<プロフィール>
Mさん/女性
大阪大学/学卒
理学部
ガクチカ:アルバイト, 部活動, 部長・副部長
内定取得先:総合商社、化粧品メーカー
入社予定先:商社(総合商社)
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部2年生の3月。
バイト先(予備校)の先輩に、「就活は早めに動けば動くだけ有利」という話を聞いたのがきっかけ。その先輩が良い企業に早い段階で内定をもらっていたから、また、自分が理系で文系よりも今後時間を取れないと考えたから。バイトの先輩で唯一就活をしていた先輩で、優秀な方だったので真似しようと思った。
就活以外の活動は実験・アルバイトが中心。
学部3年生は火曜から金曜の3~5限すべて実験で、院に進むのが前提であるため就活で授業を休むのが認められていない。ガッツリ就活に時間を割くのは厳しい環境。
インターンシップ期もアルバイトを継続していたが、2~3月の面接多い時期は控えていた。19時以降など遅めの時間や、面接が入らない土日にシフトを入れるようにしていた。
ーー何からスタート・準備したか?
①就活サービスに登録
以下、先輩が入れていた中で「使ってよかった」と言っていたものに登録。
<マイナビ・リクナビ>
就活初期に使用。興味がある業界の企業探し。
<ワンキャリア>
ES、面接対策の参考に(体験談)。
<ビズリーチ・キャンパス>
就活後半によく使った。OB/OG訪問、逆スカウトで興味があるものに参加、内定者(学生)の方に面接対策を依頼。他のサービスよりも総合商社の内定者を見つけやすい印象。
<エンカレッジ>
担当のメンター(同じ大学の文系・メーカー内定者)にESを見てもらった。4回くらい面談をしたほか、ESを書いたら随時LINEに送ってチェックしてもらったりなど、やり取りは結構あった。また、初期段階にGD講座や就活の始め方講座のようなものに参加し、流れを掴んだ。
②合同説明会に参加
最初はさまざまな企業を見ておくことが大切だと考えたから。マイナビ主催の24卒本選考向けの対面合同説明会に参加。
企業が多すぎて商社・メーカー中心に見ていた。
説明会に参加してみて、製薬・化学メーカーもありかなという気づきがあった。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー、商社。
メーカーは身近な商材が多い食品・化粧品が中心。化粧品はずっと好きで、元々化粧品開発に憧れがあった。
最初は企業についてあまり知らなかったので、自分の研究分野と関わりがある身近な企業を見ていた。商社に関しては漠然と海外に行きたいと思っていたから。高校時代に2週間留学して海外に興味を持つようになった。また、総合商社で働いている叔父から聞いた話(世間一般のイメージよりはホワイト、残業時間もそこまで長くなくWLBが取れている、病気やけがの時の福利厚生も充実)が魅力的だった。合同説明会などで情報収集。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①自己分析
面接においても自分を理解することが大切だと考えたから。エンカレッジから提供された自分史・深掘りシートなどを参考にした。
②ガクチカ作り
ガクチカは早くから作りブラッシュアップすることが大切と聞いたから。
バイト先の先輩やエンカレッジの先輩に添削してもらった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
かなりモチベーションが高かった。
実験に自分の性格が合っていないと感じたため。また、自己分析を通して自分のいろんな側面を知るのが楽しかった。
実験のほうが嫌で、就活は実験の息抜きのようなものだった。就活自体を苦に思ったことはあまりない。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
自己分析の深堀り。
自分を良く知ることで面接のどのような質問にも対応できるから。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
もっとたくさんの業界を見ること。
時間がなかった。探せば商社、メーカー以外にも自分に合う業界が見つかったかもしれない。だんだん幅広い業界を見れる時間が無くなるため。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の5月から。9月まで参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー(化粧品・食品)、商社(総合・専門)。
知っている企業や海外と取引する機会が多い会社に興味があったから。
ーー何社に応募したか?
30社ほど。
興味がある+優遇がある企業に応募。
また、面接経験を積むためエンカレッジの一括エントリーも利用。
エンカレッジ、SNS(X・Instagram)で情報収集。
Xではガロン・就活hack・Fラン卒サラリーマン・しゅんダイアリーをフォロー。「優遇がアツい企業」「隠れ優良企業」といった企業まとめや選考対策、優遇情報の発信が多め。
Instagramでは就活ラボ・ビジュアル就活・就活キングあたりを結構見ていた。
10社ほど参加(1day含む)。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
実際にインターンシップに参加したほうが会社での働き方・社風が分かる。
社員の方と話す機会が設けられていることが多いから。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
時間を有効活用しできるだけ多くのESを出す。
文系と比べて授業が忙しく、就活に割ける時間が少なかったから。毎日の通学時間(往復2時間)でESを書いていた。
ESはとにかく数をこなした。通らないこともあったが、ガクチカを何回も書いて添削してもらいながら型を作る時期。
WEBテストに関しては、非言語は割と得意だったので言語の重要事項を覚えるようにしていた。
総合商社はc-gabが多いので、SPIよりも重点的に対策。
SPIは「最新最強のSPI」を使い、言語の単語・熟語を2~3周して暇な時に見返していた。
c-gabは「最新最強のcab・gab超速解法」を3周くらいした後、スピードを上げるために「1日10分玉手箱完全突破」をテスト直前に1周。
GDはエンカレッジのイベントに参加して対策。同じグループの上手い人から技術を盗んだ。
面接対策は、先輩にいただいた想定質問集(ガクチカとその深掘り、志望動機)に回答を書いていった。
ほぼWEB面接だったので、2画面表示にして見ながら面接を受けていた。
ーー当時困っていたことは?
なかなかESが通過しなかったこと。
志望動機が浅く、どの企業にも通用することを書いていた。
企業のHPを読み込み、求める人物像や大切にしている価値観を絡めて書けるようになってからは通過率が上がった。
繰り返しメンターさんに添削してもらい、アドバイスを受けながら改善を重ねた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
少し落ち込んでいたが、逆に絶対に受かってやるという想いでモチベーションは高かった。
選考に通過できないことが悔しかったから。元々そんなに落ち込むタイプではなかった。落ちたら大学院に進学して、行きたい企業に就職するための2年にしようと思っていた。
院試は本選考が終わった後の学部4年8月。推薦を受ける権利を持っており、試験勉強も特に必要なかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
落ち慣れること、数をこなすこと。
沢山ESを書きながら、ガクチカと自己PRの型を300・400・500字で作る。
SPIはこの時期にいい点数を取って使い回せるようにしておけば後々楽になる。面接対策に時間を時間を割ける。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
もっと色んな業界のインターンシップに行けばよかった。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年の10月から応募。1月まで参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
商社、メーカー。
夏インターンシップを経てやはり興味があったから。
メーカーでは食品の選択肢が消えて化粧品か化粧品を扱う製薬・化学メーカーに絞った。
また、商社も将来性がある専門商社に絞った。鉄・化学を扱う安定している商社、事業に幅がある商社が中心。
ーー何社に応募したか?
10社ほど。6社ほどに通過。
秋冬しか募集がない企業が中心。1社は夏に落選した企業にリベンジするために応募。
あまり時間がないため志望度が高いものや優遇があるものに絞った。SNSなどで情報収集。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
商社は企業によって考え方や社風、商材が大きく違う。
参加したインターンシップは商社が多かったから。
鉄を扱う商社は体育会系の印象を受けた。
体育会経験がないので、「自分はここではやっていけないのでは...?」と思った。
「ガツガツ・利益重視」よりは、「人のために」という貢献性に重きを置いている会社の方がモチベーションを長く保てそう。
また、自分が今まで勉強してきたことを生かせるヘルスケア・化学系に魅力を感じた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
面接や模擬面接を積極的に行う。
本選考までにある程度どのような質問にも対応できるようにしたかったから。
エンカレッジ経由の面接対策講座や模擬面接に参加するようになった(週4程度)。
人によって深掘りポイントが違うので、メンター以外と模擬面接をすることで自分の中での回答のストックが増える。
様々な角度からの深掘りに対応できるようにしていた。
また、12月くらいからOB/OG訪問を始めた。
合計11~12人くらいに実施。
興味がある部署の社員に対して、大切にしていること、モチベーションがわく瞬間、業務内容を聞いていた。
商社の業務内容についてネットで情報収集するのには限界があり、直接聞いた方が良かった。
そして、冬にビズリーチ・キャンパスの逆スカウトでとある総合商社の1dayワークショップに参加。
他の商社に比べて利益重視ではない点が好印象であった。
社員さんと関わる中で、「ガツガツしすぎていない、優しい・温かい雰囲気」に惹かれるように。
また、女性社員の割合が大きく、育休・産休の取得率が高い点も「結婚・出産後も働きたい」という思いがある自分にとっては魅力的。
この総合商社が、後に本選考を受けて実際に入社する企業となる。
ーー当時困っていたことは?
平日週4日実験の授業があり、インターンシップに参加できる日が少ないこと。
原則、実験の授業を就活で休むことを禁止されていたため。
基本的には授業がない月曜日に開催日程があるものに絞った。
どうしても行きたいインターンシップの場合は友人に協力してもらい、授業を休んでいた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
時間がないことへの焦り。
内定をもらっている友人もいたから。
インターンシップで出会った子が「年内の最終面接の予定が決まった」、文系の知り合いが「9月に終活した」などの話を聞いて焦った。
ーーこの期間の内定は?
なし。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
面接対策、対面座談会やOB/OG訪問で志望動機のブラッシュアップ、c-gabを本選考前に固める。
c-gabの英語は何回もテストセンターで受検して答えを覚えるようにした。
国語・数学を時間内に解き切り、英語も普段より多く解けて手応えがあった回の結果を本選考で使い回し。
全部通過した。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
もっと各企業の勉強をしておけば良かった。
本選考は色んな企業の面接が続くので予め情報をまとめておけばよかった。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の12月から4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
商社、メーカー。
海外への興味が強かったため。
ーー何社に応募したか?
15社ほど。
あまり時間がないため、本当に行きたいと思う企業にじっくり時間をかけたかった。
SNSや企業HPで情報収集。12社に書類通過。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
ふとした時間にも頭の中で自己分析をする、定期的に面接練習を行い慣れておく。
書類選考はかなり通過するようになり、面接の機会が増えたから。
メンターだけでなく、志望していた総合商社の内定者にも模擬面接をお願いした。週4くらいは面接練習。
また、ケース面接がある商社もあったので、東大生のケース本を使って対策した。2~3日で短期集中。無事に通過できた。
商社のケース面接は、コンサルのケース面接のようにテクニックを磨かなくても社員さんの誘導にうまく乗る力が大事。あまりフェルミ推定などは意識されていない印象を抱いた。
面接官との会話からどれだけヒントを引き出せるか、実体験や身近なものをどれだけ生かせるかを見られている気がする。そして、関係あるかわからないがアイスブレイクで「ケース面接は初めて」と伝えていた。
そして、対面面接に慣れていなかったので、キャリアセンターでマナーの部分(入退室など)を練習した。
内定をいただいた総合商社の面接官からは、「(エピソードから)困難に対して粘り強く立ち向かえそうだと感じた」「顧客と喋っている姿を想像できた」と評価された。
ーー当時困っていたことは?
日程調整。
志望度が高い企業の選考時期が被っていたため。
アルバイトなど就活以外の時間を極力減らすようにした。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
とにかく1社でも早く内定が欲しいという想い。
周囲がかなり内定をもらい始めていたから。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
面接対策を頻繁に行う、OB/OG訪問。
大人と話すことに慣れるから。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の4月〜5月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
2社(総合商社、化粧品メーカー)。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
どちらの企業も捨てがたく決め手に欠ける。
どちらの企業にも全く違った魅力があったから。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
化粧品メーカー。
承諾期限が5月下旬だったので、1ヶ月くらい悩んだ。
化粧品業界に関しては高校生の頃からの夢であったから。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
将来性、同期の雰囲気。
どちらも総合商社のほうが上回っていた。
化粧品メーカーは化粧品以外の事業にあまり手を出していないのが心配だった。
また、化粧品メーカーは理系院卒の研究職の方が多く、懇親会でも話についていけず研究をあまりしていないことに引け目を感じてしまった。
さらに、関西出身者も全然いなかったので少し心細かった。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
全く別の業界であったため、比較しにくいこと。
内定者交流会に参加して比較。
総合商社は内定者の数が多く、学部卒から院卒まで多様な属性の学生がいた。
参加した関西の懇親会では居心地の良い関西のノリがあった。
家族は「どっちでもいいんじゃない?どっちでも応援するよ」、友人は「化粧品→総合商社の転職は難しいけど、総合商社→化粧品の転職はできるんじゃない?」と言ってくれた。
商社内でも化粧品に関わる機会があるので、ファーストキャリアは総合商社に決めた。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
最初のうちにもっとたくさんの業界を見ておくこと。
気付かなかっただけで、自分がもっと興味を持てる業界があったかもしれないから。
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