<プロフィール>
Uさん/女性
慶應義塾大学/学卒
理系
ガクチカ:学業/ゼミ/研究、アルバイト、インターン、体育会、部活動
就活開始:学部3年生の7月
初内定 :学部3年生の2月
OB/OG訪問:5人
内定取得先:広告代理店・PR・イベント、メーカー(飲料・食品)、人材
入社予定先:メーカー(飲料・食品)
#理系 #メーカー #人材 #ベンチャー
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部3年生の7月から。
部活の同期が動き始めており、夏から就活を始めた。また、自分が何をしたいかすらも決まっていなかったため、早めに取り掛かるべきだと思っていた。
加えて、25卒から採用直結型インターンが解禁になったため、就活自体が早期化すると言われていたことも早めに始めた要因の1つである。
ーー何からスタート・準備したか?
とりあえず興味のある企業にESを出してみる。
何から始めるべきか正直分からなかったため、ESを書くことで少しずつ感覚を掴んでいこうとした。添削はしてもらっておらず、自分で書いていた。
リクナビやワンキャリアに登録したが、共にどの企業に応募するかを探すために用いていた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー、デベロッパー、広告、コンサル。
まだ自分が何をしたいのかやどこの業界が向いているのか分からず、なんとなく業務内容が楽しそうだと感じた業界に応募していた。
この時点ではメーカーとデベロッパーに興味があり、メーカーは食品自体に興味があったため食品メーカーを受けたいと思っていた。また、緑のある空間が元々好きで、都会で緑と街を共生させることに興味がありデベロッパーも志望していた。
就活支援サイトでの募集情報に加え、部活の先輩の内定先も参考に企業選びをしていた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
自己分析、企業分析、ES作成。
当時は自分について端的に表現することができず、企業についても何も知識がなかったため、ES作成に備えて自己分析と企業分析を共に進めていた。
自己分析の方法としては、リクナビにあった性格診断に加え、MBTI診断もやってみた。また、部活の同期など、自分を比較的よく知ってくれている人に自分らしさを聞いており、毎日少しでも自分とはについて考える時間を作るようにしていた。
企業分析では、特に各企業のホームページを見ることを意識していた。
ーー応募までに困っていたことは?
業務内容に興味のあった企業に自分と合わない部分を見つけてしまい、目指すべき業界が分からなくなった。
元々起業に興味があったが、今の力ではいきなり会社を立ち上げても上手く回らないと思ったため、まずは大手企業で社会人の経験をした方が良いと思っていた。
そこで、自身の専攻とも関係する食と健康に携われる点で食品メーカーの総合職に最も興味があったが、全国転勤があることが分かり、自分のライフプランに合わないと感じてしまった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活に自信がなく、とにかく不安だった。
圧倒的な準備不足と経験不足に加え、就活の計画が明白になっていなかったことが原因。
特にESは誰にでも書けるような表面的な内容になってしまっており、結果通過することができず面接も経験が積めなかった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
OB/OG訪問。
部活の社会人のOB/OGに直接訪問していた。
全国転勤の実情など、自分の求める理想と現実との乖離を知ることができた。特に志望していた食品メーカーでは希望に基づいて配属先を決めることができないと分かり、志望から外した。
そもそもOB/OG訪問をしたことで全国転勤をしたくない希望が自分にあったことに気づき、就職活動の軸や受ける業界について見直すことができたため、良いきっかけだったと感じている。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
自分が何に興味があって将来どうしたいのかを明確にし、受ける業界の優先順位をある程度定めておくこと。また、大手以外に面接に進みやすい企業を受けておくこと。
前者に関して、自身は時間がない中で就活を始め、各業界について深く知らないまま選考を受けることになってしまった。優先順位をつけて興味のある業界に力を入れられるようにすれば良かったと感じている。
後者に関しては、自分の力を過信して大手にばかり出してしまい通過率が良くなく、ESより後のステップに参加できず経験不足になってしまった。ESが軽めであったり、選考にESがない企業も受けておくべきだと感じた。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の7月に応募を開始し、8月に参加した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー、デベロッパー、製薬、広告、コンサル、メディア、ベンチャー(IT・人材)。
業務内容に興味がある、将来起業するにあたって必要なスキルが身につきそうなどの理由からそれぞれの業界を志望していたが、こだわりはあまりなく幅広く業界を見ていた。
就活スタート期で全国転勤が合わないと気づけたため、それに沿っていくつか志望業界を追加した。
ーー何社に応募したか?
10社(メーカー4社、デベロッパー2社、製薬1社、コンサル1社、メディア1社、ベンチャー〈IT・人材〉1社)。
体育会など属性に自信があり、簡単に通ると思っていたためあまり出さなかった。また、広告業界はESが重く、時間が足りず出せなかった。
情報収集は各企業のホームページとワンキャリアを用いており、途中からワンキャリアの就活体験記を見るようになった。
インターンシップに参加できたのは、製薬1社、メディア1社、ベンチャー1社であった。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
各業界、業務内容や実際の働き方に関する知識が増えた。
製薬会社の営業はエリアが固定されることが多く、メーカーの営業よりも自分の求める条件に近いことが分かったが、その反面で本当にやりたい業務内容ではないと感じた。
インターンシップに参加して初めて業務を実際に体験できたことに加え、質疑応答セッションでホームページなどにない情報も直接聞くことができたことが大きかった。特に、配属される可能性がある地域、薬学部でなくても製薬会社を目指して大丈夫かなど、入社後の心配事を確認できたことで安心に繋がった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
自分とはどんな人間なのかを端的に分かりやすく伝えらESを作り上げること。
そもそもESが通過しないと面接にすら行けないため、友人へのヒアリングや、毎日ひたすらESを書くことを通して自分と向き合う時間を作っていた。
ーー当時困っていたことは?
選考対策や情報収集が不足しており、特に面接に関しては7月にESで落とされてしまった企業が多く経験が積めなかった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
漠然とした不安。
選考対策や情報収集の不足によるもの。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
業界を絞らずに広く応募してみたこと。
様々な角度からの質問をESを通して対策できたため。
業界によって質問の傾向が異なっており、様々な業界から様々な質問を受けて自分について理解を深めることができた。また、各業界の志望理由を考える際、強制的に各業界について調べることになるため、知識がついた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
大手以外の企業にも広くESを出すこと。
大手企業のESは通過が難しく面接の練習が積めなかった。最初から大手の面接になってしまい、上手く受け答えができなかった。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の9月に応募を開始し、10〜11月に参加した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー、製薬、広告、ベンチャー(IT・人材)。
夏までは研究職の内容を誤解しており、企業のホームページなどで調べることで研究職の業務内容にも興味が持てた。そのため、研究職も志望するようになった。
ーー何社に応募したか?
20社程度(製薬1社、広告1社、ベンチャー〈IT・人材〉18社)。
ESの通過率が上がり、とにかく面接の回数を積みたかったため多くのベンチャー企業の選考に参加していた。
複数のベンチャー企業の選考免除に繋がるGoodfindのイベントに積極的に参加し、GD(グループディスカッション)や面接を行っていた。また、ベンチャー企業で働く人や起業経験のある人の話を聞くことも参加の目的だった。
インターンシップに参加したのは、製薬1社、ベンチャー2社であった。ベンチャー企業の多くはインターンシップではなく本選考で、15社程度選考が進んでいた。しかし、途中で選考を辞退した企業もあった。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
自分にはリーダーシップが意外とあることを知った。また、営業の業務が自分に合わないと感じた。
インターンシップのグループワークで、上手くまとめていたと評価してもらえた。しかし、営業に近いワークがあり、自分たちのビジネスのために外部の人とコンタクトを取ることが自分にとってはストレスになると感じてしまったため、営業の志望度が下がった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
たくさんESを出し、たくさん面接の経験を積むこと。
面接はいきなり志望度の高い企業の選考を受けても上手に話せないため、ESが通りやすく、かつ面接が自己分析に繋がるようなベンチャー企業で回数を積むべきだと判断したため。
ESがない、または通過しやすい企業にたくさん応募し、ほぼ毎日面接していた。
ーー当時困っていたことは?
行きたい業界がまだ定まっていなかったこと。
ベンチャー企業は当初はあまり志望度は高くなかったが、受けていくうちにどの業界でもベンチャー企業であれば自分の成長ができると感じ、そちらに本腰を入れたくなってしまった。
ベンチャー企業に就職するリスクについてパートナーと話し、自分のライフプランを考えるとファーストキャリアには大手企業の方が合っていると結論づけた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
本当にしたいことや自分にできることが分からず、モヤモヤしていた。
夏とは異なり多くの企業の選考を受けていたため、自分の興味のある食と健康に携われる業界に行くべきか、起業が将来的に起業できそうな企業に行くべきか、純粋に選考やインターンシップに参加する中で業務内容に興味が持てた企業に行くべきか、就活の軸が分からなくなった。
また、内定が出ている人も数人周りにいたため、焦りもあった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
面接をたくさん経験すること。
10回を超えたあたりでスラスラ話せるようになり、20回を超えたあたりから面接で落ちることがほとんどなくなった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
特になし。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の12月に応募を開始し、3月まで選考が続いた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー(研究職)、ベンチャー(人材・IT・広告)、製薬。
ーー何社に応募したか?
20社(メーカー8社、ベンチャー〈IT・人材・広告〉7社、製薬3社、メディア2社)。
秋冬インターンシップ期から継続のベンチャーに加えて、新しく製薬とメーカーの研究職に応募した。
メディアは、ベンチャーとは違う堅い内容の面接でかつ早期に経験が積める業界だったため、経験を積むために受けていた。
情報収集には、新たにリクルーター面談やインターンシップでの懇親会なども用いるようになった。
書類選考で落ちてしまった企業は3社のみで、全てメーカーの研究職であった。自分の研究の内容と事業内容がマッチしていなかったことが原因と考えられる。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
志望度の高い企業を優先し、ESを書いていた。
まだ若干業界が絞り切れておらず、優先順位をつけることで志望度の高い企業の選考に力を入れられるようにしていた。
ーー当時困っていたことは?
特になし。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
内定が出始め、安心したと共に就活に自信も持ててきた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
ベンチャー企業の社員とのリクルーター面談、選考対策、内定を持っておくこと。
特にリクルーター面談では、ビジョンが明確になって安心して選考を受けるようになった。特に、自分の絶対にブレない軸として「社会的な影響力の大きい企業」、「誰かのために働ける企業」、「現場の社員と話していて楽しいかどうか」を持つようになり、計画的かつ戦略的に就活に取り組めるようになった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
志望度の低い業界や本命の選考の役に立たない業界は受けないこと。
面接対策だと思ってメディア業界を受けていたが、質問内容が専門的すぎて他の選考の役に立たなかった。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部3年生の3月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
食品メーカー(研究職)1社、ベンチャー(IT)1社、広告1社。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
驚き。
いつの間にかESも面接も無双するようになっていて、未知数であった研究職に関してもほぼ全ての食品メーカーでES、面接共に順調に通過していたため。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
ベンチャー(IT)と食品メーカー(研究職)で迷った。
将来の最終目標を自分でビジネスを立ち上げて回せる力を身につけると置くと、複数のビジネスモデルを持ち職種を縛られないベンチャー企業にするべきであると考えた。しかし、食品メーカーで研究に挑戦してみたい気持ちも強く、就活スタート期からずっと興味のあった食と健康に携われることも迷いの要因であった。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
自分の本当に興味のある分野であるか。
ずっと食と健康に興味と問題意識を持ってこれまで様々な活動に取り組んできたため、人の健康に役立つ商品を開発したい意思が強かった。そのため、食品メーカーに内定承諾をした。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
迷っている要因がお互いにぶつかり合うものではなかったころ。
迷っている要素は比較のしようがなかったため、どんなに考えても平行線の結論が出てしまった。
解決方法として、ベンチャー企業のリクルーターと相談しながら、自分が何に向いているのか、どうすることで最も人の役に立てるのかを考えた。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
就活を通して自分もこんな社会人になりたいと思う人がたくさんおり、その心を忘れずにこれからも人と向き合っていきたいと思っている。特に、ベンチャー企業の選考では本当に良いリクルーターと巡り合うことができ、自分にとって良い決断を下すことができたと感じている。
また、面接やESは自分自身回数を積めば積むほど通過率が明らかに上がっていったため、とにかく回数を積むべきだと考えている。
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