就活を有利に進めるにあたって、ガクチカの書き方は重要です。しっかりと準備をして、洗練されたガクチカを作成する必要があるでしょう。 ガクチカの書き方にはコツがあります。適切にアピールしなければ自分の人柄がうまく伝わらず、採用チャンスを逃す可能性もあるでしょう。 そこで、今回はガクチカの例文のほか、必要とされる場面、評価基準などについて詳しく解説していきます。
ガクチカの例文10選
さっそく、ガクチカ作成の参考となる例文をご紹介します。 実際に、就活生はどのようなガクチカを書き、何をアピールするのか、以下見ていきましょう。 ※個人情報の観点から、一部伏字にしてあります。
アルバイト
家庭教師のアルバイトにおいて、1年間の指導により生徒の偏差値を20上げ、第1志望合格へと導いた経験だ。大学2年生の時、「勉強はしているのに成績が伸びない」という問題を持つある中学受験生を担当した。成績不振の原因を探るため、生徒の得点傾向や学習習慣についてのヒアリングを重ね分析した。その結果、根本原因が「苦手科目を把握しておらず、全範囲を闇雲に勉強していること」だとわかった。そこで、2ステップにより効率的な学習への変革を行った。⑴担当開始してまもなく、全4日間の勉強合宿を行った。つきっきりで教えることで、各教科の苦手分野やミスの傾向を徹底的に炙り出した。⑵判明した苦手傾向をもとに、毎日の学習スケジュールの管理を行った。これにより、苦手分野を集中的に学習できるようになり、分野ごとの理解度のムラが改善された。最終的に、当初の偏差値〇〇から目標であった偏差値〇〇の第一志望校への合格を達成した。(398字)
▼ポイント 上記のアルバイトでのガクチカは、生徒の成績を上げるためにどのように取り組んだのかを強調しています。生徒のモチベーションを維持しながら成績をアップさせるためにどう取り組んだのかを具体的にまとめることで、「相手のことを思いやって対応できている」と判断されやすくなるでしょう。
サークル活動
私はサークル活動において、組織運営の効率化と目標達成に貢献した。 所属していたマーケティングサークルでは、活動の進捗管理が曖昧で、各プロジェクトの成果が不十分であった。私はこの課題を解決するため、組織全体のタスク管理を見直し、プロジェクトごとにKPI(重要業績評価指標)を設定した。さらに、週次で進捗状況を可視化する仕組みを導入し、メンバー間の役割分担を明確にした。これらの施策により、各プロジェクトの進捗が大幅に改善され、サークル全体で実施した企業提案プロジェクトでは、前年の倍にあたる20社から協賛を獲得することができた。 この経験から、組織の課題を分析し、最適なフレームワークを構築することで成果を最大化する力を養った。貴社においても、論理的思考と行動力を発揮し、チームと共に価値創出に貢献したいと考えている。(353字)
▼ポイント 上記では、所属しているサークルの指導担当として、プロジェクトの成果向上のためにどのように取り組んだのかを詳しく記載しています。就職してからも、取引先との問題や社内の課題など、様々な事柄を解決に向けて取り組めることをアピールできるでしょう。
ゼミ活動
私はゼミ活動において、データ分析を用いた課題解決に取り組んだ。 「地方企業の成長要因分析」をテーマにした研究では、当初仮説が曖昧で説得力に欠けていた。そこで私は地方企業100社の公開データを収集し、Pythonを用いて売上成長率と経営戦略の相関分析を実施。さらに現地で10社の経営者にインタビューを行い、データには表れない要因も検証した。 その結果、「地域資源の活用不足」が主要な課題であることを明らかにし、具体的な改善施策を提案。学内発表会では「実証性と提案力が高い」として優秀賞を受賞した。 この経験を通じて、データと現場の両面から論理的に課題を解決する力を養った。貴社でもこのスキルを活かし、価値創出に貢献したいと考えている。(305文字)
▼ポイント 上記ではデータ分析を用いた課題解決に取り組んでいることについて言及しています。テーマの内容や、研究内容の詳細など、具体的な情報を盛り込むことで、より担当者がイメージしやすいように設計できるでしょう。
部活動
私は大学のサッカー部で副キャプテンを務め、組織力強化と戦略改善を通じてチームの成績向上に貢献した。 就任当初、チームは個々の技術力に頼る傾向が強く、組織的な連携が課題であった。私はチーム全体の戦略を見直し、試合ごとに「役割の明確化」と「データに基づく戦術分析」を導入。具体的には、試合映像を活用して各選手の動きやポジショニングを分析し、改善点をフィードバックした。 その結果、練習内容が効率化され、チーム全体の連携が強化されたことで、リーグ戦で前年の10位から3位へと躍進を果たした。また、部員一人ひとりが目的意識を持ち、主体的に行動する文化を醸成することができた。 この経験から、組織の課題を特定し、データを活用して成果を最大化する力を養った。貴社でも論理的思考と行動力を活かし、チームの成長に貢献したいと考えている。(356文字)
▼ポイント 上記では、副キャプテンといった役職があることだけではなく、組織力強化や戦略改善のために何をしてきたのかを詳しく解説しています。さらに、上記の内容からは、責任力やコミュニケーション能力の高さも感じ取れるため、担当者に良い印象を与えやすいガクチカと言えます。
留学
私は大学2年次にオーストラリアへ1年間留学し、多国籍チームでの協働を通じて異文化理解力と成果志向を磨いた。現地では「新興市場への製品導入戦略」を立案するプロジェクトに参加したが、当初は文化や価値観の違いから意見が対立し、進捗が停滞した。私はチームの結束を高めるため、メンバー同士が自らの価値観や背景を共有し理解し合う場を設け、議論が建設的になるよう論点を整理して進行役を担った。 その結果、異なる視点を統合し、具体的で実現可能な戦略を提案できたことで、教授から最優秀評価を得ることができた。この経験から、異なるバックグラウンドを持つメンバーの強みを引き出し、論理的に合意形成を図る力を養った。貴社においても、この力を活かし、グローバルな課題解決に貢献したいと考えている。(334文字)
▼ポイント 外資系企業への就職を望んでいる場合は、語学力はもちろんグローバルな視野を持った多文化への理解も重要です。留学の経験でどのような気づきを得たのかを詳しくアピールしましょう。
インターンシップ
私は大学2年生の時にデザイン制作会社の長期インターンシップに参加しました。広告デザインに興味があったため、長期間実務を体験できる絶好の機会だと考えたからです。インターンシップでは、クライアントとの打ち合わせ、デザイン制作、プレゼンテーション、納品など一連の業務を担当しました。期間中、大手食品メーカーの新商品の電車に掲示する広告の制作を任される機会も多く、やりがいも多かったです。まず、市場調査を行いターゲット層の嗜好を深く理解した上で、これまでにないデザインコンセプトを提案しました。初回の提案は惨敗でしたが、クライアントの要望を踏まえて何度も修正し無事に広告デザインを納品することができました。この案件を通じて、デザイナーとして世の中に何かを生み出す責任感を強く持つようになりました。また、デザイナーは広告を作るだけでなく、クライアントと直接話をする機会が多いことを知れたのは大きな学びであると思っています。さらに、クライアントから信頼されるためには、要望を的確に汲み取ることが重要であるということを学びました。(458文字)
▼ポイント インターンシップは実際の現場で実務を経験できる貴重な機会です。成功体験があればそこでどのような経験を得たのかをアピールしましょう。上記のように、どこにやりがいを感じたのか、活動を通して何を学べたのか、などをまとめることで、より具体性のある内容に仕上がるでしょう。
ボランティア
私は大学時代、積極的にボランティア活動に参加していました。地域清掃をはじめ、障害者施設への訪問、地域のイベントのボランティアなど様々なことを経験しました。ボランティアをたくさん経験する中で、今度は自分でも新しいプロジェクトを立ち上げてみたいと思い、大学2年生の時に有志で集まってボランティア団体を立ち上げました。まず最初に取り組んだのが、大学がある地域でのゴミ拾いや植林などの環境保全活動です。他の市では似た取り組みをしていたものの、大学のある地域では前例がなかったため、手探りの連続でした。地域のほかのボランティア団体の協力を得て、時間をかけることでプロジェクト発足から半年後に、川沿いのゴミ拾いと桜の植樹を叶えることができました。地域の子どもたちも多数参加してくれ、地域からも高い評価を得ました。この経験から、行動を起こすことの重要性を実感しました。(377文字)
▼ポイント ボランティア活動は地域社会との繋がりを持てます。公共福祉に貢献しながらどのような学びを得たのかを強調しましょう。上記では、ボランティアを通して、自分で団体を立ち上げたことや、行動を起こすことの重要性を実感したことなどに触れ、活動を通した行動力の高さや視野が広がったことなどをアピールしています。
研究
私は大学で生物学を専攻し、「特定の病原菌に対する免疫応答のメカニズム解明」の研究に取り組んだ。 新型コロナウイルスのパンデミックにより、医療システムの脆弱性が露呈したことや、家族の入院経験を契機に、病原菌への免疫応答に強い関心を抱いた。特に、治療法が確立されていない感染症に対する効果的なアプローチを模索するため、免疫細胞の反応メカニズムに焦点を当てた。 研究では、病原体が免疫細胞へどのように影響を及ぼすかを実験とデータ分析を通じて検証した。その過程で、免疫細胞の特定の活性パターンを明らかにし、免疫応答の一部を可視化することに成功した。この成果は教授からも高く評価され、学会での発表も実現した。 この経験から、複雑な課題に対して仮説を立て、検証を繰り返しながら解決策を導く論理的思考と粘り強さを養った。今後はこの知見を活かし、医療ソリューションの開発に貢献することで、社会課題の解決に寄与したいと考えている。(403文字)
▼ポイント 製薬会社などの研究職への就職を希望している場合は、学生時代(大学院生時代)にどのような研究を行っていたかが問われます。特に、医療分野はすぐに治療に繋がるような結果が得られるとは限りません。しかし、どのような熱意を持って、どのような研究をしたかは面接の場でも重要視されるため、これまでの研究データをまとめておきましょう。
学業
私は学業の一環としてTOEICに取り組み、継続的な努力を通じてスコアを400点から850点へ向上させた。 大学入学当初、英語力の不足を痛感し、グローバルな舞台で活躍するためには英語力の強化が不可欠だと考えた。そこで、TOEICを目標に掲げ、徹底して学習計画を立てた。具体的には、1日3時間の学習時間を確保し、「リスニング強化のためのシャドーイング」「語彙力強化の単語学習」「毎週の模擬試験での弱点分析」を継続した。 その結果、1年半でスコアを850点まで伸ばすことができ、英語論文の講読や英語でのプレゼンテーションも自信を持って取り組めるようになった。この過程を通じて、目標達成に向けた計画力、継続力、自己管理能力を養った。貴社においても、この姿勢を活かし、グローバルな課題に対応できる人材として貢献したいと考えている。(344文字)
▼ポイント 大学生になると様々な経験ができますが、本業はやはり学業です。そのため、学業に対してどのような姿勢で取り組んで、どのような結果に繋がったのかを具体的な数値などをもとにアピールしましょう。
ガクチカとは
ガクチカとは、「学生時代力を入れた経験」の略です。
上記のように、サークルや部活、アルバイトや留学におけるエピソードなどについて説明することが多いです。ですが、「良いガクチカ」を作成するためには、ただ規定の文字数/時間を使って説明をすれば良いという訳ではありません。作成する前に、その評価項目や構成要素などについて詳しく知った上で書き始めることが大切です。
ガクチカが必要とされる場面とは
ESでの設問例としては、
「学生時代に最も力を入れたことは?」
「リーダーシップを発揮した経験は?」
「困難を乗り越えた経験は?」
といったものが挙げられます。文字数としては、400字で聞かれることが最も多いですが、300字や250字で聞かれることもあります。
一方で、面接においては最初概要について30秒〜1分半で説明した後に
「なぜその施策を行おうと思ったの?」
「そこまで頑張れた理由は?」
「その中で一番困難だったことは?」
といった深堀りがされます。
そのため対策する順番としては、まずはESにおけるガクチカの文面を作成した後で、次に面接対策としてその内容をどんどん深掘っていき、想定質問に対する回答を大まかに作成していくのが良いでしょう。
ガクチカが聞かれる意味と必須要素とは
そもそもなぜ企業が選考においてガクチカを聞いてくるのかというと、学生がその企業で活躍できるかを判断する指標にしたいからです。また、学生にとってのガクチカとは、自分が企業で活躍できる人材であることを証明する根拠です。 そんなガクチカにおいて必須となってくる要素は、以下の2つがあります。
①再現性
再現性とは、「その要素が単発のものではなく何度も同じ結果を生み出すことができるか」という意味です。これをガクチカに落とし込むと、「ガクチカで行ってきた行動を、入社後も同じように発揮できるか」ということになります。この再現性をアピールできているか否かについては以下の例を参考にしてみてください。
例:「そのエピソードの中で発揮された強みはなんですか」という質問に対する回答 【良い回答例】 「強みは、相手が今何を求めているのかを瞬時に見極める洞察力です。カフェのアルバイトにおいては、お客様の〇〇という想いにいち早く気がつき、〇〇という対応を取りました。」 【悪い回答例】 「強みは、カフェの店舗の課題にいち早く気がつくことができることです。他のスタッフの誰よりも早く、お客様の〇〇という想いに気がつき、〇〇という対応を取りました。」
「つまり、ガクチカでアピールする強みを多くの場面に当てはまる抽象的なものに落とし込む必要があるということです。」
②価値観や強み
良いガクチカには、その人の価値観や強みが何なのかを連想できる内容が含まれています。前述したように、企業にとってのガクチカとは、学生が活躍できるか判断する指標となるものです。また、学生にとってのガクチカとは、自分が企業で活躍できる人材であることを証明する根拠です。従って、結果を生み出すまでの行動から、自身の価値観や強みが伝えられることが最も重要です。裏返すと、ガクチカにおいて成果の大小は最も重要な要素ではありません。そのため、エピソードを選ぶ際には「自分の価値観・強みがアピールできるエピソードか」という基準で選ぶべきであり、「結果が他人から見てすごいものかどうか」は考慮に入れなくても大丈夫です。
ガクチカに高校時代のエピソードを使ってもいいのか
ガクチカに関する質問の中でも、「高校時代のエピソードを使っても問題はないのか?」という質問をよく頂きます。これに関する回答としては、「問題はないけれど、メインのガクチカとして用いるのはおすすめしない」というものになります。 これについて前半と後半に分けて説明していきます。
まず、「問題はない」という点に関してです。ガクチカはその名のとおり「力を入れて取り組んだ経験」を選ぶべきだと思っています。ES上だけでなく面接にて深掘られるということを考慮すると、熱意を持って取り組んだ経験でないとその深掘りに耐えられないからです。そのため、自分が一番頑張ったと思える経験が高校時代にあるのであれば、そのエピソードをガクチカに用いること自体は問題ありません。
それでは、「問題はないけれど、メインのガクチカとして用いるのはおすすめしない」とはどのような意味なのでしょうか。これは、「サブガクチカとして使用する分には大丈夫」とも言い換えられます。これらについて説明する前に、「メインガクチカ」「サブガクチカ」とは何なのかについて触れたいと思います。 メインガクチカとは、就活の選考において最も多く使う自分のガクチカエピソードのことです。ESや面接においてガクチカのことを問う質問の仕方は様々ですが、多くの就活生の場合基本的には同じエピソードを使うことでしょう。これをメインガクチカと呼んでいます。 それに対し、サブガクチカとはメインガクチカ以外のガクチカのことを言います。ガクチカと聞くと1人につき1個と思っている方もいらっしゃると思いますが、理想を言うとガクチカは2〜3個持っておくべきです。受けている企業や質問の聞かれ方によっては、メインガクチカがしっくりこないという場合に、臨時で使うガクチカのことをサブガクチカと呼んでいます。そして、高校時代のエピソードを用いたガクチカは、このサブガクチカに使うことをおすすめしています。 理由としては2つあり、1つ目が「ガクチカを大学時代の経験に限定してくる企業も多い」ということです。もし高校時代のエピソードをメインガクチカに置いてしまっていた場合、説明しなれていないその他のエピソードをガクチカとして話すことになり、追加の準備が必要になってしまいます。 2つ目の理由が、「大学時代に何も行動していないという印象を与える恐れがある」ということです。ES評価者や面接官に「頑張ったこととして高校時代のことを挙げてくるということは、この学生は大学時代何をしていたんだろう…」と思われてしまい、評価が下がるという自体は避けたいですよね。
それでも、「どうしてもメインガクチカに高校時代までのエピソードを使いたい!」という人もいることでしょう。その際絶対にやって欲しいこととしては、特に2つ目の理由に関して対策を練るということです。例えば、「高校時代のこのエピソードが、大学時代の〇〇に繋がっている」ということを説明することで、今現在の自分に生きている部分や強みの再現性がアピールできます。
ガクチカの評価基準は?
ガクチカは主に以下の3つの基準で評価されています。
・再現性の有無 ・ガクチカでの学びは社会人になってから活かせるものか ・論理的思考力・人柄等
ここからは、それぞれの評価基準について詳しく触れていきます。
再現性の有無
ガクチカを書く時は、社会人になった時に再現性があるかどうかが見られています。例えば、学生時代に素晴らしい経験をしたり、優秀な成果を上げていたりしても、就職先や配属先で活かせなければ、企業にとってメリットがありません。
そのため、ガクチカをアピールする時は、結果の優秀さよりも、その結果にいたるまでにどのように行動したのかが重要です。努力したこと、協調性を持って取り組んだことなど、自分の過去の経験が企業でどう活かせるのかをアピールをすることが大切です。
ガクチカでの学びは社会人になってから活かせるものか
再現性の有無と重複するものの、学生時代に経験したことが就職してから活かせないのであれば、企業としては学生時代の功績に興味を持ってはくれません。
例えば、部活動に熱心に取り組んだことをアピールしたとします。チームとして優勝したことをアピールしても、その過程で自分はどのようなポジションで具体的にどのように取り組んだのかが書かれていなければ、企業としては評価しにくいものです。ガクチカでは、自らのアクションによって改善した姿を見せることが大切です。
論理的思考力・人柄等
ガクチカでアピールすべき要素は「思考力」「モチベーション」「人柄」の3つです。
まず「思考力」は、物事を論理的に捉え、課題に対してどのように解決策を考えたのかを示すことで、業務での提案力や問題解決力を伝えられます。
「モチベーション」となるものは、その取り組みの中で何に意欲を感じたのかを明確に伝えることで、企業の価値観や求める人材との適性をアピールできます。
「人柄」は、採用基準に合う人物かどうかを判断される要素です。自分の経験や行動から、どのような強みや価値観を持つ人間なのかを伝えることで、信頼される人物像を印象づけられます。これら3つを意識しながらまとめることで、説得力のあるガクチカに仕上がります。
それぞれの要素にしっかりフォーカスし、自分の魅力が伝わるガクチカに仕上げていきましょう。
ガクチカの書き方・伝え方の3ステップと6つの構成要素
ガクチカの概要や必須要素が理解できたところで、続いて具体的な作成手順について説明していきます。
ガクチカの書き方
ガクチカの作成手順は以下の3ステップです。
手順①訴求する強みの選定 手順②エピソードの選択
それぞれについて説明していきます。
ガクチカの書き方① 訴求する強みの選定
まずは、自己分析で強みを把握し、その強みを伝えるべくガクチカを作成することが最も理想的なガクチカの作成手順になります。自己分析から自分の強みがすぐにわかることもあれば、自分の過去の行動であるガクチカを深掘っていくにつれて自己分析が進むこともあるため、手順①〜③は行ったり来たりを繰り返すと良いでしょう。
ガクチカの書き方② エピソードの選択
エピソードの選択をするための第一のステップが、「大学時代の活動の書き出し」です。以下の例のように、できるだけたくさん書き出してみてください。
例)
・バイト
塾講師、カフェ、スーパーの店員
・サークル
英語サークル、フットサルサークル
・部活動
・インターン
・ゼミ
・学校行事
・ボランティア
・留学
次に、取り組んだ活動の中における具体的な出来事を時系列順に書いていきます。この作業は、大学時代に行った活動全てに関して行ってみてください。
エピソード選択の第二のステップは、抽出した活動の中から、一つの活動を選択することです。活動を選択する際は、「自分のアピールしたい強みが現れているか」を基準に行ってください。今回は、英語サークルでの活動を選択したとします。 続いて第三のステップは、活動の深掘りです。先程選んだ一つの活動に関して、以下のように言語化していきます。
活動の深掘りが終わったら、ガクチカのテーマとするエピソードを選択します。前述したとおり、ガクチカには自分の強みが含まれていることが重要となるので、自分が訴求したい強みが表れているか否かを基準に選択していきます。今回は、自分の強みである強いリーダーシップと行動力が表れた例として、上記のオンライン活動とレクのエピソードを選択します。
ガクチカの伝え方
ガクチカの伝え方① 結論ファーストな伝達
ガクチカの伝え方② 結果より過程を重視した伝達
ガクチカの伝え方③ 自分の言葉での伝達
まとめ
ガクチカは就活において最も多く聞かれる質問項目であるからこそ、対策は必要不可欠です。逆に言うと、頑張って対策すればするほど結果に結びつきやすいということになります。筆者自身、初めてガクチカを作成した際、その内容も構成も洗練されておらず、極めて未熟なものでしたが、就活終盤まで何度もブラッシュアップしていくことで完成度を高めていきました。 ぜひ皆さんも、自分の納得いくガクチカが完成するまで、推敲を重ねていきましょう!
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