<プロフィール>
Aさん/男性
慶應義塾大学/学部卒
理系
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, 留学/海外滞在, 資格取得
就活開始:学部3年生(6月)
初内定 :学部3年生(10月)
OB/OG訪問:10人
内定取得先:ITコンサル
入社予定先:ITコンサル
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部3年生の5月〜6月。
既に内定が出ていた1つ上の先輩から就活に関するお話を聞いたため。
大学では建築の勉強をしており、建設業に内定を得た先輩だったので就活全般について聞いていた。
外資系を目指すなら早めに始めた方がよいという情報を知り、すぐに動き出した方がいいと考えたため。
建設業は日系しかないから日系、それ以外は外資系で考えていた。
ーー何からスタート・準備したか?
複数の就活サイトに登録し、できるだけプロフィールを埋めるようにした。
プロフィールを埋めればスカウトが来るため。
また、メールで様々な情報が送られてくるので、就活に関して周りから取り残されるリスクを減らすことができると考えたため。
就活サイトはビズリーチ・キャンパス、外資就活、マイナビ、リクナビ、ワンキャリアなどを活用。
特にビズリーチ・キャンパスと外資就活を中心に使っていた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
IT、国際協力関係(第1志望)、コンサル(第2志望)、建設業(第3志望)。
グローバルに事業展開している企業を志望していた。
ITや国際協力に関するニュースに関心があったので、それを仕事にしたいと考えた。
コンサルに関しては事業領域が広いためITと国際協力の両方に関わるチャンスがあると考えていた。
建設業に関しては自分自身が建築を専攻していたから。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
普段からニュースを見ていたため、就活が始まってからも時間があれば継続して視聴していた。
ESは1つ上の先輩に見てもらっていた。
ーー応募までに困っていたことは?
ESの内容がこれでいいのかという不安。
就活全般に関して聞くことができる先輩はいたが、IT、国際協力関係など同じ業界を志望している人がいなかったから。
とにかくたくさん応募することで、どのような書き方が良いか試していった。
最初はアピールポイントを詰め込んでいた(資格や英語)が、求められていることに素直に答えたほうが通過しやすいし面接でも話しやすいと気づいた。
ひたすらアピールすればいいものではない。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
比較的楽しみながらできた。
業界や企業(特に外資系)について新しく知ることが多く、就活関係なく自分の視野が広がったため。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
①早い段階で複数の就活サイトに登録しておいたこと。
登録が早いほどインターンシップへの招待やカジュアルミーティングへのお誘いを得る機会が増たから。就活という未知の経験に対する入り口のハードルを下げることができた。
②証明写真を早い段階でスタジオで撮影したこと。
きちんとした証明写真を撮影しておいたことで、エントリーする際にESに集中できた。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
限界を自分で決めずに、興味があるならエントリーしてみること。
特にコンサルにおいてチャンスが多い夏にエントリーせず、結局秋・冬にエントリーしたが結果が芳しくなかった。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の6月に集中的に応募。7~8月に参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
ITコンサル(BtoB)、国際協力関係、総合コンサル、建設業。
自分の持っている資格や学問的なバックグラウンド、グローバルに働けるかなどを勘案して選んだ。
ーー何社に応募したか?
50社。
少しでも興味がある業界や企業には全てマイページ登録し、スケジュールが許す限りインターンシップや説明会を詰め込みたいと考えていた。
45社参加。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
企業は学部卒には特にスキルは求めておらず、素直さやポテンシャルを見ているということ。
強いて言うなら、英語力と論理的思考力を見ていると感じた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
インターンシップについては、オンラインの場合できる限り1日の中に詰め込めるだけインターンシップを入れていた。
3年生の9月に1ヶ月留学したため、9月はあまりインターンシップにいけないことが分かっていた。
7月と8月に詰め込んで参加していた。
ESは実践メイン。たまに先輩に添削してもらっていた。
通過率は高かったので、セミナー受講や勉強はせず。
面接は、事前に予想質問をリストアップして深く考えて答えを用意しておく。
面接が終わった後に忘れないうちに「こう答えてよかった」「こう答えればよかった」点をリストアップしていた。
GD(グループディスカッション)は企業主催のGD講座に参加し、勉強しつつ実践して力を付けた。
テストは対策用のアプリをインストール(SPI対策)、それ以外の形式は特に勉強しなかった。
ーー当時困っていたことは?
業界を絞るべきか、まだ手を広げて情報収集するべきか悩んだ。
業界を絞れば効率的な就活ができる一方で、手広く情報収集して新たな出会いを見つけたい気持ちもあったから。
とりあえず夏の間は少しでも興味がある業界・企業には手を広げることにした。
後で後悔しないために興味があれば全部見ることにしようと自分で決断した。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
合格したインターンシップに全力を注いで、内々定につなげたいと考えていた。
外資系の一部はインターンシップの成果次第で早期選考へのルートが開かれるため。
5社ほど早期選考の案内があった。
ーーこの期間の内定は?
この時期はなし。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
多くの企業にマイページ登録したこと(100社ほど)。
マイページ登録すれば企業の側から様々なイベントの情報がダイレクトに送られてくるため、忙しい中でも情報取集できるから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
ある程度は志望業界を絞っておく。
建設業の中でもゼネコン・ハウスメーカー・インフラまで広く捉えて出していたが、業界の中でもある程度絞って出すべきだった。
ESや面接対策をする上で業界が異なるとほとんど一から書き直す必要があり、優先順位の低い業界にまで労力を割く必要が生まれる。その結果一つ一つのESのクオリティーが下がってしまう懸念があった。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10月に応募、10月~12月に参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
IT、国際協力関係、コンサル。
建設業に関しては、夏インターンシップの中で他の業界に比べると自分に合わないと感じ選択肢から除外した。
実際に長く働けるかを考えたときに、雰囲気が自分に合うか不安であった。
ーー何社に応募したか?
15社。
元々興味があったが、夏インターンシップに応募しなかった企業。
夏インターンシップで早期選考につながった企業があったので、そちらに集中するために新たに応募する企業の数は抑えた。
既に興味のある企業にはマイページ登録していたため、企業から送られてくるメールから情報を得ていた。
13社程度。通過したものは全て参加。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
就活に慣れてきた人が多くなったと感じた。
インターンシップ選考のGDやインターンシップのグループワークの中で、どのように立ち回ればよいかほとんどの参加者が心得ている印象を受けたため。
夏インターンシップ選考のGDは役割を分かっていない人が多かった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
学業との両立、内々定後に何をして学生生活を過ごすかぼんやりと考えていた。
秋学期が始まり曜日によっては就活と講義のスケジュールが被ることがあったため、スケジュール管理に気を付けた。
コンサルに対しては、ケース面接・フェルミ推定対策を始めた。
問題集(地頭を鍛えるフェルミ推定ノート)、社員さんが薦めていた本(フェルミ推定から始める問題解決の技術)を購入して読んだ。
ケース面接・フェルミ推定の大枠を掴んだ。
また、OB/OG訪問も行っていた。
企業側からメールで案内を受けたところは全て参加。
志望度が高い企業は説明会やインターンシップで情報を十分に得ていたので、逆に情報量が少ない企業は学内のOB/OG訪問システムを利用して自分から依頼した。
具体的なキャリア(何年目でどんな仕事をするのか)を聞き、入社後のキャリア解像度を高めた。
ーー当時困っていたことは?
学業と両立すること。
スケジュール管理を徹底。
夏ほど極端に予定は入れないようにして一つ一つの機会を重視するようにした。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
内々定のチャンスをものにしたいと考えていた。
夏インターンシップ後に早期選考につながった企業があったため。
早期に内々定を獲得して就活や残りの学生生活を優位に進めたいと考えていた。
ーーこの期間の内定は?
外資系IT2社。
事業内容に関心があった第1志望の企業から内定をもらうことができた。
その企業については対面のインターンシップで社員さんの雰囲気が良く、色んな企業を見る中でも特に社風が自分に合っていると感じていた。
夏インターンシップからの早期選考で、選考過程は面接複数回、テスト複数種類(企業独自のもの)だった。
内々定後のFB(フィードバック)では、論理的思考力を評価された。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
早期選考のチャンスが来たら全力を注ぐこと。
インターンシップに参加するだけでは直接的に内々定につながるわけではないから。
また、早期選考で内々定を獲得することで、就活を続けるにしても終わるにしても、時間を自由に使えるから。
インターンシップでの評価は引き継がれるので、インターンシップ応募時のESで何を書いたかを把握、絶対に矛盾がないようにすることも重要。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
この時期には志望業界はある程度絞った方がいい。
学業との両立や内々定につながる重要な機会が増えてくるため。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の2月〜学部4年生の4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
国際協力関係、コンサル。
初期から一貫して興味があった。
ーー何社に応募したか?
5社程度。
内々定が出ていたので、ある程度絞って応募した。
社会勉強・自分の視野を広げるために他の業界も見ていた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
1社に対して時間をかけて対策するように意識した。
絞って応募していたので、1社当たりにかける時間や労力を多めにできた。
企業のHP内の最新のニュースは一通り全て目を通すようにしていた。
ESや面接で述べる志望理由と齟齬がないように丁寧に確認した。
逆質問は事前にいくつか用意。面接の中で疑問に思ったことも付け加えた。
早期に内々定を得ていたため、このような方法を取ることができた。
就活にかける時間は夏や秋より減った。
ーー当時困っていたことは?
就活を続けるか、大学生活でしかできないことにシフトするか。
第1志望の企業から内々定が出ており満足していた一方で、早く就活が終わったので時間的余裕があり上記のような悩みが生まれた。
興味関心のある業界の中でも応募する企業は一部に絞り、留学と語学学習に注力した。
早い段階から就活後に何をするか考えていたため、すぐに留学という行動を取ることができた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
比較的ストレスは少なかった。
内々定が出ていたため。
また、この時期応募していた企業は絞りに絞って選んだ企業なので、情報収集や対策することがそれほど苦にならなかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
就活後のイメージもしておく。
内々定が出たら、今まで就活で狭まっていた視野が突然広くなって何をすべきか戸惑う可能性があり、早い段階で就活後に何をするかイメージしておくとよいと考えるため。
入社先の方にも「時間を確保できる大学でしかできないことをしなさい」と言われ、海外留学や海外旅行に時間を使おうと考えた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
就活を続けるかどうかはっきり決めること。
就活と大学生活の両方に注力できればそれが1番だが、中途半端だったと感じなくもないため。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の4月頃。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
2社(外資系IT)。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就職と長期留学で迷っていた。
1年間の長期留学の誘いを受けたため。
2~3月に留学した際に、大学の先生からもっと留学してみないか?と言われて悩んだ。
内々定者の懇親会が始まっており、内定先の雰囲気が自分に合っていた。
留学してもう1度就活をしたとしても、このような企業に出会う機会があるかはわからないので就職することを決意した。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
迷わなかった。
選考段階から優先順位が明確だったため。
雰囲気が合うか、採用人数を重視していた。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
内々定者向けの懇親会に行った際、同期や社員の雰囲気が自分にマッチしていると強く感じたから。
初対面でも馴染みやすい。人事の方はちゃんと学生を見て採っているのだと感じた。
安心して働き続けられそうと感じた。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
もう1つの内々定先の初任給が上がるとの連絡を受けたこと。
賃上げの流れが来ていることは知っていたためどちらも最終的には初任給は上がるだろうとは考えていたが、片方から先に給与アップの連絡がきた。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
とにかく早く動き出し、興味があれば全て見て納得した上で選考に注力すること。
外資を目指すなら動き出しの早さが重要。かといって、極端に早く始める必要もない。
1~2年生は学生生活を楽しむべき。
それが就活時に話せるエピソードになる。
自分で限界を決めずに興味を持ったら応募したほうがよい。
早く動き出したからこそ自分の結果があると考えているから。
選考に割く時間や労力は多大なため、納得した上で全力を注いでほしい。
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