまたま金融業界に絞って就活をし、野村證券の事業内容に興味が持てたのでよかったのですが、実際に体験したら違ったということも十分ありえます。選択肢を減らしすぎず、もっと広い視野で活動するということはおすすめしたいです。
K.S: 興味の範囲を絞って、この業界はもういいやと敬遠してしまうと、得られる情報や出会える人たちの幅が決まってしまいます。納得できるキャリア選択をするという観点からも、自分の限界を決めないことを大事にしたいです。もう一つは、人にフォーカスするのも大事なのかなと。どうしても年収やステータスが気になりますが、今回野村證券のインターンでこのチームの人の良さを知り、一緒に働く人がいかに大事かを知りました。どんな人が働いているかということに目を向けるのも、忘れないようにしたいと思っています。