<プロフィール>
Tさん/男性
早稲田大学/学卒
文学部
ガクチカ:アルバイト, サークル, 資格取得
内定取得先:SIer, メガバンク
入社予定先:IT・通信(SIer)
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部2年生の3月~4月くらい。
サークルの友達に就活やろうと言われたのがきっかけ。誘われてから就活のことを意識し始めるようになった。
なんとなく流されてそのまま始めたが、今でこそ将来を考えるきっかけをくれた友達には感謝している。
ーー何からスタート・準備したか?
就活サービスへの登録。
就活サービスを使用しないと就活は始まらないと思い、ひとまず色々なサービスをダウンロードした。
また、誰かのサポートを受けないと就活1人ですることは難しいと思っていた。
友人の紹介でエンカレッジに登録し、大学学部が同じコンサル内定者の先輩がメンターについてくれた。
何から始めるべきか教えてもらって就活の流れを把握した後は、ESの添削を頼んだり夏インターンシップの進捗を報告したりしていた。秋ごろからは面接対策もした。
知り合いの先輩と比べて気を遣わず、困ったことをざっくばらんに相談したり気軽にESの添削を頼んだりできたので、エンカレッジのメンターの存在は大きかった。
面談は月に1回程度で、合計10回ほど実施した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
IT業界。
東京勤務(転勤なし)な上、リモートなど働き方が自由な印象があったから。また、ホワイトな印象もあった。
日常的にChatGPTを使っていたので興味が湧いた。
自分は文系だがPCなどの機械に対する苦手意識はなく、むしろよく使う方なのでITが向いているのではないかと思った。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①自己分析
面接で自身の原体験や就活の軸について聞かれることがわかり、自分を深く知っている必要があると思ったから。1日30分程度、就活用の時間をとって進めていた。
②GD対策
選考の最初がGDから始まる企業が多かったため、ひとまずはGD(グループディスカッション)の練習回数を積む必要があると考えた。
2週に1回程度、エンカレッジやGoodfind主催のGD練習会に参加していた。
GDを実践した後にFBをもらう形式で、夏のインターンシップ前に合計6回くらい参加。
いきなり本番のGDに参加するよりは流れがわかった状態で臨めたので良かった。
立ち回りがわかってきたのは秋冬の選考で、自信を持ってGDに通過できるようになった。
③ES対策
ESは自分で書いたものをメンターに投げて、添削してもらいながらブラッシュアップした。
④WEBテスト対策
夏はWEBテスト対策をあまりやっていなかった。
冬以降はSPI青本やオンライン監視型のWEBテストを沢山解いて問題形式を覚えるようにしていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安もありつつ、楽しみである。
結果が出てないことに不安だったが、なんだかんだ競争は好きだった。
同世代が同じ土俵に上がる状況が楽しみを感じていた。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
ESの添削。
そもそも就活をちゃんと始めて、夏インターンシップに応募できていたのがよかった。
レベルが高いところ(食品メーカーなど)は落ちたが、他の業界上位は結構通った。
悲観するほどではない。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
GD練習、面接練習。
どちらも他人に関わるストレスから避けていたが、結果的にこの2つが原因で夏インターンシップを多く逃したから。面接で落ちることが多かった。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の5月から。9月まで参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
全業界全てを見ていた。
ミーハーだったので大手に出すことで腕試しをしていた感覚。
絞らない方が良いと色んなところで聞いたため。
みんなが出している有名企業にはとりあえず出していた。また、SNSや就活サービス(X、ワンキャリア)の締切情報に載る企業を中心に締切が近いところは全部出す。
ベンチャー企業には興味がなく、大手企業で面接の経験を積んだ方が役に立つと思っていたので出さなかった。
ーー何社に応募したか?
80社。
IT(SIer)が6~7割、残りは金融、コンサル、メーカーなど。
当時は出せば基本通ると思っていた。選考経験を積むため、選考結果を得たかったため沢山応募した。全部に時間をかけることはできないが、できる範囲でがんばっていた。
締切はNotionで管理。ES、締切を入れて上から確認できるようにしていた。ワンキャリアで情報収集。
20社程度に通過、うち7~8割くらいに参加した。
2daysが3~4社、現場配属1週間が1社、あとは1day。ほとんどグループワーク型。
周りがどう働いているのかが分かるという意味では現場配属はよかったが、1週間は長い。
そして、やっぱり対面のほうが面白い。オンライン2daysはきつく、あまりいい印象はない。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①思ったより大手企業は厳しい
大手は普通に書類で落ちたりして厳しさを感じた。
②自分の興味ある業界がわかってきて嬉しい、自己理解が深まった
実際にインターンシップでその業界にかかわるワークを経験することで、自分が業務を楽しめるのかそうでないのかを知ることができたから。
面白かったのはIT。
プログラミングばかりやるイメージが持たれやすいが、ITを絡めて課題解決ができるのは面白い。
金融やメーカーはワクワクしなかった。
あんまり内容自体に興味を持てなかった。
コンサルはITに近い業務(課題解決系)だったので、割と興味を持った。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①GD・面接練習
あんまり準備していなかった。
事前にワンキャリアの過去問を見ても、それに対する答えまで考えていなかったのでほぼぶっつけ本番。
その結果、夏の面接通過率は10%。夏以降、メンターなどに面接官相手をお願いして10回ほど模擬面接をした。
就活終盤は深掘り、予想質問まで対策してから受けていた。
②インターンシップに参加しまくる
多くのインターンシップに実際に参加して経験してみないと、自分がどのような業界や企業が向いているのかがわからないと考えたため。
毎週ほとんど平日がインターンシップで埋まっていた。
ーー当時困っていたことは?
どうしたら面接が通るのか。
基準が明確でないので、どう対策するべきか不安だった。エンカレッジのメンターに相談した。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
大手が全然通らなすぎて自信喪失。
自分ならもっと大手に参加できると思っていたから。面接が通ればもっと参加できていたはずなので。
ーーこの期間の内定は?
この時期はなかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
とにかく夏インターンシップに沢山参加すること。
インターンシップに参加したことで就活仲間もできて練習相手も見つかった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
面接練習。
練習なしでは本番に太刀打ちできなかったから。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10月。12月まで参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
IT業界。
仕事が面白い、やってみたいと思ったのがITだけだったため。
ーー何社に応募したか?
30社。20社に通過。
自分の中で志望度の高い会社は決まっていたものの、IT業界を幅広く受けた。就活情報サイトで情報を得ていた。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
対策すれば面接は通る。
夏の反省を生かした結果、面接の勝率が高くなったため。
また、仕事自体はどこも同じ。プロジェクトベースであった。
結果、待遇や転職のしやすさを重視するようになった。
また、大手志向が強まった。転職に強く、最初から給料が良い外資SIerが第1志望になる。
外資ならではのフラットさ、自由な社風も魅力的だった。
その次に志望度が高かったのは日系SIer。こちらも最初から給料が高く、所定労働時間が7時間と待遇面が良い。
プロジェクトの融通が利き、意見が通りやすいと聞いていた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
面接対策、SPIテストセンター対策。
面接の選考の重要度が増すから。また、SPIのテストセンターが増えるから。
メンターとの模擬面接、事前準備(ワンキャリアの過去問に回答を用意する、自分なりにESを深掘りする)を重ねた。
面接対策は週に1回程度。WEBテスト対策は毎日の勉強、テストセンター1日3回受験。
ーー当時困っていたことは?
OB/OG訪問。
実際に働く社員から情報を得た方が信憑性が高いが、応募する勇気がなかなか出なかった。
何を聞けばいいのだろうかという心理的ハードルが高かったが、思い切って訪問申請した。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
結果が出てきて就活楽しい。
選考通過のメールが来ることが増えたから。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
OB/OG訪問。
OB/OG訪問での情報が1番面接に使える。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
できる限りのことはやれていた。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の11月から3月
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
IT業界。一部、事業会社のIT部門も見ていた。
ITへの興味関心が強かったから。
ーー何社に応募したか?
15社。全て書類通過。
幅広く。就活情報サイト(ワンキャリア)を中心に情報収集。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
自分の志望度の高い企業の社員にOB/OG訪問。
志望動機をブラッシュアップするため。ビスリーチ・キャンパスのOB/OG訪問機能を活用した。最終面接の前に急いでやっていた。企業理解を深めたいというよりは、どうにかして面接を突破したいという気持ち。
社員の方に志望動機やキャリアプランを話して、妥当かどうか確認してもらっていた。志望動機は、採用サイトを調べて事例を見ながら部署まで決めて作り込んだ。
OB/OG訪問申請はとりあえず全員に出して、承認された人に聞くようにしていた。志望動機系は年次高めの方に聞いた方がいいと思う。企業理解を深めたいなら聞きやすい年次低めの方にお願いするのもいい。
また、対策用LINEグループがあったので、そこで繋がった内定者から細かい情報を得ていた。
12月に志望度が高かったSIerの内定を獲得したので他社の面接を辞退。モチベーションはなかった。秋インターンシップ経由のメガバンク(IT部門)だけ受けていた。志望度はそこそこ高め。入社後にしたいことを具体的に詰めて話せたのは面接官から評価された。
ーー当時困っていたことは?
特になし。
秋冬期までに、就活の大体のやり方や要領は身につけていた感覚。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
思ったより早く志望度の高い内定が出た。
既に志望度の高い企業から内定をもらっていたため、安心感はあった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
とにかく夏インターンシップに沢山参加したこと。
インターンシップに参加したことで就活仲間ができてモチベーションも上がったし、自己理解が進んだり、結果的に本選考に呼ばれたりしたから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
OB/OG訪問。
非常に役に立つのでもっとやっておけばよかった。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の3月〜9月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
2社(外資SIerとメガバンクIT部門)。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
自分にとっての大きな意思決定であるため、どうしようかと悩まされる感覚。
どちらも自分にとって良い企業なので決められない。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
外資SIerとメガバンクIT部門。
前者のほうが働き方や給与は良いが、仕事内容は後者のほうが良い。
将来的には事業会社のIT部門に行きたかったので、最初からそれができるのは魅力的だった。
事業会社か協力会社かという選択を迫られた。
事業会社は自社のサービスを作れるところに面白さがあるが、協力会社はあくまでも第3者であるため限界がある。
SIerだけでなくコンサルも同様(協力会社)。
協力会社の社員は事業自体の決定権を持っていないのをよく思わず、結局事業会社に行く人が多い印象。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
自分とマッチしているか否か。
社風、働き方、ビションへの共感度など、自分の大切にしている軸をベースに比較検討したところ、SIerのほうがよりマッチしていると感じたため。
メガバンクはウエットだが、SIerはフラット、ドライな社風。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
内定をもらった会社のどこの会社に意思決定することがベストであるかを悩んだ。
どちらの会社も魅力的であり、正直どちらに入社しても良いと感じていたから。
内定をもらった2社の人事に多くの社員を紹介してもらい、自分自身の大切にしている軸が当てはまっているかどうかを確認した。
主に事業会社からSIerに転職してきた社員に相談し、前職との違いなどを聞いた。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
始めるのは早いほうがいい。
せめて夏インターンシップに参加できるようにしておくと順調に進む。5~6月、最悪7月には始めていたほうがいい。
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