<プロフィール>
Tさん/男性
神戸大学/学卒
経済学部経済学科
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, アルバイト, 部活動, 学外での活動/プロジェクト
内定取得先:証券・投資銀行・M&A
入社予定先:コンサル・シンクタンク・士業(その他(コンサル・シンクタンク・士業))
#国立文系 #コンサル就活 #早期内定
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部2年生の1月。
周りでは自分が1番早く始めていた。24卒で活動していた先輩からアドバイスをもらったことがきっかけ。スタートが遅く就活で苦労した部活動の先輩から、反省を生かして早くから始めるように言われた。
また、主な理由は以下。
①学部3年生のスケジュール
部活動の本番が5月、11月とインターンシップの準備期と丸被りしており、ゼミでも年末年始に論文の締切があった。課外活動にコミットするため開始時期を前倒しにした。年内内定が至上命題に。
②社会を知るため(社会勉強としての側面)
自分の身の回りにサラリーマンがいない(自営業の家系)環境だったので、みんなが当たり前のように知っていることを知ることからスタート。
ーー何からスタート・準備したか?
①就活サイトへの登録
就活をする上で最低限の情報を確保するため。先輩、24卒の話を聞いてワンキャリア、外資就活、ビズリーチ・キャンパス、Goodfindに登録。最初の3つは情報収集用。外資就活はコラムなどが充実しているのでより細かい情報収集用。ビズリーチ・キャンパスでは企業が情報を発信している印象があり、自分1人では気づかない情報を集められる。GoodFindは選考参加用。ベンチャー企業を多数ピックアップしているので、とりあえず練習のために受けるという需要を満たす。
②経験者から話を聞く
ロールモデルを見つけるため。どの時期に何をしていたのかを聞いた。最終的にロールモデルとなったのは出自、境遇が似ていた先輩。ステータスを求めてレベルが高い人企業を目指し続ける野心家で、夏の時点で総コンの内定を持っていた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル。
①当時、”就活”ができるのがコンサルだけだったため。
②業界への興味。この興味は、アルバイトなど大学生活での経験から、人に寄り添って支えるところに魅力を感じた。
③当時の就活の情報源。就活を始めるきっかけとなった24卒の子がコンサルだったため。当時入ってくる情報源からはコンサルしか知らなかった。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①ケース対策
コンサルを目指す上で必須であり、GDなど日系企業の選考でも生かせる場面が多いため。24卒の友達やGoodfind提供の選抜コミュニティ、メンターさんなど。他にも、書籍を用いた対策。東大生のケース本を3周くらいした後、青本(過去問題集)を2~3周。ケース対策に3~4か月は費やした。1日2~3題、最低でも毎日1題。24卒の友達から過去問を使わせてもらったり、壁打ちをお願いしたりしていた。
②ベンチャー企業などでの面接
経験とFBがとにかく欲しかったため。前者は大人と話すことに慣れ本番の雰囲気を掴むため。後者は自己分析などを効率的に行うため。Goodfindなどで募集していたベンチャー企業にエントリーした。夏本番時期(6月)までに30社ほど。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
かなり楽しんでいた。
自分が知らなかった世界や先輩たちが味わってきた世界を体験し、大人に近づいている実感があったため。落ちる前提で受けまくっていたので、ダメージはなし。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
ベンチャーなどでの実践練習。特に面接。
夏までに面接の基礎を押さえることができ、夏までにこなしてきた選考の数が自信となっていたため。結論ファースト、長く話さないなどの基礎を固めた。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
WEBテスト対策。
これが原因で落とされることが多かったため。対策を重ねた面接やケースの力を発揮する場所すら確保できなかったことが精神的にダメージになる。夏はほとんど通らず、土俵に立てなかった。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
最初は学部2年生の1月。本格的には、学部2年生の2月から。
9月まで参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
総合コンサルとFAS、日経金融(証券・カード以外は全部)を中心に、その他の業界も幅広く。
FAS、金融はゼミがきっかけ。経済学部の金融系ゼミだったので、周りにも受ける子が多かった。投資銀行に関しては、ESが重く激務に耐える自信がなかったので受けず。社会を知り、自分の適性を考えるうえでの比較対象を求めるために幅広く受けた。
ーー何社に応募したか?
60社ほど。うち5~6社がコンサルの本選考。
InstagramなどのSNSで締切情報を見て、興味を持ったところに応募。「元人事さん」「bizual」などがまとめ情報を掲載している。選考通過は20社くらい、参加したのは6社。通過したことに満足してしまい、面倒になって辞退していた。今となっては後悔している。知名度、難易度を重視し、部活のスケジュールとの兼ね合いも考慮しながらコンサル、損保、鉄道、人材に参加。
<ES>
志望度が高い企業、難易度が高い企業のESを先輩、メンターにひたすら添削してもらった。ガクチカは4~5月から作っていたので仕上がっていた。
<WEBテスト>
ひたすら受ける、本で対策。興味がない企業でもテスト受験のために選考を受けたりした。玉手箱、SPI、TG-Webは問題集でテクニック吸収。
<GD>
ひたすら実践経験。ケースを応用。慣れて自信を持つのが大事。講座にも参加したが、本番で場数を踏むようにしていた。
<面接>
今までのベンチャー選考で形ができていたので、細かい部分をメンターにつついてもらって対策。逆質問で自分の面接がどうだったか聞き、FBを全部吸収しようというモチベーションでやっていた。トライアンドエラーを繰り返し、とにかく経験を積む。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①多くの就活仲間と出会うことができ、自分にとっていい刺激となった。インターンシップに参加することで他の就活生と仲良くなる機会を得られるようになったから。苦楽を共にしている関係性であり、何でも言い合える仲間ができた。
②業界や企業の理解が深まった。世の中の広さを感じる。インターンシップでのワークやイベントから、今までに交流をしたことがない方々と関わることができた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①体調管理やキャパ管理など、あくまで就活を楽しめる範囲での活動を心がけた。
今後長く就活が続く可能性を踏まえ、モチベーションが持続する方法を模索したため。部活動や私生活との両立を目指した。適度な楽観主義を取り入れる。就活だけに視野を向けることにならないよう、部活動への参加や遊びを断ることを避けた。週2回の部活動の参加と、週2回程度の友達との食事や遊び。
②締切管理と選考参加企業の優先順位づけ。
心理的なダメージを減らすため。自分にとっては、選考に落ちることよりも選考に参加できなかったことの方が心理的に引きずると考えていた。徹底的に情報収集をした。特に、InstagramやXにある情報系のアカウントをフォローし、毎日必ず締切情報に触れるようにした。暇つぶしに友達や公式のアカウントを見るのと同様に、就活系のアカウントも眺めることを習慣化。
ーー当時困っていたことは?
①部活動やアルバイトとの並行をしていく中で、自分の就活への理解者が多くはなかったこと。
自分がコンサルなどで本選考にも参加している中で、他の仲間と比較するとモチベーションにかなりの差があった。特に、部活動では当時2回生(学年が1年後輩)が同期、当時3回生(学年同期)が幹部代として部活動に注力している環境に適応す必要があったから。完全な割り切りと切り替えを心掛けた。例えば、部活動のコミュニティ内では、就活の気晴らしとして頼むことに全力になった。
②スケジュール管理。
特にインターンシップの予定の詰め方。
選考状況や各企業のインターンシップ案内時期(日程調整時期)が異なる状況で、参加希望のインターンシップを詰める必要があるため。優先順位づけと諦め。インターンシップの選考順位を細かく考え、それでも日程的に参加できなかった企業は”縁がなかった”と考えるようにした。自分の意見を聞いてくれる就活の先輩に相談して解決。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
楽しんでいた。勢いがあった。
①この時点までの経験から選考通過することが一気に増え、自己肯定感が高まっていたため。世間から難しいと言われているところに受かり、そこを蹴ったりすることで調子に乗っていた。コンサル以外はほぼ通った。狙ったところは大抵取れた。
②単純に、見ず知らずの人と交流することに楽しさを覚えたため。今まで出会えないタイプの人と出会えた。色んな出自の大学生と交流できたことが嬉しかった。
ーーこの期間の内定は?
FAS(9月)。第1志望だった。
コンサルを目指しつつ総コンに興味を持ち切れず悩んでいた。専門性が身につかないのがネックだった。学部3年生から金融、会計に興味があったので、コンサル×金融の要素があるFASが魅力的だった。また、大学で内定先による講義があり、社員さんとの関わる中で社風や雰囲気を身近に感じていたので思い入れがある企業だった。
舞い上がった。今後の就活においての、強大な心の支えができた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
就活仲間との情報交換。ゼミ、部活に加えてインターンシップで出会った子。
面接内容や選考情報など、ネット上では拾うことができない内容までを知ることができた。また、第1志望群以外の業界を受ける上では、効率的な選考対策をすることができたように感じている。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
対面のインターンシップへの参加。1社のみ対面参加で、あとはオンラインだった。
対面ほうが交流の幅が広がり、就活をより実りのあるものにできたと感じている。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の9月後半から。11月まで参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
日系金融が中心。
特に、カード業界など夏インターンシップ期に見れていなかった業界。夏に参加できなかった業界業種を知り、内定先と比較をするため。
①知らずに終わるのが嫌。まず全部比較して選びたかった。
②みんなに顔向けできない。みんなのギアが上がる時期に遊べない。ポーズを取るためにも就活続行。内定を取るモチベーションというよりは好奇心、社会見学の気持ちでやっていた。
ーー何社に応募したか?
10社ほど。
夏までに知ることができなかった業界や業種が中心となったため。その上、内定先との比較で参加企業を絞った。6社ほどに通過。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
カード会社のマーケ職でのワークが印象に残っている。
「サービスを普及させるには」というテーマだった。よくある新規事業立案ワークとは異なり、顧客目線でインパクト重視のユニークなアイデアが求められるので脳の別の部分を使えた気がした。各学生が強みを発揮し合い、完成度が高い成果物を創り上げることができた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
内定先との比較軸を明確に持つこと。
専門性、会社の規模感、転勤の有無の3つ。
素晴らしい企業が数多ある中で、印象やイメージだけで進路を決めたくなかったため。様々な企業の選考やインターンシップに参加していく中で、最終的には内定先への気持ちが強まる結果になった。この時期は週4回ほど就活関連のイベントへの参加して過ごした。選考以外にも、企業のオンライン説明会や合説なども含む。
ーー当時困っていたことは?
①モチベーションの管理
どうしても、第1志望への内定後にモチベーションを保つ手段が乏しかったため。周囲、特に先輩から就活の話を聞き、夏の時期がゴールではないと言い聞かせていた。
②部活動やゼミとの両立
部活動ゼミ共にこの時期が繁忙期であったため。ここで優先順位を変えて、就活よりゼミや部活動を上位に置いた。部活4:ゼミ:5:就活1くらいの比重になった。 就活は1日あたり30分やっているかどうか、という感じ。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活への飽きや疲れが見え始める。
他にも多くのピークを抱えたため、就活を煩わしく思うことも増えた。
適度に力を抜いていたとはいえ、学部2年生の1月からコンスタントに活動をしていたため。また、この時期でも、内定を持った自分と就活中の25卒、部活同期との関係に苦労した。周りのモチベーションを削ぐ恐れがあるため、とにかく下級生に馴染もうとしていた。
ーーこの期間の内定は?
なし。
早期選考の案内が2~3社あったが、1社のみ受けた。はじめてインターンシップに参加した企業で思い入れがあり、、人当たりのよさなどになんとなく魅力を感じていたため。最終の1個前で落ちたが、ダメージ0。面接しながら落ちるんだろうなと思っていた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
何かしらの形でも就活に触れていたこと。
内定に過度に固執せず、ただ比較対象を持った状態で将来について考えることができたから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
メリハリのある活動。
就活を続けようと考えたとき、この時期に一度ストレスなどを発散しておいた方がよかった。友人と遊んだり部活動に参加したりして発散していたつもりだったが、そこで面倒なことが起こって逃げ道がゼロになった。自分1人で発散できる手段を持っておくべきである。周りに依存しすぎないことが大事。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
なし。
学部3年生12月にはほとんどの活動を終了。インターンシップ参加で得ていた優遇案内なども辞退した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
損保会社。
夏インターンシップで優遇を頂き、早期選考の枠を頂いていたため。2月下旬から3月にかけて面接があった。
ーー何社に応募したか?
なし。
2月ごろまでの損保会社のイベントや社員さんとの交流を通して、コンサルの方が自分の将来像に合致していると結論付けたため。とにかく全国転勤がネックで、転勤の度に人間関係がリセットされることや都会での生活に馴染めるかに不安を感じていた。メンター社員から話を聞く中で、損保では自分の将来が思い描けないという懸念が確信に変わった。26卒から人事制度改革の噂あったが、不確実。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
他25卒への協力相手や相談相手となること。とにかく遊ぶこと。
当時12月までの生活全般で心理的に追い込まれてしまい、とにかくそれを回復することに努めたため。就活が終わったと宣言し、誘いをたくさん確保した。
ーー当時困っていたことは?
25卒の友人との関係。
周囲が就活にコミットしている中で、自分だけ先に終わっていたため。彼らの息抜き相手になった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
謎の罪悪感。
自身と周囲の就活スケジュールに違いがあったため。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
早期からの就活。
”就活力”は就活経験に依存していると感じたため。夏までに積み上げた経験値が大きかったことに気が付いた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
息抜きを含めた就活設計。
就活をするに足る最低限の健康状態を維持するため。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部3年生の2月。就活を完全に終了した。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
1社。コンサル。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
ワクワクしていたと同時に、今後の大学生活のために速く進路を確定させたいと感じていた。
自分が希望していた会社で悩むことができ、ここまでの就活が報われた感覚があったから。完全に就活への疲れもあった。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
損保。
本選考参加前だったが、人事の方や先輩の情報を通じて内定が堅いと感じていた。
FASに入っても自分のやりたいことを叶えられるし、楽しみながら仕事をすることができると考えたから。人の近くで人を支える仕事をしたかった。コンサル、無形商材へのこだわりがあった。また、自分は成長を実感するときや没頭できるときに楽しめる「仕事人間」タイプだった。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
自分の将来設計にかなうものだったから。
転勤の有無。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
未確定でとても長い将来を決めるのには判断材料がなかった。
親の転勤を経験したことがなかったため、転勤を含めた将来が想像できなかったため。損保社員の方々や、周囲の転勤経験者、転勤経験者の家族に話を聞いた。インターンシップ当日や座談会、または日常会話で情報収集。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
就活全体を考えたスケジュール管理。
終わりが分からず妥協しにくい中で、最後の進路判断を誤らないため。疲れなどの要因なしで将来の決断を下すため。
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