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選考対策

【例文15選】ガクチカでボランティア活動を書こう!高評価な書き方を解説 | ビズリーチ・キャンパス

就活の定番質問「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」に、ボランティア活動を挙げようと考えている方も多いのではないでしょうか。地域活動や被災地支援、教育支援など、一見すると企業と関係がなさそうに思える経験も、伝え方次第でしっかりとアピール材料になるのです。 この記事では、ガクチカにボランティア経験を選んだ場合の”高評価な書き方のコツ”の解説とあわせ、具体的な例文も15パターン紹介します。

目次

ボランティアはガクチカにできるのか

ボランティア活動はガクチカとして立派にアピールできます。企業が注目するのは「どんな経験をしたか」以上に、「その経験から何を学び、どう行動したか」なのです。例えば、課題発見力、コミュニケーション力、主体性などは、ボランティアを通じても十分に伝えることが可能です。
活動の規模よりも、自分なりに工夫した点や乗り越えた壁を具体的に語ることで、評価されるガクチカになるでしょう。

関連リンク:https://br-campus.jp/articles/report/1092

ボランティア活動は就職にどう繋がる?
一見、就職と直接関係がなさそうに思えるボランティア活動ですが、実は社会人として必要な土台を育む貴重な経験でもあるのです。
立場や背景の異なる人と協力したり、目的に向けて自発的に動いたりする中で、主体性や調整力、課題対応力といったスキルが自然と身につきます。こうした力は、業界を問わず企業で働く上で求められるもの。自分なりの視点でボランティアに取り組んだエピソードを伝えられれば、アピールにもなるでしょう。

ボランティアをガクチカのエピソードに選ぶメリット

ガクチカでボランティア活動のことをアピールするのは、次のようなメリットがあります。

①目的・行動を明確にできる
②主体性、行動力、継続力をアピールできる
③様々な学びを得られる

これらのメリットについてみていきましょう。

①目的・行動を明確にできる
ボランティア活動は、ガクチカとして取り上げる際に「なぜ取り組んだか(目的)」と「どのように動いたか(行動)」を整理しやすい点が強みです。きっかけや目的がはっきりしていることが多く、自分の行動を具体的に振り返りやすいため、話に一貫性が生まれるのです。
就活ではエピソードの筋道が明確であるほど、伝えたい強みが伝わりやすくなります。たとえ規模が小さな活動でも、自分なりの動機や工夫を丁寧に語ることで、説得力のあるアピールにつながるでしょう。

②主体性、行動力、継続力をアピールできる
ボランティア活動をガクチカに選ぶと、「自ら課題を見つけて動いた(主体性)」「実行に移した(行動力)」「長く続けた・継続した(継続力)」という3段階のストーリーを自然に描きやすい点も強みです。活動内容や期間、工夫した点を記載することで、「指示を待つだけではなく、自分の意志で動ける人材」という印象が採用担当者に伝わるでしょう。
また、継続して関わる経験があれば「途中で投げ出さずに努力を継続する人」だという信頼も示せるため、志望先企業が重視する資質と合致しやすくなるのです。

③様々な学びを得られる
ボランティア活動中に直面する課題や協働の経験を通じて、多角的な学びを得やすいことも大きな強みです。
例えば、地域イベントの運営では「限られた資源で計画を立てる大変さ」や「参加者のニーズを汲み取る大切さ」を実感でき、これらは“仕事で必要な視点”につながります。
就活では、ただボランティアをしたという事実よりも、「その中で何を学び、自身がどう変化したか」を明確に語れるかが重要です。学びを明らかにすることで、活動が単なるエピソードではなく「成長の証」となり、企業に対して入社後の”貢献の可能性”を伝えることができるのです。

ガクチカでボランティアのエピソードを選ぶポイント3つ

ボランティア経験をガクチカとして伝えるには、ただ「参加した」だけでは不十分です。どんな視点でエピソードを選び、どう語るかが評価を左右するのです。
採用担当者に伝わる”ガクチカを作るために押さえておきたい3つのポイント”についてみていきましょう。

①ボランティア経験で発揮した強みをアピールする
ガクチカで大切なのは、「何をしたか」ではなく「どう取り組み、何を発揮したか」です。ボランティア活動そのものを語るのではなく、その中で自分の強みがどう生きたのかを具体的に伝えましょう。
例えば、初対面の人と関係を築いた経験から「コミュニケーション力」や「柔軟な対応力」をアピールできるかもしれません。「良いことをした自分」を語るのではなく、取り組みの姿勢や成長に焦点を当てることで、説得力あるガクチカにつながるのです。

②仕事に生かせる学びがあるか
ガクチカでは「楽しかった」「やりがいがあった」といった感想だけでは不十分です。企業が見ているのは、ボランティアを通じて得た学びが、仕事にどう活かせるかという点なのです。
例えば、臨機応変な対応力や、立場の異なる人とのコミュニケーション力などは、職場でも求められる力です。経験をどう言語化し、志望企業の仕事にどう結びつけられるかを意識することで、単なる体験談ではなく、入社後の活躍を期待させるガクチカになるでしょう。

③自ら考えて工夫したことを入れ込む
ガクチカで印象に残るのは、「自分で考えて動いた経験」です。
例えば、「人が集まらないならどうするか」「相手の立場に立って行動するには何が必要か」といった場面で、自分なりに工夫したことがあれば、ぜひ盛り込みましょう。採用担当者は、単なる成果よりも“その人がどう取り組んだか”を重視しています。与えられた役割をこなしただけではなく、課題に対してどうアプローチしようとしたのかを具体的に伝えることで、主体性や思考力が伝わります。

ボランティアのガクチカ構成と書き方

ボランティア経験をガクチカにする際は、伝えたいことがぼやけないように、構成を意識することが大切です。企業が注目するポイントを押さえながら、自分の強みや成長を自然に伝えられる書き方のコツを解説します。

結論
まず最初に「私は学生時代に最も力を入れたのは○○ボランティアです」と結論を端的に述べることが重要です。
こうすることで、読み手(採用担当者)は「何を伝えようとしているか」が冒頭で理解でき、以降のエピソード展開がスムーズになります。ここでは成果を述べる必要はなく、何に取り組んだかをしっかり示し伝えることが大切なのです。
結論は簡潔で明確に、自分がその活動に注力したことを伝え、後に続く行動・学び・活かし方に自然とつなげられるようにしましょう。

エピソード
次に、「どんな状況で」「どんな工夫をして」「どんな成果や成長を得たか」という具体的なエピソードを述べます。まず、活動を始めた背景・目的を簡潔に述べ、その次に困難だった課題(参加者が少ない、予算が限られていた、など)を示すことで、採用担当者に具体的な場面を想像させられます。
続いて、「参加者が少ない中でSNSを活用して呼びかけた」「高齢者の意見をもとに内容を改善した」など、主体的に取った行動や工夫を細かく記載することで、ただ「活動に参加した」だけでなく、自ら考えて動いた過程を具体的に伝えることができます。

学び
そして、それらの活動のエピソードを通じて何を得たかを明確に書くことで、ガクチカの説得力は格段に上がります。
例えば、「予想以上に参加者が集まらず困難を感じた」場面から、「参加者の声を丁寧に聞くことでニーズを再把握した」「小規模でも継続的な働きかけが信頼につながる」といった学びを抽出することがポイントです。失敗や試行錯誤を含んでいても構いません。大切なのは、そこから何を感じ、どう自分の考えや行動に変化があったかを、具体的かつ率直に表現することです。

どう生かすか
最後に、「入社後どう活かすか」という視点で書くことで、エピソードが単なる過去の記録ではなく、未来に向けた貢献意欲を示すものになります。
例えば、「対話を通じて相手のニーズを掴んだ経験から、御社の顧客対応に生かしたい」といった具体的なつなげ方をすることで、採用担当者には「この学生は入社後も成長意欲がある」と映るのです。重要なのは、活動の結果だけでなく「その学びをどう仕事に変換するか」を明確にすること。これがあることで、ガクチカは説得力ある“成果+活かし方”の構造を備え、選考で強い印象を残せるでしょう。

ボランティアのガクチカ例文15選

ボランティアと一口に言っても、その活動内容や関わり方は人それぞれ。清掃活動、災害支援、教育支援など、さまざまなジャンルのボランティア経験をベースにしたガクチカ例文を15個紹介します。自分に近い例を見つけて、伝え方の参考にしてください。

【例文】地元でのボランティア
【例文】
『私は地元のまちづくりボランティアに年間10回参加し、地域イベントの集客数が前年比20%増加したことを学生時代最も力を入れた経験としています。イベント企画時には、参加者が少ないという課題を受けて、SNSでの呼びかけに加え、地元商店街と連携してチラシ配布を実施。さらに、参加者アンケートをもとに体験型コンテンツを新設し、当日は会場レイアウトも自分で考案しました。この経験を通じて、主体的に関係者を巻き込みながらプロジェクトを運営する力を身につけました。』

【ポイント】
この例文では、まず「どの活動か」「どのくらい継続したか」を示すことで結論部分を明確にしています。次に、具体的な「課題」「自ら工夫した行動」、そして「成果」と順序立てて記述することで読み手に実践的な動きを伝えています。特に「自分で企画し、改善を行った」という点が主体性と行動力を示しており、企業が重視する “自ら考え動ける人材” としてアピールできます。

【例文】清掃ボランティア
【例文】
『私は学生時代、地域の清掃ボランティアに1年間継続して取り組みました。通学路にゴミが多いことが気になり、自ら町内会へ提案し月1回の定例清掃会を立ち上げました。最初は参加者が5名程度でしたが、SNSや大学掲示板で呼びかけて参加者数を25名まで増やし、地域住民から感謝の声を多数いただきました。この経験で、課題を見つけて改善策を実行する力、自ら動く主体性を学びました。』

【ポイント】
この例文では、「何をしたか(地域清掃ボランティア)」、「どのように動いたか(町内会提案、呼びかけ)」、「どんな成果を出したか(参加者数増加、住民の反応)」を明確にしています。特に「自ら提案して動いた」点が主体性や行動力を伝えるキーポイントです。
さらに、「課題を把握し改善した」過程から、自分の学びや成長を言語化できています。ガクチカとして説得力を高めるには、体験を通じて得た強みを明確に示すことが大切です。

【例文】被災者支援ボランティア
【例文】
『私は〇年に起きた豪雨災害の被災地支援ボランティアに最も力を入れました。具体的には仮設住宅の清掃・瓦礫撤去に週末をあて、被災者から「ここで生活を再開できそうだ」との言葉をいただいたことを学生時代での達成としています。現地では、ニーズを把握するために住民ヒアリングを行い、活動内容を調整。結果、3 カ月で作業エリアを拡大し、地元自治会とも協働体制を築くことができました。この経験から、状況を的確に捉え、関係者と連携しながら成果を出す力を身につけました。』

【ポイント】
この例文では、「どんな活動か」「どのように動いたか」「具体的な成果」が明確に書かれています。特に「住民の声をヒアリングして活動内容を改善した」という工夫が、主体性と状況対応力を示す有効なアピール材料です。
さらに、被災地という困難な環境での経験を通じて「学びを得た」という構成も整っており、企業にとって「入社後に活かせそうな成長性のある人材」として印象付けられます。

【例文】介護ボランティア
【例文】
『私は大学2年生の頃、地域の高齢者施設で月2回、介護ボランティアに参加しました。入居者の朝食配膳に加え、毎回10分程度の対話時間を設け、「一日を気持ちよく始めていただく」ことを目的に活動しました。始めは緊張して表情が硬かった利用者の方も、声をかけ続けることで笑顔を見せてくださるように。結果として、半年後には施設スタッフから「入居者との信頼関係が深まっている」と評価を受けました。 この経験から、気配りや傾聴力を身に付けたと思っています』

【ポイント】
この例文では、「どんな活動か」からスタートし、「目的」「行動」「成果」「学び」の流れが明確です。特に「ただ配膳した」だけで終わらず、「対話時間を設けて信頼関係を築いた」という工夫を盛り込んでいる点がポイント。活動を通して得た「気配り」や「傾聴力」といったスキルを明示することで、読んだ企業側に「この人なら職場でも配慮やコミュニケーションに優れている」といった印象を与えられるでしょう。

【例文】海外ボランティア
【例文】
『私が学生時代に最も力を入れたのは、東南アジアの教育支援ボランティアです。大学2年次の春休みに、現地の小学校で2週間子どもたちに英語を教える活動を行いました。言語や文化が異なる環境で、初日は子どもたちの反応も薄く、授業の進め方を手探りで進めました。そこで、現地の先生と相談して授業をゲーム形式に変え、参加率を70 %から95 %に引き上げることができました。帰国後には、異文化理解とチームでの連携力が深まったと実感しています。』

【ポイント】
この例文では、まず「どのようなボランティアか」を明確にし、次に「活動中の課題」と「自分が考えて実行した工夫」を示しています。特に、言語・文化の壁に直面し、授業形式を工夫した点が主体性と行動力を示すキーポイントです。
また、「異文化理解」「チームでの連携力」という学びを述べることで、活動から得たスキルや視野の広がりが伝わり、就職後に活かせる人材像として印象付けられます。

【例文】子育て支援ボランティア
【例文】
『私は、放課後の学童保育で子育て支援ボランティアに取り組みました。月2回、子どもたちとレクリエーションや学びの場を作るなかで、「家庭の事情で学習時間が確保できない子が多い」と気づき、自主学習タイムを設けました。最初は参加者が少なかったものの、声かけや教材準備を工夫し、半年で参加率を50 %から80 %に向上させ、保護者からも「子どもが自ら宿題を始めるようになった」との声をいただきました。この経験で「支援する側の気付き」「状況を改善する力」を培えたと思っています。』

【ポイント】
この例文では、活動内容を明確にしつつ「課題発見」「自身の工夫」「成果」という流れを丁寧に描いています。特に「子どもたちの状況を自ら把握し、改善策を実行した」点が主体性と問題解決力を示す鍵です。
さらに、そこから得た「支援者の立場で考える姿勢」や「改善に向けて動ける力」を明示することで、ただの体験談ではなく、仕事でも活かせるスキルとして説得力が生まれています。

【例文】国際交流ボランティア
【例文】
『私は大学の国際交流ボランティアで、留学生との文化交流イベントの企画・運営に取り組みました。初回は言語や文化の違いで参加者の反応が薄く、満足度も50%程度だったため、「多様な背景を持つ人が意欲的に参加できる場を作る」という目標を設定。事前に参加者属性をアンケートし、共通のテーマで小グループを編成。日本文化を体験できるワークショップ形式にしたところ、参加後アンケートで満足度が85%に上昇しました。この経験から、異文化理解とチームでのプロジェクト推進力を培いました。』

【ポイント】
この例文では、「活動内容」→「課題」→「目標設定」→「工夫した行動」→「定量的な成果」という構成がしっかりしています。また、「言語・文化の壁」という困難に対し、アンケート調査やワークショップという具体的な対策を示すことで「自ら考えて動いた」という主体性が伝わります。さらに、「異文化理解」「チーム推進力」という学びを明示することで、ただの経験ではなくビジネスにも活かせるスキルとしてアピールでき、採用担当者に“入社後に力を発揮してくれそう”という印象を与えられます。

【例文】環境活動ボランティア
【例文】
『私は「食品ロス削減」をテーマにした学生団体のボランティア活動に注力しました。大学の学園祭で毎年大量に出る廃棄食品に課題を感じ、フードバンクと連携し、未使用食品の回収と寄付を行う仕組みを提案・実行しました。食品管理のフローを可視化し、出店者向けの説明会も実施。結果、回収量は前年比で2倍以上に増加し、学園祭実行委員会の公式活動にも採用されました。この経験を通じて、周囲を巻き込みながら課題解決へと導く力を養いました。』

【ポイント】
環境問題の中でも身近な「食品ロス」をテーマにしている点が、社会課題への関心と実行力を同時に伝えられる好例です。
また、個人の活動にとどまらず、提案・実行・周囲の巻き込みという一連の流れを具体的に描いており、主体性や実行力の裏付けとなっています。成果が「学内制度化」されている点も評価されやすく、再現性のある行動としてアピールにつながります。

【例文】オリンピックボランティア
【例文】
『私は大学3年時、東京オリンピックで観客案内のボランティアとして活動しました。主に駅から競技会場までの誘導を担当し、炎天下の中でも笑顔を絶やさず対応することを意識しました。特に、高齢の観客が多い日には、休憩場所や日陰の案内を自ら提案・実行。結果、スタッフ間で共有される運営メモにも取り上げられ、他のボランティアにも活用されました。この経験を通じて、目の前の状況に応じた柔軟な対応力と気配りの大切さを学びました。』

【ポイント】
実際のオリンピックボランティアでも多かった「観客案内」のポジションを基にした、学生らしいエピソードです。
特別なスキルがなくても、気配りや現場観察力を活かして“自分なりに考えて動いた”点を強調することで、主体性や協働姿勢が伝わります。加えて、自らの行動が周囲にも波及したという成果があることで、再現性のある力として評価されやすくなっています。

【例文】イベントボランティア
【例文】
『私は大学の学園祭実行委員会で、メインイベントの運営ボランティアに注力しました。初年度は運営体制が縦割りで、当日対応にミスが頻発していたため、「横断的な連携と情報共有」という目的を掲げました。具体的には、運営メンバーをセクション横断型のチームに再編成し、事前リハーサルと進行チェックリストを導入。結果、当日の来場者数が前年比15%増、アンケートで「満足度が高かった」との声も多数得られました。この経験を通じて、課題を捉え改善する力と、大規模なイベントを円滑に進めるチームワーク力を身につけました。』

【ポイント】
この例文では、まず「何をしたか(学園祭イベント運営)」、「直面した課題(運営体制のミス頻発)」を明確にしています。次に「自分がどう動いたか(横断チーム再編・リハーサル導入)」という工夫を記述し、成果として「来場者数増・満足度向上」と具体的な結果を提示しています。特に、イベントという限られた時間・空間の中で、主体的に改善策を立てて実行した点が、主体性と行動力を伝えるキーポイントです。
さらに「課題を捉え改善する力」「チームワーク力」という学びを示すことで、このボランティア経験が就職後にも活かせるスキルとしてアピールされています。

【例文】動物愛護ボランティア
【例文】
『私は大学在学中に、動物保護施設でのボランティア活動に最も力を入れました。具体的には週1回のペースで猫の譲渡促進キャンペーンを企画・実施し、SNS投稿やチラシ配布、来場者とのふれあい会を担当しました。初めはなかなか譲渡が進まず、認知不足が課題でしたが、施設スタッフと連携して「飼育環境を分かりやすく伝える動画」を自作。結果、3か月で譲渡数が20%増加しました。この経験を通じて、課題を可視化し改善策を講じる力と、周囲を巻き込むコミュニケーション力を身につけました。』

【ポイント】
この例文では、「何をしたか(動物保護施設での譲渡促進)」、「どんな課題があったか(認知不足のため譲渡数が伸び悩んだ)」、「自分でどう工夫したか(動画作成・SNS活用)」、「成果として数値を出した(譲渡数20%増)」という構成がしっかりしています。特に「自ら課題を発見し、施設スタッフと協働して改善した」という主体性と行動力が採用担当者に響くポイントです。
さらに、「課題を可視化し、周囲を巻き込んで解決した」という学びを明示することで、このボランティア経験が仕事にも応用可能なスキルとして伝わります。

【例文】学習支援ボランティア
【例文】
『私は大学2年間、放課後の学習支援ボランティアに注力しました。主に不登校や塾に通えない子どもたちを対象とし、毎週1回90分、国語・算数の補助を行いました。初めは「勉強が楽しくない」と感じていた子どもが多く、授業への参加率が50%程度でした。そこで、小テストを「タイムアタック形式+ハンディ付き」に変更し、達成感を得られる流れを作ったところ、参加率が80%に上がり、自主学習を始める子も現れました。この経験から「一人ひとりに合った工夫で学びを引き出せる」という信念を身につけました。』

【ポイント】
この例文では「どんな対象を支援したか」「どんな課題があったか」「自分がどう工夫したか」「成果として数値変化があったか」を明確に構成しています。特に「小テスト形式を変えて参加率を改善した」という工夫が、主体性と問題解決力を示す重要なアピールです。
さらに「一人ひとりに合った工夫で学びを引き出せる」という学びを示すことで、このボランティア経験が将来の仕事にも活かせるスキルであることが伝わります。

【例文】障がい者ボランティア
【例文】
『私は大学のボランティアサークルで、障がいのある子どもたちと一緒に遊ぶ交流活動に参加していました。最初はどう接すればよいか戸惑いましたが、「まずは名前を覚える」「目線を合わせる」など、小さなことから意識して関わるようにしました。すると少しずつ笑顔を見せてくれる子が増え、3ヶ月後には自分から話しかけてくれるようになりました。この経験から、相手の立場を考え、丁寧に信頼関係を築く姿勢の大切さを学びました。』

【ポイント】
学生が取り組みやすい「遊びを通じた交流活動」をテーマにしており、等身大で自然なエピソードとして好印象です。「接し方に迷いながらも自分なりに工夫した」姿勢が、主体性や思考力を表しており、企業が重視する「人と丁寧に関わる力」「信頼を築く姿勢」のアピールにつながります。規模や成果に頼らず、プロセスと気づきを軸に構成されている点がポイントです。

【例文】復興支援ボランティア
【例文】
『私は大学の有志メンバーと共に、地元の水害被災地で復興支援ボランティアに参加しました。現地では泥かきや家財の搬出作業を担当しましたが、被災された方々が「どこに何を相談すればいいか分からない」と困っている様子を目の当たりにし、情報掲示板の作成を提案。市役所から提供された支援情報を見やすくまとめ、仮設住宅や避難所に掲示しました。その結果、住民の方々から「必要な支援にすぐ動けた」との声を多数いただきました。この経験から、自ら気づき、動く姿勢の大切さを学びました。』

【ポイント】
力仕事だけでなく、「支援が届かない理由」に気付き、自発的に情報掲示板を作ったという工夫が、主体性を自然に伝えています。
学生らしい等身大の立場から「周囲を見て必要なことを考え、実行した」経験が、行動力や観察力のアピールにつながっています。

【例文】就活支援ボランティア
【例文】
『私は就職活動中、大学内の就活LINEグループで有志メンバーとともに、情報共有ボランティア的な活動を行っていました。特に力を入れたのが、面接で聞かれた質問や自分の失敗談をまとめて投稿することです。「聞かれて困った質問」や「逆質問の工夫」など、具体的に書いたことで、他のメンバーから「参考になった」「勇気が出た」といった声を多くもらいました。自分の経験が誰かの助けになる喜びと、言葉にして伝える力の大切さを実感した経験です。』

【ポイント】
この例文では、就活生が無理なく実践できる「学生同士のサポート・情報共有」にフォーカスしています。「何をやったか」「どんな反応があったか」「どんな学びがあったか」を素直な文脈で表現することで、誠実さや共感力、発信力といったソフトスキルを自然にアピールできます。
特別な立場でなくても、自分の経験を活かして誰かを支えようとする姿勢が評価される構成です。

面接でのボランティアのガクチカへの深掘り質問例

ガクチカとして「ボランティア経験」を面接で話す際に、「よくされる深掘り質問」と「回答のポイント」をそれぞれ4つ紹介します。
面接では、ESや履歴書で記述した内容をもとに、さらに「なぜ」「どうして」を深掘り質問されやすい傾向にあります。

①「なぜそのボランティアを選んだのですか?」
→ 回答のポイント:参加の動機を「単なる義務」ではなく、自分の価値観や気づきに基づくものとして語る。例えば、「地域の高齢者との交流で孤立を感じた経験から…」など。

②「どんな困難に直面しましたか?」
→ 回答のポイント:活動中に直面した具体的な課題を示し、「その時どう感じたか」「なぜそれが困難だったか」まで言及することで説得力が増します。

③「その課題をどう解決しましたか?」
→ 回答のポイント:「誰かが指示した通りに動いた」ではなく、自分なりに考えて行動したプロセスを語ることが重要です。例:「情報を可視化する掲示板を自作して…」。

④「その経験から何を学びましたか?」
→ 回答のポイント:得た学びを自分の言葉で語り、仕事にどう活かせるかという観点につなげること。単なる「やりがい」ではなく、「チームで合意形成する力」「相手の視点を捉える力」など具体的なスキルも伝えましょう。

これらの深掘り質問への解答を想定しておけば、急な質問にも慌てることなく自信を持って回答できるでしょう。

ガクチカでボランティアのエピソードを書くときの注意点

ボランティア経験はガクチカとして伝えやすい一方で、伝え方を間違えると「いいことをした話」で終わってしまいがちです。企業が見ているのは活動内容そのものではなく、そこで何を考え、どう行動したかなのです。
ガクチカにボランティアを選ぶ際に注意したいポイントを押さえておきましょう。

1度だけのボランティアは書かない
就活での「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」は、ある程度の継続性や工夫・成果が求められるため、1度限りのボランティア経験は適しません。単発の参加では、自分の工夫や成長の過程を具体的に語るのが難しく、「参加しただけ」と受け取られる可能性も。
ガクチカには、何度か関わった経験や、継続的な取り組みを通じて得た学びを軸にするのが望ましいでしょう。

自分の言葉で話す
ボランティアの目的や理念を話すとき、団体のスローガンや活動理念をそのまま引用してしまうと、あなた自身の考えや意志が伝わりません。企業が知りたいのは「なぜ自分がその活動を選び、どんな想いで取り組んだのか」という“個人の動機”なのです。
例えば「地域の課題を解決したいと思った」「人の笑顔を見るのが嬉しかった」といった、自分の感情や気づきを言葉にすることが大切です。団体の方針を借りるのではなく、自分の体験を通して感じた価値観を語ることで、面接官にも“あなたらしさ”がしっかりと伝わるのです。

ボランティア団体の紹介にならないようにする
ボランティアのガクチカでありがちなのが、「団体の紹介」で終わってしまうケースです。
どんな団体で、どんな目的で活動しているかを詳しく書きすぎると、肝心の“自分が何を考え、どんな行動をし、どんな成長をしたか”が伝わりません。面接官が知りたいのは、あなたの主体的な経験と学びです。団体の理念を説明するのではなく、その中で自分は何を目指して取り組んだのか、自分の視点や行動に焦点を当てて書くようにしましょう。

ガクチカで避けたいボランティアのエピソードは?
ボランティア経験はガクチカにしやすい反面、伝え方を間違えると逆効果になることもあります。場合によっては、むしろ”言わないほうが良かった”となってしまうことも。

参加理由に主体性がない
ガクチカでは「主体性」が重視されるため、ボランティアに参加した理由にもその姿勢が表れていることが重要です。
採用担当者は、あなたがどのように考え、自ら動いたのかを知りたいと思っています。にもかかわらず、「友達に誘われたから」「授業の一環だったから」「なんとなく流れで参加した」といった受け身の理由を書いてしまうと、せっかくの経験も評価されづらくなります。たとえきっかけが誰かの紹介であったとしても、「興味を持った背景」や「自分から継続的に関わろうと決めた理由」など、能動的な行動に言い換える工夫が必要です。
エピソードに説得力を持たせるためには、「なぜ参加しようと思ったのか」を自分の言葉でしっかり掘り下げておくことが大切なのです。

高校より以前に参加したボランティア
高校以前のボランティア経験は、ガクチカとしては避けたほうが無難です。というのも、当時の経験と今の自分の価値観や考え方にギャップがある場合が多く、面接で「なぜその経験を選んだのか」と問われた際に、説得力をもって答えにくくなるからです。
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」を通じて、自分の成長や思考力を伝える場です。そのため、現在の自分と地続きの経験を選ぶことが大切なのです。大学時代のボランティアや、継続的に関わった活動など、今の自分の考え方や強みを裏付けるエピソードを選びましょう。

まとめ

ボランティア活動は、就活において自分の強みや価値観を伝える上で有効な題材です。大切なのは「ただ参加した」ことではなく、その中で何を感じ、どう行動し、何を得たのかを自分の言葉で語ること。例文や注意点を参考に、自分らしいエピソードに落とし込めば、面接官にも伝わる説得力のあるガクチカになるでしょう。
ガクチカは企業にとって、あなたという人物を知る大切な材料。だからこそ、自分の経験を丁寧に振り返り、自信を持って語れるよう準備していきましょう。

よくある質問

ボランティアはガクチカになりますか?
ボランティア活動は、十分ガクチカになります。
大切なのは「なぜ取り組んだのか」「どう行動したか」「何を得たか」といったプロセスと気づきです。ただ参加しただけでなく、自分の言葉で経験を語れることが評価されます。

ボランティア経験があると噓をついても大丈夫ですか?
嘘は絶対にNGです。
面接では深掘り質問をされることも多く、事実でないエピソードはすぐに見抜かれます。信頼を失うと挽回は困難です。小さな経験でも、自分の言葉で語れる実体験を大切にしましょう。

ガクチカで1回きりのボランティアはありですか?
1回きりのボランティアは、ガクチカにはあまり向いていません。
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」を問うため、継続性や成長が伝わるエピソードのほうが評価されやすい傾向があります。どうしてもその経験を使いたい場合は、学びや工夫を丁寧に伝えましょう

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