<プロフィール>
Kさん/女性
東京大学/学卒
農学部
ガクチカ:学生団体幹部, 大学での活動/プロジェクト
内定取得先:総合商社, 教育
入社予定先:商社(総合商社)
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部3年生の6月〜7月。
周りは院進を考えている人が多く、就活を始めていない人が多かったが、3年生になったから就活をしようと思った。院進も考えていたが、3年生のうちは就活をしても良いと考えていたので、この時期に就活をしていた。
ーー何からスタート・準備したか?
①説明会+夏インターンシップの応募
就活サイト(マイナビ、リクナビ、タイプ就活、外資就活、ビズリーチ・キャンパス)は4~5月に登録。
6月から本格的に夏インターンシップにエントリーしたり、説明会に参加したりしていた。
すでに締切が迫っていたためエントリーを優先せざるを得なかったので、夏インターンシップのESを出すことから始めた。6月時点で締め切っている企業もあったので、早めに出すことを意識した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル・商社・メーカーなど幅広く見ていた。
就活を始めたばかりで知識がなく、業界のことに詳しくない以上、今絞るべきではないと判断した。
とにかく企業を知るために、選り好みせず様々な企業を受けた。上記以外の業界は合同説明会で知った。
上記の企業は周りが受けていたり、元々名前を聞いたことがあったりしたので受けようと考えた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
様々な就活サイトに登録したこと。
4月、5月までは就活について無知だったので、色々な就活サイトに登録して情報を集めようとした。
ーー応募までに困っていたことは?
情報不足による就活の進め方に対する不安があった。
あまり就活をしていなかったこともあり、どのくらいESを出せばいいのか、どのくらい業界を受ければいいのか、業界難易度も分からず、情報不足で困っていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
漠然とした不安があった。
就活について誰かに聞ける状況でもなく、何も知らなかったので、不安が大きかった。ただ、まだ夏前だったので夏インターンシップでなんとかできると思っていた。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
説明会やOpenWorkなどで企業についてだいたい知っておくこと。
インターンシップにエントリーするときに企業を調べ始めても、他の対策がおろそかになってしまい結局インターンシップに落ちてしまうこともあるので、早めに時間があるときに、企業のことは知っておいた方がいい。
特にOpenWorkは企業のいい面悪い面など、現場社員ならではの視点で様々な情報を得ることができて、その企業の実態や人柄などを説明会だけではわからないことも知ることができるので有効だった。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
ESを先輩や他の人に添削してもらうこと。
ESの書き方を知らず、自己分析も行わずに書いていたこともあり、夏インターンシップは結果としてめちゃくちゃ落ちたから。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の6月から。
学部3年生の6〜9月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル・商社・メーカーなど幅広く。
ーー何社に応募したか?
10~20社程度。
締切リストを見て名前を知っている企業にとりあえず出していた。
コンサルの中で募集が遅めの企業にエントリーしたり、食品メーカーや広告などもこの時期は出していた。
夏インターンシップは落ちるものだと聞いていたため、とりあえずたくさん受けて損はないと判断した。
ワンキャリアなどの就活サイトやネットの記事などインターネットで情報を得ていた。
2社通過した。1社は政府機関の3か月間の長期インターンシップ。もう1社は教育系で、グループディスカッション(以下GD)練習会に参加して、その後説明会やGD練習会に何度か参加した。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①給料が多いところよりも面白い人たちが多いところで働きたいと思った。
長期インターンシップ中に出会った社員の方々がどの方も本当に個性的で面白く、自分もこの中の一員になりたいと強く思った。
②これまでの勉強や経験につながる仕事にやりがいを感じると知った。
長期インターンシップに参加した理由は、学科で学んでいたことに関わりがあり、国際協力や海外で働くことに興味があったので、参加しようと考えた。
週5で8時間業務があったが、強制ではないので、余裕があるときに参加していた。
具体的には、協力隊を派遣する部署で、アンケートとヒアリングから分析し、JICAグローバルアジェンダと協力隊の連携についてインターンシップ生4人と提案した。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①インターンシップ中は社員の方とたくさん話す機会を設けるようにした。
どんな人がどんな思いで働いているかに興味があった。そのため、色々な人と関わってみたいと思っていたが、就業中は話す機会がなかったため、メールでランチに誘って、毎回お昼は誰かしらと一緒に食べていた。
②通過ESを見直して、想定質問を簡単に作った。
夏インターンシップでは面接まで進まないことも多かったが、秋冬で挽回するにはここで準備する必要があると考え、想定質問を少しずつ考えていた。
ーー当時困っていたことは?
1社のインターンシップに注力しすぎて他業界への理解が深まらなかったこと。
他のインターンシップに落ちた上に、合格したインターンシップの期間が長すぎたため、夏インターンシップを通じて他業界の理解は深まらなかった。
そのため、インターンシップに参加できなかった分、インターネットでできるだけ企業について調べた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
長期インターンシップ先で働きたいという気持ちだった。
業務よりは人が魅力的だった。特に、新卒は少なく中途の人が多かったので、様々な経歴を持つ人と話せることが楽しく、ぜひとも入社したいと考えていた。
ーーこの期間の内定は?
教育系の企業。
10月に内定したが、志望度は低かった。
夏インターンシップ経由で内定し、内定がないよりは安心材料になったが、教育業界に興味がなく、入社意思はなかったので、これからもっと頑張らなくてはいけないという気持ちだった。ワークの中で親身にアドバイスをくれた点は良かった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
①過度に就活のことを意識しないこと
理系だったので、最悪就活が上手くいかなければ院進という選択肢もあり、あまり夏に上手くいかなかったことを悔やむのではなく、これからどうするかを考えた。
②長期インターンシップに参加したこと
長期インターンシップを通じて企業のことを深く知ることが出来た上に、多くの人と関わる機会を設けることができたので、その点は良かった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
いろんな業界のインターンシップに参加すること。
時間に余裕がある上に、まだ業界を絞る時期ではないと考えていたため、1dayでもいいのでインターンシップを通じて企業を知るべきだった。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10月。
時期がばらけていたので、学部3年生の10月から2月にかけて参加した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
商社と政府機関。
商社、政府機関だけでは通らなかったときのリスクが大きすぎると思ったため、コンサル以外の他業界も見ていた。
コンサルは、説明会の雰囲気などから自分には合わないと感じた上に、選考時期も早く今から対策しても間に合わないと思い、見るのをやめた。
ーー何社に応募したか?
10社程度。
メーカー、IT、鉄道、金融、商社を受けようとした。
クリスマスや新年の予定があり、あまり多く出す気はなかったので、時期的に参加しやすい10社くらいへの応募になった。
先輩から情報を聞いたり、インターネットで検索して情報を得たりしていた。この時期は自分1人で進めることが多かった。
4社通過(鉄道、メーカー、IT、金融)。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
グループワークが想像以上に楽しいこと。
夏インターンシップに参加しなかった分、グループワークが初めてだったため、面白いと思った。
鉄道は3daysで、新しいダイヤを作りプレゼンするワークだった。周りは土木の院生で、鉄道に詳しい人たちが多かった印象。
メーカーはESのみで参加できる1dayワーク。ヨーロッパに製品を普及させるための施策を考えた。
ITは3daysで、会社の強みを生かして、ターゲットとなる村の問題とタイヤメーカーのゴムを用いた抽象的な課題解決のワークで、コンサルのような課題だった。
金融は1dayオンラインワークで、説明会と軽いワーク体験だった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①企業研究
インターンシップ参加前に企業の概要をおさらいして、どのようなワークがあるかを予想した。
②面接練習
選考を受ける前に面接対策としてLINEのオープンチャットで模擬面接をしたり、ESを見返して想定質問を考えたりして対策した。
面接練習は、そもそも面接の経験が少なかったので、面接に慣れるために行った。
ESで書いたことと矛盾したことを話さないために見返して、自分の伝えたいことをうまく伝えるために想定質問を考えた。
ーー当時困っていたことは?
色々な業界のインターンシップに参加したらどの業界がいいのか余計にわからなくなったこと。
インターンシップのグループワークが楽しかったことや、就活生との関わりから盲目的に企業への魅力を感じてしまい、あまり企業と自分のマッチなどは考えていなかった。
そこで、OB/OG訪問やOpenWorkで会社の雰囲気を知ることで、自分とマッチしているか判断しようとした。
加えて、企業の社員インタビューを読んで、社員がどういうモチベーションでどのような仕事をしているかを調べた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
迷走していた。
業界を絞る時期だと考えていたが、この時期には絞り切れていなかった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
夏ほど多くの企業には出さなかったこと。
多く出しすぎるとキャパオーバーになるので、なるべく絞るようにしていたため管理しやすかった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
業界を選択して1業界の中で複数の企業のワークに参加すること。
業界を絞り始める時期にもかかわらず、手当たり次第様々な業界のインターンシップに応募したことで、結局業界をあまり絞れなかったため。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の3月から学部4年生の4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
商社、政府機関、デベロッパー、金融、食品メーカーも少し。
金融とデベロッパーは商社とともに志望している人が多く、チームで働く点などが商社と被るので、エントリーしようと考えた。加えて、金融は海外で働きたいという思いが叶いやすいと考えたので、エントリーすることにした。
食品メーカーは農学部だったこともあり、エントリーした。
商社と政府機関はかねてより志望業界だったので、本選考でも受けることにした。
ーー何社に応募したか?
エントリーは30社。
本来は多くエントリーする気はなかったが、自分の大学のオープンチャットで、就活についてアドバイスをくれる教授に30社近くエントリーするよう勧められたためエントリーした。
ワンキャリアの通過ESから情報を得ていた。この時期はES添削を先輩や友人に頼んでいた。
8割程度書類通過した。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①面接練習をたくさんすること。
ESが通ったら後は面接勝負なので、面接練習は何度も行った。面接練習はLINEのオープンチャットで面接練習を募集し練習する時や、ビズリーチ・キャンパスの内定者の方と練習したこともあった。
1日平均1、2回。多い時は4回くらい行った。合計30回くらい模擬面接をした。
②志望度が高い企業に対しては企業研究を再度すること。
志望度の高さを示すために会社のことを知るべきだと考えた。5大商社はOB/OG訪問を5人ほど行って企業の情報を得ていた。
ーー当時困っていたことは?
情報不足からくる不安との戦い。
自分の周りに同じペースで商社等を受けている人が少なかったので、情報交換できる友達が少なく自分の対策が正しいか不安だった。
解決策としては、オープンチャットで知り合った面接練習相手に相談した。あとは大丈夫だと割り切っていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
やるしかないという気持ち。
夏や秋冬は迷っている時間もあったが、本選考期になって迷っている時間はないと考えて、とにかく行動するしかないと思った。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
①面接練習を沢山して想定問題を作ったこと。
面接練習は自分の頭の中で考えていたことを言語化することで、回答の精度が高まっていくため。
相手が意外な質問をしてくることで、より深堀り対策もできるので、よかった。
また、何も行動しないでいる不安感が無くなるので良かった。
②スケジュール管理表を作ったこと。
とにかく色んな企業の面接に追われる上に、志望度の高い企業の面接を後にするなど、日程調整すら就活においては戦略のうちなので、しっかりとスケジュールを管理して、満を持して第1志望に臨めるように準備した。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
企業研究をもう少し早めに行っておくべきだった。
第1志望以外の企業について調べる時間はないが、第1志望に受かる確証もないので、早めに調べておくことで、他の企業のESや面接も有利になる。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の4月〜5月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
2社内定。商社と教育。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
内定がもらえるかずっと不安だったため、ようやく終わったという嬉しい気持ち!
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
迷っていない。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
OB/OG訪問で出会い話した社員の方々。
話した社員はどの方もいい人で、人の魅力をとても感じた。社員それぞれに個性や思いがあり、様々な人と働ける点も魅力的だった。
かつて目指していた政府機関も様々な経歴とバックグラウンドを持つ人がいたので魅力的だったが落ちてしまった。そのため、今の入社予定先も同じ特徴がある点から志望度が高かった。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
秋冬まで業界を絞らず、興味がない企業も受けていたので全体的に集中力に欠けた就活だった気がする。
インターンシップに受からなかったため、本選考で短期集中的に就活を行っていた分、内定がもらえない不安を感じることも多かった。そのため、インターンシップから全力を注ぐことで、かなり心の余裕をもって就活を進められる。
商社を受ける人へのアドバイスとしては、バイタリティがあって、楽しく働けそうな雰囲気を感じさせることや、自分のキャラクターを伝えること。特に商社は様々な人がいる分、個性を出さないとよくわからない人間とみなされて落ちてしまうこともある。
商社は求める人物像に寄せて型にはまった就活生より、様々な人材を求めているので、自分がどのような人間かを言語化して、面接が終了した時にどういう学生だったかを面接官が一言で言えるくらいに、自分自身について伝えることができるくらい面接練習と自己分析をしましょう。
OB/OG訪問で感じたこととしては、商社には頭の切れる人もいれば、ガタイが良くて話好きな人もいる。どの社員さんにも共通しているのは「人と関わることが好き」だった。様々なステークホルダーと関わる企業だからこそ、話し好きは社員に求められる素養だと思います。
加えて、面接時には元気で話好きなキャラを見せることで面接官から好印象に思われます。
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