＜プロフィール＞
Kさん／男性
私立大学／院卒
基幹理工学研究科
ガクチカ：学業/ゼミ/研究
内定取得先：SIer
入社予定先：IT・通信（SIer）
#理系 #本選考オンリー #納得内定 #逆転就活 #SIer #研究
01：就活スタート（準備）期
ーーいつから就活を開始したか？
修士1年生の5月〜6月。
サークルの友人が始めていたのがきっかけ。会話の中で少しずつ就活の話が出てきた。
ーー何からスタート・準備したか？
①ガクチカの文章作成
なにもわからなかったが、まずは作ってみたら？とサークルの先輩から言われた。
背景・課題・施策・結論ファーストなど必要要素と構成を教わった。
②就活サイトの登録
エンカレッジ、LabBaseに登録。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
IT。
研究の経験が活かせる＆単純に興味があったため志望した。この時期は業界や企業の情報など細かいことは知らず、一般知識だけ把握していた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は？
特に無し。
何をすればいいかよくわからない＆研究が忙しく手が回らなかったため。学外での発表の時期と重なり、研究を優先した。
ーー応募までに困っていたことは？
具体的に何をどう準備すればいいか。
学内やエンカレッジ主催の「就活スタートセミナー」に参加したが、抽象的な情報しか得ることができなかった。
「自己分析」「業界研究」「企業研究」と言われてもピンとこなくて困った。
解決方法は先輩・友人などに話を聞くこと。具体的な話を聞いてガクチカのフレームワークを理解した。
また、出すべきインターンシップや締め切りもこの時期に把握した。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
特に焦りなどはなかった。
なんとかなるのかなと楽観的な気持ちだった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は？
近しい人（サークル、研究室の先輩・同期）に相談すること。
自分の困っていることを聞きやすいから。就活イベントでは質問時間とかあるが聞きたいことを聞くのは難しい。近しい人だったら雑談ベースで疑問を解消できる。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は？
業界・企業のことについて知ること。
どの業界にどんな企業があるかを知っておかないと、インターンシップに出しそびれるから。
自分が本選考で受けた企業は夏インターンシップは全く出していなかった。企業情報を知らない状態で「とりあえずやる」のはよくないと思う。
02：夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか？
修士1年生の5月〜7月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
IT。
職種はエンジニア、データサイエンティスト。
ーー何社に応募したか？
8社。
研究活動の合間に出せそうなところを出した。情報源はLabBase、企業情報、締め切りなど、研究室やサークルの友人。1社に通過し、5daysインターンシップに参加した。
ーー夏インターンで体験／知れたことは？
他の参加者と比べて自分は就活に対する積極性が欠けているなと思った。
グループワークをした際、他のグループではインターンシップ終了後にも残業していたが、自分は時間内で作ったものを出せばいいと考えていた。気合いが違うなと思った。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は？
研究が落ち着いているときに締め切りが間に合いそうな企業のESを書いていた。
ESの添削は特にしてもらってない。ワンキャリアの通過ESはちょこちょこ参考にしていた。夏インターンシップの結果を見ると、未添削の自己流という点は大きな反省点だと思う。
ーー当時困っていたことは？
ES以外の対策方法（主に面接とGD）。
インターンシップ選考で3回ほど面接をしたが、対策せずに挑んでいたため。上記のほかにもやるべきことがたくさんあることはわかっていたが、具体的にどうすればいいかは分からない状況だった。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
インターンシップに通らない焦りはあるものの、本気で対策する気にはならない。
就活へのモチベーションが低かった。なんとかなると思っていたが実際そうではなくて苦痛だった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は？
モチベーションが低い中でも選考に参加したりエンカレッジのGD練習会に参加したこと。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は？
真剣さが足りなかったこと。
夏にサボった分のツケをちゃんと後々払うことになったため。夏の時期にやることが将来の自分を助けると実感した。
03：秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか？
修士1年生の10月～12月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
IT。
ーー何社に応募したか？
4社。
大手のAIエンジニア職に応募した。夏と変わらずモチベーションがあまりなかった。就活開始時期と比べ、この頃は就活の話を周りの人としなくなった。
行っていたのはLab Baseで情報収集。エンカレッジはメンターが文系であったことから、あまり利用しなかった。
ーー秋冬インターンで体験／知れたことは？
参加していないため、無し。
ーー当時困っていたことは？
特に無し。
課題が明確化できるレベルまで就活にのめり込んでいなかった。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
周囲よりも遅れを感じていた。
「インターンシップ参加していないけどどうなんだろう」と内心焦っていた。「本選考でがんばるか」と感じ始めた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は？
インターンシップ選考対策とインターンシップ経由の早期選考対策。
志望度が低い企業も、「熱意は無くとも内定あり」な状態にするために応募するべきだった。
04：本選考期（秋冬IS以降）
ーーいつから本選考に応募したか？
修士1年生の1月～4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
IT（主にSIer）。
自分の経験やスキルと興味にマッチしていると考えたから。
ーー何社に応募したか？
10社応募（第1志望群7社と他）、9社通過。
2月中旬にある企業から内定をいただいたため、その後選考に進むべき企業の数が少なくなった。
業界地図、企業HP（IR資料）から情報収集。選考が進んだ段階ではOB/OG訪問をした。1社につき1人、合計4人に訪問した。企業の大学OB/OGたちによるの就活サポートを受け始めた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は？
この時期は研究はお休みし、就活に本腰を入れた。主に行っていたのは以下。
①ES作成
添削は年内に就活終えた友人にしてもらった。エピソードを整理し、使いまわせるようにした。
②面接対策
面接でのアウトプットを意識した準備（質問集作成）。
③企業説明会
企業の情報を取り入れるだけでなく、企業の特徴が自分の志望動機とマッチするかなどを確認していた。今までは説明会に漠然と参加し、得られるものが少なかった。「さすがにヤバい」と思っていたため意識を変え、目的意識を持って臨んだ。
ーー当時困っていたことは？
内定を持っていなかったこと。
インターンシップをサボり気味だった結果が出た。対策としては、「まずは内定を確保しよう」と思い、1・2月の早めに始まる選考に参加した。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
第1志望群に行けるか分からない不安。
明確な第1志望企業はなかったが、志望業界には受かりたい。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は？
面接でよく聞かれる質問の回答を揃えておくこと。
活用いていたツールはnotion。文字おこしや深堀りを行った。返答集は一度揃えておくと様々な面接で応用が利くので便利。1社ごとの面接対策にかける時間が、大幅に蹴り、効率化できた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は？
早めのOB/OG訪問。
本選考直前になるとスケジュールの調整が難しいから。単純に3月になると選考との兼ね合いも入ってくるので日程の確保が難しい。
05：意思決定期
ーー意思決定の時期は？
修士2年生の4月。
ーー最終的に何社から内定を得たか？
2社。大手IT（志望度は少し下がる）とSIer（入社予定先）。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
第1志望群から内定が出て安心した。
一方で学校推薦を利用して面接に参加した企業に落ちておりメンタルは満身創痍状態だった。解決法はリラックス。とりあえず寝る、YouTubeを見て気を紛らわす、「自分を落とすなんてもったいない」というマインドでメンタルを保った。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか？
特に迷わなかった。
内定をいただいた企業の規模に差があったから。
ーー最後の「決め手」は（どうやって決めた）？
会社の知名度、年収。
ーー意思決定で困ったこと／悩んだことは？
特になかった。
強いていえば、入社予定先は親会社ではなく子会社だということ。がっつり下請けではないからいいなと思ったがグループ会社。少し気がかりだった。
ーー就活全体を振り返ると（またはアドバイス）？
①夏インターンシップに真剣に取り組む
枠が狭いから、何となくやっていると基本上手くいかない。
②先輩や友人など近しい人を頼る
友人とは同じタイミングで就活をしているから相談しにくいかもしれないが、先輩からは経験談を聞いたりするのがいいなと思う。わからないときに先輩に聞いて、やるべきことがはっきりしてうまく頼れたと思う。
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