<プロフィール>
Yさん/男性
大阪大学/院卒
工学研究科環境エネルギー学専攻
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, アルバイト, サークル, 大学での活動/プロジェクト, 資格取得, 趣味、習い事
内定取得先:デベロッパー, ハウスメーカー・住宅設備
入社予定先:不動産・建設(ハウスメーカー・住宅設備)
#デベロッパー#地方創生
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の4月。
研究室の先輩からの就活講座を受けた。どのように就活を進めていくかであったり、今から就活をする上で、どのように動くべきかなどを教えてもらった。
就活の早期化もあり、研究室の人も始めていたり、周りも動き出したから始めた。
ーー何からスタート・準備したか?
①就活サイトに登録
とにかく、多くの企業の情報を仕入れるために登録した。マイナビ、ビズリーチ・キャンパス。
②就活イベントの参加
マイナビの合同説明会に1回参加、ビズリーチ・キャンパスでグループディスカッション(以下GD)選考対策に参加した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
デベロッパー業界、航空・鉄道。
専攻にかかわる分野であり、まちづくりに関わりたいから志望していた。具体的には都市計画や、土木といった領域。
航空はパイロットを目指していたので受けていた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
上に挙げた3業界を中心に調べつつも、他にどのような企業があるのかを探索した。
自分がやりたいことができる会社はどこかを調べるため。基本的にまちづくりを軸にして、地方の開発や、海外の開発に力を入れている企業を探した。
主にインターネット上の記事を見て調べていた。生活における4割ほどは就活に割いていた。残りは研究が3割くらいで、アルバイトが3割くらいだった。
ーー応募までに困っていたことは?
特になし。
漠然とまちづくりに関わりたいという思いはあったが、具体的に何がしたかまでは固まっていなかったので、その方向性で進むかが確定していなかったため、あまり悩んではいなかった。
この時期はとにかくたくさん会社を知ることから始めた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
まだ就活への意識は低かった。
結構時間を割いて対策などはしたものの、何をすることが正解なのかがわからなかったから、意識はあまり高くなく、単に時間を費やすだけな時だった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
GD対策。
この時期だと予約が取りやすく、周りのレベルがそこまで高いわけでもないので、まだ練習に参加しやすい。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
ESの添削をお願いしておけばよかった。
自分でやると精度が低い上に、先輩や社会人ではなく同期と添削していたので、就活を経験している人に見てもらうべきだったと感じる。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の6月から。
修士1年生の6〜9月にかけて参加した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
デベロッパー業界、航空・鉄道。
スタート期と変わらず、まちづくりに関わりたいからこれらの業界を受けた。
ーー何社に応募したか?
20社程度。
実際に出したのはデベロッパーのみ。大学の研究室の先輩から情報を得ていた。1dayも含めたら、7社くらい参加した。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
デベロッパー業界への選考がとても厳しい戦いとなること。
いざ参加してみるとよく話す人が多く、コミュニケーション能力の高い人が多い印象だった。1つ街を舞台に、その街にどのようなテナントを入れて開発していくかをグループで考えるワークが中心だった。
厳しい戦いになると考えた理由として、複数日程のインターンシップにほとんど参加できなかったことが理由である。複数日程の方が選考の優遇はつきやすいものの、あまり多くは参加できなかった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①自己分析
この時期は自己分析の本を読んで、過去から現在までのモチベーショングラフや、何に自分は取り組んだかや、ガクチカの種を探すこと、どのようなことに自分は力を入れてきたかなどをまとめた。自己分析を深めることで、王道質問がされたときに話す内容を自己理解するために行った。
②企業研究・建物見学
主にネットで情報を集めて、秋冬で他の就活生と差別化できるように、就活サイトだけでなく様々な企業のプレスリ金融を読んだ。建物見学は本格的には行っていなかったが、インターンシップを通じて見学することはあった。
就活に1日3時間程度時間を割いていた。自己分析2時間、企業研究1時間程度行った。
ーー当時困っていたことは?
ESがなかなか通らなかったこと。
就活経験者に添削をあまりお願いしていなかったから、ESの様式通りに書けているかであったり、求められていることが書けているかが不明確だった。
この時期は解決できなくて、秋から力を入れていた。秋からは先輩やOB/OG訪問を通じてできた社会人の方とのコネクションを頼りにES添削をお願いした。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
どこかしらの企業には行けるだろうと考えていたため、就活はなんとかなるだろう精神だった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
①インターンシップに参加すること。
1dayでも参加することで、企業理解につながるため。
②自分に足りないものを見つけること。
就活についていろいろと挑戦してみることで見つけていくことができた。ESもWEBテストも経験しないと自分は何がだめで何をするべきかがわからない。そもそも経験しないとどのようなものかもわからず、GDなどはいきなり本番にもなりかねないので、早めに経験してよかった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
ES添削とテストセンター対策。
WEBテストだと通ることが多かったが、テストセンターの時に落ちてしまうことが多かったので、テストセンターに何度も通う必要があると思った。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生の9月から。
修士1年の9月から12月にかけて参加した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
デベロッパー業界、航空・鉄道。
まちづくりに関わりたいから。鉄道は夏に出していなかったので、出すことにした。航空はパイロットへのあこがれから、秋の本選考スタートに際してエントリーした。
ーー何社に応募したか?
20社程度。
秋冬は夏インターンシップに落ちてしまったところにリベンジしつつ、鉄道など夏出せなかったところにも出した。
情報収集としては、インターネット上の情報を頼ることもあったが、主にインターンシップにて出会った人と情報共有をした。
10社くらい参加した。デベロッパーとゼネコン、鉄道に参加。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
それぞれの業界のインターンシップに参加することで、デベロッパーやゼネコン、ハウスメーカーのまちづくりの特徴を理解してきた。
まちづくりのワークでも、デベロッパーは都心とアイデア出しの方針、ゼネコンは全国展開だが、どちらかというと施工管理を含めた土木職の雰囲気。ハウスメーカーは倉庫やマンションなどを作る点でデベロッパーに似てるが、地方開発をしたり、地方にホテルを作ったり、海外の住居メーカーを買収し世界に事業展開をしている点から、家を作っているだけではないと知った。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
OB訪問を行っていた。
直接社員と会うことを優先するようにして、興味のある企業1社につき5件程度面談した。現場社員の人は生の情報を持っているので、多くの就活や、企業の情報を手に入れるため活用した。
具体的にはオフィスのことや、1日のスケジュールなどを対面で会う人に聞いた。オンラインでは社員の雰囲気や業務内容など、一般的な質問をした。月に2人程度面談していた。
ーー当時困っていたことは?
面接でうまく回答ができないこと。
面接が苦手で、当時は深堀質問に対応できなかった上に、ガクチカなどについての答え方が確立しておらず、回答方法について自分自身の理解も少なかったから、面接対策に困っていた。
解決策としては、とにかくアウトプットするようにしていた。具体的には友人と模擬面接を通じて回答練習をしていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
早期選考に乗っていた企業もあり、早期選考対策を怠っていた。
早期選考対策で具体的に何をするべきかが決まっていないまま選考に参加している状況だった。早期選考でガッツリと面接的な感じではなかったため、自分らしく振る舞っていたら落ちてしまうことが多かった。
面談という形式でかなり緩く話していたこともあり、自分らしさのアピールが足りなかったことが敗因だと感じる。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
ESを「完成に近づけた」こと。
添削を受けて本選考でも通用するくらいのものを仕上げたので、後々楽になったから、この時期に本選考でも使えるレベルでESを仕上げると良い。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
この時期もテストセンター対策を行っておくべきだった。
テストセンターは点数が使いまわせるので、早めに完成させておくことで、後々楽ができる。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の2月から6月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
デベロッパー業界、航空・鉄道。
スタート期から思いは変わらず、まちづくりに関わりたいから志望した。
ーー何社に応募したか?
40社程度。
デベロッパー業界の内定者数は少なく、とにかく多くの会社に出そうと考えたので、インターンシップの時よりも多くエントリーした。マイナビのスカウト機能などを活用した。具体的には、自分からエントリーするだけでなく、スカウトで来た中堅デベロッパーにもエントリーするようにしていた。
書類は25社くらい通過。今までで1番通過率は高かった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
SPIテストセンター対策。
テストセンターの形式的に、一般的なSPI高得点の指標ラインに到達していなかったから対策した。テストセンターを受けられる興味のないメーカーなどのSPIで練習し、とにかく量をこなした。5社くらい受けたら納得のいく得点率に辿り着くことができた。
ーー当時困っていたことは?
2次面接以降の志望動機やキャリアプランなどの回答がうまくできないこと。
企業によって力を入れている事業は異なり、企業に自分のやりたいことを寄せて話していたが、面接の機会が多かった分具体的にどのような業務を行っていて、自分自身が何をしたいのかをまとめる時間がなかったため、そこの不一致で落ちてしまうことも多かった。
そのため、志望度が高い会社のみ、しっかり準備して一貫性がある回答を心がけた。どの企業も同じ熱量で対策することはできないので、取捨選択して選考を受けるべきだと思った。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
どこが自分を雇ってくれるのか不安であった。
早期選考で第1志望に落選したことと、パイロット試験で後半の選考である身体検査まで進んだのに落とされたことで、内定がないことによる不安が大きかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
2次面接以降の回答がうまくできるようにすること。
1次面接などは、この時期には仕上がっていると考えているため、より面接の腕を上げる必要があると考え、2次面接以降の精度を上げることを意識した。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
なぜこの会社なのか、この質問に回答できるほど業界を研究できていればよかった。
インターンシップに参加できなかったため、この会社でなければいけない理由を作り出すのが難しかった。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
修士2年生の6月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
2社。
ハウスメーカーのデベロッパー職と、鉄道業界。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
とにかくデベロッパーの業務に携わりたい気持ち。
地方の開発と海外の人と関わる仕事がやりたいという軸があり、地方の活性化など自分のやりたいことに直結しているのは入社先だったため。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
なし。
デベロッパー業務に直結する企業は1社しか内定が取れなかった。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
業務内容、給与、人柄、人事の対応。
人事の対応については、入社先は特殊な形で内定をいただいたため。最初は事務職の早期選考で内定をもらったが、内定を一旦辞退して一般選考でデベロッパー職に挑戦することを了承してくれたり、インターンシップでかなり対応が良かったことがある。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
デベロッパーとして一生生きていくことが本当に自分がやりたいことなのかをずっと考えていた。
業界理解が深まるにつれ、業務をずっと続けていくことが楽しいのか、何度も感じた。実際やる仕事としてはステークホルダーとの合意形成など、泥臭い業務が多いので、自分のやりたい企画などの業務が中心ではない点から、長く続けられるかは不安である。
今の思いとしては一旦、デベロッパーとして働いてみる。あとは、パイロットの試験が29歳まで受けられるのでそれを受け続ける。操縦などものを動かすことが自分の中で一番好きなことであり、自分の長所が活きると思うので、パイロットは挑戦し続けたい。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
企業は早期選考で人数を確保してしまい、乗り遅れると相当優秀でない限り雇ってくれないと感じたから就活開始時(4〜7月)に全力を注ぎ、早期で勝ち取ることが現代の就活における正解なのかなと感じた。そのため、早いうちから就活に取り組んでおく必要があると感じた。
ハウスメーカーのデベロッパーは主に地方の開発に取り組んでいる。大手デベロッパーは都心中心に開発を行うが、多くのステークホルダーが絡む分時間がかかる。
1つの事業が竣工するまでに10年単位で時間がかかるので、その間に転職してしまう人も多い。
しかし、ハウスメーカーは道の駅を中心に外資系のホテルを誘引し、高級志向の外国人のインバウンドを目的に開発を行う。
地方は都心に比べステークホルダーが少ない上に、地方創生はかなり注目される分野なので、規格の実行までも比較的早く、日本の秘境を知ってもらう新しい事業に関われる点でも魅力的だ。
鉄道会社も受けたものの、駅街空間の開発に関われるようになるためには、駅員を経験しなければならない。そのため、デベロッパーとして関われるようになるまでに時間がかかるので、入社は決めなかった。
鉄道も街づくりに関わるといわれているが、基本的には駅周辺に限られる上に、希望するすべての人が関われるわけではないので、街づくりがしたい人にはあまりお勧めしない。
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