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就活生が語る

【京都大学_理系_就職活動体験記】博士課程へ進む選択肢もありながら、民間就活を選んだ就活体験記

5つの時期ごとの過ごし方がわかる「時期別×体験記」。理系院生×IT就活。博士課程に進むか就活をするか、悩みながら就活をスタート。自分の意思を貫き就活をすることを決意。オファー機能を活用しながら、研究職とITの2軸で就活を進めた。最終的にはITに納得内定!就活スタートから内定まで振り返る就活体験記。

目次

<プロフィール>
Iさん/女性
京都大学/院卒
理系学部
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, アルバイト

就活開始:修士1年生(10月)
初内定 :修士2年生(4月〜9月)
OB/OG訪問:4人

内定取得先:SIer, ソフトウエア
入社予定先:メーカー(精密機器・計測機器)




01:就活スタート(準備)期

ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の6月。
理系院生向けのアカリク、LabBaseという就活サイトに登録。
そのサイトで行われている合同説明会に参加していた。

当時は博士課程への進学も選択肢に入っており、就活をするか決めていなかった。
もし就活するときのために、情報収集をしていた。


ーー何からスタート・準備したか?
就活サイトで気になる企業を保存していた。
文系就活は理系が弱いと思っていたので、自身のバックグラウンドが比較的有利に働く研究職や開発職を中心に見ていた。

またオファーサイトに登録していたので、案内が届いた企業は選ばずに一度見てみることを心がけていた。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
製薬、IT。
この時は専門性を活かせる業界を幅広く見ていた。

ITは将来の必要性を考えて、興味を持っていた。
生物系の研究は時代とは逆行した古典的な実験のイメージが強かったので、それよりIT技術を使うことが大前提な仕事に興味があった。


ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①ES対策
ESが通らないと何も始まらないからこそ、ESが最大の難関だと思っていた。
特に、研究内容の概要を読みやすい文章にすることを意識していた。

②面接練習
ビズリーチ・キャンパスの面接練習に参加し、基本的な部分を対策していた。
説明会や座談会で社員さんと話せる機会も面接練習の機会と捉えて活用していた。

③自己分析
ESを書く中で必要なエピソードを探すために、中学から大学院まで自分が頑張ってきたことと頑張れた理由を書き出した。


ーー応募までに困っていたことは?
就活か博士課程に進学するか決めきれなかった。
家族も研究を応援してくれていたので、その期待に応えたい気持ちがあった。
ただ新しい研究室に入ってから、研究室の環境や研究に対する違和感を感じていた。
最終的には就活をするという意思決定をしたが、最終的には家族も応援してくれた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活と研究の両立に対して、不安があった。


ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
ひとまず研究にすること。
ESで研究概要を書くときや面接で研究内容をわかりやすく説明する時に、語れるくらい研究の完成度は高めておくべき。
就活で自分の研究テーマを喋れないと、おそらく理系就活には大きく不利だから。


ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
もう少し就活の情報や業界の情報を入手してもよかった。
自分が興味ある業界についてもっと知っておけばよかった。
就活を決意して、一から情報収集するのは大変だった。




02:夏インターンシップ期

ーーいつから夏インターンに応募したか?
応募していない。




03:秋冬インターンシップ期

ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生の10月〜1月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
製薬、日用品、化粧品、食品、飲料メーカー、IT。
これまで見ていた業界との近さ、自身の興味。

就活している人が周囲におらず情報がほとんど入ってこないなかで、友人づてで製薬業界の難易度を知った。研究職は博士課程の学生からしか採用していなかったり、修士課程だと学会発表の経験が必須だったりと、そもそものハードルの高さを実感した。
そこから業界を幅広く見るようになった。


ーー何社に応募したか?
4社(製薬、化粧品)。
研究との兼ね合いで、あまり応募できなかった。


ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
仕事内容や社員の印象を知ることができ、企業理解が深まった。
インターンシップに参加する上で、社員の雰囲気(おそらく上司になるだろう興味ある職種の現場社員)や学生の雰囲気を意識してみていた。そして実際にどういう人を求めていそうかを見極めて、ESの書く内容に活かそうと考えていた。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
特になし。


ーー当時困っていたことは?
ESが大変。面接力の酷さ
ESをほとんど書いたことがなく、自分自身が伝わるエピソードと強みを結びつけることが難しかった。

ESは就活サイトに載っているものを参考にして、いくつも回答を作ってみた。
面接はとりあえず面接練習に参加し、ある程度は答えられるようにすることにした。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
大変。不安。
とにかく他の人に比べて面接力のなさ、ESに時間がかかるなどの就活に関する問題が浮き彫りになった。
研究との両立も難しく、不安だった。


ーーこの期間の内定は?
なし。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
①面接練習

②就活セミナー、説明会の参加

③インターンシップの参加
企業の情報をより詳細に得られた。
インターンシップの選考を通じて実際の選考も体験でき、流れを知ることができた。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
頼れる人や自身の就活を助けてくれる人を見つけること。

就活の最後の時期に活用した就活用のアプリで、自己分析や選考を手伝ってくれる社会人との出会いがあった。
早い段階から、人と繋がるために何かしらのツールを活用するべきだったという後悔がある。




04:本選考期(秋冬IS以降)

ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の2月〜修士2年生の5月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
製薬、日用品、化粧品、食品、飲料、化学、材料メーカー、IT。

研究を活かせるメーカーと、興味があるITを受けていた。


ーー何社に応募したか?
15社(製薬、日用品、化粧品、食品、飲料メーカー、IT)。

とにかく興味のある企業は受け切れず後悔することのないようESを出してみて、細かいことは通ってから考えようと思った。
オファーサイト経由で応募した企業もある。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①とにかくESを出すこと

②説明会への参加

③面接練習
色々なサイトを活用しながら面接練習をしていた。

④自己分析
Matcherというアプリを活用し、社員との壁打ちを通じて自己分析を進めた。


ーー当時困っていたことは?
やることが多すぎて追いつかないこと。

面接練習、業界研究、エントリーとやるべきことが積み重なっていた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
やらないといけないのにやる気が出なかった。
やりたいことが不鮮明で、落とされることが増えた。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
面談や面接の機会を得ること。
就活サイトから来るオファーは積極的にうけて、面談や面接の経験を重ねていくことを意識していた。これまでの異なるオファーを無視せず、面談を重ねていくことは意識していた。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
特になし。これ以上できることはなかった。




05:意思決定期

ーー意思決定の時期は?
修士2年生の5月ごろ。


ーー最終的に何社から内定を得たか?
2社(IT)。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
まだ就活を続けるか悩んでいた。ただ6月で就活を終えたいという思いがあったので、数社だけ受けた。


ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
IT2社。
自身のこうなりたいという像を考えた時に、研究職よりもITが向いていると感じた。


ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
最後の決め手は、社風と信頼度のバランス。 最終的に内定先に決めた企業は、仕事と休みがきちんと分けられていることや実際に仕事を見る機会を得ていたので安心できた。
もう一方は、社内見学で会議直前にバタバタと社員が入っていく姿を見ていたり、面接官が社風について「良くも悪くもサークルみたい」と話していたのが懸念点だった。


ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
まだ就活を続けるか意思決定するか。
「就活に時間をかけすぎじゃないか」「でももっと納得いく企業があるかも知れない」という葛藤があった。


ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
無理に自分の専攻と合わせにいかなくてよかった。ある程度成り行きに任せることで、本当に自分に合う企業に出会うことができた。
実際に社会で専門性を活かせる仕事をしている人はほとんどない。専攻や専門にこだわらなくて良いと伝えたい。





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