<プロフィール>
Oさん/男性
北海道大学/院卒
理系
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, インターン, サークル, Webサービス開発
就活開始:修士1年生の6月
初内定 :修士1年生の10月
OB/OG訪問:約20人
内定取得先:ITコンサル, SIer, 通信・キャリア,不動産・建設
入社予定先:不動産・建設(シンクタンク・リサーチ)
#大学 #就活 #理系院生 #ワークライフバランス #夢との両立 #挑戦
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の6月。
日系企業の夏インターンシップの応募締切が近づいており、「優遇ルートに乗りたい」などの考えから就活を始めた。彼女が前年度に就活をしており、その手伝いが終わったこともきっかけ。
ーー何からスタート・準備したか?
ガクチカの文章化。
学部3年生の時にも就活をしていたが、書類選考で落ちてしまうことが多かった。そのため、まずはES作成に注力した。大学院で行っている研究や長期インターンシップ、サークル活動(音楽系)の経験について、ワンキャリアを参考にしながらまとめた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
SIer。
理由としては東京勤務を希望していたこと、採用人数が多く自分でも受かりそうだと思ったこと。学部生時代の就活がうまくいかなかったため、採用人数が少なく難易度の高い業界は諦めていた部分もあった。サークルの先輩に話を聞いたり、YouTubeの動画を見たりして情報を集めた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
積極的にOB/OG訪問をすること。
志望動機の組み立て方を学び、モチベーションを上げるために行っていた。利用したサービスはエンカレッジとMatcher。
ーー応募までに困っていたことは?
面接を通過できる気がせず、不安だった。
面接の経験が少なく、「細かく回答を用意した方がいいのだろうか」というような悩みもあった。エンカレッジやMatcherに加え、TKF(就活支援団体)のサービスを活用して面接練習を行った。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
憂鬱な気持ち。
学部生の時に失敗しているため、「本当に就職できるのか」という思いが尽きなかった。何を頑張ればいいのかもわからず、不安でいっぱいだった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
書類選考対策。
ガクチカの文章化を完了させ、動画選考のテンプレも準備していた。それらを作っておいたおかげで、書類選考の段階で落ちることはほとんどなかった。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
志望動機の言語化。
夏インターンシップ選考の面接で「もっと自分のことを話してほしかった」と言われたことがあった。早くから、深掘りにも耐えられる自分だけの志望動機を作っておけばよかったと思う。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の6月〜9月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
SIer、デベロッパー、鉄道。
転勤なく東京で働くことができるため。また、中学生の頃から「街づくりに携わりたい」という思いを抱いていた。学部生の時は内定を得られなかったが、もう一度デベロッパーに挑戦してみようと思った。
ーー何社に応募したか?
20社程度。
ワンキャリア等を参考に、志望業界の企業を中心に応募した。難易度が高いとされるデベロッパーなどは「記念受験」のような感覚だった。10社ほど通過し、7社ほど参加した。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
「意外と通過できる」と感じた。
自分では無理だと思っていた企業にも、予想外に通過することがあった。属性などを言い訳に最初から諦めず、自信を持って選考に臨んだ方が良い。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
楽しみながら就活をすること。
例えば、インターンシップで上京するタイミングを使って街歩きをした。デベロッパー志望の視点から各社の物件を見て、魅力を感じた点を言語化することを心がけていた。
ーー当時困っていたことは?
OB/OG訪問の機会を確保すること。
デベロッパーには大学のOB/OGが少なかった。そのため、高校の同級生に友達や先輩を紹介してもらい8人ほど訪問した。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
「もしかしたらデベロッパー業界に行けるかもしれない」という前向きな気持ち。
実際にインターンシップに参加してみると自分のような「普通の人」もいた。優遇を得られることもあり、徐々に自信がついてきた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
息抜きをすること(旅行など)。
就活をしながらも、とても充実した夏休みを過ごした。何をやればいいかわからず不安だったが、適度な息抜きによってモチベーションを保つことができた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
夏インターンシップ選考の反省をしておくと、より成長できたかもしれない。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生の10月〜1月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
デベロッパー、鉄道。
街づくりへの興味などのため。しかし、後述する理由からデベロッパー就活へのやる気を途中で失ってしまった。
ーー何社に応募したか?
5社(インフラ、デベロッパー)。
当初はデベロッパーにたくさん応募するつもりだった。しかしこの時期に音楽への思いが再燃し、「本当の希望」との乖離に気がついた(後述)。そのため、途中から応募へのやる気を失った部分もある。応募した5社については、3社通過しすべて参加した。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
デベロッパーや、転勤のある企業に就職することへの違和感を覚えた。
自己分析を通して「やっぱり音楽を諦めきれない」と感じ、仕事と音楽活動を両立させたいと考え始めた。しかし、インターンシップでも実感したがデベロッパーでは仕事中心の生活になり、鉄道会社では転勤を避けられない。そのような人生設計をすることは自分の思いに反するのではないかと思うようになった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
深く自己分析を行った。
面接で「夢」について聞かれた際、言葉に詰まってしまったことがきっかけ。自分は音楽活動で人を笑顔にできたことにやりがいを感じ、「街づくりを通して誰もが笑顔になる空間を作りたい」とデベロッパーを志望していた。しかし、その目標はやはり自分の音楽を通して実現したいのだと気がついた。
ーー当時困っていたことは?
仕事と音楽をどのように両立できるか考えていた。
音楽を諦めたくない一方、街づくりに興味があるのも事実。そのため、仕事一辺倒にならずとも街づくりに携わることができる企業を探した。
具体的な条件としては「東京勤務」「副業が可能」など。その中で思い当たったのが、夏インターンシップにも参加した不動産系企業。座談会で副業をしている社員の話を聞き、仕事以外も充実させられるのではないかと感じ第1志望に定めた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
高揚感と不安感。
音楽の夢を追うことを決め、気持ちは昂っていた。しかし、「学部の時からデベロッパーを目指してきたのに、音楽なんかを理由にその目標を捨ててしまっても良いのか」という不安も感じていた。
ーーこの期間の内定は?
ITコンサル企業1社(10月)。
夏インターンシップ選考ではGD(グループディスカッション)で落ちていたが、座談会に呼ばれ早期選考にも参加できた。その後、ESと最終面接のみで内定。学部生時代にもらえなかった内定を得られたこと、さらに志望度が高い業界の選考に集中できるようになったことがとても嬉しかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
自己分析、他己分析。
「仕事に生きるか、音楽もやるか」などを徹底的に考えたことで就活の軸が定まった。また、友人などに目標を話すことはモチベーション向上にも繋がった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
より多くの企業のOB/OG訪問。
他にも希望に沿う企業を見つけることができたかもしれない。本選考の際、インターンシップにも参加しておらずOB/OG訪問もしていないとなると焦ってしまうため、できるだけやっておくとよい。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の1月〜4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
第1志望の不動産系企業、SIer。
「東京勤務」「副業可」などの条件に叶い、夢を追えそうな環境だったため。第1志望の企業に関しては業務内容も希望の通りだった。
ーー何社に応募したか?
4社。
上記の条件に当てはまっていた3社と、冬インターンシップ経由で優遇をもらったデベロッパー1社に応募した。書類選考は全社通過した。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
各社のOB/OG訪問。
第1志望企業は5人、そのほかの企業は1人ずつ行った。連絡方法はリクルーターとのメール、ビズリーチ・キャンパス。その社員独自の経験や思いを聞いて企業理解に繋げたり、自分の希望を話してそれを本当に実現できるかフィードバックをもらったりした。
ーー当時困っていたことは?
「意外と時間がない」と、少し焦っていた。
デベロッパー中心の就活をやめてから気が抜けた部分があり、選考対策をおざなりにしてしまっていた。余計に焦らないよう、やらなければならないこと(ESの提出、面接の振り返りなど)をリストアップして冷静に対応した。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
「街づくりも音楽も諦めたくないから、どんな形であれ両方実現できる企業に必ず内定をもらう」と決心していた。
10月に内定をもらって以降不安はなくなってきており、ある程度自信を持って本選考に臨んでいた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
OB/OG訪問。
インターンシップに参加していなくても、社員から情報を得ておけば十分本選考で戦えると感じた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
特になし。
自分と向き合い、できることにできる限り取り組めていたと思う。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
修士2年生の4月〜5月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
4社。
デベロッパー1社以外の、第1志望企業など4社に内定を得た。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
内定先の待遇について考えていた。
第1志望の企業に、他の内定先よりも若手の年収が低いなどの不安があったため。それまではあまり気にしていなかったが、物価や家賃が高い東京で自立するには大事な要素だと感じるようになった。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
不動産系企業(第1志望)とSIer。
業務内容では前者だったが、家賃補助などの待遇面では後者が優れていると感じていた。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
①企業自体に魅力を感じていたから
長年の憧れだった「街づくり」に携わることができることが大きい。また、就活を通して社員にお世話になっており、採用人数が少なめで埋もれず仕事ができそうという点も魅力的だった。
②仕事と夢の両立のため
柔軟な働き方ができる点はどちらも同じ。しかし、第1志望企業の人事社員との面談で「家賃補助のある他社にも惹かれている」と正直に打ち明けたところ「音楽でその分稼ごうよ」と言ってくれた。音楽を続けることを否定されなかったことがとても嬉しく、自分に最適な環境だと確信できた。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
家賃補助などの待遇面。
社員の口コミなどを調べたり、企業側から案内を受けて社員と面談したりすることで悩みを解消した。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
早くから待遇についてもう少し気にかけても良かったかもしれない。
給与の高さとワークライフバランスはトレードオフな部分もある。しかし、仕事以外で夢や目標があれば、その実現のためにもある程度待遇も考慮するべき。
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