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就活生が語る

【慶應義塾大学_法学部_就職活動体験記】体験 vs 自己分析?金融業界へ進むことを決めた過程とは?

5つの時期ごとの過ごし方がわかる「時期別×体験記」。就活を進めていく中でずっと自身のキャリアについて悩んだMさん。複数の企業から内定をいただく中で、OB/OG訪問やインターネットで情報収集をしていき、Mさんは最終的に金融業界へと意思決定をした。

目次

<プロフィール>
Mさん/女性
慶應義塾大学/学卒
法学部
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, サークル, ボランティア, 学外での活動/プロジェクト

就活開始:学部3年生(6月)
初内定 :学部3年生(1月〜3月)
OB/OG訪問:7人

内定取得先:総合コンサル, メガバンク・信託銀行・信用金庫, 証券・投資銀行・M&A, 損害保険・生命保険,
入社予定先:金融業界




01:就活スタート(準備)期

ーーいつから就活を開始したか?
学部2年生の3月。

周りが既に就活を始めており、選考対策のための選抜コミュニティに入っていた人もおり、焦りを感じたから。


ーー何からスタート・準備したか?
①就活サービス(OfferBox、ワンキャリア、マイナビ、リクナビ、外資就活、ビズリーチ・キャンパス)への登録
何から始めればいいか分からず、就活サービスを使用して情報を集めないと、就活は始まらないと思い、ひとまずダウンロードした。

②WEBテストの勉強
先輩から早めに済ませておいた方がいいとアドバイスを受けたため、参考書などで勉強した。

③合同説明会(ワンキャリアなど)の参加
自分に合っている業界や企業などが分からなかったため、興味がある企業を探すために利用した。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
①金融
もともと公務員を志望していたことの影響から、無形商材で誰かをサポートしたいと考えていた。そのため、政府系金融機関など金融業界全般に興味があった。

②コンサル、商社
コンサルは早く内定が出る印象があったため。商社はネームバリューで選んだ。

これらの業界選択にあたっては、「夏の段階では選択肢を狭めすぎない方が良い」という先輩からの助言を受け、幅広い可能性を検討することにした。


ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①自己分析。

小学校から高校まで環境が大きく変化した特殊な経歴を持つため、自分自身について深く理解し、的確に説明する必要性を感じていた。
そのため、自己分析の専門書を活用し、モチベーショングラフなどのツールを用いながら、自身の経験や価値観を整理していった。

②GD(グループディスカッション)の練習。
多くの企業で最初の選考として実施されることから、早期から重点的に取り組む必要があると考えた。具体的には、エンカレッジのGD講座に参加したり、ベンチャー企業の選考プロセスを実践の機会として活用したりした。週に2回程度の練習会に参加し、最終的に計10回程度の実践経験を積むことができた。


ーー応募までに困っていたことは?
当初から明確な方向性を持てないまま、手探りの状態でスタートした。

特に、就活の進め方や優先順位の設定など、基本的なアプローチについても不安を抱えており、自己分析においても体系的な方法がわからないまま取り組んでいた。

そこで、エンカレッジのメンター面談を最大限活用し、自身の状況や課題について定期的に相談を重ねた。
メンターとの対話を通じ、就活は自身の将来のためのものだと考え、自身で行動を起こすことの重要性を認識し、「とにかく自分でやるしかない」という覚悟を持った。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
少し不安であった。

先輩から「就活はなんとかなる」という助言を受けていたことで楽観的な考えが根底にあった。しかし、就職活動そのものが未知の領域で、特に自己分析の型も決まっていなかったため、このままフワッとした選考対策で受かるかどうか不安になっていた。


ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
①WEBテスト勉強
エントリーシート(ES)の提出が始まると、その作成に多くの時間を取られることが予想していたため。特にWEBテストの対策については、文系の学生として日常的に数的処理に触れる機会が少なかったことから、ESの提出が本格化する前に基礎力を養っておく必要性を強く感じた。

②GD練習

③説明会への参加
自身のキャリア選択の幅を広げる重要な機会であるから。これにより、業界や企業に関する理解を深め、より多くの選択肢を確保することができた。


ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
①自己分析は半年程度もっと早くやっておけばよかった。

実際に取り組んでみて、自己分析には相当な時間が必要だと感じた。自分は、やや漫然と進めてしまっていた。

②フェルミ推定・ケース面接の練習。
コンサルティング業界の多くのインターンシップは選考や内定に直結している。夏季の段階で内定を獲得できれば、その後の就職活動を余裕をもって進められると感じた。そのため、選考突破に必要不可欠なフェルミ推定の練習をすべきだと考えた。




02:夏インターンシップ期

ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の5月〜9月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融、商社、コンサル、デベロッパー、食品メーカー。

自身の視野を広げておくためにも、業界問わず、様々な企業に応募しようと思った。


ーー何社に応募したか?
30社(金融、コンサル、食品メーカー)。7社通過。7社参加。(金融、コンサル、メーカー)。

1つでも多くのインターンシップに参加したかったため、自身のキャパの限り応募しようとしていた。先輩に聞いたら目安として30社程度と聞いたため、その数を目安に応募した。


ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①インターンシップ中のワークでの立ち回り方。

実際のワークを通じて、自分の強みを活かせる立ち回り方について理解を深めることができた。

②自身の適性業界。
インターンシップ選考に通過した業界と通過しなかった業界が明確に分かれたことで、自然と興味のある業界が絞られていき、それに伴って自己理解も深まっていった。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
エントリーしまくる、インターンシップに参加しまくる。

自分に適した業界や企業を見つけるためには、実際の体験を通じた理解が不可欠だと考えたから。特に選択肢を早期に狭めることは避けたいと考え、幅広い企業へのエントリーを意識した。しかし、実際にはインターンシップの選考通過率はあまり高くなく、1ヶ月あたり2~3社程度のインターンシップ参加に留まった。


ーー当時困っていたことは?
ゼミ活動と就活の両立が難しく、キャパオーバーになっていたこと。

応募企業数が多すぎたことやゼミ活動の忙しさにより、各企業の選考状況を適切に管理、把握することが困難になった。

その結果、エントリーやWEBテストの受検を失念するケースが複数回発生していた。この課題は最後まで解決できず、常にキャパシティを超えた状態で気合で頑張っていた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
インターンシップの選考が予想よりも通過せず、不安と焦りを感じていた。

当初目標としていた年内内定の獲得が困難になったから。商社志望においては、年内のうちにどこの企業でも内定を獲得をしておくことが重要だと言われており、まだ内定をとれていなかったことから焦りを感じていた。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
様々な企業に応募すること。

自分の興味のある企業や各業界と自身との適性が分かった。また、インターンシップにたくさん参加したことで、活躍するための自身の立ち回りが明確になった。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
応募する企業を絞ること。

ESの提出し忘れやWEBテストの受け忘れなどが多かったため。また、1つの企業の選考対策に時間をかけられなかったから。




03:秋冬インターンシップ期

ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10月〜3月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融、商社業界。

金融は自分の興味関心が強く、自分の就活軸とマッチしている領域であったため。商社はネームバリューがあり、興味があったから。


ーー何社に応募したか?
約25社。10社通過(金融8社、専門商社2社)。10社参加。

自分の中で志望度の高い企業は決まっていたものの、就活サービスの説明会(リクナビ、マイナビなど)で興味を持った企業にも複数応募した。


ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
インターンシップで実際の業務や経験したり、企業の社風や社員の方々の雰囲気を体感したりできたことで、自分と企業との適性を具体的に確認することができた。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
本選考に向けての面接対策。

既に内定を持っている友人との模擬面接を行ったり、自己分析をやり直したりした。


ーー当時困っていたことは?
OB/OG訪問をする余裕がなかったこと。

大学の授業やインターンシップなどで時間がなかった。そのため、限られた時間の中でもOB/OG訪問の機会を確実に確保できるように、ビズリーチ・キャンパスや知り合いを通じてOB/OG訪問を行った。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
インターンシップ選考が通過するようになったが、内定獲得できるかどうか不安だった。夏インターンシップの時期は内定獲得できず失敗したため、秋冬の時期でもそうなるのではないかと感じていた。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
自己分析のやり直し。

自己PRや志望動機作りに役に立つから。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
OB/OG訪問をすること。

本選考の面接対策のための情報(志望動機、企業の強みなど)を補うため。また、本選考の面接で訪問人数を聞かれたため。




04:本選考期(秋冬IS以降)

ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の2月〜学部4年生の6月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融、商社業界。

自己分析をした結果、金融業界が自分に合っていると感じた。
商社業界は特に志望度が高くはなかったが、ネームバリューへの憧れから選考を受けてみたかった。


ーー何社に応募したか?
27社(金融、商社業界)。

インターンシップ経由からの応募が半分を占める。新しく応募した企業は10社程度。
興味を持った企業を中心に数社程度選考を受けていた。

25社書類通過。通過した企業のうち14社参加。書類通過した時点で、既に1社からの内定をとっていたので、25社のうち、興味が比較的なかった半分の企業は選考辞退した。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
志望度の高い企業の社員にOB/OG訪問すること。

本選考の面接ではより深い志望動機を聞かれるため、業務内容やキャリアなどを情報を現場の社員から集めることが大事。

サークルの先輩・知り合いに紹介してもらい、合計で7人くらいOB/OG訪問を行った。


ーー当時困っていたことは?
①OB/OG訪問の時間があまり取れないこと。
ESや面接対策などで時間がなかった。加えて、この時期は他の就活生も多く応募していることもあって、この時期はOB/OG訪問の申請があまり通らなかった。
そのため、志望度が高い企業の数人に絞って知人経由でOB/OG訪問した。


②WEBテスト対策ができなかったこと。
練習として多くの企業のWEBテストを受検した。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
中々内定が出ずに不安だったが、3月中旬で第1志望群の内定が出たため安心感があった。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
友人と面接練習。

友人と定期的に話すことで精神的に安定できただけでなく、面接においての話す練習にもなった。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
インターンシップ先での人脈形成。

就活仲間を作っておくことで、選考に有利な情報を共有しあえるため。




05:意思決定期

ーー意思決定の時期は?
学部4年生の6月~9月。


ーー最終的に何社から内定を得たか?
6社(金融のみ)。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
進路選択に悩んでいたこと。

実際に働いてみないと企業との「本当の相性」はわからず、どれだけ入念な情報収集を行っても、それだけでは確信を持てる判断材料としては不十分だと感じていた。

さらに、将来の転職を視野に入れていなかったことから、この決定が生涯のキャリアを左右する可能性が高く、決断が難しかった。


ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
金融業界の2社で迷っていた。

両行がそれぞれに際立った特徴を持っていたため。

一方の銀行は、ワークライフバランスの充実と女性が働きやすい職場環境という大きな魅力があった。もう一方の銀行は、激務ではあるが、より充実した待遇を提供し、また事業内容の面白さを感じていた。

両行それぞれが異なる長所を持っており、何を優先するかによって評価が分かれるため、どちらの企業に行くか悩んだ。


ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
以下3点。
①待遇
②業務への興味
③社員の雰囲気

選考の全過程において、違和感を覚えるような社員や威圧的な面接官に出会うことがなく社員の雰囲気は良いと感じた企業に意思決定した。福利厚生も整っており、業務にも興味が持てており、社員との相性も良いと感じたため、自分の働いている姿を具体的にイメージすることができた。


ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
どこの企業に進路選択するか悩んだ。

両行ともにそれぞれ魅力があったため、決断が難しかった。そこで、現職の社員の方々と面談の機会を設け、実際の職場環境や業務内容について話を聞いた。

加えて、同期や先輩からも意見を聞き、より身近な視点からのアドバイスをもらった。さらに、OpenWorkなどの情報サービスでも企業の評価を参考にした。
できる限り多角的な視点から情報を収集し、慎重に比較検討を重ねた。


ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
①OB/OG訪問をもっとやること。
面接対策だけでなく、最終的な進路決定においても重要な情報源(社会人のキャリア観など)であるから。

②自己分析を深めること。
自己分析が浅いと、業界を絞れず、最終的に行きたいと思える企業への選考対策の時間がかけられなくなる。

③どこでもいいので早めに内定をとること。
内定がないことへの不安によるストレスが大きかったから。早めにコンサル業界の内定が取れれば、もっと精神的に余裕をもって就活を進めることができた。





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