<プロフィール>
Hさん/女性
一橋大学/学卒
法学部法律学科
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, インターン
内定取得先:新聞・出版・印刷, プラントエンジニアリング
入社予定先:不動産・建設(ゼネコン・建設・建築・土木)
#法務部#法学部#一橋大学
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部2年生の3月。
「就活早期化」の文字をネットで見て始めようと思った。
納得できる内定を取るためには早く動くべきだと思ったから、この時期から始めた。
ーー何からスタート・準備したか?
①就活サービス(マイナビ、ワンキャリア、ビズリーチ・キャンパス)登録
就活をする上ではとりあえずマイナビ、というイメージがあったから登録した。他のサービスはこの時期知らなかった。
②マイページ登録
興味のある企業の情報を入手したかったから合同イベント経由で各企業のマイページに登録した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー、重工業、IT。
メーカーは法務採用が多かったから。重工業とITはなんとなく興味を持てたから受けた。
企業法務については企業法務系のゼミの中で、ゲーム業界等の法務部就活をしていた先輩からのアドバイスや、合同説明会で知った。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①ガクチカの添削
主にキャリア支援室やゼミの教授、友人にガクチカを見てもらった。
添削を受けて書き直すを繰り返して、1日2時間程度はESの時間をとって進めていた。
②グループディスカッション(以下GD)練習
GDを敢えて最初に行った理由は、6月の本命企業のインターンシップを受ける前にベンチャー企業を受けようと思ったが、その際にGDが課されていたため。週に1回程度ビズリーチ・キャンパスのGD練習会に参加していた。
ーー応募までに困っていたことは?
面接でどう振る舞えばよいのかがわからないこと。
法務部自体の枠が狭く、インターンシップでも数名しか参加できないところも多かったから、不安だった。
この時期は忙しかったので悩んでいる暇はないと思い、常に対策を進めていた。
先輩からのアドバイス・周りの就活生との会話で解決の機会を得た。しかし、周りに法務部志望は多くなかった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安もあるが、ワクワクもした。
人と話すことが好きで、いろいろな社会人と関わるのが楽しみだった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
①SPIと玉手箱の勉強
WEBテスト落ちが1番もったいないから、この時期から対策するべきである。
②人と話すことに苦手意識を持たないこと
人と話すことが苦痛だと面接が楽しくなく、良い印象も残せないから。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
業界研究。
興味のあったIT業界は、あまり業界研究できていなかったので、もう少ししておくべきだった。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の4月から。
学部3年生の4〜9月にかけて参加した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
なんとなく調べる感覚でコンサル以外の業界全てを見ていたが、特に興味があったのはメーカー、重工、ITだった。
自分の視野を狭めないようにするために多くの業界を見たが、業界の特徴を見た時に、コンサルはアドバイザーとして企業に関わる感じであり、自分に合わなかった上に、コンサル独自の対策に時間をかけていられないので、受けなかった。
ーー何社に応募したか?
60社程度。
1つでも多くのインターンシップに参加したかったため、自分のキャパがある限りで受け続けた。
情報収集のためにワンキャリアの通過ESなどを活用した。
20社程度通過。メーカー法務部2社、インフラ法務部1社、メーカー、重工業、不動産、鉄鋼など。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①法務として働くやりがいや大変さを学んだ。
法務の実際の仕事内容を体験でき、働くイメージをつかめた。
法務部は何をしているのかを説明された後、ワークでは秘密保持契約書の草案を見て、会社にとってのリスク分析や、メリット分析などを行った。参加人数は5人程度で、かなり少なかった。
②社風が合うことが大事だと学んだ。
メーカーの法務インターンシップで、元々行きたいと思っていた企業だったが、懇親会で会話が弾まず、楽しく会話ができることも働く上で重要だと気づいた。
③自分の目指す業界がわかった。
重工業や鉄鋼、インフラなど目に見えるものに関する仕事は面白そうだと思った。社員さんの話を聞いたときに、自分の作ったものが目に見えてわかることでやりがいを感じられることや、社会に与えるインパクトが大きい点から、興味を持った。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
法務部勤務経験のあるゼミの教授に、法務部の人目線でのアドバイスをもらうため、志望動機を見てもらった。
法務部の志望動機は自分の経験から法務部に興味を持った経緯を細かく伝えることを意識していた。インターンシップ段階なので、細かいビジョンよりは原体験に着目していた。
週に1回、30分ほど添削の時間をいただいていた。
ーー当時困っていたことは?
①法務インターンシップに受かるのか。
法務インターンシップの枠が狭く、これを逃したら今後厳しくなると思った。
②面接でどう振る舞えばよいのか。
日系大手では反応が良くても、ベンチャー企業では社風が合わないと感じられて落ちることが多く、ベンチャー企業の面接に落ちていたから不安だった。
解決方法としては、先輩にアドバイスをもらい、前向きな気持ちで臨んだ。
ベンチャー企業と大企業は向いている人が違うと理解した。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安もあったが、枠が狭い分内定に近づけた感じがしたので、受かったときはすごく嬉しかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
①インターンシップでの質問を考えておく。
インターンシップでより多くのことを吸収すべきだから。座談会を開催する企業が多いので、簡単な質問ではなくより具体性のある質問をするようにしていた。
②秋冬インターンシップの目星をつけること。
秋冬インターンシップまで時間がないからどこに出すかを考えた。
③自分の就活軸とインターンシップでの経験の言語化をすること。
インターンシップの経験を面接で話せるよう準備すべきだから。なぜ法務部かを聞かれたときに、インターンシップで何を経験して、何を思ったから、法務部行きたいと思ったかを言語化するために思考した。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
テストセンターを完成させること。
秋冬に対策する時間をなくして、他のことに使える時間を作るため。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10月。
学部3年生の10月から12月にかけて参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
重工業法務部、プラントエンジニアリング法務部、IT、メーカー法務部。
法務採用のある会社は上記業界が多かったから受けた。
ーー何社に応募したか?
15社。
法務インターンシップや法務採用のある会社のインターンシップを中心に申し込んだ。
企業のマイページに登録することで届くメールや、社員インタビューなどから情報を得ていた。
8社通過。印刷業界、プラントエンジニアリング業界、IT。いずれも法務部。他は重工業、メーカー。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
量産品ではなく、大規模な事業を行うプロジェクト型の会社で法務として働きたいと考えた。
職種として法務に興味があり、事業としてもプロジェクト型に興味があった上に、プロジェクトを進める上で、法務部は1メンバーとしてプロジェクトに関わるので、メーカー法務部のように、監査やリスク管理などのように、補助的な役割というよりは、主要メンバーの一員としてプロジェクトに関われる点で興味を持った。
高校の時に、演劇の脚本と監督を自分で作って、自分の中でその脚本から監督までを行うことがとても楽しかったので、そこと親和性があるのはプロジェクト型だと感じ、話していて1番興味を持った。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①法務への熱意をESや面接で伝えること。
法務の枠は特に狭いので、とにかく法務がやりたい理由を原体験を織り込んで伝えようとした。
②各企業の事業として何をしているのかを知るために、企業研究を進めること。
秋冬は夏よりも志望度の高さが見られていると聞いたから、受ける企業の事業の中での法務の仕事がしたいという思いを伝えるために企業研究を行った。
統合報告書を読むことで対策していた。統合報告書は毎日どこかしらの企業を読んでいた。
③OB/OG訪問を積極的にやること。
本選考まであまり時間がなかったため、今の内から企業研究をしてOB/OG訪問や本選考に臨むべきだと思ったから。
ビズリーチ・キャンパスのOB/OG訪問機能で探し、週に1回程度行った。
ーー当時困っていたことは?
やりたいこと(プロジェクト型の法務)が定まったが、それに当てはまる企業が少なかった。加えて、法務部確約ではない企業を受けた時に、確約のところを受ければいいのでは?と聞かれて困ることもあった。
解決策として、その企業に確実に行けるように対策を入念に行った。法務採用のある会社の情報を集め、興味を持つことで、第1志望に内定しなかったときのリスクヘッジを行った。具体的な方法としては、企業のプレスリ金融を読み、理解を深めた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
内定がないことへの焦りもありつつ、最終的に納得内定が出来ればよいという落ち着いた気持ち。
周りが内定を得だしたから焦ったが、やりたいことが明確になって、嬉しかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
日経電子版で世界のSDGsに関する取り組みを知ること。
興味のあるニュースを聞かれたときに答えられるだけでなく、企業の取り組みが世界的にどのような位置づけにあるのかを話せるので、読んでよかったと思う。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の2月から学部4年生の4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
重工業、プラントエンジニアリング、IT、メーカー。いずれも法務部。
業界や企業を絞りすぎるのも危ないと思ったから、今までの志望業界から変更していないので、この業界。
ーー何社に応募したか?
15社。
法務採用のある会社とインターンシップに参加して良かった会社がこれくらいだった。
13社通過。重工業、プラントエンジニアリング、IT、メーカー。いずれも法務部がメインだが、総合職のところもあった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①ESを時間をかけて作ること。
まずは書類選考に突破しなければ意味がないと考えたので、ESの添削を友人から受けつつブラッシュアップした。
②面接練習をすること。
夏の面接では、深いところを聞かれなかったり、志望動機が掘られなかったりと、本選考での質問よりも軽い質問が多く、夏を振り返るだけでは成長に限界があると感じた。
友人とzoomを用いた面接官役と学生役で行う模擬面接を週に1~2回行った。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安はありつつも自信を持っていて、わくわくしていた。
法務インターンシップ経由の選考が多くあり、インターンシップで法務確約が明示されたことや、参加人数が少ないこと、残るは最終面接のみの企業もあったことから、内定をもらえる自信があった上に、本当に入りたい企業に出会えたので、自分の中に自信とワクワクがあった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
模擬面接。
自分が思うより長く話していたり、結論ファーストで話せていなかったりと、自分1人では気づけない部分に気づかされることが多かったので、人に自分の面接を客観視してもらえたのは良かった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
特殊なWEBテストの対策。
今まで経験してこなかったテストの対策をこの時期に始めるのは時間がもったいないかつ危険だから。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の4月〜5月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
2社。印刷業界とプラントエンジニアリング業界の法務部。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
とても嬉しかった。
自分の今までの経験や就活が認められた感覚があった。加えて、この人たちと働きたいと思える社員に出会ったため、入社が楽しみに思えた。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
迷っていない。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
①法務インターンシップ
自分のやりたいことができると法務インターンシップで確認できたから、自信を持って志望できた。
②リクルーター面談
インターンシップ面談を通じて法務部社員の熱量に触れたから、迷うことはなかった。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
①IT業界を夏から見ておいて、持ち駒を減らさないようにすること。
夏にITを見ていなかったせいで法務採用のあるITの会社に万全な状態で挑戦することが出来なかったから。
IT業界そのものを見てはいたが、そこまで興味がないと思って途中企業研究を怠ったが、秋に法務のインターンシップに行けたものの、本選考ではあまり万全ではなかった。仮に万全でも第1志望ではなかったかもしれないが、夏からしっかり見ておくべきだったという心残りはある。
②法務へ行きたい人へのアドバイス。
法務に行きたい人は、原体験になる経験を作ることを重視した方が良い。なぜ法務をやりたいのかをしっかり言語化するためには、経験が必要なので、実務的なゼミや、法律事務所でバイトをしてみるなど、経験を積むことが大事。
法律事務所の経験がなくても、企業法務に対する意欲を感じさせる経験がないと、他の就活生に勝てないという意味でも、経験は重要である。
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