<プロフィール>
Aさん/女性
大阪大学/院卒
工学研究科
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, アルバイト, ビジネスコンテスト, 趣味、習い事
就活開始:学部4年生の9月
初内定 :修士1年生の12月
OB/OG訪問:30人
内定取得先:士業(監査法人・法律事務所など), その他
入社予定先:コンサル・シンクタンク・士業
#コンサル#就活#院生
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部4年生の秋。
学内で面接対策イベントが開催されており、大学のオンライン掲示板でその情報を知った。当時、大学院に進むかどうか迷っていたが、選択肢を確保するために対策を始める必要性を感じた。心配性な性格もあり、早く準備することが良いと判断した。
ーー何からスタート・準備したか?
就活イベントに参加すること。
まず面接対策のイベントに参加した。参加を通じて所感や雰囲気を掴み、準備の重要性を学んだ。また、就職活動は情報戦だと感じたため、リクナビやマイナビ、Labobaseなどを活用し、特別イベントにも積極的に参加した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル業界。
興味を持った理由は、論理的思考が重視されているところに、魅力を感じたから。頭の良い人たちが集まるイメージへの憧れや、収入面の魅力も理由の一つ。最初に参加したイベントに外資系コンサルが登場しており、それがきっかけになった。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
とにかくESを書くことを優先した。
書いたものは両親や自分が信頼している先輩、浪人生時代からの友人に見てもらい、アドバイスを受けた。2、3ヶ月も経つと、徐々に書けるようになった。
修士1年生で授業が多かったこともあり、時間の合間を縫って対策を進めた。研究にはあまり時間を割かず、進捗報告だけ行い、ゆっくりと研究を進めるスタイルを取った。
ーー応募までに困っていたことは?
志望や軸が定まらず、なんとなくの憧れでコンサルに魅力を感じていた。選考時期が早かったこともあり応募したが、自己分析が不十分で、自分に本当に合っているか確信が持てなかった。
一方で、とにかく行動を重視し、オンラインの合同説明会に参加したり、全く関係のない業界も幅広く見たりした。主にメーカーが多かったが、教育業界にも興味を持つなど、ある程度すべての分野に関心を抱いた。
しかし、「面白そう」と感じる一方で、「絶対行きたい」という決断には至らなかった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
授業や課題、研究に追われており、体力的にかなりしんどかった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
たくさんの企業に応募し、視野を広げることを意識して行動した。
振り返ると人材や広告業界にも、もっと応募しておけば良かったと思う。しかし当時の自分としては、最大限に視野を広げて取り組めていたと感じる。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
就活軸を考える際、「自分で選べる項目がどれだけあるか」を重視した。
特に、勤務地やキャリアの進め方、職種、そして自己決定権の有無を重要なポイントとして捉えた。複数の企業から内定をもらい、「最終的にどの企業を選ぶかを決める際」に、この軸が大きな役割を果たした。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の3月~9月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル、メーカー。
選考時期が早かったことや専攻の都合上、メーカーにも目を向けた。特に興味があったわけではないが、女性が少ないため採用の可能性が高いと考え、就活のしやすさを基準に検討した。
ーー何社に応募したか?
20社程度に応募した。
研究との兼ね合いもあり、20社の応募に落ち着いた。
5社程度に参加した。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
外資系コンサルのインターンシップに参加し、戦略コンサルの雰囲気と、そこで求められる人材像を肌で感じた。東京では文系の学生の動き出しが早く、特に東大の経済・経営系の学生や留学経験者が多く参加しており、その実力差に打ちのめされた。
当時の自分はビビってしまい、議論に積極的に参加できなかったことを反省している。もう少し自信を持って進める側に回っていれば、もっと議論に加わることができたかもしれない。
この経験を通じて、戦略コンサルのインターンシップでは「会社に求められるものを時間内に完成させること」が重要だと学んだ。議論を多少省略してでも、最終的にアウトプットを形にすることの大切さを実感。自分の課題を見つける良い機会となった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
とにかく数をこなすことを意識し、積極的に選考を受けた。
ケース面接やフェルミ推定の対策を行なった。週1回程度の頻度で友人と練習を行い、スキルを磨いた。対策本をそれぞれ購入して軽く読み込み、実践練習を繰り返しながら力をつけた。
ーー当時困っていたことは?
とにかく忙しい。
心配性な性格なので、志望度が低い企業も含めて、できるだけ多くの選択肢を見ていた。その結果、無理に多くの企業を調べてしまっており、最終的にはただしんどいだけだった。特にインフラや食品業界には興味がなかったので、最初からこの業界を外しても良かったと思う。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
辛かった。
就活と研究の両立がとにかく大変だった。研究があまり進んでいなかったので、研究室に居づらかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
東京に行くと、関西とは本当に空気が違うと感じた。
特に夏のインターンシップの時点ですでに内定を持っている人が多く、いわゆる「就活ガチ勢」が多いことに驚いた。東京では、就活のコミュニティや横のつながりが非常に強いと感じた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
自己分析。
一番難しかった。自己分析ができていなかったので、いろんな企業に応募する羽目になった。何をやったらいいのか分からず、正解もないから余計に悩んだ。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生の10月〜12月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー、コンサル、広告。
夏の時期から引き続き、メーカーやコンサルを中心に見ていた。ただ、夏よりも技術職・研究職が中心。
就活メンターに自分の好きなことや趣味を話すと、よく広告系が向いていると言われ興味を持った。しかし、広告業界には一度も通らなかった。
ーー何社に応募したか?
10社程度(メーカー4割、コンサル3割、広告3割)応募し、4社(メーカー3社、コンサル1社)参加した。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
理系職は自分には合わないと感じた。
研究が好きではないので仕事が面白いと感じず、昇進するイメージが持てなかった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
目的を持って動くことが大切だと感じた。
就活の中で、何の判断をしたくてそのインターンシップに参加するのかを考えるようになった。総合コンサルのインターンシップに参加し、夏の反省を生かして議論の中心に立って進めることができた。しかし、4日目に熱を出してしまい、途中でリタイアして最終日の発表に参加できなかった。とても悔しかった。
ーー当時困っていたことは?
広告業界に興味が出てきた。
しかし、対策が間に合わず結果的に諦めてしまった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
やりたいことが見つからず、どの業界が向いているのかいまだに悩んでいた。本当にコンサルが向いているのかすらわからなかった。
ーーこの期間の内定は?
監査法人1社(修士1年生の12月)。
戦略コンサルに興味があったので、志望度はそこまで高くなかった。ただ、内定を頂けたことの安心感はとても大きかった。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の1月~8月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
広告代理店。
趣味がブログ制作であり、発信することが好きだった。そのため、広告業界が向いていると感じた。
ーー何社に応募したか?
15社程度(メーカー、コンサル、人材、広告代理店)応募し、10社程度(メーカーがほとんど)参加した。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
旅行に行き始めた。
内定をすでに持っていたこともあり、就活から一旦離れて、旅行に行こうと思った。卒業までにやりたいことをやり切ろうと前々から思っていたので、思い切ってタイに旅行した。
ーー当時困っていたことは?
広告やエンタメ系業界には受からなかった。また、就活軸が定まらず、進んでいく方向が見えなかった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
しんどかった。
いまだに自分の志望業界について、大いに悩んでいた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
最後まで悩む。
新卒カードは一度しか使えない貴重な機会なので、しっかり悩んだほうがいいと思う。興味が少なからずある企業なら、ESを出してみる方がいいと思う。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
修士2年生の10月中旬。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
コンサル1社、メガベンチャー1社。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
しんどかった。
なかなか進路を決めることができずにいた。どちらの企業の人事の方にも、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。また、研究がストップしていたので、「早く再開しないと」というプレッシャーを感じていた。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
福利厚生や条件面でみるとコンサルが魅力的だが、業務内容が面白そうなのはメガベンチャーだった。どちらもとても良い企業だったので、大いに悩んだ。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
メガベンチャーの方は、職種が決まっておらず、勤務地も定まっていない状況だった。一方で、監査法人での仕事は、憧れを抱いていたコンサルタントの仕事とは異なる気がしていた。ただ、最後はコンサルへの憧れが勝り、就職を決めた。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
なかなか最終決定ができなかったこと。
それぞれの会社のOB/OG訪問を行い、「会社の雰囲気」や「働き方」を20人ぐらいに伺った。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
興味があまりない会社は、もっと早い段階で見切りをつけるべきだった。研究で忙しかったので、もっと効率よく進めたかった。
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