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選考対策

【例文あり】ガクチカ作成のための完全マニュアル!

「ガクチカを制するものは就活を制す!!」 そう言っても過言ではないほど、就活における「ガクチカ=学生時代力を入れた経験」は対策すべき最重要項目に当たります。 そして多くの就活生が、「自慢できるような特別な体験していない…」「評価ポイントは?」「そもそもどうやって書けばいいの?」といったお悩みを一度は持つことでしょう。 今回のコラムでは、就活において素晴らしい実績を挙げた24卒内定者がガクチカについて基礎から解説していきます。実際に作成する際のマニュアル代わりに使っていただければと思っているので、ぜひ参考にしてみてください!

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ガクチカの概要と必要とされる場面とは?高校時代の経験でもいいの?

ガクチカとは

ガクチカとは、「学生時代力を入れた経験」の略です。


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上記のように、サークルや部活、アルバイトや留学におけるエピソードなどについて説明することが多いです。ですが、「良いガクチカ」を作成するためには、ただ規定の文字数/時間を使って説明をすれば良いという訳ではありません。作成する前に、その評価項目や構成要素などについて詳しく知った上で書き始めることが大切です。

ガクチカが必要とされる場面とは

ESでの設問例としては、
「学生時代に最も力を入れたことは?」
「リーダーシップを発揮した経験は?」
「困難を乗り越えた経験は?」
といったものが挙げられます。文字数としては、400字で聞かれることが最も多いですが、300字や250字で聞かれることもあります。
一方で、面接においては最初概要について30秒〜1分半で説明した後に
「なぜその施策を行おうと思ったの?」
「そこまで頑張れた理由は?」
「その中で一番困難だったことは?」
といった深堀りがされます。
そのため対策する順番としては、まずはESにおけるガクチカの文面を作成した後で、次に面接対策としてその内容をどんどん深掘ぼっていき、想定質問に対する回答を大まかに作成していくのが良いでしょう。

ガクチカが聞かれる意味と必須要素とは

そもそもなぜ企業が選考においてガクチカを聞いてくるのかというと、学生がその企業で活躍できるかを判断する指標にしたいからです。また、学生にとってのガクチカとは、自分が企業で活躍できる人材であることを証明する根拠です。
そんなガクチカにおいて必須となってくる要素は、以下の2つがあります。

①再現性
再現性とは、「その要素が単発のものではなく何度も同じ結果を生み出すことができるか」という意味です。これをガクチカに落とし込むと、「ガクチカで行ってきた行動を、入社後も同じように発揮できるか」ということになります。この再現性をアピールできているか否かについては以下の例を参考にしてみてください。

例:「そのエピソードの中で発揮された強みはなんですか」という質問に対する回答
【良い回答例】
「強みは、相手が今何を求めているのかを瞬時に見極める洞察力です。カフェのアルバイトにおいては、お客様の〇〇という想いにいち早く気がつき、〇〇という対応をとりました。」
【悪い回答例】
「強みは、カフェの店舗の課題にいち早く気がつくことができることです。他のスタッフの誰よりも早く、お客様の〇〇という想いに気がつき、〇〇という対応をとりました。」

「つまり、ガクチカでアピールする強みを多くの場面に当てはまる抽象的なものに落とし込む必要があるということです。」

②価値観や強み
良いガクチカには、その人の価値観や強みが何なのかを連想できる内容が含まれています。前述したように、企業にとってのガクチカとは、学生が活躍できるか判断する指標となるものです。また、学生にとってのガクチカとは、自分が企業で活躍できる人材であることを証明する根拠です。従って、結果を生み出すまでの行動から、自身の価値観や強みが伝えられることが最も重要です。裏返すと、ガクチカにおいて成果の大小は最も重要な要素ではありません。そのため、エピソードを選ぶ際には「自分の価値観・強みがアピールできるエピソードか」という基準で選ぶべきであり、「結果が他人から見てすごいものかどうか」は考慮に入れなくても大丈夫です。

ガクチカに高校時代のエピソードを使ってもいいのか

ガクチカに関する質問の中でも、「高校時代のエピソードを使っても問題はないのか?」という質問をよくいただきます。これに関する回答としては、「問題はないけれど、メインのガクチカとして用いるのはおすすめしない」というものになります。
これについて前半と後半に分けて説明していきます。

まず、「問題はない」という点に関してです。ガクチカはその名の通り「力を入れて取り組んだ経験」を選ぶべきだと思っています。ES上だけでなく面接にて深掘られるということを考慮すると、熱意を持って取り組んだ経験でないとその深掘りに耐えられないからです。そのため、自分が一番頑張ったと思える経験が高校時代にあるのであれば、そのエピソードをガクチカに用いること自体は問題ありません。

それでは、「問題はないけれど、メインのガクチカとして用いるのはおすすめしない」とはどのような意味なのでしょうか。これは、「サブガクチカとして使用する分には大丈夫」とも言い換えられます。これらについて説明する前に、「メインガクチカ」「サブガクチカ」とは何なのかについて触れたいと思います。
メインガクチカとは、就活の選考において最も多く使う自分のガクチカエピソードのことです。ESや面接においてガクチカのことを問う質問の仕方はさまざまですが、多くの就活生の場合基本的には同じエピソードを使うことでしょう。これをメインガクチカと呼んでいます。
それに対し、サブガクチカとはメインガクチカ以外のガクチカのことをいいます。ガクチカと聞くと1人につき1個と思っている方もいらっしゃると思いますが、理想をいうとガクチカは2〜3個持っておくべきです。受けている企業や質問の聞かれ方によっては、メインガクチカがしっくりこないという場合に、臨時で使うガクチカのことをサブガクチカと呼んでいます。そして、高校時代のエピソードを用いたガクチカは、このサブガクチカに使うことをおすすめしています。
理由としては2つあり、1つ目が「ガクチカを大学時代の経験に限定してくる企業も多い」ということです。もし高校時代のエピソードをメインガクチカに置いてしまっていた場合、説明しなれていないその他のエピソードをガクチカとして話すことになり、追加の準備が必要になってしまいます。
2つ目の理由が、「大学時代に何も行動していないという印象を与える恐れがある」ということです。ES評価者や面接官に「頑張ったこととして高校時代のことを挙げてくるということは、この学生は大学時代何をしていたんだろう…」と思われてしまい、評価が下がるという自体は避けたいですよね。

それでも、「どうしてもメインガクチカに高校時代までののエピソードを使いたい!」という人もいることでしょう。その際絶対にやって欲しいこととしては、特に2つ目の理由に関して対策を練るということです。例えば、「高校時代のこのエピソードが、大学時代の〇〇に繋がっている」ということを説明することで、今現在の自分に生きている部分や強みの再現性がアピールできます。

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ガクチカ作成の3ステップと5つの構成要素

ガクチカの概要や必須要素が理解できたところで、続いて具体的な作成手順について説明していきます。

ガクチカの作成手順

ガクチカの作成手順は以下の3ステップです。
手順①訴求する強みの剪定
手順②エピソードの選択
手順③エピソードの整理


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それぞれについて説明していきます。

ガクチカの作成手順① 訴求する強みの選定

まずは、自己分析で強みを把握し、その強みを伝えるべくガクチカを作成することが最も理想的なガクチカの作成手順になります。自己分析から自分の強みがすぐに分かることもあれば、自分の過去の行動であるガクチカを深掘っていくにつれて自己分析が進むこともあるため、手順①〜③は行ったり来たりを繰り返すと良いでしょう。

ガクチカの作成手順② エピソードの選択

エピソードの選択をするための第一のステップが、「大学時代の活動の書き出し」です。以下の例のように、できるだけたくさん書き出してみてください。
例)
 ・バイト
  塾講師、カフェ、スーパーの店員
 ・サークル
  英語サークル、フットサルサークル
 ・部活動
 ・インターン
 ・ゼミ
 ・学校行事
 ・ボランティア
 ・留学
次に、取り組んだ活動の中における具体的な出来事を時系列順に書いていきます。この作業は、大学時代に行った活動全てに関して行ってみてください。


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エピソード選択の第二のステップは、抽出した活動の中から、一つの活動を選択することです。活動を選択する際は、「自分のアピールしたい強みが現れているか」を基準に行ってください。今回は、英語サークルでの活動を選択したとします。
続いて第三のステップは、活動の深掘りです。先程選んだ一つの活動に関して、以下のように言語化していきます。


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活動の深掘りが終わったら、ガクチカのテーマとするエピソードを選択します。前述した通り、ガクチカには自分の強みが含まれていることが重要となるので、自分が訴求したい強みが表れているか否かを基準に選択していきます。今回は、自分の強みである強いリーダーシップと行動力が表れた例として、上記のオンライン活動とレクのエピソードを選択します。

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ガクチカの作成手順③ エピソードの整理

エピソードが選択できたところで最後に行うのが、エピソードを整理してガクチカに落とし込む作業です。まずは、選択したエピソードをガクチカのフレームに落とし込むことから始めます。ガクチカの基本構成は「結論→目標→問題→課題→施策→効果」の6つとなっています。それでは、実際にフレームに落とし込んだ後の進め方を見てみましょう。


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まずはフレームの目標と現状の項目について考えていきます。選んだエピソードに着手した当時の目標と現状を思い出してみてください。なお、目標と現状はどちらを先に考えても構いません。
次に考える要素が、「問題」です。先程考えた目標と現状のギャップを特定します。これが問題に当たります。そうして浮かび上がった問題から、その問題を引き起こしている根本原因は何かを特定します。今回は、「募集活動に注力できていないこと」と「魅力が薄いこと」の2つが原因として挙げられましたが、その中でも魅力がないとどれだけ募集活動を頑張っても結果に結びつきません。だからこそ、今回は2つのうち「魅力」の方を取り組むべき課題として特定しました。


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次に、課題に向けて取り組んだ行為について考えます。基本的には、エピソードを選択するために具体化したものを参考にしてみるとうまくいくと思います。この過程で書き忘れていた施策があれば、書き加えてください。
最後に、施策から得られた効果を考えます。効果は、定量的に書くことのできるエピソードならば、数字を使うと具体的なイメージを人事に想起させることができます。定量的とは、「数字を使って具体的に表す」という意味です。例えば、「売上〇%向上」や「新歓獲得目標100人に対して、140人を獲得」「インターン生30名の中で上位3名に選出」などが定量的な結果と言えるでしょう。さらに言えば、この効果に関しては冒頭の結論パートでも触れておく必要があります。結論ファーストという言葉がある通り、最初の一文は必ずそのエピソードの効果まで書きましょう。
一般的に、最初の結論では効果を抽象的に表して、最後の効果パートで定量的に表すことが多いです。

ここで一つ、「ガクチカの学びを最後に書くべきか」ということについて補足をしておきます。
結論、書いても書かなくてもどちらでも構いません。自分の強みや向上心をさらにアピールしたいのであれば学びを書いても良いと思います。一方で、施策などの記述が抽象的なまま学びを書いている場合は、学びを削除してその分他の文章に肉付けをした方がいいと思います。
これで、ガクチカ作成の3ステップは全て終了しました。以下が、ガクチカのフレームにエピソードを落とし込んで作成した文書の例になります。


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オリジナリティ溢れる文章を書くことも大切ですが、優先順位としてはガクチカの基本構造を守れている方が先です。まずはしっかりと、紹介した3ステップで6つの要素に当てはめて書いてみましょう。

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ガクチカの例文3選

ガクチカの作成手順が分かったところで、実際のガクチカの例を見てみましょう。
※個人情報の観点から、一部伏字にしてあります。

アルバイト

家庭教師のアルバイトにおいて、1年間の指導により生徒の偏差値を20上げ、第1志望合格へと導いた経験だ。大学2年生の時、「勉強はしているのに成績が伸びない」という問題を持つある中学受験生を担当した。成績不振の原因を探るため、生徒の得点傾向や学習習慣についてのヒアリングを重ね分析した。その結果、根本原因が「苦手科目を把握しておらず、全範囲を闇雲に勉強していること」だと分かった。そこで、2ステップにより効率的な学習への変革を行った。⑴担当開始してまもなく、全4日間の勉強合宿を行った。つきっきりで教えることで、各教科の苦手分野やミスの傾向を徹底的に炙り出した。⑵判明した苦手傾向をもとに、毎日の学習スケジュールの管理を行った。これにより、苦手分野を集中的に学習できるようになり、分野ごとの理解度のムラが改善された。最終的に、当初の偏差値〇〇から目標であった偏差値〇〇の第一志望校への合格を達成した。(398字)

サークル

◯◯サークルの後輩指導担当として、チームのパフォーマンスの向上に貢献した。私たちは「観客の方に感動や原動力を届ける」という目標を掲げていたが、そのためにはダンスの一体感が無い、という演技における課題を解決する必要があった。そこで私は技術面と意識面に分けて取り組む必要があると考え、前者には先輩と後輩の技術力の差を埋めるため、後輩に対するオンライン上での個別指導を実施した。さらに、後者にはチーム全体に対して目標統一のためのミーティングを定期開催することを徹底した。その結果、一年後の公演では多くの方に「一体感のある素晴らしい演技だ」と評価され、さらなる質の向上を目指し結束を強めることにも繋げることもできた。(304字)

ゼミ活動

~について学ぶゼミ活動で、役職のない1メンバーでありながら、ゼミ生18人の架け橋として協力体制を構築した。目標としていた「教授からの過去最高評価」を達成するため、ゼミ生間の当事者意識の差に問題意識を抱いた。そこで、ゼミ生への個別ヒアリングを行った結果、①発言量の偏り、②タスク量の偏りを課題と捉えた。①に対し、発言の質に対するハードルが原因と捉え、議論前に全員で行う事前確認・インプットの時間を設けた。②に対し、タスク管理表を作成して全員のタスクを可視化し、偏りがあった際にはゼミ生に仕事を割り振った。結果、ゼミ生全員の協力体制が構築され、最終発表では教授から過去最高評価を頂いた。(291字)

【就活セミナーのご案内】



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【開催概要】
ガクチカ対策セミナー ~基礎編~
参加はコチラから:https://br-campus.jp/lp/events8003
▼内容
 ①セミナー
  ・ガクチカの概要
  ・ガクチカの作成
  ・ガクチカの評価 
 ②質疑応答

【参加メリット】
▼ガクチカって何?という状態からでも書けるようになる
▼ガクチカの作り方が分かる


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【開催概要】
ガクチカ対策セミナー ~発展編~
参加はコチラから:https://br-campus.jp/lp/events8036

▼内容
 ①セミナー
  ・ガクチカの構造化の仕方
  ・ESの書き方
  ・面接での答え方
 ②質疑応答

【参加メリット】
▼ESで分かりやすく伝わるガクチカを書けるようになる
▼面接で論理的にガクチカを話せるようになる

最後に

ガクチカは就活において最も多く聞かれる質問項目であるからこそ、対策は必要不可欠です。逆に言うと、頑張って対策すればするほど結果に結びつきやすいということになります。筆者自身、初めてガクチカを作成した時には内容も構成も酷いものでしたが、就活終盤まで何度もブラッシュアップしていくことで完成度を高めていきました。
ぜひ皆さんも、自分の納得いくガクチカが完成するまで、推敲を重ねていきましょう!

ビズリーチキャンパス学生アンバサダーは『「なれる」可能性を広げ「なりたい」姿につなげるパートナー』をビジョンとして掲げ、様々な業界のトップ内定者が就活生の皆さんのサポート活動を行っています。

【アンバサダーの主な内定先】外資戦略コンサル/外資総合コンサル/外資金融/外資メーカー/日系コンサル/日系金融/商社/ベンチャー/日系メーカー/不動産/IT
【主なサービス】
①就活セミナー:トップ業界に内定した学生アンバサダー完全オリジナルのセミナーです。自己分析、面接対策、ケース対策など全20種類以上の講義をご用意しており、23卒では延べ1200人以上の方にご参加いただきました。
②個別面談:学生アンバサダーとの1on1面談が可能です。ES添削から模擬面接まで幅広く対応しており、中には何十回もリピートしてくださる就活生の方もいらっしゃいます。


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