<プロフィール>
Mさん/女性
神戸大学/学卒
海洋政策科学部
ガクチカ:インターン
内定取得先:SIer, メガバンク・信託銀行・信用金庫, 人材
入社予定先:金融(メガバンク・信託銀行・信用金庫)
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部2年生の3月から本格的に始めた。
①長期インターン先の先輩が学部2年生の3月から就職活動を始めたと聞いたため。
②以前から登録していたスカウトアプリ(iroots)からスカウトが来たため。
就職活動がどんなものか早く知りたかった。早めに対策を始めてどんな選考にも突破できる力をつけたかった。
ーー何からスタート・準備したか?
会社説明会への参加、就活サービスへの登録。
行きたい企業と出会うためには、知るしかないと思ったから。
使用していた就活サービスは主に以下。
<iroots>
学部2年の春ごろ、Instagramに流れてきたフィード投稿で性格診断できることを知り登録。2年秋以降から専門商社、SIerのイベントがあったので参加していた。
<ビズリーチ・キャンパス>
ケース面接、志望動機などの勉強部屋がメイン。
<Macher>
初めてOB/OG訪問をした時に使用。人材、金融で検索上位に出てきた人にとりあえず面談依頼を送る。
<OfferBox>
最初はとりあえずスカウトが来た企業を全て見ていた。5月以降は興味のある会社のみ。
<エンカレッジ>
6月ごろからメンターについてもらった。自分史を一緒に作り上げた。6月、夏休み、年末の計3回面談。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
アパレルと食品以外すべて。
アパレル・食品は製造工程が長いのにすぐ消費されてしまうのが儚く、やりがいを感じにくいと思ったので除外。興味が少しでもある業界・未知の業界を全て知った上で、本当にやりたいことを見つけたかったから。
Xの企業紹介ポストやES締切日一覧などを見て情報収集。就活用アカウントは学部2年生の3月に作成していた。「Fラン卒サラリーマン」「ひよこ」「お寿司(金融)」など、有益な情報発信系アカウントをフォローしていた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
ベンチャーでGD・面接の実践を積むこと。
iroots、OfferBoxのスカウトやエンカレッジの一括エントリーを活用。Xや就活イベントなどでコツをインプットしても、すぐに実行に移せない性格のため。
「10個インプットした場合、1回あたり2個アウトプットするとしたら5回はアウトプットの機会が必要」と考えると、とにかく数を重視するしかなかった。多い時では週3面接、週3回GD(グループディスカッション)に参加。
GDはビズリーチ・キャンパス主催のイベントで練習。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
内定が出るのか不安だった。
ベンチャーの面接も突破できていなかったから。ありきたりなエピソード、ありきたりな強み(行動力など)。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
OB/OG訪問(4~5人)。大人と話すことに慣れたから。
Matcherやビズリーチ・キャンパスを使用。Matcherで保険業界に務めている部長の方から「世界一やさしいやりたいことの見つけ方(書籍)」を教えていただたことをきっかけに、自分のやりたいことが見つかった。2~30問の質問に答えて言語化するという書籍で、ここで見えてきたことは今でも変わっていない。仕事のやりがいを聞いたほか、内定者にはガクチカ添削を頼んだ。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
もうちょっと早めにケース面接の対策をできていたら、コンサル就活できたかもしれない。
自分のキャリアの幅を最大限広げたかったから。3月に参加したイベントで優秀だった学生たちはコンサル、シンクタンク志望が多く、学部2年時点で対策を始めていた。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の4月から。
7月まで参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
4〜5月はアパレルと食品以外幅広く。6〜7月は人材・金融・IT。
説明会などに参加し、直感的に人材・金融・ITが面白そうと思ったから。
また、元々上京したいという思いがあったので、東京開催のものに積極的に応募していた。単身赴任していた父が「年を取ってから東京で生活していくのは辛い」と言っていたので、若いうちに東京で働きたいと思っていた。長期インターン先の先輩も上京した人が多く、東京勤務ならすぐに相談できる環境。
ーー何社に応募したか?
38社。14社に通過、13社に参加。(うち複数日程が8社)
スカウトが来たもの、Xで流れてきた締め切り一覧で気になる社名、全てに出そうとしたため。当時はベンチャー企業に興味があったので、会社が取り組んでいる課題などに興味を持てたらエントリーしていた。規模はミドル以上ならどこでも。スタートアップは長期インターン時にきついと感じたので、ファーストキャリアでは行かなくてもいいかなと思った。
スカウトアプリ、X、オンライン合同説明会(1~2回参加)で情報を得た。
また、夏休み中にエージェント(ジョーカツ)主催の東京対面ツアーにも参加。会社で自己紹介をし、マッチングしたら後日選考に案内されるというもの。1~2社ほど選考に進んだ。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
1回の思考で正解を探るのではなく、複数回の仮説検証をもとに正解を作りにいくこと。
正しい課題設定をするためには、あらゆる角度から想像し、事実かどうかを確認する必要があると分かったから。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①優秀なメンバーの思考回路を想像すること。
周りがどんなメンバーであっても選考通過・優遇をもらえる就活生になりたかったから。鋭い意見が出たら「どこからその発想がきたのか?」と30秒は考える。昼食や懇親会で聞く。
②社員さんに仮説を持って質問をすること。
一緒に働いているイメージを持ってもらうため。チームについている社員さんに時間があれば聞く。
ーー当時困っていたことは?
業界知識が浅すぎてペルソナが分からない(特にBtoB)、真因が分からない。
業界のことをあまり調べずに参加したため。「この課題を解決すれば売上に伸びるのか?」など、解決すべき課題の粒度がわからない。当日の配布資料をじっくり読み返す、社員さんに現場のことやお客さま事例を聞くことで解決の機会を得ようとした。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
①プラスの感情
毎日新しい業界知識が増え、またできることが増えて自信がついた。探求心がモチベの源泉。
②マイナスの感情
ハードスケジュールで体力が持たない(2回連続オンライン3days、翌日は始発で東京対面3daysなど)。合間に対面の会社説明会や面談もあり大変だった。
高校3年生のときからコロナで、大学入学時から2年間オンライン授業生活だったため、体力をつける機会がなかった。
9月末はしんどくて、休むために2泊3日でホテルを取ってぼーっとする時間を作った。
就活を一切せず、美味しいもの食べるなど自分がやりたいことをやる時間。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の1月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融、IT。
金融の中でも特に信託銀行に興味を持った。他社比較を行うため、夏に参加しなかった企業に応募。また、なんとなく損保も見てみようと思った。
ITについては、インターンシップに参加してそれでも興味が湧かなかったら見ないようにしようと考えていた。
ーー何社に応募したか?
3社。
夏に幅広く見たため、これ以上幅を広げる必要性がなかったから。また、ベンチャー企業の早期選考に集中していたから。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
<信託>
リテール営業だけでなく、興味がある人材育成や年金事業にも関われる可能性があると知った。
<損保>
保険金支払い部門が精神的にきつそう。代理店営業に配属されなければ転職は難しそうと感じた。
<IT>
最先端の技術に触れられるのはごく一部の人だけだと知った。
以上を踏まえて信託銀行が第1志望群になった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
座談会での質問の仕方。仮説を持って聞く、志望動機に盛り込む情報を聞きに行く。
本選考が近づいていたため。インターンシップ内での社員座談会や、インターンシップ後に案内される座談会にて。
ーー当時困っていたことは?
本選考に向けて、信託銀行に向けた就活軸の言語化。
もともと志望していた人材育成・組織開発にも通ずる、かつ、より信託を志望していることを示せる言葉が見つからなかったから。模擬面接で志望動機を壁打ちした。業界知識がある就活生に偶然出会い、信託に使えそうな言葉を教えてもらった。ほぼ毎日、週3は絶対ソクミーで模擬面接。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
①信託に行きたい。
年金をやりたいから。一時期内定を承諾していたベンチャー企業の人事から福利厚生の話で聞いたのがきっかけ。
②すでに内定している人材のミドルベンチャー企業で自分はやっていけないと自信がなかった。
長期インターンシップ先の社長から色々お叱りを受け、自分には覚悟が足りなかったと分かったから。事業を背負う覚悟を持ち、正解を作りに行くマインドで働くのは大変。口で言うのは簡単だが、10年続けると思ったら厳しいと感じた。
ーーこの期間の内定は?
大手金融グループのIT企業(学部3年生の3月)。
志望度は5段階中3くらい。年金のシステム構築ができるのが魅力的。インターンシップ後に社員面談の案内を受け、そのまま早期選考に。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
毎日模擬面接をすること。
志望動機を暗記しやすかったから。面接官役をすることでどんな要素があれば納得できるのか体感できたから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
特になし。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の2月から4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融、少しだけIT・人材。
夏インターンシップ期から引き続き気になっていた業界だから。
ーー何社に応募したか?
6社。5社に書類通過。
興味のある会社だけを受けたかったから。量が増えて質が下がり、結局内定をもらえなくなるのが嫌だった。金融は自分でネットで調べて情報収集。ITはメールの案内、人材はエージェント経由。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
毎日模擬面接をすること。
志望動機を暗記しやすかったから。また、面接官役をすることでどんな要素があれば納得できるのか体感できたから。
ソクミー、ビズリーチ・キャンパス、SAIKAI(有料の就活コミュニティ)を使って、週1で模擬面接をしていた。
この時期はほぼ毎日、半日は就活に使っていた。
長期インターンはシフト減らし、単位もほとんど取っていたので学業との両立は問題なかった。
ーー当時困っていたことは?
志望度の高さを、最小限の時間で最大限伝える方法が分からなかった。
どこまで原体験を詳しく話せば納得していただけるか分からなかった。仕事内容と軸の接点の説明をどれくらい丁寧にすべきか分からない。
ソクミーで出会った優秀な就活生からコツを聞いた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
信託に受かりたい、でも受かるか分からない。ベンチャー企業に行く覚悟もしておこう。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
ビズリーチ・キャンパスで自主的にOB/OG訪問を申し込んだこと。
志望度の高さを示せるガクチカ・志望動機を書くことができたから。社員さんの人柄を知ることができたから。OB/OG訪問では、業務内容(1日のスケジュール)、キャリアプラン、求められる強み、人柄などを質問した。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の4月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
7社。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
信託に行けることとなり、安心した。
信託銀行にはアルムナイ採用の制度もあるので転職後に
出戻り社員 グループ会社への出向や銀行から来た人の話
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
迷いはなかった。
受かった信託銀行が1社のみだったから。もう1社は最終落ちだった。両方受かっていたら迷ったと思う
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
キャリアの幅広さ。
年金事業だけでなくリテール営業にも興味があった。内定先はリテール営業からキャリアが始まることが多い。
また、資産運用などを通じて働いている人が抱える将来に対する不安を払拭できることも魅力のひとつだった。
出世できないリスク(出産、妊娠など)など、不安を抱えず毎日を過ごしてほしいという思いがある。それを叶えられる機会があることも決め手のひとつだった。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
特になし。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
ケース対策を大学2年生の12月までには始めること。
コンサルを見るなら、早く始めるに越したことはない。FASやM&A(事業存続)にも少し興味があった。
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ビズリーチ・キャンパスは三井物産、JR東日本、三井不動産、三井住友銀行、ソニー、NTTデータ、サントリーなど様々な業界の大手企業がを利用しており、人気大手企業就活を目指す学生にとって必需品と言えるサービスです。
・誰もが知る人気大手企業から、特別座談会・選考免除・特別選考ルートなどのスカウトが届く
・人気大手企業によるビズリーチ・キャンパス限定のインターンシップ
・人気大手企業による各業界特化型の限定イベント
・難関企業内定者による就活対策講座を毎日開催
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