<プロフィール>
Hさん/男性
一橋大学/学卒
法学部法律学科
ガクチカ:アルバイト, サークル
就活開始:学部3年生の6月
初内定 :学部3年生の2月
OB/OG訪問:15人
内定取得先:ゼネコン・建設・建築・土木, 石油
入社予定先:エネルギー(石油)
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部3年生の6月。
周囲の人が夏インターンシップの話をし始めているのを聞いて焦ったから始めた。高校受験の失敗した思い出から、就活においては必ず良い結果を出したいという強い意欲があった。同じような環境にある他者が行動を開始しているのを見て「やってやるぞ」という気持ちがあった。
ーー何からスタート・準備したか?
夏インターンシップへの応募から始めた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
特になし。
親や兄弟からコンサル業界が合っているのではないかと言われていたが、興味は特になかった。事業会社に興味があり、また、自身の適性も当初はよく分からなかったので、まずは様々な業界を見ようと考えていた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
インターネットで効率的に情報を集めようとしたこと。
常に締め切りに追われていたため、ミキワメ就活の合同説明会やビズリーチ・キャンパスの就活イベントなどで情報を集めていた。
ーー応募までに困っていたことは?
ゼミと就活との両立。
ゼミでは100ページにも及ぶ英語の論文を読み込む、課題レポートを書く必要があった。周囲の学生もきちんと課題をやっていたため、自分もサボりづらく、ゼミのハードルが高かった。ゼミ活動に加え、ESの内容も企業ごとに適切にアレンジする必要があったため時間をかけていた。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の6月~9月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
積極的に様々な業界にアプローチしていた。
しかし、正直なところ、自分にとって興味のある業界が見つかっていなかった。自分との適性や業務内容の解像度が高い業界を検討したいと考えていたから。
ーー何社に応募したか?
30社(デベロッパー、鉄道、商社、銀行)ほど応募した。8社通過(鉄道、保険、メーカー)。
とにかく応募しようと考え、1日に1つのESを出すことを意識していた結果、30社になった。結果としては、あまり通過率は高くなく、ボロボロであった。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
インターンシップ参加者の意識の高さを知ることができた。
インターンシップでは、グループワークのプレゼンのためのデータ収集などの準備に参加前から取り組む学生が多くいることを知り、優秀層の意識の高さを実感した。
のちに、彼らは選考でも優遇されることが分かり、「気合いを入れていかないとならない」と感じるきっかけとなった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
とにかく締め切りに追われる日々。
ゼミが7月下旬から夏休みに入ったため、比較的解放されインターンシップに参加することができた。
ーー当時困っていたことは?
「就活の正解」が分からないこと。
全体の選考通過率が思ったよりも良くないことに加え、GD(グループディスカッション)でよく落選してしまったことに、焦りを感じていた。敗因として、周囲の人々からアドバイスを得る機会が持てておらず、就活全体の戦略を立てられていないことや、GDの具体的な戦術を考えていなかったからだと分析していた。そのため、インターネットでたまたま見つけたGD対策のセミナーや「キャリアチケット」という就活の進め方を教えてくれるプログラムに参加するようにし、第三者の意見を取り入れるようにした。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
締め切りに遅れてはいけないという焦りがあった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
時間的な余裕があれば、自己分析を深くやっておけばよかった。
最終的には、納得のいく内定先を得られたが、自己分析という言葉も就活終盤になって知ったばかりだった。自己分析を通じて、自身のやりたいことや性格理解がより明確になれば企業選びの参考になる。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10月〜1月に応募。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融業界、建設業界、メーカーなど。
夏の時期よりも、企業選定の際に絞り込みを行うようになった。特に、実際の製品やサービスを提供している実業やインフラ関係の企業に興味を持ち始めた。
ーー何社に応募したか?
15社応募。3社通過(金融業界、テレビ業界、建設業界)。
興味のある企業に応募していったら、結果的に15社になった。夏よりはES提出等には余裕があった。
ミキワメの合同説明会やYouTubeなど、インターネットをメインに情報収集を行なっていた。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
インターンシップに実際に参加し、自分がどのような軸で企業を選んでいきたいかが、徐々に明確になってきた。
グループワークを通じて、チームで大規模なプロジェクトを成し遂げていくこと、そしてそのチームの一員として、底支えとなることに強い関心を持つようになった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
自己分析という体系的な取り組みを行っていなかったものの、日頃から自分の「軸」について考えを巡らせるよう心がけていた。
気になる企業を見つけた際は、なぜそこに魅力を感じたのか、あるいは違和感があるのかを逐一検討することを習慣づけていた。その結果、自身の志望度を整理し、順位付けすることができた。
ーー当時困っていたことは?
ESの質向上に困っていた。
就活支援サービスのメンターや、実際に応募した企業のリクルーター社員に添削してもらうなど、ESの質の向上に尽力した。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
より不安は高まった。
まだこの時期に内定を持っていなかったので、今後、本当に内定が取れるのかどうかと不安であった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
企業ごとの印象を自分なりに深掘ってストックしておくこと。
紙に書いていたわけではないが、頭の中で軽く整理していた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
GD、面接対策。オンラインで練習できる環境やサービスがあったものの、GDは秋冬以降の選考に特になかったことから、対策していなかった。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の2月〜学部4年生の4月上旬。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
建設とエネルギー業界。
業界括りではあるが、企業は限られていた。
ーー何社に応募したか?
4社応募。4社とも通過。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
本選考に対するES準備とOB/OG訪問。
ESは応募先企業のリクルーター社員やエンカレッジのメンター、サークルの先輩に見てもらった。リクルーターがいない企業については、学校のOB名簿を見てアプローチをしていた。OB/OG訪問は全体で15人ほど行った。
ーー当時困っていたことは?
そんなに困っていなかった。
優遇選考に複数乗れていたのと、自身の行きたいと思える企業も絞れていた。また、各企業の社員の反応も良く、内定獲得までの道が見えつつあった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
割と楽しく過ごしていた。
ある企業の4daysインターシップに参加したあと、優遇選考に乗ることができたりなどしていて、期待が持てていたため。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
OB/OG訪問。気持ちを持って面接に臨めた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
特になし。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の4月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
3社。建設業界2社(大学3年生の2月、3月)、エネルギー業界1社(大学3年生の3月)。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
結果オーライではないが、とりあえず、安心した。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
「海外の駐在員としての経験を積めるかどうか」が、待遇面以上に重要だと考えていた。
これまで国際関係論を専攻してきた経緯もあり、日本のエネルギー供給を確保するためには、グローバルな視点が不可欠だと考えていたことと、自身が海外で働きたいという意欲を持っていた。そのことから、駐在経験の機会が豊富でグローバルに活躍できるエネルギー系企業に決めた。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
待遇面や働き方はどちらの企業のほうがいいのか悩んだ。
建設業界も魅力的だったが、最終的に選択した企業の方が、自身のキャリア形成、待遇面、働き方すべてにおいて納得できた。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
自分にとって何が重要で、何が足りないのかを常に意識し、対策しておくことが大切だと考える。
短期的にいえば、GD対策が必要だと感じた。一方、長期的には自分の企業選びの軸を明確にしておくことも、将来のキャリア選択においては重要。
また、他の業界についても「もっと早い段階から見ておくべきだったかもしれない」と感じた。結果的に良い選択ができたが、より幅広い選択肢を検討できていれば、さらに最適な企業を見つけられたかもと感じる。
体験記インタビューを終えて
部活動のオーケストラでトロンボーンを担当していたHさん。トロンボーンはオーケストラでは「ずっしり構える」「パート全体でハーモニーを奏でる」といった役割があるのだそうで、そこから「組織を根底から支えたい」との想いが出てきたとのこと。最後に語って下さり、納得感を持つとともに部活動の経験がキャリア観に影響することを感じました。
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