<プロフィール>
Y・H 男性
慶應義塾大学経済学部
就職予定先:三井住友海上火災保険株式会社
参加したインターン:5社
OB/OG訪問人数:12名
ES提出企業数:16社
面接社数:5社
内定社数:3社
大学での生活と大きな転機
―まずはご自身の学生生活についてお聞きしたいと思います。大学では部活動を途中でやめることになったそうですね。
そうなんです。所属していた応援団吹奏楽部をケガで辞めざるを得なくなりました。 ヘルニアにかかってしまいドクターストップでマーチングができなくなってしまって。先輩や同期から引き止められもしたのですが、マーチングをやりたくて入った吹奏楽部だったのでやりたいことをできない辛さに耐えられず、一年間で退部ということになりました。
―大きな転機になるようなことだったと思いますが。この出来事はその後にどのような影響を与えましたか?
自分の中でもかなり大きな出来事でした。10年間吹奏楽を続ける中で培ってきた自分の強みを捨ててしまったと感じ、真剣に将来について考えるきっかけになりました。これからの人生どうしようとか、就活でなにを話せばいいんだろうとか。その時に、学生の本分である勉強で何か新しい自分の強みを作ろうと決心しました。そこからその後の生活が大きく変わりましたね。
部活をしていたら出来なかった経験を沢山できた。
ーケガを転機に大学生活が大きく変わったと思いますが、具体的になにか始めましたか?
いろんな新しいことにどんどんと挑戦することができました。中でも、勉強面で自分の強みを作りたいと思っていたので、他学部の授業にも積極的に参加しました。商学部の経営学が面白いと思うようになって商学部のゼミに入るきっかけになりましたし、ちょうどノーベル賞で行動経済学が取り上げられていたので、その分野も積極的に勉強しました。
ー就活に影響はありましたか?
これらの経験もあって「変化をチャンスだと前向きにとらえることができる大人になりたい」と思うようになりました。自然と就職先を選ぶ軸にもなっていって、社風や社員の方の価値観をよく知ろうと励みましたね。
変化に対して前向きな姿勢
ーなぜHさんはこういった姿勢をもっていたのですか?
祖父が商社に勤めていて、新しいことを常に追いかけている大人が身近にいたことが影響していると思います。加えて就活イベントで講演していた方が「リスクの無いビジネス、挑戦、チャレンジはない」という言葉をおっしゃっていたことも大きく影響を受けました。
ーその影響を考えると、Hさんも最初は商社を志望されたのですか?
そうですね。ただ、最初は業界を広くみていました。その中で、インターンで参加した損害保険会社の関連会社のエンジニアの方のお話がすごく刺さって。金融は今変化を迫られている業界ですし、そこの社員の方の価値観も良いなと思いました。さらに、総合職と一般職の二職種だけの新卒採用という形態の総合商社とは異なり、銀行や損害保険ならITやデジタルの専門コース採用をしているということを知り、惹かれました。最初に参加したインターンで得た好印象が就活を続けて行く中で最後まで変わらなくて、その業界に決めたというところもありますね。
ー最終的に損害保険会社を選んでいますが、その決め手は何でしたか?
1つは、損害保険のビジネスモデルの変化に興味を感じたためです。損害保険は以前の「リスクに備える」というに役割に加えて、「新しいビジネスを創出する際に想定される新たなリスクを洗い出して補完する」という役割も大きくなってきています。先ほど話題に出した「リスクのないビジネスはない」という言葉とも合致するなと感じ、損害保険の変化に携わりたいと思うようになりました。 もう1つは、ITの専門コース採用があったためです。文系育ちの自分がITの領域に飛び込んで勉強するには、新卒採用で挑戦するのが良いのではないかと考えました。
(後編)損害保険に入社を決定。デジタル専門人材としてのキャリアプラン
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