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就活生が語る

【一橋大学_商学部_就職活動体験記】総合重工業事務職内定!納得いくキャリア選択の鍵は「就活生の特権」の活用

5つの時期ごとの過ごし方がわかる「時期別×体験記」。就活開始時から一貫して重工業を見ていたAさん。就活生の特権は「様々な企業の社員さんとお話できる」こと。特権をフル活用し、海外駐在員のOB/OGや気になる企業の社員さんと積極的にコミュニケーションを取りながら自身の将来像を描いていった。「小手先のテクニックではなく、21年間の人生を精一杯生きたことが評価された」と言うAさんの就活観に迫る。

目次

<プロフィール>
Aさん/女性
一橋大学/学卒(予定)
商学部経営学科
ガクチカ:学生団体幹部

就活開始:学部3年生(4月)
初内定 :学部3年生(8月)
OB/OG訪問:0人(企業側セッティングの面談は3人)

内定取得先:金融, メーカー
入社予定先:メーカー(重工業)




01:就活スタート(準備)期

ーーいつから就活を開始したか?
学部2年生の3月。

先輩方(学園祭実行委員の1個上・2個上の先輩)がこの時期から開始したとおっしゃっていたから。
先輩方より遅れて開始することが不安だったので就活スタート。

同期もこの時期から始めていたと思う。


ーー何からスタート・準備したか?
就活サイトへの登録。

まずは情報を集めることが必要だと感じたから。
就活サイトを紹介しているまとめサイトを見て、有名なものにとりあえず登録した(マイナビ、リクナビ、ワンキャリア、エンカレッジ、ビズリーチ・キャンパス)。

よく使っていたのはワンキャリアとビズリーチ・キャンパス。
ワンキャリアではESや面接の体験記をよく読んでおり、ビズリーチ・キャンパスは企業からのスカウトを受け取るために使用していた。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
総合重工業。

学部2年生の後半に同窓会企画のキャリア科目で総合重工業について学び、社会貢献性の高さや規模の大きさに惹かれたから。
また、父親が総合重工業に従事しているので元々馴染みがあった。海外駐在・出張の機会も多く、父が製造に関わった飛行機に乗った経験などもある。

社会貢献性の高さというのは、地球温暖化やカーボンニュートラルなどにダイレクトなアプローチができる点。規模の大きさは、グローバル展開をしており、プロジェクトの予算の額面も大きい(億単位)点。

グローバルな環境に惹かれた理由は以下。

①海外駐在・出張をしてみたい。海外で、言語や文化が違う人ともやっていけるような自分でありたい。

②今後の日本経済が縮小していくのではないかという不安。日本だけで事業展開している会社でいいのか?


ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
体調管理、清潔感のある身だしなみ。食わず嫌いをせず様々な企業の話を聞くこと。

後悔のない選択をするため。
元々の志望度があまり高くない企業についても、自身の就活軸に合うものはオンラインを活用して説明会などに参加した。
20社程度に参加。日系の最大手(日経225に入る)を中心に見ており、商学部なので一応金融系も考えていた。

商社の説明会に参加して、自分は「製造する側で参画したいのか(重工業)、アレンジ側、仲介役という立場で参画したいのか(商社)」悩み始めた。


ーー応募までに困っていたことは?
あまり知らない企業(ベンチャー企業など)のスカウトやメールが毎日来て焦らされること。

性格・体質上合わないのでスルーするが、「他の就活生はこういうのもしっかり受けて経験を積んでいるのか」と焦る。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
夏に内定を頂くまでは不安だったが、その後は安心した状態で就活を進めることができた。

どこにも就職できないのではないかという漠然とした不安が解消され、さらに自分の能力や性格を良いと思ってもらえる企業があると分かったから。


ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
人生を精いっぱい生きること、苦労から逃げないこと。

就活の面接では就活を意識した小手先のガクチカというよりは、これまで歩んできた人生そのものを見られているように感じたから。


ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
英語の勉強。
航空業界や商社など、高い英語のスコアが求められている業界が第1志望になる可能性もあったため。
英語はもっと鍛えておくべきだったように感じる。

航空会社のインターンシップ選考で初めてSPIの英語を受験したが、手応えがなかった。
志望度が高いわけではなかったのでダメージはなかったが、「やっておいたほうがよかったんだろうな~」と思った。




02:夏インターンシップ期

ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の5月~6月に応募。
7月~9月に参加。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
総合重工業(事務系)、金融関連(信託が中心)。

総合重工業は学部2年生の時から変わらず。
商学部生ということもあり、金融関連の企業に興味を抱くようになっていた。

大学近くの知るカフェで信託銀行の座談会があったので参加し、そこで出会った社員さんの雰囲気が良く業務内容も面白そうだったので興味を持ち応募した。


ーー何社に応募したか?
10社ほど。

総合商社、航空2社、信託2社、重工2社。

後で後悔しないように商社、金融、航空、総合重工業などにまんべんなく応募した。

4社(重工業2社、信託2社)に参加。
うち複数日程が3社。


ーー夏インターンで体験/知れたことは?
信託のグループワーク。

唯一対面で参加したインターンシップだった。
課題が想定以上に専門的だったので苦戦した。
企業理解が深まり気になる業務も見つかったが、グローバル展開していないのがネック。

重工業2社はオンライン。座談会で社員と話す機会があった。
「重工業」という感じからも堅苦しいイメージを持っていたが、人柄がよくユーモアがある方が多かった。

入社先の社員からはグループワーク後にFB(フィードバック)をもらった。
「率先してグループ内の意見をまとめていた。社員メンターへの確認や質問が的確で鋭い。頭の回転が早い。」と評価していただいた。
勉強になったし、志望度の向上に繋がった。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
人事や就活と全く絡んでいない社会人の方とお話しさせていただく機会を得ること。

社会人のリアルや素直な意見を知りたかったから。
短期留学中に同窓会の方にご連絡して、留学先の国に駐在している社会人の方々とのご飯をセッティングして頂いた。
各国に同窓会の支部があるので、留学先の支部の方にコンタクトを取った。
財閥系が多く、総合商社、デベロッパー、物流、化学メーカーの方とお会いした。

今思っていること、考えていることを伝えて肯定してもらい自信に。
ベテラン社員の方から「"会社の中での勝ち方"を考えて道を切り拓く。自分は英語という武器を身につけて子会社の社長になれた。」と話されていたのが印象に残っている。
「どの会社に入ろう?」と悩むだけでなく、「入ったあと何がしたいのか?」「何になりたいのか?」まで深く考えるべきだと実感した。

選考対策は以下。
インターンシップの内容をワンキャリアの体験記で読んで、ESの志望動機に落とし込む。
テストは2回受けた。練習として1回受けて感覚を掴んでから2回目に本番として受験。


ーー当時困っていたことは?
夏インターンシップに落選してしまうこと。

商社は全て書類落選。対策不足(対策方法がわからない)、そもそも相性が合わない。

志望度が高い企業の夏インターンシップは合格していたのであまり気にしないようにした。



ーーこの期間の内定は?
FAS(学部3年生8月)。

志望度は低い。5月ごろからの選考に練習も兼ねて応募していた。

説明会の案内が来て参加。
金融系に興味があった時期だったのでそのまま選考に応募。

卒業後の職が見つかり安心、両親を安心させられたのも嬉しかった。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
外資系企業への応募。

社会人になってから出会いにくい、優秀な方々と接する機会を得られたから。
就活生の特権は「色んな企業の人と会えること」。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
スケジュール管理の徹底。

ESが締切ギリギリになってしまうことも多かったため。ESの締切をカレンダーに登録するだけではなく、「ESの設問が何問あってどのくらい重そうか」、など事前に把握しておくべきだった。

周りの友人はnotionなどでタスクを管理していた。




03:秋冬インターンシップ期

ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10月に応募。11月に参加。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
重工業、鉄道。

重工業は夏インターンシップ参加者の中から選考があり、工場見学。

人々の生活を支え社会に貢献しているという点が就活軸にぴったりだったから。また、尊敬できる社員さんが複数名見つかったから。

鉄道に関しては、ゼミの教授がお酒の席で「鉄道会社の人はめっちゃ優秀だ」と話しており、社員さんに会ってみたいと思い応募。ビズリーチ・キャンパスのスカウト(イベントのお知らせ)から。


ーー何社に応募したか?
10社程度。

夏と同じ(総合商社5社・航空2社・重工業1社・鉄道1社)。興味のある企業にとりあえず応募していた。

1社に参加。鉄道の1day イベント。


ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
社員さんのレベルの高さ。

鉄道会社の社員さんがグループワークに積極的にアドバイスをしてくださっていたが、そのコメントや思考のクレバーさが際立っていたため。
社員さんは意外とラフな雰囲気で、イメージしていた堅苦しさはない。志望度が上がった。
参加後、11月くらいに社員さんと面談(対面・1名)。

また、重工業の工場見学では「モノづくりかっこいい!」と感動した。工場を拝見するのは人生で初めて。
「自社でモノを生み出せるのはかっこいい。どんなにオフィスワークをしても現場がなければ製品が生まれない。現場ってすごい。」と実感。

この時期には、落ちたのも記憶に残らないくらい商社の志望度が相対的に下がっていた。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
社員さんと接すること。

夏までで企業によって雰囲気や人柄が全然異なることに気が付いたので、相性と尊敬できるかどうかを意識してとにかく「人」を見るようにしていた。
座談会などへの参加、インターンシップでは積極的に社員さんに絡みにいくことで機会を得ていた。

自分が古い人間なので、ラフすぎる(プライベートにもずかずか踏み込みすぎるなど)雰囲気は合わないと感じる。
また、協調性重視なので、成果主義よりはチームワークを大事にする会社がよかった。


ーー当時困っていたことは?
ペースメーカーがいないこと。

大学入試のように模試など定期的に測れる指標がないために、自分の就活のペースや応募企業数が安心してよいものかどうかが分からなかった。

学生(先輩)に話すのは抵抗があり、ベテランの先生のほうが安心できると思い大学の就活相談を頼ることにした。
大学の就活相談の先生なら、似た境遇で同様の企業を目指す学生の平均を知っているはず。

大学の就活相談で自身の状況を細かく伝えた結果、このペースで頑張っていけばよい、大丈夫だというお言葉を頂き安心した。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
ゼミが最優先の時期でタスクに追われる。いっぱいいっぱいだった。

就活は最低限。興味のある企業のみ。

グループ課題(論文)の締め切りが10月末にあり、最後の1週間は毎日集まって徹夜する生活。
物理的な拘束はもちろんだが、ずっと不安に追われていて精神的にも辛かった。




ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
本選考の期限の確認。

年明けに焦ることになるので、応募する可能性のある企業のスケジュールを先に確認しておくと安心だと思う。




04:本選考期(秋冬IS以降)

ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の1月〜学部4年生の4月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
重工業、鉄道。

重工業は早期選考で1月末から開始。
同業他社は選考時期が遅かったので応募せず。

書類+面接2回ほど。秋の工場見学のあとからメンターが2名つき、毎月面談をしていた。
メンターは人事ではなく事業部所属の方だったので、業務内容について話を聞いていた。
就活の状況についてヒアリングもあったが、優しく穏やかな雰囲気。


ーー何社に応募したか?
本選考1社(重工業)、冬インターンシップ1社(鉄道)。

鉄道は本選考が3月後半~だったので、より企業への理解を深めるために3月上旬のインターンシップに参加した。

3日間のもので、名古屋集合品川解散(リニア博物館見学後、東京でグループワーク)。修学旅行みたいで楽しかった。
参加者は本選考のES通過確約とのこと。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
入社後の悪い事態を想定する。

これまでは企業のいい面を主に見てきたが、最悪を想定することで納得できる決断をしようと心掛けた。
OpenWorkで転職した人の口コミを見て、マイナスポイントや現場の生の声を確認。志望している企業だけでなく、他の会社の口コミも見た。

面接対策はESで書いたガクチカ・志望動機を覚えて、矛盾なく話せるようにしていた。
メンターに話す内容のチェックを受けて、「いいと思う」と言ってもらえるように。

重工業の最終面接はその場で内定をいただいた。「私はあなたの人生に敬意を表します」と言っていただき、就活云々ではなく1人の人間として嬉しかった。こんな言葉をいただいたのは人生で初めて。
21年間の人生が報われたと思った。小学校時代のことまで遡って聞かれていたので、小手先では通用しない面接であった。


ーー当時困っていたことは?
既に2択に絞られていた。

重工業と鉄道どちらにしようか。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
淡々と目の前のことをこなすのみ。

悩むことはあっても辛いことは特にない。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
1人で考えるだけでなく両親やメンターさんに自分の気持ちを話すことで、考えを整理してさらにアドバイスを頂く。

独りよがりにならないために必要。
母親から、「5~10年後、同期が自分より稼いでいる姿を見ても耐えられるのか?」「生活水準、結婚相手にも明らかな差が出るかもしれないが、それでもいいのか?」と聞かれたのが印象に残っている。
周りの同期は初任給が高く年収が高い、キラキラした雰囲気の業界に行く人が多い。
対して、自分は入社後数年は地方配属で、年功序列のため初任給はあまり高くない。

後悔する可能性もあるが、他の選択肢がある状態で「それでも重工業に行きたい」と思えた。




05:意思決定期

ーー意思決定の時期は?
学部3年生の3月。


ーー最終的に何社から内定を得たか?
2社(FAS、重工業)。



ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
重工業、鉄道。


ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
社員さんとの相性、グローバルかどうか、将来性、事業内容。

重工業のほうが、尊敬できるかつ自分に似ているような人が多かった。

鉄道の社員さんも賢くて優秀だが、自分に似ていない。自分が社員さんのようになれる像を描けず、目指すロールモデルではないと感じた。
重工は「穏やかな雰囲気だけどめちゃくちゃ頭が切れる」イメージで、そっちのほうが自分に合っていると思った。

また、海外駐在も考えているため、国内事業のみの会社は不安だった。鉄道は海外駐在の機会がない。

対面で色んな社員さんと会ったからこそ両者の違いを肌で感じられた。


ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
比較的平和な就活だった。

結局両親や昔からの志望企業に影響されてしまうのが私なのだと感じた。

アドバイスをするならば、就活就活になるのではなくて人間として善い振る舞いを心掛けてほしい。





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