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就活生が語る

【九州大学_システム生命_就職活動体験記】OB/OG訪問が功を奏す!忙しい理系院生が医療機器メーカー内定に成功するまでの道のり

5つの時期ごとの過ごし方がわかる「時期別×体験記」。理系院生は研究がある中で就活を行う。そのため就活に力を割ききれないのはNさんも同じだった。そこで、行きたい企業に絞って選考を受けた。少ない企業を受ける中で、絶対内定出来るように頑張ったのは企業研究だった。少ない選考数でも確実に内定出来るように対策したNさんの企業研究のノウハウとは。

目次

<プロフィール>
Nさん/女性
九州大学/院卒
システム生命科学府
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, アルバイト, 体育会, 部活動, 部長・副部長

内定取得先:日用品・インテリア, 医療機器メーカー
入社予定先:メーカー(製薬・医療)




01:就活スタート(準備)期

ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の5月。
大学主催の合同説明会に参加したことがきっかけ。
研究室の同期が「企業研究などから進めておかないといけないよね」と話しており、就活を続けていた先輩方からも、早めに始めた方がいいとアドバイスをもらったので始めた。


ーー何からスタート・準備したか?
業界研究・企業研究から始めた。
自分自身知っている企業は有名企業のみだったので、まずは業界地図を見てどのような企業があるかを知る必要があると思ったので、ここから始めた。

この時点で技術職に進むことを決めていた。

業界についてまとまった書籍や就活サイト(マイナビ、リクナビ、ワンキャリア)、インターネットなどから情報を得た。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー(製薬、医療機器、化学、食品・飲料)。
ものづくりに携わりたい、たくさんの人に影響力のある仕事・企業がいいと思ったから。

メーカーの中でこの5つを選んだ理由は、理系職なら自分の専門に被るものを受けるべきだと考えて、専門に被る製薬や飲料食品、化学などを選択した。

細胞生物学を専門で研究しており、生殖細胞の研究を行っていた。直接的に専門性が活きるとは限らないが、生物の知識が活きる業界は上の5業界なので志望業界に挙げた。


ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①大学主催の合同説明会参加と企業のセミナー参加
幅広い業界や職種を知るために、上記のことを行った。企業セミナー参加は週1、2回程度。

②自己分析
先輩方から自己分析を入念に行わないと面接やESで有効な回答ができないと言われたので、そこから始めることにした。
ESの課題がないうちにできることをやった。

この時期の自己分析は自分史を作ろうとした。しかし、1人で作ろうとしたので、あまり進まなかった思い出がある。

夏インターンシップが始まる前には自己分析を週1、2回行った。


ーー応募までに困っていたことは?
業界を絞れなかったこと。
幅広い業界の企業にマイページ登録、セミナー参加したので、自分は何がしたいかわかっていなかったこともあり、興味のある業界や企業が多く、絞り切れなかった。

解決策としては、当時研究に熱が入っていたことや、企業によって出される課題の重さも違うので、夏インターンシップ時に向けて、より自分の研究内容に合う企業を探すなど、取捨選択して出す企業を選んだ。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
研究と両立しながらゆっくり進めていきたい。
夏は学会等が忙しく、研究にも時間を割かないといけないので、あまり就活だけに時間を割けなかったため。


ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
業界研究。
”理系なら理系職種”という考えにとらわれず幅広い企業を知ってほしい。

業界を絞らずに様々な企業を見ることで、人気企業だけでなく、自分の知らなかった企業を知ることにもつながるので、業界研究は絞りすぎずやってよかった。


ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
自己分析をある程度進めておくこと。
自己分析を進めていたものの、ESを書く時までに仕上げられなかったので、内容として薄いものになってしまい、結局ESを書くのに苦労したため。




02:夏インターンシップ期

ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の6月から。
修士1年生の6〜9月にかけて参加した。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー(製薬、医療機器、化学、食品・飲料)、SIer。
ITは友人が受けていた影響で少し受けるか検討した。メーカーに関しては、準備期にセミナーに参加し、興味を持った企業のインターンシップに参加しようと考えた。


ーー何社に応募したか?
12社。
研究もあったので負担になりすぎない程度に取捨選択した結果、このくらいの数になった。

インターンシップに関する情報はセミナーやマイページで確認した。
2社通過。化学メーカーと製薬企業。


ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①グループディスカッション(以下GD)の難しさを知った。
グループワークの内容としては、化学メーカーは新しい商品を予算、値段などすべて勘案して新商品開発のワークを行った。
理系職で応募したが、その企業は研究職が上流から下流まで商品の開発に携わるので、その経験としてこのようなワークを行った。

グループワークはファシリテーターや書記など役割が分かれることを知らなかったので、グループワークにそもそも慣れておらず、危機感を覚えた。

②ほかの就活生の優秀さを知った。
同じグループでワークを行った就活生に話を聞いたところ、自分よりインターンシップに参加している企業数が多いことなどから、他の就活生の進度の早さを知った。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
ESの添削を受ける。
面接練習はあまりできていなかったが、ESは研究室の先輩に見てもらっていた。
研究室の中で2年生が就活を支援する文化があったので、出すESは全部添削してもらった。


ーー当時困っていたことは?
①ES通過率の低さ
ESの添削は受けていたものの、人によってアドバイスが違うので、自分の中でアドバイスをまとめきれず、書類で落ちることが多かった。

②自己分析が甘かったこと
自己分析が甘かったのがES落ちの理由だと感じ、まずは自己分析を深めるところからやり直さなければならないと痛感した時期だった。

夏時点では解決しなかった。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
研究を優先していたため、他の就活生に置いて行かれているのではという不安があった。



ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
研究を怠らないこと。
研究概要書を充実させられるし、研究に関する質問にも答えられるため、理系職種、特に研究職なら研究を進めることも大切。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
①GDに慣れておくこと。
ワークの中で、自分はあまり発言できなかったり、議論に置いていかれたりしたので、回数を踏む必要があると感じた。

②SPIなどのテスト対策。
テストセンターでのSPIは、いつもの環境と違う場所で行っていることや、テストの形式的にも苦手意識があったので、場数を踏む必要があると感じた。




03:秋冬インターンシップ期

ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生の10月。
修士1年生の10月から12月にかけて参加した。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー(製薬、医療機器、化学、製紙)、SIer。
夏に出していた食品・飲料はESを書く中で、1つの商品に着目して興味を持ったことがないと思い、あまり興味がないと気付いて出すのを辞めた。

製紙業界は先輩が就職しており、思いの外生物の知識が活きる点に魅力を感じた。

SIerは夏に出せなかった分、秋冬で参加しようと思い、ESを出した。


ーー何社に応募したか?
3社。製紙メーカー、製薬企業、SIer。
この時期に大きな学会があったのでそちらを優先したことと、夏に沢山出しても通らなかったことから、興味がある業界に絞って受ける必要があると思い絞った。

インターンシップに参加する前の情報は、マイページやセミナーから集めた。秋の時期はIRなどを読んでいる時間がなかったので、そこまで深く企業研究はしていなかった。
2社通過。SIerと製紙メーカー。


ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
①他の就活生との差を感じた。
夏よりもGDでのパフォーマンスなどに磨きがかかっていたので、置いていかれていると感じた。


②SIerの3日間のアプリ開発ワークに参加して思ったことは、グループで働く中で、リーダーが全員の作業を指示しながら逐一社員に報告していく点が時間に追われる働き方に感じた。

時間にとにかく追われている働き方は、自分が思う働き方ではないと思い、あまり合わないと思った。加えて、社員の雰囲気もあまり合わなかったので本選考では受けないと感じた。


③製紙メーカーでは新商品開発ワークに参加した。
社員がグループに参加していたので、落ち着いた雰囲気でワークを進められた上に、親身にワークの内容に向き合ってくれたところが好印象だった。本選考も受けようと考えた。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①キャリアセンターの活用
大学のキャリアセンターで相談に乗ってもらったり、面接練習をしてもらった。
利用しようと思った理由としては、研究室の先輩だけに頼るのは良くないと思った上に、就活の専門家である職員の意見が聞きたいと思ったから。


②OB/OG訪問
OB/OG訪問は行きたい企業をかなり選んでいたので、自分の第1志望の医療機器メーカーや、化学メーカー、製紙メーカーにOB/OG訪問をしていた。
自らビズリーチ・キャンパスを用いて、自分の行きたい企業の社員さんに向けてOB/OG訪問を依頼し、たくさん面談した。

最後まで業界は絞らなかったので、企業の中での働き方や社員の雰囲気で判断しようと考えて、OB/OG訪問をしていた。

OB/OG訪問はすべての企業合わせて合計10人行った。


ーー当時困っていたことは?
①他の就活生よりもインターンシップや面接経験が少なかったこと。
秋冬のインターンシップに参加し、周りのレベルと自分のレベルの違いを痛感したので、今後経験の差が本選考に関わるのではと思い不安だった。

②第1志望の企業のインターンシップに参加できなかったこと。
秋冬時点で今の入社予定先が第1志望だったが、夏に落ちた時点で秋冬インターンシップに参加できなかったので、その分セミナーに参加したり、IRを読み込んだりして本選考に向けて準備した。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
焦りが大きかった。
第1志望のインターンシップに参加していないことと、インターンシップの参加回数が少ないことから、焦りを覚えていた。

インターンシップを通じた社員や就活生同士のつながりもなかったので、今後どうするべきか迷っていた。



ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
OB/OG訪問。
最初の面接ではかなり緊張していたが、企業の社員さんと話すことに慣れていくことで、面接で過度に緊張することがなくなった。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
もう少し早く研究から就活にシフトして、ESを出せばよかったかもしれない。

秋冬は3社しかESを出していなかったが、ESを書く回数を重ねることで自分自身の理解も深まるし、ESの形式にも慣れる。




04:本選考期(秋冬IS以降)

ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の12月から2月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
医療機器メーカー、製紙メーカー、化学メーカー。
3業界に絞ったというよりは、企業として魅力を一番感じるところを選んだ。

そのため、3業界から1社ずつ選考を受けた。もちろん競合他社を調べたが、1社しか受けてない理由を自分なりに説明ができるように準備して面接に臨んだ。


ーー何社に応募したか?
3社。
自分のホントに入りたい企業に厳選して3社になったから。

受けたい企業だけでなく、競合他社のIR資料も読み込んで、企業の強みなどを知りESや面接に臨んだ。
書類3社通過。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
面接対策。
書類が通った後に面接2回、3回とある中で、自分の軸がぶれないように、伝えられるようになる必要があると考え、今まで経験が薄かった分、力を入れた。

具体的には大学のキャリアセンター職員と模擬面接をした。他にも、エンカレッジのメンターには模擬面接、ES添削を受けた。
面接練習は週3、4回。


ーー当時困っていたことは?
面接練習やES添削で、相談した人のアドバイスがバラバラで、どのアドバイスに頼るか悩んだこと。

最終的には自分が一番いいと思うものを選んでいこうと思ったので、自分にとって一番納得のいくアドバイスを採用するようにしていた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
第1志望の企業に欲しい人材と思ってもらえるか不安だった。
本選考までにOB/OG訪問で何度も面談したが、求められる人物像は多様な人材という風に言われ、逆に指針がないと感じて困った。

そこで、自分らしくありのままを伝えてアピールすることを意識していた。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
逆質問で、自分だけのアピール方法を見つけること。
私は企業のセミナーで紹介されていた元CEOの方の著書を読んで、そこから質問した。

面接官は毎日何人も面接してるから、他の人が知りえない情報を知っていることをアピールすることで、差別化につながると考えたため。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
もうあと何社か本選考にチャレンジするべきだったと思う。
他の人に比べてエントリー数が明らかに少ないが、夏インターンシップ時に諦めてしまった企業に再チャレンジしても良いと思ったため。




05:意思決定期

ーー意思決定の時期は?
修士1年生の3月。


ーー最終的に何社から内定を得たか?
2社。製紙メーカーと医療機器メーカー。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
内定をもらえてほっとした。


ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
製紙メーカーと医療機器メーカーで迷った。
どちらの企業も自分に合う社員の雰囲気や働き方で、業界も全然違うので、どの点で判断すべきか迷った。


ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
①自己成長できる環境があるか
自己成長は就活の軸の1つだった。就職して終わるのではなく、就職して自分にない知識やスキルを身に着けていきたいと思っていたので、それに合致する方を選ぼうと思った。

②社員の方々から自分の仕事に対する情熱を感じるか
仕事の熱意は、指示されたことをこなすのではなく、社員が思いを持って仕事をしてる職場はやりがいを感じられそうだと思ったので、判断軸にした。


ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
勤務地が地元から遠いこと。
勤務地にこだわらず就活をしていたが、実際決まると実家から遠いことがネックになったり、両親からも心配されたりしたので不安だった。
何とか両親を説得して納得してもらった。


ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
悔いはない。強いて言えばもっと早くOB/OG訪問を始めたり、就活コミュニティに多く参加していれば、もっと別の企業が見つかったんじゃないかと思う。

最初に業界研究をしていた時は広く見ていたつもりでも、かなり業界を狭めて就活を進めていたので、より広く業界を見ていれば違う道もあったかもしれないと今は思う。





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