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就活生が語る

【一橋大学_経営管理研究科_就職活動体験記】モチベ湧かない。。博士課程進学も考えていた中で就職に意思決定をした経緯と心理とは?

5つの時期ごとの過ごし方がわかる「時期別×体験記」。学部時代は理系だったものの修士課程で経営学を学びたいと思い、進学したTさん。就活に対する嫌悪感から1年留年して社会勉強の期間に充てた。結果、修士2年生の6月に納得内定を獲得。悩める就活生に届け!

目次

<プロフィール>
Tさん/女性
一橋大学/院卒
経営管理研究科
ガクチカ: 学業/ゼミ/研究, アルバイト, 学生団体幹部

就活開始:修士1年生7月
初内定 :修士2年生6月(2回目)
OB/OG訪問:4人

内定取得先:専門商社、ベンチャー、小売など
入社予定先:専門商社 

#就活アンチ #文系修士 #修士課程で文転




01:就活スタート(準備)期

ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生7月頃。
学部生時代は理系だったが、修士の段階で経営を学びたいと思ったので修士に進んだ。学部での就活経験がなかったので、初めての就活だった。博士課程の進学も視野に入れていたが企業経営を実践したいと思い、就職活動を始めることにした。


ーー何からスタート・準備したか?
マイナビ、リクナビなど周りの人が使っている就活サイトへの登録。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
B to Cの食品メーカー、化学メーカー、総合商社。
学部が理系だったので、理系の知識も活かせる進路に進みたかった。また親を安心させるため、一般にも知名度のあるB to Cが良かった。また自分自身も就活にあまり前向きではなかったため、B to Cしか知らなかった。


ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
とりあえず何かやろうと思って最初は日経新聞に登録したが、読まなくて数ヶ月で解約してしまった。
マイナビなどの就活サイトから送られてくる説明会に参加し、良いと思った企業の新卒採用サイトに登録した。


ーー応募までに困っていたことは?
行ってもいいと思う会社、行きたくないと思う会社の基準が曖昧で、企業が絞れず、むやみやたらとサイトに登録して、無駄な時間を過ごしてしまっていた。
登録してから、今年の応募が終了していることを知ることもあった。ガクチカを誰かに見てもらう機会や面接練習の機会などもなく、どうやって就活対策をしたらいいか分からず、そもそも自分は就職したいのかということについてすら考えがまとまらなかった。

結局、1年間は解決しなかったので(単位は足りていたものの)もう1年在学期間を伸ばすことにした。留年したことで自分自身に危機感が芽生え、さすがに就職するか、という気持ちになり、そこからは周囲の大人や指導教員、親しい友人に相談した。1年留年したときにフリーター並みにバイトに力を入れたので「働く」ということがどういうことか、自分なりの解が得られて、就活に対して前向きになった。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
進路が決まらず不安だった。


ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
人脈作り。というか、良いバイト先に巡り会えたこと。とにかく働かせられるバイト先(居酒屋)と、経済的に余裕のある方が多く来店される焼肉屋さん。
前者では働く意義について学ぶことができた。後者では、さまざまな業界で活躍される社会人や役員の方々と話す機会があった。実際にその業界で働く人々の声を聞いたり、社会人として自分がどう見られているかを分析してもらったりすることができた。


ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
この時点ではキャリアに関して悩んでいたので、就活に対しての後悔はない。




02:夏インターンシップ期

ーーいつから夏インターンに応募したか?
なし。進路に悩んでいたかつ、修士課程の勉強が忙しくて参加できなかった。




03:秋冬インターンシップ期

ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
夏インターンシップと同じく就職活動へのモチベーションがそこまで高くなく、参加していなかった。




04:本選考期(秋冬IS以降)

ーーいつから本選考に応募したか?
修士2年生の3月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
B to Cの食品メーカー、化学メーカー。総合商社。2024年2月からはB to Bも視野に入れるようになった。


ーー何社に応募したか?
本選考は20社以内。
トイアンナ「確実内定」と杉村太郎、 藤本健司「絶対内定」を参考にした。「確実内定」で就活のフローの把握、「絶対内定」で自己分析を徹底した。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①社会問題や経済ニュースなどに関心を持つようにした。面接で必要になる情報だと思ったから。

②自分自身がやりたいこと、これまでやってきたことに目を向けるようにした。自己分析が甘いと自覚していた。机に向き合い、自己分析の本を読んで、ノートやWordに、これまでの半生をつづりながら、自分がその時どういう基準で進路を選択したのかとか、どんな感情になっていたかを細かく思い出した。

③敬語の使い方に気をつけるようにした。敬語も、日本語の一つの特別な種類だから。面接以外の普段の場面でも意識して使う練習をしておかないといけないと思った。目上の人と積極的に話すようにした。


ーー当時困っていたことは?
どこまで身だしなみを気をつければ良いか分からなかった。
髪の毛の1本も飛び出ないように気をつけよう、など神経質になっていた。
身だしなみに気を遣いすぎて本来話したかったことが話せなくなったら本末転倒だと気付き、頭を切り替えた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
①「絶対内定」という本を読んだ。上記と重複するが自分の就活の指針になった。

②会社からの勧めで、ビズリーチ・キャンパスを活用したOB/OG訪問を3名に実施した。実際に入社予定先で働いている人から、「君には絶対に来てほしい!」などの声かけをしてもらうことで自信がついた。面接時に、どんなところに気をつけておけばよいか(入社予定先の場合は、ロジカルであることが重要)を知ることができた。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
SPI対策。
「元々苦手」と言い訳をしてずっと後回しにしていた。でも、「もう自分は今戦う土俵に立っているんだから、言い訳するのはダサい」ともっと早く気付くべきだった。最終的に受かったから良いが、もし自分が落ちるとしたら確実にSPI対策不足だったと思う。




05:意思決定期

ーー意思決定の時期は?
修士2年生6月。


ーー最終的に何社から内定を得たか?
3社。ベンチャーと小売と商社。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
内定がもらえたら絶対に行こうと思っていた。


ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
商社に意思決定したが、強いていえば、小売とベンチャー。
幹部候補採用にすると言われており、若手のうちから裁量権を持って&ハイキャリアが確定しているのは良いと思った。幹部候補なら、自分の好きな経営学のことを活かせると思った。


ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
企業規模、堅実性、一橋との縁の深さ。会社に貢献してきた人に一橋出身者がいた。


ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
入社予定先に内定をもらったら絶対に行こうと思っていたので悩むことはなかった。


ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
人それぞれの就活がある。その前提で友達よりも大人の意見を参考にした方がいいと思う。就活の話は学生ではなく、社会人に相談した方がありがたい意見が得られる。自分に良くしてくれる社会人は絶対自分の味方。





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