<プロフィール>
Tさん/男性
京都大学/学卒
経済学部
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, 留学/海外滞在
就活開始:学部2年生(10月〜3月)
初内定 :学部3年生(8月)
OB/OG訪問:30人
内定取得先:総合コンサル, 戦略コンサル, 証券・投資銀行・M&A, デベロッパー
入社予定先:コンサル
#論理的な就活 #コンサル #外銀
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部2年生の2月から。
1年間留学で休学していたので、同期が就活する中で選抜コミュニティの存在を知り、早期から始めるなら入るのが有効だと思った。
ーー何からスタート・準備したか?
ケース面接の対策。理由は以下2つ。
①汎用性の高さ
ケース面接によって就活の土台となるロジカルシンキングの力を伸ばすことができると考えたから。
②早期化
志望していたコンサル業界では選考時期が早期化していることもあり、早くから準備を行うことが重要であると考えたから。
参考書を読み、内定者と壁打ちした。Xでコンサルの内定者に連絡し、練習してもらった。コミュニティに入る前の時点で50回以上やっていた。
問いと仮説を立てる力が見られていることがわかったのは良かった。
また、コミュニティの選抜はES、グループディスカッション(GD)、面接があったので、就活サイト主催のGD対策会にも参加した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル、総合商社。
30歳までに事業経営の能力を付けるため、市場価値を高められるファーストキャリアを志望していた。
アドバイザリーから入るコンサルか、働く人の良さやワークライフバランスに重きを置きプレイヤーから入る総合商社が良いのではないかと考えていた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①選抜コミュニティに参加
6個応募し、5個に参加した。
①業界理解を深める
企業サイトを見たり、YouTubeで動画を見ていた。また、Xで知り合った内定者に業務内容や働き方について話を聞いた。
②面接練習
実践形式で経験を積んだ。
ーー応募までに困っていたことは?
モチベーションの低下。
就活を受験的な偏差値競争として捉えてしまい、早期から努力していたが、"その業務を本当に行いたいのか"、"業界の人と一緒に働いて居心地が良いのか"、"働き方は自分の理想に適しているのか"などが分からなくなってしまった。
まずは内定を得なければ、キャリアの選択肢も広がらないと考え、選考対策に集中するように意識を変えた。
また、他の業界を志望している人とも積極的に関わるようにすることで、自分の価値観が狭くならないように工夫した。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
自分の正しいキャリア選択の方法が分からず、不安を感じていた。
そもそも留学からの帰国直後でかなり疲弊しており、連日就活やその他課外活動に尽力していたため、心を休めることが難しかった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
内定者に内定までに重要なことをしっかりとヒアリングすること。
就活は体系的な対策が難しいため、内定者の一次情報が最も内定確度の高い情報だと考えた。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
内定者に頼りすぎず、自分の頭で思考する練習もすべきだった。
就活では自分の言葉で話せることが重要であり、また内定者の指導も一度自分で考えてみないと本質的な意味には気づくことができないから。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の5月から応募し、9月まで参加していた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル、総合商社。
ーー何社に応募したか?
約30社。
コンサルを中心にメガベンチャーにも応募。
業界の成長確度や業務における社会的なインパクトの大きさが自分の志向に合っていると感じたから。
しかし可能性を広く持つため、業務内容に興味を持った企業は他の業界でも応募した。
外資コンサルや外銀、政府系金融、デベロッパーなど10社程度に通過。
大本命の外資戦略コンサルには落ちてしまったので、落ち込んだ。ケース面接が鬼門だった。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
業界や会社によって、中にいる人の雰囲気が本当に違うということ。
特に政府系金融は学生のことを考えていて、話しやすい人が多かった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
能力・志望度・フィットの高さの3点を企業に示すことが重要であると考えていた。
ワークでは、自分の役割を考えてバリューを出せるようにした。議論を一旦まとめて次に考えることを提言する役割が多かった。
また、ワーク以外の時間にも業務理解を示せるように心がけた。
ーー当時困っていたことは?
当初考えていたようにはインターンシップに参加できなかったこと。
内定者に頼りすぎており、自分の頭で思考したり、情報を取りにいったりすることができていなかった。
自分で考えて、納得感を持って話せる方が良かったと思う。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
インターンシップの芳しくない結果に不安を感じていた。
ーーこの期間の内定は?
9月にインターンシップ経由で外資コンサルに内定。
志望度はそれほど高くなかったが、最初の内定だったので安心した。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
周りの就活生と情報交換。
各社の選考対策を他の就活生と一緒に行うことができるから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
他の業界も積極的にエントリーすること。
志望業界が変わった時に、早期からその業界の対策をしていなかったことがディスアドバンテージになるから。
また、他の業界を見ることで現在志望している業界の理解が更に進むから。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10月から応募し、12月まで参加していた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
総合商社。
夏インターンシップの結果を踏まえて、コンサル業界とは考え方や働き方が合っていないのではないかと感じたから。
メガベンチャーは事業の規模感は小さく、その代わり裁量権は大きかったが自分には合わないと思った。
ーー何社に応募したか?
10社程度。
"選択と集中"と考えて応募した。
生半可な準備で受かる業界ではないと思ったので、1社に割く労力を増やそうと思った。
外銀、デベロッパー、シンクタンクなど5社に通過した。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
就活に正解はないので、自分が幸せになれるかという軸でキャリアを選択して良いということ。
いわゆる難関企業の社員さんでも、その業務や働き方に疲弊されている人はいると実感したから。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
企業の求める条件に自分を当てはめて対策を行うこと。
論理的には、その企業が求める能力・志望度・フィットを相対的に最も備えた志望者が内定するはずと考えたから。
選抜コミュニティはコンサルと外銀を目指している人ばかりだったので、商社は1人で対策していた。
ーー当時困っていたことは?
志望企業が見つからないこと。
明確に将来行いたい業務がなく、どの会社にもメリット・デメリットがあると実感していたから。
12月から本選考が始まる前の2月まで、OB/OG訪問を通じて業務や働き方の実態を知った。
ビズリーチ・キャンパスを利用し、1社5人ほど訪問した。いろんな人の話を聞く方が情報量としても良い上にアピールにもなった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
中弛みでモチベーションが低下していた。
ゴールが明確ではなかったから。また、努力量に対して相応な結果が出ていると実感できなかったから。
ーーこの期間の内定は?
10月から12月にインターンシップ経由でコンサル、シンクタンク、外銀など4社に内定。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
他の業界を見ること。
他の業界の選考対策が、別の業界の選考にも活きるから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
息抜き。
内定を得ることが目的化してしまい、本来の目的を見失ってしまうことが多かったから。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の2月〜学部4年生の4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
総合商社。
人や報酬、働き方が非常に良いと感じていたから。
業務内容はコンサルの方が希望に合っていたが、働き方は総合商社の方が合うかも…と悩んでいた。
ーー何社に応募したか?
商社、政府系金融、デベロッパーなど5社程度。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
OB/OG訪問、人物面接の練習。
日系企業の本選考においては、ハードな能力面(ロジカルシンキングなど)の高さよりも、ソフトスキル(接し方など)や志望度の高さが重視されるから。
12月からは週3で友達と模擬面接をしていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活に悔いを残さないよう、全力で選考に取り組もうと考えていた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
リソースを分散させず、1社1社の対策を完璧に行う。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
自分の言葉で自分を説明する練習。
人物面接においては内面の深掘りが評価ポイントであり、そのためには自身の言語化が必要だから。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の4月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
コンサル、シンクタンク、外銀、デベロッパーなど8社。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
複数の業界から内定をいただいたため、評価軸も複数存在し、どこに重きを置くか考えることが難しかった。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
コンサル、外銀、政府系金融の3社で迷った。
企業を以下の3軸で比較していた。
①業務…業務内容とやりがい、キャリアバリュー
②環境…人、勤務地、労働時間など
③報酬…収入、福利厚生
各社それぞれに強みがあり、どれを優先すべきかわからなかった。政府系金融は働き方、外銀はキャリアが魅力的だった。
入社予定のコンサルは業務内容が希望に合っていた。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
①勤務の持続可能性
短期的に市場価値を高められる職場であっても、過酷な労働負荷でダメージを蓄積することは長期的な人生設計として不適切であると判断したから。
②キャリアの不可逆性
入社予定先から転職は可能だと思ったから。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
選考が上手くいかなかった時やキャリアに迷う時に言い訳をしないよう、学生生活を充実させて、努力を継続することで自己肯定感を高めること。
就活は運と縁の要素が強く、かつ正解もないため、結局心の持ちようだと実感したから。
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