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OB/OGが語る

ベネッセのデジタルサービス開発とは。

「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」など、子供の成長過程に合わせたベネッセの通信教育に触れたことのある人も多いのではないでしょうか。通信教育以外にも、「Benesse=よく生きる」の理念のもと、英会話・妊娠出産・ペットなど、活動の領域を広げている株式会社ベネッセコーポレーション。ユーザーである高校生の目線を忘れず、スピード感を持ってサービス開発を担当しているデジタル開発部・谷口 光太朗さんに、ベネッセでのデジタルサービス開発のやりがいについてお話頂きました。

〈プロフィール〉 谷口 光太朗さん  株式会社ベネッセコーポレーションデジタル開発部デジタル開発3課

高校卒業後、アメリカに大学留学。ノースアラバマ州立大学でマーケティングを専攻。卒業後、2011年にシステムベンダー会社に新卒で入社。 2017年12月ベネッセに転職。入社以降、進研ゼミ高校講座の開発サポート担当・アプリ開発などを手掛ける。

〈企業紹介〉 「Benesse=よく生きる」の企業理念の元、妊娠出産・子育て・幼児教育・小学生・中学生・高校生向けの通信教育・受験対策・介護・ペットに至るまで、人のライフスタイル全般に関わる教育・生活事業を展開している。

企画の仕事がしたい。その主軸だけはずっとブレなかった。

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―――アメリカ留学後、日本国内のシステムベンダー企業(※システムを売る事業)に新卒入社したとのことですが、なぜその会社を選んだのでしょうか?―――

とにかく「企画」の仕事がしたいという思いが強かったです。リーマンショックなどの影響でアメリカ国内での就職が厳しい状態だったこともあり、日本で就職する道を選びました。企画の仕事がしたいとは考えていましたが、具体的に何の企画をしたいのか分からず自分のやりたいことについて悩んだりもしましたね。今後ITについて学びたいという思いもあったので、システムを企画する仕事を選ぶことにしました。入社の決め手は、入社後すぐに企画系の仕事を任せると明言してくれたことです。他社では、様々な経験を積んでから企画に……というところも多かったので。入社後は、就職活動中の自身の希望が叶い、商品企画部に配属となりました。 先端技術を使いサービス企画や自社商品開発などをする課にて色々なことを経験。最終的には自分が企画に携わったシステムベンダー向けプラットフォーム(※コンピューターにおいてソフトウェアが動作するための基盤になる部分)の実現のため、「技術職・営業職」も担当し、企画職以外の仕事も経験することができました。

お客様からの反響が得られる仕事がしたい。

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―――転職した理由を教えて下さい。―――

前職の入社時は、自分のやりたいことや関わりたい業務について見えていなかったなと。ある常駐先で、ヘルスケア系アプリの開発をしていてカスタマーの声が聞こえるサービスっていいなと感じました。でも、それは常駐先のお客様のビジネスであり自社のビジネスではない。そういった仕事に主体的に関わりたいという想いがふつふつ湧いてきて、転職を決めました。  転職活動では候補の選び方に拘り、希望条件に満たないところは受けませんでした。ITコンサルなど自分のスキルを活かした業種も考えましたが、何か違うなと。ちょうどそのとき、ベネッセで求人募集があることを知りました。昔、自分もベネッセの会員だったこともあり馴染み深い印象を持っていましたが、子供からお年寄りまで顧客の生活全般サポートができること、自分がやりたいと思ったカスタマーの声をもとにサービス開発ができるのでは、と思いべネッセに入社を決めました。

―――ベネッセに入社してからのことを教えて下さい―――

現在はデジタル開発3課という部署に配属され、主に内製開発に携わっています。 外部に発注することもありますが、少しずつ内部で開発を行う案件が増えてきています。 今は高校生向けのスマホ向けポータルアプリや学習用アプリの開発に関わっています。ユーザーである高校生たちの生活がより充実したものになればという一心で開発しています。 ちなみに企画そのものを考案する人がプロダクトオーナー、開発責任者がスクラムマスター、実際に手を動かすのが開発チームと呼ばれ、私の仕事はスクラムマスターになります。 前職では自分で手を動かしていたのでその経験を活かし、開発チームの人たちにどうすればうまく依頼できるか、こんな機能を開発するならどれくらいの期間がかかるのか、この機能は現実的に開発できるのか、など様々な開発全般に関わることを考え、リードしていきます。 ベネッセにもこういう仕事・職種が存在することは理解できるのですが、なかなか世間一般には知られていない仕事なんですよね。

入社して数カ月で英語のスピーキングアプリの内製開発担当になりました。企画が世の中に公開するまでおよそ3か月。短い期間で開発を行いました。 高校1・2年生をターゲットにし、日常で英語を発話する機会を作ろうという目的のもとつくられました。発音が点数化されるアプリで、アプリ自体の評判は良かったのですが、開発していく中で課題もあり、色々と勉強になりました。まだまだ改良の余地があるので、もっと良くしていければと思います。

―――ベネッセでの最初の仕事で、感じたことは何ですか?―――

リリースしたアプリが公開された時は非常に大きな達成感がありましたね。チーム皆で祝杯をあげたい気持ちでした。大きく感じたのは、仕事に対する評価基準と満足度でした。前職では、何をリリースしたかよりも、どこまでいってもプロジェクトの規模と会社の利益が評価のベースでした。しかしベネッセでは、ユーザーの日常生活にどう貢献できたか、どのようにプロジェクトを進めたかを評価してもらえるので、仕事に対する満足度が全然違いましたね。その機能は本当に必要なのか、ユーザーはそれによってどうなるのか、ユーザー目線にこだわり続け、常に考えています。現実にどう落とし込むのか、という問題もありますが、ユーザーの学びの役に立つことができれば仕事冥利に尽きると思い、つくっています。ともに仕事をするチームは3~9人。文系も理系も様々な人たちと開発します。ユーザーである高校生目線を、常に忘れずにいたいですね。

熱意のある人と、働きたい。

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―――ベネッセの魅力とは何だと思いますか?―――

熱意のある人が多い印象です。企画だけでなく他の職種でもユーザーの目線に立って、真剣に考えられる人が大半です。熱意があるからこそ、突飛な発言や大胆な提案でも実現に向けて頑張れるのではないかと思います。そんな人たちとサービスを開発したり、アプリを企画したりするのは、とてもやりがいがあります。 ベネッセに私が働いているようなデジタルサービスなどを内製開発する仕事があることはあまり知られていないと思うので、興味を持って貰えると嬉しいです(笑) また、社員の教育や健康へのサポートが手厚いのも大きな魅力ですね。スポーツジムや病院代、家賃補助など。ライフプランに合わせて活用できる福利厚生があったり、業務に関連のある外部研修や資格取得のための費用を会社が負担してくれる制度もあったりするのもベネッセならではかもしれません。私自身はその制度を利用して、自主的にスクラムマスター研修に参加し、継続してスキル習得に力を入れています。

―――就活生に向けて、メッセージをお願いします―――

学生のうちだからこそ、自分がこれから何をやりたいか「やりたいこと」について真剣に向き合い考えて欲しいと思います。キャリアプランを練って、「やりたいこと」の延長線上にあることを今から考えることが大事かなと。 目先のことにとらわれず、長い目でとらえるのも大切です。小さくてもいい会社・面白い会社はたくさんあります。有名企業や大企業以外にも視野を広げて、自分だけのキャリアプランを描いてみて下さい。

―――今日はお忙しい中、本当にありがとうございました。

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