＜プロフィール＞
Aさん／女性
早稲田大学／学卒
文学部心理学コース
ガクチカ：学生団体幹部
内定取得先：ITコンサル, シンクタンク・リサーチ, SIer
入社予定先：IT・通信（SIer）
＃IT ＃SIer ＃のほほん就活
01：就活スタート（準備）期
ーーいつから就活を開始したか？
学部2年生の3月最終週。
それまでコンサル業界には全く興味がなかったが、「コンサル向いてるんじゃない？」と先輩に言われ、嬉しくなったのがきっかけ。自分は学生寮の先輩が就活を遅くから初めて失敗していたのを間近で見ていたので反面教師にして早くから始めた。
コンサル業界は選考が早いことを知り、焦って始めた。外資就活とかを見ていた。コンサル全般、選考が早いところを見ていた。
ーー何からスタート・準備したか？
①就活サービスへ登録した。
具体的にはビスリーチ・キャンパス（内定をいただいた会社からスカウトが来た）、外資就活、マイナビ（正直あまり活用しなかった、マイナビ経由してもあまり意味ない気がしたので）。
②業界一覧や業種一覧をみた。
③いろんな企業のESの設問を書いてみて、親に添削してもらっていた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
コンサル、観光、エンターテイメント、広告業界。
学部2年生の冬に、23卒用の1dayインターンシップに参加していた旅行代理店にもともと興味があったが、興味範囲が広かったため、とりあえず業界は絞らずに就活したかった。
観光、エンタメ、広告は先輩が内定したり、生活の中で何かしら関わることがあったりして身近に感じていた。コンサルは周囲の人と就活について話すうちに人気な業界であることを知った。選考途中でDX・ITコンサルにも興味を持ち始めた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は？
①自己分析
インターネットにある自己分析シートを使った、親や寮長同士で深堀質問とかをしていた。自己分析ができていないと、後々困ることがあると聞いたので集中して行っていた。
②ES祭り
添削してもらってたのは親とたまに先輩。当時は「数打ちゃ当たる」と思っていた。4、5月で8社程度のESを書いた。
③ケース・フェルミの練習
東大本を読んでそのあと壁打ちをしていた。コンサル業界はケース面接など特有の過程があるが、あまり自信がなかったから。週に3、4時間程度の時間をとって進めていた。
ーー応募までに困っていたことは？
周囲はどれくらい就活を進めているのだろうという不安。
寮やゼミで、「就活の話が禁忌」になっているような空気感があった。就活は始めたときは特にセンシティブな内容だから周りに聞きにくかった。そのため何社のインターンシップに応募すればいいか分からなかった。
くよくよするより手を動かした。自分が社会人として本当に働きたいところだけにESを出すようにした。
結果として、出さなきゃいけないESが多過ぎた。特に面倒だったののは広告系のES。企業独自の設問が多く使いまわせなかった。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
とにかく不安。
自分をとってくれる会社は果たしているのだろうか。WEBテストの攻略法も分からない。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は？
自分が没頭できることをしていたこと。
学生寮の寮長の仕事に没頭していたのでガクチカでうまく話せるようになった。何か好きなことに没頭していると、いざESを書くとなった時に言語化しやすい。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は？
余裕があるうちに、自分の将来について考える時間を持っておくこと。
就活関係なしの自己分析をした方がいいな、と思う。急に就活をしようとすると、自分の意思よりも、周りのペースに合わせてしまう。いわゆるレールに乗った人生しか送れなくなる。
02：夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか？
学部3年生の6月から。9月ごろまで。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
コンサル、メーカー、エンターテイメント、広告業界。
観光業界は仕事内容が自分に合わないかもと思い、候補から外した。
その代わりに文具メーカーのワークプレイス事業に興味を持った。また尊敬する先輩の影響でなんとなく広告代理店に憧れていた。
ーー何社に応募したか？
8社。
あまり多く出しても自分が混乱してしまうような気がしたから。また、7月に内定が1つとれていたのも大きかった。
ーー夏インターンで体験／知れたことは？
企業が取り組んでいる事業内容は違うように見えても、やることは似通っていると思った。
要件定義して企業に対して価値を提供するのはコンサルでも広告代理店でも同じ。どの企業も社会や人のために、他者と協働している。だからこそESでなぜ○○社を志望するのかと問われる際に差別化が難しい。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は？
とにかく規則正しい生活。
インターンシップは9時から始まることが多いので自分を律しないといけないと思い、頑張った。日付変わる前に寝て、7時くらいに起きていた。ルーティーン化すれば自律神経も整い、頭の回転も速くなる。もともと不規則な時間に勤務するバイトをしていたが就活を通して生活リズムを整えるようになった。
ーー当時困っていたことは？
寮生の研修旅行で大分に行ったとき、生の鶏肉レバーを食べて胃腸炎になってしまったこと。胃腸炎状態でインターンシップに参加した。休んだら優遇漏れが起きる可能性があるので、「パワー！」で参加した。体調が悪いときは要所でタクシーを使うべし。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
ちょっと楽しいかも。
インターンシップのワークがうまくいったときや社員さんから評価されているときに感じた。企業側から自分が認められている気がした。
ーーこの期間の内定は？
コンサル会社。
安心。とりあえず就職浪人はしないな。この内定で慢心せずに、いろんなところを受けようと思った。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は？
とりあえず心の安心材料をもっておくこと。
落ち着いて自分が本当に行きたい企業だけにESを出すことができる。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は？
常に120％の力を力を出すこと。
例えばインターンシップは評価される場だから結果を求められている。「常に自分の120％！」を意識。SIerのインターンシップでも「コーディングできない」「ITわかんない」とか嘆いていても意味がない。結果を出す。
03：秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか？
学部3年生の10月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
大手広告代理店。
夏のインターンシップが個人的にかなり上手くいったし、そこが第1志望でもあったため、あまり多くESを出さなくても良いかなと考えていた。
ーー何社に応募したか？
1社。
夏インターンシップ面接で落とされたリベンジだったが結局秋でも落ちてしまった。広告業界に行きたい人は「広告第1志望」を明言した方が良い。
ーー秋冬インターンで体験／知れたことは？
参加していない。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は？
特になかった。
ーー当時困っていたことは？
1社しか受けていなかったので特にない。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
行きたかった広告代理店のインターンシップ選考に落ちて落胆していた。
夏も秋も書類は通ったのに、最終面接で落とされた。特に「広告業界は他にどこを見ていますか」という質問に対して、御社の社風が自分に合っていると思うから御社しか受けていないと言ったら落ちた。ちゃんと広告に対する強い思いを伝えた方がいい。
04：本選考期（秋冬IS以降）
ーーいつから本選考に応募したか？
学部3年生の12月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
ITコンサル。夏インターンシップがとても楽しかった。
ーー何社に応募したか？
1社。その時点での第1志望だったから。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は？
OB/OG訪問をたくさんした。
企業とのミスマッチを防ぎ、企業に志望度が高いことをアピールするため。インターンシップでお世話になった社員さんに興味のある方々を繋いでもらった。面接で具体的な話ができるようになるし、自分の志望動機を深掘ってくれる。
ーー当時困っていたことは？
特になし。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
早く就活終わるといいな。
さっさと終わらせたい！自分が満足いくような夏インターンシップ結果だったので、これ以上頑張っても間延びしてしまう気がした。スパッと決めたかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は？
「徳」を積んでおく。
普段のごみ拾いからビジネスメールのマナーまで細心の注意を払う。まわりまわって自分に返ってくる。おかげで第1志望企業の社員さんからも「うちの会社っぽいね」って言われることが多かった。ビジネスメールのマナーをちゃんと心得ていたからかもしれない。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は？
ここで油断するのではなく、もっと他の企業も見ておく。
万が一最終面接で内々定がいただけなかった場合のためにストックがあると良いのかな？と今では思う。プランBとしてメーカーとかも見ていた。
05：意思決定期
ーー意思決定の時期は？
学部3年生の1月。
ーー最終的に何社から内定を得たか？
2社。コンサルとSIer。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
やっと終盤に入ってきた～！
就活を意識したのが早かったからこそ、終わるのも早いのかなと思った。第1志望だったから内定をもらった時点で就活をこれ以上続ける理由がなかった。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか？
迷わなかった。
ーー最後の「決め手」は（どうやって決めた）？
インターンシップで感じた社員の方々の雰囲気。
コミュ力高い人が多かった。ちゃんとベンダーさんをまとめる力がある人が多い。社員訪問で働いている人に対する解像度が上がっていった。
ーー意思決定で困ったこと／悩んだことは？
迷わなかった。
ーー就活全体を振り返ると（またはアドバイス）？
後悔はない。自分のペースでのほほんと頑張れた。
周りとあまり比較しなかったことが吉と出た。自分が行きたいところに出してそのまま内定を得ることができた。他人と比較しても良い事はないし、自分の良さを最大限発揮するためには自分を大切にする必要があると感じた。
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