<企業紹介>
株式会社ジェーシービー
1961年に創業し、日本にクレジットカードという新しい決済方法を導入したパイオニア。1981年には日本発唯一の国際カードブランドとして海外展開をスタートし、現在はアジア地域を中心に、世界で1億4000万以上の会員が利用している。キャッシュレス化がますます注目される中、世界をフィールドに様々な事業を展開している。
<人物紹介>
福居 美菜(ふくい みな) ※写真:右
国際業務部オペレーショングループ
2017年入社
立命館大学 経営学部卒業
大阪支社にて加盟店営業を2年間担当した後、青山本社の国際業務部に異動。世界各国における国際事業の業務面を主に担当し、海外のお客様や海外拠点と連携しながら様々な業務を行う。
越前 淳己(えちぜん あつき) ※写真:左
首都圏営業一部営業統括グループ
2018年入社
早稲田大学 社会科学部卒業
入社後1年間は営業として、法人営業と加盟店営業の両方に携わる。その後営業統括グループに異動し、営業戦略の立案や部署の目標管理等を担当している。
温かくて、熱い人たちと出会えた。
———本日は忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。まずは就職活動をしていたときの想いや、活動の軸を教えてください。
福居 美菜(以下 福居):私が関わることで、商品やサービスの価値を高められる仕事に就きたいと思っていました。そのためカタチのない無形サービスに興味があり、金融系や公共機関のサービス業などを幅広く受けていました。
———それだとたくさんの企業がありそうですが、どう絞っていかれたのですか?
福居:そうですね。たくさんエントリーシートを出しましたし、説明会も全部行ったのですが、そのうちにクレジットカード業界への興味が強くなりました。将来の姿が想像できない業界であることが興味深かったですし、私は留学していたときにクレジットカードをよく使っていたのですが、日本に帰ってきてからは使わなくなったので、その違いも面白いと思いました。
———そこから御社への入社を決めた理由は何だったのですか?
福居:事業が柔軟に発展しており可能性が無限に広がっていることが魅力的でした。また、お会いする先輩社員たちの「JCBが好きだ」という気持ちがすごく伝わってきました。私もいつの間にか好きになって、一緒に働きたいと思うようになったのが決め手です。
———最後の決め手は人なのですね。ありがとうございます。越前さんは就職活動をどのように進めましたか?
越前 淳己(以下 越前):私は地方出身なので、せっかく東京に来たのだから、たくさんの人に大きな影響を与えられる仕事をしたいと思っていました。多くの人に一気にアプローチできるのは無形サービスだと考え、クレジットカードや銀行、リースなどを幅広く受けていたのですが、JCBに入社した理由は福居と同じで人の魅力です。人事の担当者が本当に熱心な人で、一緒に働きたいと強く思いました。実はどんな業務があるのか詳しく分かっていませんでしたが、ここならやっていけると思ったのです。
———お2人とも「人の魅力」を挙げていただきましたが、どのような人が多いのでしょうか?
越前:色々な人がいますが、親身になってくれる人が多いと思います。
福居:確かにそうですね。面接中もリラックスできる雰囲気がありましたし、あとはオンオフのメリハリがしっかりしていると思いました。
越前:オンオフのメリハリは、自分も強く感じました。特に印象に残っているのが、JCBのインターンシップに参加したとき、話の聞き方について人事の人にすごく怒られてしまって。「人の話は目を見て聞かないとダメだ」と。インターンでこんなに怒られるんだと思ったほどで、もうダメだと思ったのですが、終わったら「さっきはごめんな、でも大切なことだから。明日も頑張ろうぜ」と言ってくれて。5日間だったのですがその後も励ましてくれましたし、最後は「きつい事を言ってしまったけれども、本当にいい時間になったね。」と言ってもらえて、とても熱い人だなと思いました。その人から「第一印象は大事だからね、立ち振る舞いには気をつけよう」と言われて、その後の就活でずっと意識していました。
福居:インターンシップには、私も参加しました。海外にクレジットカードを普及させるためのキャンペーンを企画して最後にプレゼンする内容だったのですが、指摘やアドバイスを本当の社員のように丁寧にしてもらえました。一人ひとりの性格や強み、弱みなどをチャート化してフィードバックしてもらえたので、JCBはもちろん、他社を受けるときにも活用できました。
幅広いソリューションで、お客様の役に立つ。
———それでは、現在のお仕事について教えていただけますか?
越前:僕は部署の目標管理を担当していまして、会員数や売上の向上など、営業部が目標を達成するための戦略を立てたり企画することが主な仕事です。どうしたらお客様が増えるのか、どうしたら営業担当がもっと働きやすくなるのか、どうしたら生産性を高められるかなどを考え、営業担当と協力しながら施策立案を進めていきます。そのためには予算が必要な場合もありますし、多くの人が関わるので、社内の関係各所との業務調整も大切な仕事です。今の担当の前は営業担当をしており、JCBカードの会員を増やすための法人営業と、加盟店を増やすための加盟店営業の両方を担当していました。
———加盟店営業とは、どういったことをするのですか?
越前:飲食店や量販店などに対して、JCBのカードを取り扱っていただけるよう提案します。お客様は全国チェーン店などの大企業から、地域に根差した個人経営のお店まで様々。既に使ってくださっている加盟店でも、電子マネーなど決済スキームの追加提案することもあります。
———福居さんは、現在どのような仕事をしているのでしょうか?
福居:JCBカードの会員と加盟店の両方を増やしていくために、ブランドを作っていく仕事をしています。具体的には、世界中の加盟店を増やしていくための活動をしている営業部や各国の拠点に対して、事務面における管理や営業のサポートを行います。契約関連や精算関連、問い合わせ対応など業務は本当に幅広く、以前は私も会員を増やすための営業をしていまして、当時の経験も活かせています。
———お仕事をする中で、どんなときにやりがいを感じますか?
福居:前の部署も今の部署も、お客様から「ありがとう」と言われる機会が多くあります。私たちはクレジットカードだけでなく、様々な企業と手を結んでお客様の役に立つソリューションを幅広く提案しています。例えばホテルが安く利用できる、クレジットにまとめることで経費管理を効率化できるなど、提供しているサービスは様々で、クレジット機能がないサービスも展開しています。以前、契約していただいたお客様の経理担当者から「請求書をまとめられるようになり、すごく大変だった月末処理が楽になりました」と感謝のメールをいただけたときはすごく嬉しくて保存しちゃいました。現在担当しているブランドに関する仕事でも、海外の提携先やお客様と英語を使ってコミュニケーションする中で、迅速に返信したり、問い合わせにすぐ対応したりすると喜んでいただけて、お礼を言っていただけます。そういった気遣いへの感謝は世界共通なんですよね。
———日々感謝を実感できるのは嬉しいですね。越前さんはいかがでしょうか?
越前:目標管理の仕事では、お客様と直に接する機会はないのですが、営業担当と協力して施策を動かし「おかげでお客様を増やせそうだよ」と言ってもらえると、貢献できていることを実感できて嬉しくなります。あとは数千万円の予算を動かすこともあるので、若手の頃からスケールの大きな仕事を手掛けている実感があります。
自分の付加価値を実感できる。
———お二人が思う、JCBで働く魅力はどのようなことでしょうか?
福居:社会に影響を与えられていると感じる瞬間が頻繁にあります。JCBは色々な国の大手銀行と手を結んでカードを発行したり、加盟店を増やしたりしており、実際に提案を行うのは営業部や拠点なのですが、自身が業務で関わっている先がプレスリリースや新聞などに載っていると「自分が携われている」とすごく実感できます。
越前:若手のうちから、自分の付加価値を実感できる機会が多いですよね。先輩や上司に対して「これを今やったらいいと思います。」とか「僕はこう考えるので、こうしませんか?」と提言できますし、それを歓迎する風土があります。トップダウンではなく、自分の意見を言えて、主体的に働けることがやりがいに繋がっています。
———これまでにどんなことを提案しましたか?
越前:例えば営業の効率化として、アプローチ方法の変更を企画し提案しました。過去のデータを分析して「こういう顧客層には、こういう商品が売れているので、こういうアプローチをしましょう」と上司に提案したところ「その通りだ、やってみよう」と実施に繋がりました。
———お二人とも、今のお仕事に充実感を持っていることが伝わってきますね。では、今後の目標を教えてください。
越前:僕は大きな事をしたいと思って入社したので、ゆくゆくは力をつけて会社の方針を決めるような仕事をしたいです。そのためにも、まだ営業しか経験していないので、もっと色々な現場を経験したいですね。JCBには数多くの部署があるので、色々な所に異動して1歩1歩経験を積み重ねて行きたいです。
福居:私は、世界にもっとJCBを広めていきたいです。ブランド部門に来て、世界は広いと改めて実感しました。本当に世界中がフィールドになり、どこの国や地域に向けてクレジットカードを広めていくか、そこでどんなキャンペーンを打ち出していくかなど、幅広いことを考えて実行できることが面白いです。だからもっともっと、JCBを広めていきたいですね。
———それでは最後に、就活中の学生にアドバイスやメッセージをお願いします。
福居:今見えているところ以外の企業も見て欲しいと思います。就職サイトに載っていない企業まで見つけるのはなかなか難しいですが「ここは聞いたことがないな」というところも、できるだけ見た方がいいと思います。法人営業で色々な企業を訪問させていただくと、知らなかった企業が本当にたくさんあるのですが、社員の方とお話しするとすごくいい企業ばかりで。そういった気付きが学生のうちからあると、もっと幅が広がると思います。
越前:2つあるのですが、1つ目は就職活動の時間は社会勉強としても貴重な時間なので、最大限活用するべきだと思います。今はコロナ禍で色々なツールが普及し、情報を得るチャンスが増えている側面があると思います。僕はOBOG訪問をしなかったので後悔している部分もあって、会社って自分の会社以外のことは中々分かりません。だから学生のうちに色々な業界のことを見ることは自分にとってプラスになると思います。
もう1つはOBOG訪問についてなのですが、せっかくその企業の社員と会えるチャンスなので、目的意識をしっかり持って臨むと良いと思います。OBOG訪問を受けると「どういう意図を持っているのか」「どういうことを知りたいのか」など目的意識がしっかりしている人と、そうではなく何となく質問をする人の違いを感じます。ホームページやパンフレットに載っていることを聞くのはもったいないので、限られた時間を有効活用して「絶対自分のものにしてやる」という熱意を持って有益な時間にして欲しいですね。