<プロフィール>
Sさん/女性
University of Bradford(イギリス)/院卒
Faculty of Management, Law and Social Sciences / Advanced Practice in Peacebuilding and Conflict Resolution
ガクチカ:留学/海外滞在, インターン, 学生団体, NPO
就活開始:大学院入学前の6〜7月(海外大学院のため、学期スタートが9月)
初内定 :修士1年生の11月
OB/OG訪問:0人
内定取得先:総合コンサル, 戦略コンサル
入社予定先:コンサル・シンクタンク・士業(戦略コンサル)
#コンサル#海外大学
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
大学院入学前の6〜7月(海外大学院のため、学期スタートが9月)。
コンサル会社の夏インターンシップに参加してみたかったので開始した。
学部生の時にも就活をしていた時期があり、夏インターンシップの重要性を感じていた。また、コンサル会社は初めて関心を持った業界だったので、インターンシップで感覚を掴んでおきたいと思った。
ーー何からスタート・準備したか?
自己分析。
自己分析が就活の全ての基礎だと感じていた。
ESも面接も自己分析ができていれば自信を持って自分を表現できる。
加えて、自己分析をした結果納得のいく企業に入りたいと思っていたので、自己分析だけは時間をしっかりかけようと決めていた。
学部生の頃にインターンシップに参加した際、自己分析に基づかずに参加した結果楽しくなかったり、自分の思いのままに話せていなかったと思うことがあったので、自己分析には力を入れた。
ネットからいろんな面接想定質問や人生グラフを通じたモチベーションの上がり下がりなどの観点から自分の情報を集め、エクセルにまとめていた。
就活サイトの自己分析ツールも何度か使用した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル、総合商社。
海外系の事業や国際協力の業界に興味があったので、今後その業界に入るために必要なスキルや経験はコンサルと総合商社で積めると考えて志望した。
国際協力に携わっている人のインタビュー記事やブログなどを読んで、自分の将来のキャリアに必要なスキルは総合商社やコンサルで身に付くと考えた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
就活サイトに登録。
コンスタントに就活関連の情報に触れることで、何か思いつくきっかけがあるかもしれないと思った。コンサルや総合商社のみを受けようと思ったが、それだけでいいのかと不安に思うこともあったので、受動的に情報が入って来るように就活サイトには登録した。
ネットでおすすめされているサイトを調べて、最終的に15個ほど登録した。
ーー応募までに困っていたことは?
周囲に情報交換し合える友人が少ないこと。
海外におり、かつ同期はすでに働き始めていたので、自分のやり方について相談し合える人が少なく、不安を感じていた。
解決策としては、大学院で出会った社会人の友人に相談した。
積極的に解決したわけではないが、その後の出会いに恵まれた。
海外の大学院は社会人を経験して通う人も多かったので、1度社会人を経験した方と相談して解決していった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活と大学院の両立に不安を感じていた。
すでに入学前の準備との両立に少し苦労しており、今後もこの忙しさが続くとなると大変だと想像していた。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
計画を立てておいたこと。
忙しい中でも大事な用事や締切を逃さないよう、就活全体のスケジュールを立てることでやるべきことの優先順位をつけようと考えた。
海外の大学院生はキャリアフォーラムを通じて就活を行うなど本選考の時期が変則的なので、いつが「就活に集中するべき時期」で、いつは「一旦休める」のかなどを考えて就活全体のスケジュール感をつかんでいた。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
多くの企業に触れること。
就活はご縁とよく聞くが、まさにその通りだと実感したから。
最終的には夏インターンシップで出会った企業に入社予定だが、自分から夏インターンシップに参加しようと思った企業は少なかった。
そのため、早いうちから色んな企業を知ることで他の企業と比べた企業の良さがわかったり、受ける際の取捨選択ができたりするので、早めに多くの企業を見ておくことが重要。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
大学院入学前の7月〜9月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル、総合商社。
スタート期同様の理由。
ーー何社に応募したか?
7社。
目標は10社にしていたが、途中で数打つよりも1社ごとに時間をかけるように考えをシフトしたから。
特に、自分の中でグループディスカッション(以下GD)が苦手な意識があったので、インターンシップに参加するためにしっかりと対策した上で選考に臨みたいと思ったため。
マイナビやリクナビで情報を得ていた。
4社通過。コンサルに参加。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
コンサル業界に強い関心を持った。
コンサルが取り組む企業の課題に対して新規事業を提案するワークや、シンクタンクでは研究のための事業なので情報を集めて問題を解決するプロセスに魅力を感じた。
加えて、意気投合できる学生も多かった。
学部生の頃の就活では、受けた企業に対して魅力を感じることはあまりなかったが、この時期のインターンシップを通じて、コンサルに入ることをより魅力的に感じるようになった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
GDでの自分の役割を考えた。
選考でもインターンシップでも、ディスカッションが苦手だったから。
得意にならないとコンサルは受からないと感じた。
特に、ディスカッションを通じてロジカルに考えて道筋に沿って議論を進めることが苦手だった。
社員やグループの学生にフィードバックをもらった。
1番印象に残っているのは、他人の意見を昇華させることに強みがあるというフィードバックで、良い意見をどのように補強するか、悪い意見はどのように修正するかなどを考える立ち回り方が向いていると感じるきっかけになった。
ーー当時困っていたことは?
授業の関係で秋・冬インターンシップに参加できないので、どのように会社と出会うのがいいか悩んでいた。
インターンシップなどを通じてよりよく知っている会社の方が自信を持って本選考に挑めるので、何かしらの手段で情報を集めたかった。
結局秋冬は授業を優先したかったので、インターンシップを受けることはなかった。
インターンシップに参加する代わりにセミナーに参加した。
マイナビやリクナビ、ビズリーチ・キャンパス等で開催されるセミナーに参加した。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活に前向きになっていた。
インターンシップが楽しかったから。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
インターンシップで出会った社員になんでも質問すること。
その後のESや面接で話したい内容のきっかけを作ることができるから。
自分の場合は社員の経歴などから思いついた質問を通じて、会社の雰囲気や人の性格を見ていた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
自己分析。
選考が始まると自己分析は疎かになりがちなため。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
応募していない。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の10月〜3月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル、総合商社。
やはり海外事業に関わりたいという思いは変わらず、そのためのスキルを新卒から身に付けられるのは商社やコンサルが主な業界と思ったため。
ーー何社に応募したか?
12社。
興味を持った会社のみに応募しようと決めていた。また外資系は早いので、ここで内定がもらえなくても日系の応募がまだ間に合うので一旦は少なめでいいと考えた。
セミナー、会社説明会で情報を得ていた。
10社書類通過。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
ESと面接対策を通じて自己分析を深くしていく。
面接で将来の夢とファーストキャリアの選び方の繋がりをうまく答えることができず、危機感を感じたため。
国際協力をやりたいという思いを持っていたので、国際協力に進む人は、まずはコンサルや商社に入ると思っていた。
しかし、面接官にはどのようなスキルをつけたいのかや、そもそも国際協力が本命なのにコンサルや商社を挟むのは良い選択肢なのかなどが疑問として持たれることが多かった。
解決策としては、選考を受けていた企業の社員面談が非常に有効だった。リクルーター面談を7ヶ月・15回していただいた。
ーー当時困っていたことは?
大学院との両立。
就活開始当初から不安に思っていた通り、どちらも全力をかけてやることは難しかった。時差で面接時間が深夜になるので、体調を崩すこともあり、大変だった。
解決策として、すでに内定はいくつかいただいていたので、応募する数を絞った。
周囲の人に相談して、上記の考えに至った。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安は多少はありつつも楽しかった。
面接や社員面談で社員の方に自分の話をしてコメントをいただくのが自分にとって価値のある時間で、楽しむことができていたから。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
社員になんでも質問すること。
ESや面接の内容のきっかけになるのはもちろん、さまざまな社員の方に話を聞けるのは滅多にない機会だと思うから。
社員面談で質問する中で、本選考期には自分の価値観にコメントをもらうことを意識した。社会人としてキャリアを進める中で自分の価値観はどのように活きてくるのかを判断してもらうことで、自分が入社する際にどのような立ち回りをするかなども考えられるため。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
企業ごとに合わせた選考対策。
毎回同じ話をしているだけでは、面接はやはり通過できないから。
特に、志望動機などは企業ごとに考えないと熱意が伝わらない。理由として、その企業ならではの良さがわかっていないことで、この就活生はコンサルであればなんでもいいと思っていると面接官に思われてしまい、ミスマッチ感を覚えさせることもあるので、企業ごとの対策が重要だと思った。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
修士1年生の5月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
コンサル業界5社。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安。
入社先を決めることで自分の将来が大きく左右されることへの不安が大きかった。
選考を始めた当初は外資系で海外事業に取り組むことを意識していたが、日系も良いと思うようになり、不安に感じるようになった。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
日系コンサルと外資系コンサル。
日系と外資系、国内の案件がほとんどか、海外の案件も多数など海外の軸を捨てていいか悩んだ。
多くの人と話す中で、スキルを選ぶか働く現場を選ぶかを判断することが必要だと言われ、ファーストキャリアでは現場かスキルかどちらが重要かを考えるようになった。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
クライアントの層。
国際協力の中でも中小産業支援をやりたいと思い、中小企業を対象としたコンサルティングをしたいという考えを優先順位の1番にした。
国際協力はスキルが重要視される業界なので、ファーストキャリアではスキル重視で選ぼうとした。そのため、ビジネスでの経験が活きる分野かつ、自分が関心が持てる企業は中小企業のビジネス推進だと思った。
自分が中小企業に対してのコンサルでスキルを積む必要があると感じ、選択の際にはそちらを優先した。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
自分には見えていないところがあるかもしれないと考えていた。
周囲の社会人の話を聞く限り、やはり入社してみないとわからないことだらけだと感じていた。それを知らないまま入社先を決めることに不安があった。
特に、自分のやりたいことがどれだけ通るのかという不安は一番大きかった。
解決策として、自分の将来のためにブレてはいけない軸を再確認した。
自分の中で曲げられない軸は中小企業のコンサルに携わることで、その上で自分の中で求めることと企業が合致しているかの情報がちゃんと得られているかわからない点は、しょうがなく妥協した。
具体的な解決方法としては、社員面談をお願いしたり、友人に相談したりした。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
なるべく多くの社員に出会うこと。
就活のテクニックなども時には必要かもしれないが、自分の言葉や考えていることに自分自身が納得できるかが1番大事だと思うから。
その納得度合いは自己分析に左右され、自己分析は社員との交流の中でどんどん肉付けされていくと思う。
加えて、社員さんと話すことで新しい観点を見つけることができた。
具体的には、自分の過去の経験を他の人が見た時にどのような価値観が見えてくるか、面接で話すためのエピソードの言いかえなどを一緒に考えてくれたので、その経験が面接に活きたと思う。
就活生が面接に突破するには、やはり企業の側の人が見た時にどう感じるかを客観的に伝えてくれる人との対話が重要だと感じた。
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