<プロフィール>
Sさん/男性
大阪大学/院卒
工学研究科
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, サークル幹部
就活開始:修士1年生の4、 5月ごろ
初内定 :修士1年生の3月
OB/OG訪問:5人
内定取得先:家電・AV機器, 重電・産業機械, 鉄道
入社予定先:運輸・交通・物流(鉄道)
#鉄道 #理系院生 #インフラ
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の4、 5月ごろ。
修士2年生の先輩が就活を終え、 周りがやり出した。夏インターンシップの選考が6月から始まると聞いていた。また、夏インターンシップに行けると優遇があるという噂を耳にして、その選考に合わせて始めた。
ーー何からスタート・準備したか?
ES、 ガクチカの方向性や文章を固める。
ほとんどの企業において、インターンシップでも本選孝でもまずESから始まるため。エンカレッジの就活メンターに見せ、添削してもらった。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
幅広くメーカー(化学系から重工、機械)、インフラ業界(電気、ガス、 鉄道、 通信)。
機械系に所属していたので、ものづくりには興味があった。知識を活かしながら働けることにも納得感があったし、 企業側もメーカーであれば機械系学生である自分を欲していると思っていた。また、 先輩たちの情報からインフラ系に関しては勤務地や給与が安定していたり、比較的ホワイトに働けそうだと思っていた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
ESが良い文章になるように推敲したり、グループディスカッション(GD)の練習をした。コツを掴めるよう意識した。
ESは先輩やメンターに添削もしてもらっていたが、各社応募しながら磨き上げていった。GDの練習は、 エンカレッジの練習会などに参加していた。
ーー応募までに困っていたことは?
面接練習ができなかったこと。自己分析ができていなかったこと。
面接は練習機会もあったが、GDとESで手一杯だった。自己分析はどのようにしたらいいかわからなかった。ぶっつけ本番で挑んだので解決はあまりしてない。後々のインターンシップ選考で経験を積んだ。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
とにかく忙しく、 就活が嫌だなと感じていた。
授業やバイトに加えてESやグループディスカッション(GD)対策が重荷になり、忙しさに疲れていたから。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
GD練習。
GD練習は最初流れやコツを掴むことが難しいように思えたので、練習しておいてよかったと思った。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
自己分析。
ESや面接において、自分の強みが何か、どういう性格かわかっていることは非常に重要だと感じたから。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の6~9月ごろ。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
変わらずメーカー・インフラを志望していた。
準備期と変わらず。
ーー何社に応募したか?
20社ほど。
忙しかったのであまり数は出せず、関西企業を中心に出していた。先輩が受けたところを参考にしていた。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
社会人と同じように業務体験をさせてもらえるし、その企業について詳しく知ることができる貴重な体験期間だった。
企業によってインターンシップのスタイルはさまざまで、 それ自体にも企業の特色は出るし、 インターンシップの中でその企業についての説明を詳しく聞くことができる。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
企業の面接やGDの傾向を見て対策を立てていた。
特に面接は質問を知れていると答えを準備できる。
ーー当時困っていたことは?
面接をどのようにしたら突破できるのか困っていた。とにかく面接で不合格ばかり出ていた。
ひとまず面接ありのところに1社合格をいただけたので、 安堵しつつ、自己分析をすることを決めた。
企業の適性検査で自己分析シートを送ってくださるところがあり、それを参考にしたり、 自問自答したりした。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
応募した企業から最後の最後で合格をもらえたため、 夏インターンシップへの参加が決まるのが遅く、決まるまでとにかく不安だった。
ーーこの期間の内定は?
なし。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
インターンシップで機会があれば質問をすること。
アピールにつながる。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
面接の対策。
自分は面接が鬼門すぎたので。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生の11月~2月ごろ。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
変わらずメーカー、インフラ系志望。
ーー何社に応募したか?
7社ほど。
インターンシップを通じて違うなと思ったところや、自分の理想とする働き方を考えた時に、当てはまりそうな会社をに絞って受けていた。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
夏と同じく、インターンシップに参加することで企業の特色や事業内容などを聞けたので貴重な機会だった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
ESや面接の完成度を上げるため自己分析。
ESと面接での矛盾をなくすことや面接においてしっかりと答えられることが合格率を上げることにつながると思っていた。
自己分析の本を買って読んだ。面接前には一人で喋る練習をした。また、想定質問と回答を、紙とペンで書いていた。
ーー当時困っていたことは?
会社を絞ってしまったが、他にもっと自分に合う企業があるのではないかと考えていたこと。
先輩の受けたところを参考に自分も応募していたため、あまり他の企業に目を向けることができていなかった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
夏よりもインターンシップの合格率は良かったので自信がついた。
ーーこの期間の内定は?
なし。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
1人で面接を練習をすること。
面接で話したいことが頭の中で比較的まとまるようになっていた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
できるなら誰かに面接練習してもらうこと。
1人では限界がある。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の1月〜修士2年生の4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
変わらず。
ーー何社に応募したか?
6社。
夏や冬のインターンシップで関わりがあるところ、自分が行きたいと思ったところに絞った結果。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
面接で想定される質問や話したいことを頭に入れる。
面接でスムーズに話せるようになり、好印象を与えられると思ったから。
紙にアピールポイントや話したいこと書き出してアウトプットし1人で話して練習した。
ーー当時困っていたことは?
就活を終えるかどうか。
内定をいただけたものの、第1希望の企業から最終面接後の連絡が遅く、落ちたのであればどうするか悩んでいた。ひとまず連絡が来るまで、第2志望の企業の本選考が残っていたので就活を続けた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
内定をもらうことができてホッとした。
これまでやってきたことが報われた気持ちになった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
面接の想定内容に関するアウトプット。本番であまり緊張せず話せた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
対面面接の練習。
インターンシップや1次選考ではほぼオンラインだが、選考が進むごとに対面になり難易度が上がる。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
修士2年生の4月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
3社。鉄道、メーカーなど。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活を終えるかどうか悩んだ。
第1志望企業から内定をいただけたが、第2志望企業の本選考を続けるべきか迷った。全ての内定が出揃ってから悩む方がいいのではと思っていた。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
鉄道大手とインフラ大手。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
これまでに出会った社員さんの雰囲気や勤務地、働き方を総合的に自分の尺度で数値化して判断した。
決めきれなかったので自分で項目を考え、点数をつけて高い方に行くことにしようと決めた。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
本当にこの企業に行って自分は幸せになれるのか、しんどく思わないか。
今後自分の人生の多くを占めることになる仕事だから、自分がしんどく思わない、あるいは仕事をしていて、ワーク/ライフのどちらにも幸せを感じられる会社に行きたかった。
ワークライフバランスがそこそこ取れていてかつ、一緒に働く人が素敵であればいいのではという結論に落ち着いた。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
自己分析を早くから始めること。自分という人間がどういうものなのかを、自分で理解できていると軸ができる。そして企業選びから面接までブレることなく、自分に合った企業を選べる。
また、面接時は自分の魅力をしっかりアピールしたほうが良い。就活をやっていると「長々話すな」とアドバイスされることが多いが、話さないよりは話した方が良い。話す量が少ないと面接のときに気まずい間ができてしまうことがある。
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