＜プロフィール＞
Sさん／女性
京都大学／学卒
経済学部経済経営学科
ガクチカ：留学/海外滞在
就活開始：学部3年生の4月～5月
初内定 ：学部3年の11月
OB/OG訪問：6人ぐらい
内定取得先：総合コンサル、総合商社
入社予定先：商社（総合商社）
01：就活スタート（準備）期
ーーいつから就活を開始したか？
学部3年生の4月～5月。
学部の同級生が動き始めていた。また大学の先生が就活は早く動き始めた方が良いと言っていたから。
9月末から留学に行くことが決まっていたので、日本にいる間に志望業界を絞りたいと思っていた。
ーー何からスタート・準備したか？
①就活サービスへの登録。
情報発信が多い複数のサービスに登録。Goodfind、エンカレッジ、 ビズリーチ・キャンパスを主に使った。
②色々なイベントに参加。
企業の概要を知ったり、実際に企業の人と話したりしたいと思ったから。またグループディスカッション（GD）などの練習もしたかった。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
商社。
海外と関わりが持て、優良企業のイメージがあった。
留学時の奨学金を大手総合商社から頂いていたのと、姉の友人が商社に入っていたことが興味を持ったきっかけ。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は？
①自己分析。
自分の強みや何をアピールしていくかを知りたいと思ったから。マーケターの森岡毅さんの本で、「自己分析をしっかりして自分にあった企業に入るべき」という旨の文章を読んでことが心に残っている。
②GD練習。
どう進めていくか全く分からなかったから。
ーー応募までに困っていたことは？
自分に合う業界が結局どこなのか分からなかった。
どこの企業のビジネスも魅力的に思えた。色々なイベントに参加して、色々な社員さんに会う機会を作って、業界を絞るきっかけを探った。実際のOB/OG訪問やインターンシップ参加。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
楽しかった。
色々な企業の話を聞けるのが楽しかった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は？
自己分析をしっかりすること。
夏インターンシップの面接は主に自分自身についての質問が多かったから。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は？
就活コミュニティに入ってみる。
就活コミュニティに所属している人たちは色々な情報をいち早く知っていたし、GD慣れしていたから。
02：夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか？
学部3年生の4月〜7月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
コンサル、商社をメインに幅広く。
実際に見てみないと分からないと思ったから。
ーー何社に応募したか？
50社ぐらい。
まずは幅広く色々参加してみたいと思った。面接練習にもなると思った。
ーー夏インターンで体験／知れたことは？
自分の興味のある業界が分かってきて嬉しい、自己理解が深まった。
実際にビジネスについての説明を聞き、社員さんと話すことで、自分がどういった時にワクワクするかなどの理解に繋がった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は？
面接やGD選考の反省をしっかりする。
うまくいった答えやうまく答えられなかった質問を、しっかりメモに書き留めて次に活かすこと。インターンシップ中も感じたことはしっかりメモに残しておくこと。平均すると毎日1社ぐらいは何かしらの選考を受けてた。
ーー当時困っていたことは？
ESの締め切り管理。
とにかく気になった企業のものは全て出していた。大学の課題やテストも重なって大変だった。エクセルに締め切りをまとめたり、スマホカレンダー機能を活用した。
どこの企業のものを提出して、どこをやらないといけないかが明確になった。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
色々なものに追われて疲れてしまった。
ES、GD、面接と同時並行で色々追われていたから。
ーーこの期間の内定は？
この時期はなかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は？
色々な業界のイベント、インターンシップに参加する。
丁寧に業界について説明してもらえるし、イベント自体が楽しいから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は？
しっかり締め切りの何日か前にはESを提出する。
締切当日に提出することが多くバタバタしたから。
03：秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか？
11月のアメリカでのボスキャリに参加した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
コンサル。
ボスキャリで応募できる。そして色々な分野に携われる機会がある職種だから。
ーー何社に応募したか？
5社ぐらい。
留学と並行していたので、就活メインの生活にはしたくなかった。
ーー秋冬インターンで体験／知れたことは？
コンサル勤務の社員さんとたくさん話すことができ、自身の働くイメージがより明確になった。
懇親会などで社員さんと近い距離で話す機会が設けられていたのが嬉しかった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は？
ケース問題の対策をしっかりすること。
コンサルの面接はフェルミ推定やケース問題がしっかり出されると聞いていたから。
ーー当時困っていたことは？
留学先で情報を獲得しにくかったこと。
留学先に日本人は多かったが、学部卒業を1年遅らせる人ばかりだった。メンターさんなど聞ける人に自分から連絡を取った。知りたいことを教えて下さり、相談にも乗ってくれた。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
不安半分、ボストンにいける楽しさ半分。
ーーこの期間の内定は？
総合コンサル2社。どちらもボスキャリ会場で11月。
コンサルの中では志望度が高かったが、入社するかは迷っていた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は？
自身の自己分析はしっかりしておくこと。
コンサルでも最終面接はパーソナルな部分が聞かれることが多かった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は？
フェルミ推定やケースの対策をしっかりしておくこと。
あまり準備に時間をかけられず、ぶっつけ本番みたいになってしまったから。
04：本選考期（秋冬IS以降）
ーーいつから本選考に応募したか？
学部3年生の2月〜学部4年生6月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
五大商社。
ビジネスと人の部分で一番魅力的だったから。
ーー何社に応募したか？
4社。
このころから五大商社が無理だったら就活を1年遅らせようと思った。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は？
自己分析をしっかりする。
面接は自分の人生を伝えることだと思った。面白い人だという印象を与えられるように、一つ一つの設問に対しての原体験なども考えた。
ーー当時困っていたことは？
商社のケース問題をどう対策したらよいかわからなかった。
商社のビジネスを勉強し、コンサルのケース問題の本を読んだ。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
不安半分、楽しさ半分。
受かるかは不安だったが、商社の選考自体は楽しかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は？
自分史をしっかり深堀する。
大手商社の選考で書いた自分史をベースに深堀を行ったことで、どこの商社の面接にも活きたと思う。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は？
特になし。
05：意思決定期
ーー意思決定の時期は？
学部4年生の6月。
ーー最終的に何社から内定を得たか？
3社。総合商社1社と総合コンサル2社。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
選考が残っている企業もあったため、内定を得ることができるか不安があった。また「どうやって入社先を決めようか」という迷いもあった。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか？
総合商社2社で迷っていた。
商社の中で、6月選考を受けたのが2社。3月選考で内定を獲得した受諾期限も迫っている状況で、その中の志望度は同じぐらいであり、迷っていた。
ーー最後の「決め手」は（どうやって決めた）？
「やりたいビジネスができそうか」の具合と人事の方の人の良さ。結局3次面接で落ちたため、最終的な意思決定で迷うことはなかった。
商社の中でもやりたい分野がなんとなく決まっており、ビジネスも理由で志望業界を選んでいた。なので、やりたいことができる環境の方が良いと思った。
ーー意思決定で困ったこと／悩んだことは？
意思決定の期限と選考が被っていたこと。
入社予定先は3月選考で、他に受けた商社は6月選考だったから。ある程度は絞ってから、入社予定先の社員さんに相談した。
ーー就活全体を振り返ると（またはアドバイス）？
OB/OG訪問をもっとしてもよかった。
企業のビジネスをより良く理解できる機会だし、自分自身の志望動機も深まる。五大商社すべてで3人ずつくらいはしてもよかったかもしれない。
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