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OB/OGが語る

サイバーエージェント 東京と地方の就活情報格差の是正に取り組む supported by ビズリーチ・キャンパス

インターネットを軸に多彩なサービスを展開し、学生からも毎年高い人気を集めるサイバーエージェント。様々な地域の出身者が集い、それぞれが個性を発揮しながら活躍しています。今回は、自らも地方出身者であり、現在はマネジメントや採用に携わる2名に「地方採用」をテーマにインタビュー。地方学生ならではの想いや悩み、サイバーエージェント独自の採用活動など、たっぷり話していただきました。

<企業紹介>
「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに掲げ、インターネット業界をリードし続ける企業。「メディア事業」「インターネット広告事業」「ゲーム事業」「投資育成事業」を柱に、インターネットテレビ局「AbemaTV」を運営するなど、幅広いビジネスを展開している。採用や人材育成、企業文化の浸透にも力を入れ、数々の取り組みを実施。1998年の設立以来、一貫して成長を続けている。

<人物紹介>
小野哲太郎
2007年入社 名古屋大学卒業
入社後1年間は社長である藤田晋氏の運転手を務める。その後Amebaブログ事業、スマホアプリ事業を担当し、ベンチャーキャピタル投資を行うサイバーエージェント・ベンチャーズに異動。ファンド運営を手がけた後、サイバーエージェントに戻り投資事業に携わる。2015年より定額音楽配信を手掛ける株式会社AWAの設立に参加し、現在は代表取締役を務める。

山本翔大
2015年入社 大阪大学卒業
入社後Amebaブログ事業に携わり、PV数や投稿者数拡大に向けた施策を手掛ける。その後1年間、Amebaアプリの事業責任者に着任。2017年よりスキルシェアサービス「REQU」の立ち上げに参加。1年間プランナーを担当し、現在は事業責任者を務める。

会社、事業を牽引する二人、就職活動時に感じていた地方ならではの苦難

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ーーー本日はお時間をいただきありがとうございます。まずは、お二人の現在のお仕事について教えてください。

小野:私は現在、定額音楽配信サービス「AWA」を提供しているAWA株式会社の代表を勤めています。サイバーエジェントとavexのジョイントベンチャーとして2015年に設立した会社で、私はその立ち上げから参加しました。

山本:私は「REQU」というスキルシェアサービスに立ち上げから参加し、現在は事業責任者をしています。「REQU」は個人間でスキルを売買できるサービスで、例えば「痩せたい」という悩みを抱えている人がオンラインで相談して、ダイエットアドバイザーがその人に合ったダイエットプランを提供するなど、スキルシェアを様々なジャンルで行なっています。

ーーーでは今回のテーマである地方採用についてお話を伺います。まず、お2人とも東京以外のご出身ですが、ご自身の就職活動を通じて思うことはありましたか?

山本:私は大阪で就職活動をしていましたが、まず物理的な大変さがありました。やはり東京で面接を受けるとなると、まあ僕が苦学生だったこともあるのですが(笑)、お金を切り詰めて夜行バスで行くので、東京到着は朝6時になります。すると面接まで時間が余るので、漫画喫茶に行ってシャワーを浴びる。最初は楽しみもありますが、だんだん過酷になってきます。回を重ねるごとに、金銭的にも体力的にも、興味があるから受けてみたいというレベルでは足を運ぶことが難しくなり、「本当に受けたいか?」という重たい決断のようになってきて、早い段階での取捨選択を強いられることが辛かったです。

小野:私は名古屋でしたが、実体験を踏まえるとリアリティを持ちづらいことも格差の一つなんだと感じます。地方の学生さんからよく聞くのが「自分が東京に行って、しかもITベンチャーみたいなところで通用するのか?」という漠然とした不安があるということです。私も東京には有名大学出身者がたくさんいて、なんだかイケてる人たちで、そんな中に地方のちょっとボサっとした自分が馴染めるのか?と思っていました。

地方にも平等な機会を

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ーーーなるほど、物理的にも心理的にも悩みがあるのですね。そういった学生もいる中で、御社の地方採用における具体的な取り組みを教えてください。

小野:地方の就職活動を支援する取り組みで大切にしているのが「出向く」こと。「サイバーエージェントの採用イベントを東京でやるので来てください」と言うこともできますが、それでは金銭的、時間的な理由による機会ロスが生まれてしまう。地方にたくさんいる優秀な学生たちが、弊社のイベントに参加しないまま就職活動を終えてしまわないように、地方出身の社員が地元に行って学生たちに会う形です。そこで「サイバーエージェントとは何か?」「どういう仕事があるのか?」「何をがんばっているのか?」「学生の頃、何を考えていたのか?」などの話をして、ワンデーインターンやグループワークを行い、翌日にはもう面接をします。このような地方就活生向けの支援をパッケージ化したものを「FLAT」という名前で展開しており、2016年から力を入れて運用しています。今年度も現地選考会をリリースしているため、地方学生の方は是非ご参加いただきたいです。 さらにもっとカジュアルな接点としては、(ビズリーチ・キャンパス上で)地方生向けにキャリア面談を受け付けるということも行なっています。

ーーーそれは、地方の学生にとって非常にありがたいですね。

小野:説明会や選考の機会だけでなく、「会社を知る」、「働く社員を知る」ための機会という点でも可能な限り、格差を是正できればと考えています。

孤独を感じることがない。

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ーーー地方の学生にとって、御社で働く魅力はどのようなところでしょうか?

小野:私自身、地方から出てきてサイバーエージェントに感じた魅力は、社員同士のつながりが強く、すぐに仲間ができることです。東京出身の方だと当然ながら子供の頃からこちらに友達がいますし家族もいる。大学から東京に来ている人も大学時代にできた友達が東京にいる。でも、地方の大学から出てきた人は友達がいない状況で働き始めるので、仕事も生活基盤もゼロからのスタートで、孤独な戦いになるんです。初めて仕事をするわけだから、当然失敗ばかりの毎日。悩みを正直に相談できる仲間はいないと踏ん張りが効きにくいと思います。実際、私も大学生の頃に「東京で就職する」と言って勢いよく出て行ったけど、すぐに帰ってきた先輩をたくさん見ました。 サイバーエージェントは、社員同士のつながりが強く、切磋琢磨できる仲間がすぐにできて相談ができる。1年目から孤独になることがなくて、苦しくても乗り越えられる。だからこそ地方の学生に心からオススメできます。

ーーーすぐに仕事仲間であり、友達ができるということですね。

小野:そう、友達。時には「正直しんどい」とか「また同じ失敗で怒られちゃった」みたいな話を気兼ねなくできるのは友達ですよね。山本くんは、いつも同期とキャンプに行っているよね。

山本:そうですね。土日も一緒に遊ぶことが多いですし、確かにこれまで孤独を感じたことはありません。同期以外にも、社員50人ほどが所属するダンス部に入っていることもあり、先輩、後輩含めて、飲みに行く仲間は多いと思います。小野さんとの関係も、小野さん主催の採用イベントで声をかけてもらったことがきっかけで、今ではふらっと飲みに連れて行ってもらって相談できるほど仲良くしてもらっています。

小野:友達だけじゃなくて、相談できるお兄ちゃんみたいな存在もできて、置かれている状況やポジションによって人との出会いが広がり、流動的に自然に家族になっていくような感じです。私も入社当初サーフィン部に入っていて、年齢に関係のない仲間ができました。

ーーー山本さんは現在5年目ですが、御社のどのような点に惹かれたのでしょうか。ご自身の就職活動を振り返っていただけますか?

山本:大学時代も自分でサービスをつくるほど、元々インターネットがすごく好きでした。インターネットで世の中が便利になったり、豊かになったりするような事業をもっとつくりたい、そういう想いから、そのための力を最短、最速で磨ける場所はどこか?というのが就職活動の軸でした。 2015年の当時はメガベンチャーが就職活動市場で大きなトレンドだった時代。いくつかの企業を見ましたが、その中でサイバーエージェントに決めた理由は、新卒や内定者の内から事業を任されたり子会社立ち上げを任されている実績が実際にあったことが1つ。もう1つは、話していると前向きで野心的な人が多くて、自分に合っていると思える社員の人が多かったことです。

ーーーインターンシップにも参加しましたか?

山本:10社くらいの1dayインターンシップに参加しましたが、長期に参加したのはサイバーエージェントだけでした。実は、最初はサイバーエージェントに対してキラキライメージみたいなものがすごくあって「みんな気合いはあるけれども、結構ゆるふわしているのでは?」と思っていたんです。 それがインターンで先輩社員にしっかり見てもらって、近くで接する中でイメージが覆りました。非常に仕事にストイックだし、ベースの能力もとても高い。自分とはもう桁違いで、いい意味でギャップがありました。調子に乗っていた鼻をへし折られましたね。

ーーーそれほど強烈だったのですね。

山本:広告がテーマのインターンで当時3年目くらいの先輩にメンターをしていただいたのですが、自分の仕事もある中で毎日夜遅くまで壁打ちに付き合ってくれ、まだ内定者でもないただの学生なのに、参加メンバーの成長にすごく向き合ってくれることに驚きました。

視野を広く持って、心に従う。

ーーー最後に、お2人から地方にいる学生にメッセージをお願いします。

小野:地方であることが自由な選択のネックにならなければいいなと思います。金銭面とか、周りの環境や声とか、どうしても色々な事を考えなければいけないタイミングではありますが、自分が一番惹かれるものをストレートに選択して、他の問題は後から考えればいいと思います。 社会人になるタイミングは人生を切り替えられる、最初で、もしかしたら最後のチャンスだと思います。自分の人生を歩むための本当の一歩目だと思うので、シンプルに考える。簡単なことではないですが、それができると自分ならではの幸せに近づけるような気がします。

ーーー学生と接する中で「ストレートに考えられていない」と感じることがあるのですか?

小野:自分自身もそうでしたが、「東京でやっていけるか不安」というようにネガティブな面に目を向けすぎていたり、「地元にいなきゃいけないので」と周囲や環境に制限されていたりというケースがあります。でも、心の中では、「ここでチャレンジしたい」というような、心が惹かれる感覚があるのなら、親や周りの意見やこれまでの環境に捉われすぎず、自分がやりたいことを自由に選ぶべきだと思います。

ーーー山本さんはいかがでしょうか?

山本:当時の自分を振り返ってみても思うのですが、特に地方の学生は情報量が少なくて、東京の人達よりも視野が狭くなってしまいがちです。サークルや部活の先輩がほぼ唯一の情報源になっているケースもある。でも、世の中にはその先輩たち以外にも、色んな生き方を選んだ先人がいる。もっと多くの選択肢があることに気づいてほしいです。気づいた上で色々な意見を取り入れて、検討すればいいと思います。様々な人から話を聞く機会や、情報を得る機会は私が就職した頃よりも増えていると思うので。

ーーーご自身も就職活動で人から刺激を受けましたか?

山本:そうですね、多くのOBOGに会わせてもらったことで、毎回新しい価値観や発見を得られました。人に会うことで新たなことへの興味や「こういう生き方もあるんだ」というものが見つかってくると思うので、視野を広げてどんな生き方があるのか探してほしいと思います。

ーーー本日はお忙しい中、ありがとうございました。地方採用の話題を中心に、学生のためになる貴重なお話を伺うことができました。お2人の益々のご活躍を心よりお祈りしています!

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―――サイバーエージェントは、ビズリーチ・キャンパス上でOBOG訪問を受け付けています。直接東京で会うことが難しい学生さんは、ぜひ現地選考会にもご参加ください。皆さんのキャリア選択が実りあるものになるよう応援しています!

サイバーエージェントのイベント情報はこちら

https://br-campus.jp/companies/118/events