<プロフィール>
Mさん/男性
東京科学大学/院卒
工学院
ガクチカ:学業/ゼミ/研究
内定取得先:電気・電子部品・半導体, 化学・石油・素材
入社予定先:メーカー(化学・石油・素材)
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の5~6月。
研究室の同期(7、8人)がインターンシップのES出し始めたと言っていたため。
その時点では何も開始しておらず、焦りを感じたため。
ーー何からスタート・準備したか?
①就活サービスへの登録。
研究室の先輩の紹介で、学部時代の研究室の先輩からミキワメを登録した。
他にも、マイナビ、LabBaseに登録。
学内のインターンシップ説明会で案内があったため、登録。
②研究室同期との情報共有。
自分よりも先に取り掛かっており、話を聞く心理的ハードルも低いため。
昼食を取りながら聞いた。情報源や、どういう企業に出しているか、インターンシップ締切等を聞いた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー(特に半導体)、ITコンサル業界。
大学で多少なりとも触れた分野であるため。
学部が物理工学で所属していた研究室が半導体、院では機械を研究。
半導体の売り上げがいいという情報があり、とりあえず見てみようと思った。
授業でプログラミングをしていてITの知見がある上に、友人がITコンサルに行くと言っていたため、興味があった。
この時点では強くここに行きたいというものはなく、これから40〜50年働いていく中で廃れない技術を身に着けたいと思っていた。
技術者になることが自分の価値を高めていく+既にさわっている分野で活躍したいと思っていた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
特に対策をしなかった。
全く何もしたわけではないが具体的な対策はしていなかった。
研究室と就活で8:2くらいの熱量、有名な企業のマイページ登録や、ESの設問を書いてみた程度だった。
研究や授業などで手いっぱいだった上に、就活開始と応募締め切りが重なったため多く出せなかった。
ーー応募までに困っていたことは?
就活の進め方が分からず、意欲も弱かった。
どのように情報を集めてよいかわからず、それに伴い強く興味を持てる企業や業界がなかったため。
研究をやらなくてはという気持ちが大きく、取り掛かるまでのハードルが大きかった。
友人と話していて、その子も就活についてよく分からないが進めているとのことだったのでそれに倣った。
とりあえず聞いたことがある企業に出してみようと思っていた。
キャリア相談室はあるが自分からなにかすることはなかった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
タスクが多すぎる。
研究・授業でかなり手いっぱいのところに就活が入り込んできたため。
平日毎日、学部1年生の時のようなスケジュール感だった。
自分のように学部と院で専門を変えた人はいなかった。そのため学部4年間積み上げてきたものに自力でついていかなければならなかった。
加えて、授業も4年間積み上げてきた前提であるため、難易度が高かった。
以上の理由から、時間を作ろうと思えば作れるが際限なく割けるかといえばそうではなかった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
特になし。
技術系で就活するなら研究について問われるからおろそかにできない。
そのため、語れるだけの取り組みは必要。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
①書類選考対策。
インターンシップ選考通過に直接的にかかわる部分であるため。
インターンシップの役割を誤解していた。自分は職業体験程度のものだと思っていたが、実際は選考に直接的に関わる。
日数少なくても参加すれば早期のチャンスがあると周りから聞いたが、これらの情報は9月頃に入ってきた。
正直それを聞いたときはミスったと思った。
理系院生は時間確保が難しいから、学部4年生の3月から就活を意識していた方がよかったなと思った。
②就活を本格的に開始する1年前に合同説明会などに参加しておくこと。
就活全体の雰囲気をつかみ、見通しを何となくでも立てやすくなる。
興味の方向が粗くても、決まれば意欲の増大につながる。
自分は業界や企業を知らないから意欲がわかなかったため、説明会になんとなく参加するだけでも意欲の持ち方が変わったかなと思う。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の5~6月にかけて選考参加。
9月にワーク参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー(特に半導体)、ITコンサル業界。
自分が学んできたことと関わりがあり、関心を持てたため。
ーー何社に応募したか?
7社。ESは自力で書いた。
時間を多くとれず、とりあえず知っている企業に出す形を取った。マイナビや友人から情報を得た。
1社参加(IT、2日間)。
長期ばかり出していた結果ほとんど参加できなかった。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①
インターンシップを企業側が重視していることに気が付いた。
短期インターンシップ参加者にすら早期選考の機会を渡していたため。夏休み明けた時に友人から短期間でも早期の案内があったと聞いた。
②
エンジニアでもコミュニケーションが重視されていること。
グループワークを行い、フィードバックがあったが、コミュニケーション能力に関する記載が目立ったため。ワークの中で技術的な話が直接的に出てくるわけではなかった。ある程度重視されると思ってはいたが、むしろ想像以上に円滑なコミュニケーションに対する評価が高いことを知った。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
インターンシップへの応募、参加。
参加して初めて意義に気が付いたため。
ただ適当に応募するのみではダメだった。
ーー当時困っていたことは?
選考に通らないこと。
対策が不十分であった。
不安はかなりあったが、なかなか通らないものだと聞いていたため絶望することはなかった。
夏インターンシップの時期には解決できなかった。
そもそも就活を始めた頃にエントリー締切がほぼ終わっていたため、気づいても対策不可だった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
①ただただ不安。
選考にほぼ通っていないため。
②面倒くさい。
就活自体への意欲が低かったため。この企業に行きたい、業界に行きたいという思いがなかったことが原因。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
①できるだけ多く選考に参加すること。
参加することで興味を持つきっかけになり、早期選考の機会をもらえる場合も多いため。
参加すればその後の心理的余裕が変わってくると思う。
②選考(ES、WEBテスト、面接)対策。
なるべく多くのインターンシップに参加するため。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生の10月に応募開始。
修士1年生の11月~1月にかけて参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー(特に半導体)、ITコンサル業界。
12月にはメーカーに絞った。
軸を「今後消えない産業における技術者となること」に据え、それを満たし関心が持てたのがこの業界だったため。
今はITやコンサルは文系からも行けるが、メーカーは最初に入らないとキャリアチェンジ難しいと知った。この事実は説明会で文理の割合を聞いて情報を得ていく中でふと気づいた。
そのため、転職を見据えてメーカーを考えた。
加えて、ものづくりをするメーカーの方がモチベが維持できるなと思った。
ーー何社に応募したか?
5社。
志望企業が選考をすでに開始しており、それを優先すべきと考えたため。
1月に修論の中間発表があり、成果を求められるため研究に時間を割かないといけないため、インターンシップが重要だと知ったもののそこまで労力は割けなかった。
マイナビ、友人、企業のイベント、企業説明会で情報を得た。
3社参加で1day2社、2days1社。メーカー2社、IT1社。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
業界や職種などが明確になった。
ある程度軸はあったが、体験した中でなんとなく方向性が見えてきた。
秋冬インターンシップに参加して、夏に参加すべきだったと反省。
11月終わりにメーカーに絞った。12月はじめにITに参加しメーカーがいいなと思い、1月のインターンシップで職種も定まった。
企業を選ぶ中で人はあまり重視しなかった。ITは法人、官公庁にシステム作って提供することがメインだが、システムに面白みややりがいを自分は感じられないと思った。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①選考応募。
志望企業の中で本選考開始しているものがあったため、応募した。
②ES添削。
本選考のESのみ受けた。インターンシップは選考要素強くなかった上に、先着順もあった。
夏インターンシップの結果が散々だったため、他者の目によるチェックが必要だと感じた。
キャリア相談室に添削2回頼んだ。
ーー当時困っていたことは?
企業研究を行う時間が満足に取れないこと。
この時期は企業をたくさん知って選択肢を探すべきだったが、効率の良い探し方が分からなかった。
時間が取れない理由として、研究などが立て込んでいたことがある。
研究と本選考対策に絞り、中間発表が終わってから本腰を入れようと割り切って考えていた。具体的にはESの応募、面接時提示する資料の対策をした。
面接が英語の企業もあったため単語を調べた。
周りの進捗を話す中で今どれくらい行動すればいいのかを把握していた。
気になる企業が同じ場合は情報共有していた。
12月に同窓会×キャリアセンター主催のイベント、2月頃に大学同窓会、専門同窓会主催の説明会に参加した。どれも有用だった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安。
本選考は通過しやすいという話を聞いたため、少し落ち着いた。
夏の結果がひどかった上に、秋冬も就活に十分な時間や労力を割けたと思えていなかったため。
ーーこの期間の内定は?
半導体メーカー(12月)。
書類、面接1回。
志望度はかなり高い。
早めに開始していたが、通常の本選考を受けた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
本選考への参加。
早めに経験が積めるため、その後に活きる。
自分が何をしたいか悩むことが無駄にならなかった上に、自分自身や企業についての知見を深められた。
その結果、面接の回答に説得性を増すことができた。
内定が獲得できた場合は、精神的・時間的余裕が得られるため、その点でも有利。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
現実的にできることはやったと思う。
もう少し早く、3月頃からインターンシップ選考にエントリーすればよかったと思う。
インターンシップの対策をすれば選択肢広がったなと理想としてはあるが、結果論としてはこの時期の後悔はない。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の11~3月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー(特に半導体)、IT業界(12月以降はメーカーに絞った。)
軸を「今後消えない産業における技術者となること」に据え、それを満たしかつ関心が持てたのがこの業界だったため。
ーー何社に応募したか?
5社(1社IT、夏インターンシップ経由、とりあえず出した)、その他はそこそこ志望度高かった企業。
比較的早い時期に内定を得られたため、多くは出さなかった。
各社のイベント(マイページからの案内、説明会)や学内説明会で情報を得た。
4社書類通過。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
すでに内定した企業へのOB/OG訪問。
最終的な入社先を考えることも見越し、自分の軸の最終確認の意味も込めて広く業界を見直そうと考えたため。
ビスリーチ・キャンパスのOB/OG訪問機能を活用。
内定後から利用し、行きたい企業に訪問した。
OB/OG訪問を2回行った。
ーー当時困っていたことは?
特になし。
最終的な職種をどうしようとは悩んでいた。
選択肢として増えた時に内定先より行きたいと思うようなところに応募していた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
内定が得られた安堵と最終的な選択に関する悩み。
インターンシップで出遅れている自覚があり不安を感じていたため。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
本選考への参加。
最終的に重要なのは本選考の結果であり、早くから参加すれば経験値が積めるから。
加えて、内定が得られれば余裕が生まれる。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
修士1年生の3月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
3社。半導体メーカー2社、化学メーカー1社。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
今後のキャリアを考えたときにどのような選択をすべきか悩んでいた。
将来のことが全てわかるわけではないため、どのように判断をすべきか固まっていなかったから。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
化学メーカーと半導体メーカー。
職種(回路設計)は共に希望通りで、その上で両方ともに魅力を感じていたため。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
化学メーカーの方が今後のキャリアの可能性を広くとれると感じた。
組織の大きさやポジションの種類の多さで考えた。
加えて、転職者を募集しているかどうかを確認した。もう一方の内定先は転職できるため、後に行きたくなったら転職もありだと思った。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
①どのように情報を収集するか。
解決策としては、内定企業のうち重視している違いを洗いだし、質問したい事項を絞った。
そして、企業の方にコンタクトを取って話を聞かせていただいた。
OB/OG訪問やイベントでお会いした社員の方にコンタクトを取った。
②何の情報から判断するか。
企業を評価する経験がこれまでになく、自分の希望を固めきっていなかったため。
OB/OG訪問を通じて自分の中で重視すべき軸を再確認した。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
インターンシップの重要性は認識すべきだった。
一方で上手くいっていなくても悲観しすぎないことも重要だと感じた。
悲観しても次につながらないため、とにかく頑張るしかない。
結果どうにかなったものの乗り遅れた感は否めず、それでもどうにかなったのは運が良かったのもある。
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